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『クラスに舞い降りた天使が小悪魔だった(冬原interval19)』

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『クラスに舞い降りた天使が小悪魔だった(冬原interval19)』

そこからの記憶はもう曖昧だ。

押し寄せる快楽の波に流されるまま、私は宮城の思うままに愛された。

男とは、男を抱くとは、こうも一人ですると違うものか。

宮城のおチンチンは玩具のそれと大きさを比べれば確かに大きくないだろう。

だが圧倒的に違うものは、その熱、その硬さ、なにより人の温かみ。

嗚呼、自分は確かに女なのだという、今まで味わったことのない自己肯定感。

そういったものがないまぜになって、さらに私は宮城を求める。

体の快感より心の充足感が上回り、私はもう一生、この夜を、この男を忘れられないだろうと確信した。

髪を振り乱してもっともっとと求める私の醜態に宮城は興奮したのか、ますます意地悪に責め立ててきた。

この快感は、このままあとどれくらい続くのか。

もうダメだ、もう限界だ、そう思いつつも、私の口はもっともっとと宮城を求め続けた。

そんな私の尻を叩き、卑猥な言葉を投げかけながらも犬のように腰を振っていた宮城がついに。

「ッ……ボクもそろそろイキそうです」

腰の動きを更に早める。

「口に出しますよ、いいですね?」
「ああ、はやく、私はもう……イッぐっ!」

ついに私の足が限界を迎え、ヒザから力が抜ける。

開放された私はまともに息もできないほど快感に震え、カーペットにヒザをつきながらも、なんとか宮城の方へ顔を向ける。

眼前には私の愛液でテラテラと光るおチンチンがあった。

宮城はそれを激しく上下にしごきながら私の口へと差し出す。

「先生、口を開けて」
「う、ううっ……はぁ、はぁっ」

口を開ける。

ここからどうすれば?

舌を出せばいいのか、くわえればいいのか?

などと思っている間に。

「ん? ひぁ!?」

眼前に突き出されていたペニスから大量の精液がほとばしり、私の顔に振りそそいだ。

額に、ほほに、唇に、精液の熱さがほとばしる。

その瞬間。

頭のてっぺんから足先まで貫かれるような、強烈な刺激が走った。

それは抗う事すら考えられない、目がくらむほどの快感だった。

「あっあっ……あっあああ!」

その快感の源が今、私の顔を染める精液だと直感的に理解した。

私は走り抜けてしまった快感を再度味わおうと顔に線を引く精液を無意識に手でさすり、みずからの顔に塗りたくったのだ。

「せ、先生?」

戸惑うような宮城の声。

それもそうだろう。

私だって自分がこんな変態的な行為をするなんて信じられない。

だが逆らえない。

精液に濡れた指で顔をさするたび、私の体には落雷のごとき快感が走り抜けるのだから。

「う……あはっ……んんんっ!」

そして私は大きく絶頂し、朦朧とした意識の中、倒れこんだ。

ぼうっとした中、宮城の声が聞こえる。

まるで誰かと話しているような……?

私に呼びかけているにしては違和感があったが、それもしばらくの間だった。

「……私は一体、何をしてるんだ?」

霞みがかっていた視界がもとにもどると、私は自分のしでかした変態行為に自分でも狼狽する。

だが宮城は私を見てもさほど驚いた様子はなかった。

「なかなか変わった趣味をお持ちだなぁ、と。やっぱりマゾとしてのたしなみとか、前々からの夢の一つだったとか?」
「いや、さすがにそんな変態的な……とはいえ、目の前であんな卑猥な醜態をさらしたばかりで説得力もないが今のは何かの気の迷いだ。忘れてくれ。というか、引かないでくれ」

懇願に近い私の言葉にも宮城は簡単にうなずく。

「大丈夫です。ボクは先生の全てを受け入れますよ」
「……宮城、お前は天使か! おお、この運命の出会いを与えてくれた神に感謝を!」

この子はどれだけ器が大きいのだ。性的にだが。

「冗談はともかく。私はシャワーを浴びてくる。さすがにこれは、な?」

少しでも早くみっともない自分の姿を今の記憶ごと洗い流したい。

モタモタしていると宮城の気が変わってしまうかもしれないからだ。

「み、宮城。お前はまだ出来るんだよな?」

一回や二回で終わらない言っていたが、どうだろうか?

シャワーを浴びて出てきたら服を着ていたというのは悲しすぎる。

「息子に聞いてみてください」
「……お元気そうでなによりだ」

聞くまでもないでしょうといわんばかりに、宮城のおチンチンは勃起している。

「では少し待っていてくれ」
「先生」
「ん?」
「お背中、流しましょうか?」

マジで!?
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