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『冬原の葛藤』
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『冬原の葛藤』
さて、どうしたものか。
ここにいるクソビッチこと、私め宮城京の相手は先生だけじゃないし、そもそも先生は恋人でも結婚相手でもない。
先生も自分で認知や婚姻関係を求めないと言っていていたが、ちょっと雰囲気が変わってきているし、再確認も含めてオレはここでビッチなムーブをする。
「うれしいです。だけどボクは先生だけじゃなくて他の子とも遊んじゃいますよ」
「……え?」
愕然とした顔になる先生。
「言ったでしょう。性欲をもてあましているって」
「だ、だから私がこうして……」
「ボクは先生がとても好きです」
「す、好き……私を……」
「けれどボクは先生だけがいればいいっていう男でもないんです。ガッカリしましたか? ビッチなんです。先生はボクに結婚や認知を求めない、そう言いましたよね?」
「う、うう」
自分の発言はしっかり覚えているらしく、先生はうめくだけだ。
信じられないほどの幸運をつかんだと思いながらも、なんだかんだで独占欲はあるんだろう。
しかし孕ませ保証付きの若い男との関係を反故にするという選択肢もとれないだろうという弱みに付け込み、オレはさらに今後、お付き合いする上での関係修正にのぞむ。
「先生はイヤですか?」
「な、なにがだ?」
「他の子も抱いているビッチな教え子に抱かれるのがイヤですか?」
「……う、うう」
イヤだけどオレを失いたくない。
ありありと顔に書いてある。
「なら、ボクの関係は今夜きりにします?」
「い、イヤだ、それはダメだ!」
「でしたらボクのいう事をおりこうさんに聞いてくれますね? ……セフレの美雪さん?」
「セ、セフレ? セックスフレンドという事か? う、うあっ、あひっ!」
ベッドに転がる先生の上にのしかかるようにして、その首元に舌をはわせながらそう囁く。
そしてセフレという関係を言葉で明示する。
「そんなに深く考えないで下さい。他の子がいても先生との関係を無くすことなんて考えていませんよ」
「ほ、本当か? 他の女と言ってもどうせ学内の生徒だろう? 若い娘に比べられた私なんて」
「美雪さんみたいなマゾ女なんてめったにいないでしょう? 手放しませんよ」
「あっ、ふぅ……っ」
マゾと言われると感じるらしく、ついには否定もしなくなった。
だが本人の口からもしっかり言わせる。
こういうのは積み重ねが大事だ。
「先生はマゾですよね? 初めてなのに教え子に目隠しされて、後ろから犯されて、気を失うほど感じてしまう、マゾ女ですよね?」
「……わ、私は」
薄紙のような抵抗を見せる先生の胸をすーっと指先でなでる。
「うひっ」
「ボクはマゾが大好きですよ? 自分のお口でちゃんと自分をマゾと言える従順で大人のマゾ女が……」
「わ、私はマゾ……んむむむっ!?」
意を決したように口を開きかけた先生だが、オレはちょっとした事を思いつき、その唇をキスでふさいでペロリと舐める。
「ぷあっ! ハァ!……ハアッハッァ……なにを?」
「美雪さん。もっととエロく言ってみてください」
「なん、だと?」
「今言いかけた、私はマゾです、というのをもっとエッチにお願いします。意地悪でサドなボクをが喜ぶような言葉を美雪さんが考えた言葉で。さて美雪さんはボクの何ですか?」
オレが想定しているの単語は、オーソドックスだが”マゾ奴隷”だ。
だがこの世界だと言葉のニュアンスも違うだろうから期待は裏切られるかもしれないし、先生の残った理性がそんな言葉を吐かないという可能性もあるが……そんな散り散りになる寸前の理性を完全に破壊する手段がオレにはある。
ジッと先生の目を見る。
メガネをかけていない裸眼で。
つまりは神様からもらった、この魔眼で。
先生はゴクリとノドを鳴らした。
飲み込んだのは、覚悟か、理性か、尊厳か。
「わ、私は! お前のセックスフレンドで……メス奴隷だ。好きに使ってくれ」
セレフ公認です!
そしてマゾを上回る、メス奴隷、いただきましたー!
さて、どうしたものか。
ここにいるクソビッチこと、私め宮城京の相手は先生だけじゃないし、そもそも先生は恋人でも結婚相手でもない。
先生も自分で認知や婚姻関係を求めないと言っていていたが、ちょっと雰囲気が変わってきているし、再確認も含めてオレはここでビッチなムーブをする。
「うれしいです。だけどボクは先生だけじゃなくて他の子とも遊んじゃいますよ」
「……え?」
愕然とした顔になる先生。
「言ったでしょう。性欲をもてあましているって」
「だ、だから私がこうして……」
「ボクは先生がとても好きです」
「す、好き……私を……」
「けれどボクは先生だけがいればいいっていう男でもないんです。ガッカリしましたか? ビッチなんです。先生はボクに結婚や認知を求めない、そう言いましたよね?」
「う、うう」
自分の発言はしっかり覚えているらしく、先生はうめくだけだ。
信じられないほどの幸運をつかんだと思いながらも、なんだかんだで独占欲はあるんだろう。
しかし孕ませ保証付きの若い男との関係を反故にするという選択肢もとれないだろうという弱みに付け込み、オレはさらに今後、お付き合いする上での関係修正にのぞむ。
「先生はイヤですか?」
「な、なにがだ?」
「他の子も抱いているビッチな教え子に抱かれるのがイヤですか?」
「……う、うう」
イヤだけどオレを失いたくない。
ありありと顔に書いてある。
「なら、ボクの関係は今夜きりにします?」
「い、イヤだ、それはダメだ!」
「でしたらボクのいう事をおりこうさんに聞いてくれますね? ……セフレの美雪さん?」
「セ、セフレ? セックスフレンドという事か? う、うあっ、あひっ!」
ベッドに転がる先生の上にのしかかるようにして、その首元に舌をはわせながらそう囁く。
そしてセフレという関係を言葉で明示する。
「そんなに深く考えないで下さい。他の子がいても先生との関係を無くすことなんて考えていませんよ」
「ほ、本当か? 他の女と言ってもどうせ学内の生徒だろう? 若い娘に比べられた私なんて」
「美雪さんみたいなマゾ女なんてめったにいないでしょう? 手放しませんよ」
「あっ、ふぅ……っ」
マゾと言われると感じるらしく、ついには否定もしなくなった。
だが本人の口からもしっかり言わせる。
こういうのは積み重ねが大事だ。
「先生はマゾですよね? 初めてなのに教え子に目隠しされて、後ろから犯されて、気を失うほど感じてしまう、マゾ女ですよね?」
「……わ、私は」
薄紙のような抵抗を見せる先生の胸をすーっと指先でなでる。
「うひっ」
「ボクはマゾが大好きですよ? 自分のお口でちゃんと自分をマゾと言える従順で大人のマゾ女が……」
「わ、私はマゾ……んむむむっ!?」
意を決したように口を開きかけた先生だが、オレはちょっとした事を思いつき、その唇をキスでふさいでペロリと舐める。
「ぷあっ! ハァ!……ハアッハッァ……なにを?」
「美雪さん。もっととエロく言ってみてください」
「なん、だと?」
「今言いかけた、私はマゾです、というのをもっとエッチにお願いします。意地悪でサドなボクをが喜ぶような言葉を美雪さんが考えた言葉で。さて美雪さんはボクの何ですか?」
オレが想定しているの単語は、オーソドックスだが”マゾ奴隷”だ。
だがこの世界だと言葉のニュアンスも違うだろうから期待は裏切られるかもしれないし、先生の残った理性がそんな言葉を吐かないという可能性もあるが……そんな散り散りになる寸前の理性を完全に破壊する手段がオレにはある。
ジッと先生の目を見る。
メガネをかけていない裸眼で。
つまりは神様からもらった、この魔眼で。
先生はゴクリとノドを鳴らした。
飲み込んだのは、覚悟か、理性か、尊厳か。
「わ、私は! お前のセックスフレンドで……メス奴隷だ。好きに使ってくれ」
セレフ公認です!
そしてマゾを上回る、メス奴隷、いただきましたー!
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