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「3」 ムスタカス家の子息
(11) 同じよで違う
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フェルナンド・ドラコ。転生前は、対象を見るだけで魔力を駆使していた。それだけの桁外れの魔力の持ち主だったのだ。
「魔法アイテムだと?魔道具やアクセサリーでは無くてか。」
卓越した師匠や先生に学び呪文を積み重ねて様々な魔法を身につけていく。そうやって、彼も数々の技を手に入れた。時には、技を手に入れる為に戦いもしたのだ。
「そんなの、重くてたまりませんわ。これを食べるだけで欲しい魔法が身に付きます。ただ、保証期間を過ぎたら無しだそうなの。それまでに、また、口に入れれば良いだけなのですわ。簡単でしょう。」
確かに、簡単過ぎる。魔法使いの修行や学校は、意味が無いではないか。
「まるで、子供の玩具だな。我の自尊心が許さぬ!」
「でもー、今の貴方は子供なみの、ま、りょ、く!(魔力)。こういう物を役立てないと。ね?」
ミリエネッタ令嬢は、口を窄めて瞼をパチパチさせて見る。年寄りのようと言われてから化粧もしています。メイドがやってます。顔に何かを貼り付けてるようで気持ち悪いけど、女の子に成り切る為に我慢我慢よー!
「そ、そうか?(君を食べたい)」
大王は、ミリエネッタ令嬢から目を離せない。
(我は、貴女を孕ませたい。1度だけ子を成せるのなら、貴女と!)
女性との交際の無かった大王には、分かっていない。子供を産んで欲しいと願うのは、恋の1部分という事を。
恋の初心者だったのだ。
「魔法アイテムだと?魔道具やアクセサリーでは無くてか。」
卓越した師匠や先生に学び呪文を積み重ねて様々な魔法を身につけていく。そうやって、彼も数々の技を手に入れた。時には、技を手に入れる為に戦いもしたのだ。
「そんなの、重くてたまりませんわ。これを食べるだけで欲しい魔法が身に付きます。ただ、保証期間を過ぎたら無しだそうなの。それまでに、また、口に入れれば良いだけなのですわ。簡単でしょう。」
確かに、簡単過ぎる。魔法使いの修行や学校は、意味が無いではないか。
「まるで、子供の玩具だな。我の自尊心が許さぬ!」
「でもー、今の貴方は子供なみの、ま、りょ、く!(魔力)。こういう物を役立てないと。ね?」
ミリエネッタ令嬢は、口を窄めて瞼をパチパチさせて見る。年寄りのようと言われてから化粧もしています。メイドがやってます。顔に何かを貼り付けてるようで気持ち悪いけど、女の子に成り切る為に我慢我慢よー!
「そ、そうか?(君を食べたい)」
大王は、ミリエネッタ令嬢から目を離せない。
(我は、貴女を孕ませたい。1度だけ子を成せるのなら、貴女と!)
女性との交際の無かった大王には、分かっていない。子供を産んで欲しいと願うのは、恋の1部分という事を。
恋の初心者だったのだ。
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