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春が来ると、ますます戦争の話が聞こえるようになった。エマは髪を伸ばし始めて、肩に届きそうなくらいになり、最近では余計に男か女かわからない。相変わらずグランの部屋に定期的に来てはシャワーを借り、夕食を食べて翌朝帰っていく。あれからはエマに抜いてもらうことはしなかった。そういうんじゃないからだ。何度か、エマがいて目が覚めると勃っていたことがあったけれど、そういうつもりで一緒に寝てるんじゃないからエマが気がついても断っていた。ただの生理現象だから。エマに何か期待して勃ってるんじゃないから。
ある夜だった。その日はエマは来ておらず、一人で夕食を食べてベッドに横になった。まさに眠りに落ちようと言う時、ドアの外に人の気配がした。夢?足音がドアの前で止まる。三階のナールが部屋を間違ったかな?でもそれなら開けようとするはずだ。スン、と鼻を鳴らす音。グランは体を起こして月明かりの中、ドアに近寄った。なぜノックもしないんだろう。コツン、コツンとドアから足音が離れていく。ゆっくり。カチャとドアを開ける。常夜灯なんかない廊下に、長く月明かりとグランの影が伸びた。誰かいる。小柄な影が動きを止めてこちらを見ている。
「……誰だ?」
相手は動かなかった。逡巡しているのがわかる。近づくか逃げるか。こちらに背を向ける。逃げるつもりだな。グランは裸足で飛び出して、走り出した影を闇の中で捕まえた。細い腕。やっぱりだ。捕まえてしまうと、影は大人しくグランに付いて部屋の中に入ってきた。
「エマ。どうした?」
エマは珍しくフードを深く被り、俯いていた。
「……夜中だったから。寝てたら邪魔したくなかった」
「じゃなくて……何かあったのか?」
電球を付けようと手を伸ばすと、エマが点けないで、と言った。
「シャワー浴びたい?」
「できれば」
「いいぜ。でも水しか出ないかも」
「構わない」
エマがシャワールームに入る。少しずつ目が慣れてくる。
「っつ」
エマの声が漏れ聞こえる。怪我でもしてるのか。しばらくして、タオルにくるまったエマが出てきた。
「怪我?どこ?」
「気にしないで」
「そういうわけに行かねえだろ」
怪我の場所はすぐにわかった。タオルがまだらになったからだ。背中。
「電気つけるぞ」
俯いたエマの背中には、ミミズ腫れとそこから滲んだ血の跡がいくつもいくつも付いていた。生々しい傷口。内出血で赤紫になっているところもある。
「おい」
「ごめん」
「謝るのはこれやったやつの方だろ。待ってろ」
イソジンで消毒してガーゼを充てる。範囲が広いからほとんど全面。
「鞭?」
「うん。なんか持ってんなとは思ったんだけど……」
「やめろって言えないもんなの?」
「ちょっと上乗せするから縛っていいかって言うから……縛られて口枷されてから鞭出されて……」
「手は?」
エマの細い手首にも痣ができて皮が剥けていた。
「……まあ、休みな。これじゃ仕事にならねえだろ。何日かいたらいい」
「ごめん」
「ごめんじゃねえだろ。こういう時は?」
うつ伏せにベッドに横になったエマの目から、つうと涙が溢れて枕に吸い込まれた。ヘーゼルとブルーの目がグランの目を捉える。
「どうもありがとう……」
「うん」
二日もすると、エマの背中の傷跡はかなり薄くなった。ただ、その代わりに痣が出てきて黄色と紫と赤と青のまだらになってしまった。かなりひどく打たれたらしい。朝の白い光の中で見るとますます痛々しい。
「痛いか?」
「強く押すと痛いけど、もうそれほどじゃないな」
「まだ辛いかな」
「いや。稼がないとさ。服着たままやるよ。当分手か口だけでもいいし。大丈夫さ、俺は体を売ってるんじゃないんだから。技術を売ってんだ。そっちは確かだよ」
エマは笑ったけど、強がりなのがわかった。
無理すんな、と言いたかった。ぼろぼろだろ。ちゃんと治るまで居ろよ。でもだめだ。彼には彼の生活がある。
「長く世話になって……手当てもしてもらってごめ……ありがとう」
「いいんだ」
エマが白いシャツを裸の上半身に羽織った。
「なあ」
「ん?」
「本当にありがとうだけでいいのか?」
「あ?ああ。いいぜ。言っただろ」
「……もし、俺がさ、俺が……」
「うん」
「ありがとうだけじゃなくて、なんか……返したいって言ったらさ。どう思うの?」
「え?いや、いらないよ。だからさ」
「わかってる。グランの言いたいことはわかってるんだけど、あくまで俺の気持ちとしてさ」
「いや。気持ちだけで充分だよ」
ちょっと要領を得なかった。でもエマの目はなんだか必死で、何か伝えようとしてるのはわかった。
「ありがとうだけじゃ足りないんだ。俺がだよ。ありがとうって言うだけじゃ嫌なんだよ」
「エマ?」
「グラン、お願いだ。俺にできること、させてよ」
「してもらってるだろ?掃除とか食器片したりとか……来たときはいつも…」
「そうじゃなくて!」
エマがグランの手を掴んだ。いつもは冷たいエマの指先が驚くほど熱かった。
「俺に、できること……だよ。そんなに、俺のこと、抱きたくない?汚いから?」
「汚いなんて思ってねえよ」
「男だから?女だと思ってくれよ。髪伸びただろ?」
「……そうじゃねえよ」
こいつが髪を伸ばし出したのって。
「じゃあ……」
エマの手がグランの顎に触れる。天使みたいな顔が恐る恐る近づいてくる。唇と唇が触れ合う。心臓が痺れてしまったみたいだ。
──俺はありがとうだけで充分だよ。お前が俺の家に来て、正面に座って綺麗な顔で笑ってるだけで充分もらってた。これ以上何かしてもらうなんておかしいだろ……。
「……ん」
鼻に抜けるような甘い声。腰に来る。エマが自分の履いていたボトムを床に脱ぎ捨てる。舌が絡み合う。想像していたとおりの柔らかい唇。こんなことを少しも考えなかったと言えば嘘だ。眠る時もまた最初の夜みたいに、エマが手を伸ばしてきたらとか、朝起きた時も、その柔らかそうな唇にキスしたらとか思っていた。最初は本当にそんな気はなかったのにな。どこかのシーンが入れ替わっていたら、俺はもうずっと前にお前をこうしてたと思う。エマの手がジッパーを引き下ろす。朝の光の中でやることじゃない。もうはち切れそうになっているそれをエマが口に含む。すごい。吸うのはそれほどでもないのに、舌が絡みつく。粘膜の柔らかさ。全体が締め付けられる。たまらずベッドの縁をシーツごと掴む。唇が離れる。
「はっ…」
息をつく。エマがボトムを脱がそうとするので脱ぐと、エマにベッドの上に押し倒される。綺麗な顔が上気して目が潤んでいる。
「エマ……」
「…任せて……」
エマが体に跨って、グランのものに手を添えながらゆっくりと体を落としていく。中に。吸い込まれて行く。かき分けていく。
「は……」
最後まで飲み込んだ時、エマは深くため息をついた。長い睫毛に伏せられた目。眉根を寄せて腰を動かし始める。信じられないくらいいやらしい。中が蠕く。締め付けられる。あ、あ、と頭の中を掻き回すようなエマの声が耳をくすぐる。エマのものの先からこぼれた露が腹を濡らす。突き上げる。エマが白い喉をのけ反らせる。腕を掴む。エマの指が俺の腕に食い込む。
「そのまま……奥まで……」
耳元で囁かれる。耳たぶを甘く噛まれる。言われた通りにする。ぴくんと白い体が反応する。嬌声が大きくなる。髪ごと頭を掴んでキスして口を塞ぐ。突き上げるたびにエマの体が震える。ぎゅうと締め付けられる。たまらない。中に思い切り出してしまう。目眩がするような激しい吐精。
「グラン……」
色の違う両目に涙が浮かんでいる。ぶるっとエマは体を震わせて果てる。
「…ふあ…」
エマが体を持ち上げると、まだ硬いものが最後の一雫まで搾り取られるように締め付けられながら、ずるりと中から出てきた。細い足の間にグランが出した液体が粘性を帯びて流れ落ちてくるのが見える。日差しの中でエマの髪は銀色に輝き、長い睫毛が色の違う瞳に影を落とす。今まで見たどんな絵より美しくて淫猥だと思った。
「シャワー、浴びて。グラン」
エマが矢継ぎ早に手を引いた。
「え?今?」
「今」
まだエマの余韻に浸っていたかったけど、エマがぐいぐい両手を引くので仕方なくシャワーを浴びた。ドアの向こうからエマが「うがいもして」と言った。
シャワールームから出ると、エマはいなくなっていた。さっきまでいたのに?あいつの方がシャワー浴びた方が良さそうなのに?
ある夜だった。その日はエマは来ておらず、一人で夕食を食べてベッドに横になった。まさに眠りに落ちようと言う時、ドアの外に人の気配がした。夢?足音がドアの前で止まる。三階のナールが部屋を間違ったかな?でもそれなら開けようとするはずだ。スン、と鼻を鳴らす音。グランは体を起こして月明かりの中、ドアに近寄った。なぜノックもしないんだろう。コツン、コツンとドアから足音が離れていく。ゆっくり。カチャとドアを開ける。常夜灯なんかない廊下に、長く月明かりとグランの影が伸びた。誰かいる。小柄な影が動きを止めてこちらを見ている。
「……誰だ?」
相手は動かなかった。逡巡しているのがわかる。近づくか逃げるか。こちらに背を向ける。逃げるつもりだな。グランは裸足で飛び出して、走り出した影を闇の中で捕まえた。細い腕。やっぱりだ。捕まえてしまうと、影は大人しくグランに付いて部屋の中に入ってきた。
「エマ。どうした?」
エマは珍しくフードを深く被り、俯いていた。
「……夜中だったから。寝てたら邪魔したくなかった」
「じゃなくて……何かあったのか?」
電球を付けようと手を伸ばすと、エマが点けないで、と言った。
「シャワー浴びたい?」
「できれば」
「いいぜ。でも水しか出ないかも」
「構わない」
エマがシャワールームに入る。少しずつ目が慣れてくる。
「っつ」
エマの声が漏れ聞こえる。怪我でもしてるのか。しばらくして、タオルにくるまったエマが出てきた。
「怪我?どこ?」
「気にしないで」
「そういうわけに行かねえだろ」
怪我の場所はすぐにわかった。タオルがまだらになったからだ。背中。
「電気つけるぞ」
俯いたエマの背中には、ミミズ腫れとそこから滲んだ血の跡がいくつもいくつも付いていた。生々しい傷口。内出血で赤紫になっているところもある。
「おい」
「ごめん」
「謝るのはこれやったやつの方だろ。待ってろ」
イソジンで消毒してガーゼを充てる。範囲が広いからほとんど全面。
「鞭?」
「うん。なんか持ってんなとは思ったんだけど……」
「やめろって言えないもんなの?」
「ちょっと上乗せするから縛っていいかって言うから……縛られて口枷されてから鞭出されて……」
「手は?」
エマの細い手首にも痣ができて皮が剥けていた。
「……まあ、休みな。これじゃ仕事にならねえだろ。何日かいたらいい」
「ごめん」
「ごめんじゃねえだろ。こういう時は?」
うつ伏せにベッドに横になったエマの目から、つうと涙が溢れて枕に吸い込まれた。ヘーゼルとブルーの目がグランの目を捉える。
「どうもありがとう……」
「うん」
二日もすると、エマの背中の傷跡はかなり薄くなった。ただ、その代わりに痣が出てきて黄色と紫と赤と青のまだらになってしまった。かなりひどく打たれたらしい。朝の白い光の中で見るとますます痛々しい。
「痛いか?」
「強く押すと痛いけど、もうそれほどじゃないな」
「まだ辛いかな」
「いや。稼がないとさ。服着たままやるよ。当分手か口だけでもいいし。大丈夫さ、俺は体を売ってるんじゃないんだから。技術を売ってんだ。そっちは確かだよ」
エマは笑ったけど、強がりなのがわかった。
無理すんな、と言いたかった。ぼろぼろだろ。ちゃんと治るまで居ろよ。でもだめだ。彼には彼の生活がある。
「長く世話になって……手当てもしてもらってごめ……ありがとう」
「いいんだ」
エマが白いシャツを裸の上半身に羽織った。
「なあ」
「ん?」
「本当にありがとうだけでいいのか?」
「あ?ああ。いいぜ。言っただろ」
「……もし、俺がさ、俺が……」
「うん」
「ありがとうだけじゃなくて、なんか……返したいって言ったらさ。どう思うの?」
「え?いや、いらないよ。だからさ」
「わかってる。グランの言いたいことはわかってるんだけど、あくまで俺の気持ちとしてさ」
「いや。気持ちだけで充分だよ」
ちょっと要領を得なかった。でもエマの目はなんだか必死で、何か伝えようとしてるのはわかった。
「ありがとうだけじゃ足りないんだ。俺がだよ。ありがとうって言うだけじゃ嫌なんだよ」
「エマ?」
「グラン、お願いだ。俺にできること、させてよ」
「してもらってるだろ?掃除とか食器片したりとか……来たときはいつも…」
「そうじゃなくて!」
エマがグランの手を掴んだ。いつもは冷たいエマの指先が驚くほど熱かった。
「俺に、できること……だよ。そんなに、俺のこと、抱きたくない?汚いから?」
「汚いなんて思ってねえよ」
「男だから?女だと思ってくれよ。髪伸びただろ?」
「……そうじゃねえよ」
こいつが髪を伸ばし出したのって。
「じゃあ……」
エマの手がグランの顎に触れる。天使みたいな顔が恐る恐る近づいてくる。唇と唇が触れ合う。心臓が痺れてしまったみたいだ。
──俺はありがとうだけで充分だよ。お前が俺の家に来て、正面に座って綺麗な顔で笑ってるだけで充分もらってた。これ以上何かしてもらうなんておかしいだろ……。
「……ん」
鼻に抜けるような甘い声。腰に来る。エマが自分の履いていたボトムを床に脱ぎ捨てる。舌が絡み合う。想像していたとおりの柔らかい唇。こんなことを少しも考えなかったと言えば嘘だ。眠る時もまた最初の夜みたいに、エマが手を伸ばしてきたらとか、朝起きた時も、その柔らかそうな唇にキスしたらとか思っていた。最初は本当にそんな気はなかったのにな。どこかのシーンが入れ替わっていたら、俺はもうずっと前にお前をこうしてたと思う。エマの手がジッパーを引き下ろす。朝の光の中でやることじゃない。もうはち切れそうになっているそれをエマが口に含む。すごい。吸うのはそれほどでもないのに、舌が絡みつく。粘膜の柔らかさ。全体が締め付けられる。たまらずベッドの縁をシーツごと掴む。唇が離れる。
「はっ…」
息をつく。エマがボトムを脱がそうとするので脱ぐと、エマにベッドの上に押し倒される。綺麗な顔が上気して目が潤んでいる。
「エマ……」
「…任せて……」
エマが体に跨って、グランのものに手を添えながらゆっくりと体を落としていく。中に。吸い込まれて行く。かき分けていく。
「は……」
最後まで飲み込んだ時、エマは深くため息をついた。長い睫毛に伏せられた目。眉根を寄せて腰を動かし始める。信じられないくらいいやらしい。中が蠕く。締め付けられる。あ、あ、と頭の中を掻き回すようなエマの声が耳をくすぐる。エマのものの先からこぼれた露が腹を濡らす。突き上げる。エマが白い喉をのけ反らせる。腕を掴む。エマの指が俺の腕に食い込む。
「そのまま……奥まで……」
耳元で囁かれる。耳たぶを甘く噛まれる。言われた通りにする。ぴくんと白い体が反応する。嬌声が大きくなる。髪ごと頭を掴んでキスして口を塞ぐ。突き上げるたびにエマの体が震える。ぎゅうと締め付けられる。たまらない。中に思い切り出してしまう。目眩がするような激しい吐精。
「グラン……」
色の違う両目に涙が浮かんでいる。ぶるっとエマは体を震わせて果てる。
「…ふあ…」
エマが体を持ち上げると、まだ硬いものが最後の一雫まで搾り取られるように締め付けられながら、ずるりと中から出てきた。細い足の間にグランが出した液体が粘性を帯びて流れ落ちてくるのが見える。日差しの中でエマの髪は銀色に輝き、長い睫毛が色の違う瞳に影を落とす。今まで見たどんな絵より美しくて淫猥だと思った。
「シャワー、浴びて。グラン」
エマが矢継ぎ早に手を引いた。
「え?今?」
「今」
まだエマの余韻に浸っていたかったけど、エマがぐいぐい両手を引くので仕方なくシャワーを浴びた。ドアの向こうからエマが「うがいもして」と言った。
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