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07 ドミニオン
12 Baltroy (材料探し)
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ヴェスタは、グランドンの35階についてのツイートはドミがしたと思う、と言った。でも最初のラウンジの書き込みはたぶん違う。これはドミがやる理由がない。
「ドミニオンは彼氏と会ったんだろ?」
「………違う。顔も見たくないやつと会った」
あの日、部屋から出てきてヴェスタだけを連れてエレベーターに乗った彼女からは、男に抱かれた匂いがした。ヴェスタには言わなかったけど。顔も見たくないやつが相手か。タレントは大変だな。
「でもオーナーからの命令で会わなきゃいけなかった。ファンが来てだめになったらいいと思ったんじゃないかな」
「あのツイートを見て、仮面のやつが釣れてしまった?」
「うーん、それだけじゃないと思う」
あの部屋にいきなり来ることは普通ならできない。途中の階の防犯カメラの映像にはあいつは映っていなかった。映っていたのは裏口から入って業務用エレベーターに乗り込む姿だけ。しかも仮面は付けっぱなしだ。業務用エレベーターに真っ直ぐ乗って、また真っ直ぐ出て行く姿。
「こいつは知ってると思う。35階が普通には行けないことも、スペシャルルームの前にSPがいることも」
もしかすると、あの日のドミの護衛が本職のSPじゃなくて、場馴れしていないヴェスタだったことも。
「どうして知ってる?」
「………」
ヴェスタは、まだ材料が足りない、と言った。
俺がブッフェで二人を待っていると、ヴェスタがドミを連れてレストランに入ってきた。
服装が二人で対になっている。編み込んだ髪のせいで普段より華やかだ。今日の服装はゴテゴテしているがそんなに女の子っぽくない。品よく腕を組んで、若い恋人同士みたいに見える。ちゃんとエスコートできてるじゃないか。
やはり近くの席になってしまったテンマが二人をじっと見ていた。
「………あの子があのままずっとドミに付いててくれたらいいんだけどね」
「無理ですね。彼は……」
「あなたの恋人だから?」
「………有能な捜査官だから」
それに、護衛としてはもう少し経験不足だ。まあ俺もどうせ俺が一緒にいるからと思って教えてなかった。甘かったな。基本的な筋肉量や重量の差っていうのは、実を言えばちょっとやそっとでは埋まらない。あいつも昨日のやつでそれは分かったと思う。
「あの子の髪はちょくちょく染めてるわけではないの?」
「色が変わるんです。気分や雰囲気で」
「面白いわね。私はレプリカントを買ったことがないから」
それからテンマはレプリカントの設定やオプション、支配率についてをぽつぽつと尋ねてきた。ヴェスタを見て買う気になったのかもしれない。別に販促でヴェスタを連れてるわけじゃないんだが。
そうしている間に、ヴェスタとドミニオンがレストランを後にした。ついでにテンマに予定を確認する。
「予定通り、10時移動ですか?」
「いえ。昨夜打ち合わせできたから、昼過ぎでもよくなった。ドミの気分次第」
「では、我々が必要になったらご連絡ください」
「C5さんの方は借りっぱなしになるかもね」
ヴェスタがいないと捜査が進まない。あいつは何か思いついてる。材料が足りない。材料……。
ブリングでヴェスタを追跡する。ホテル内のゲームコーナーにいる。追わないといけない。襲われた時のために近くにいたい。俺がストーカーみたいだ。遠目に二人を見つける。それなりに裕福なビジネスマンとその対遇ばかりのこのホテルで、彼らはとても目立った。ヴェスタはアームを動かして景品を取るタイプのプライズマシンをやっている。楽しそう。デートっぽい。
材料……。ヴェスタの説が正しいとする。ドミニオンは顔も見たくないやつとの逢引きを邪魔して欲しくてファンを煽る。何人かのファンがそれを目にする。その中にあの仮面のやつもいる。仮面のやつは行こうと思う。
①グランドンホテルのことはよく知ってる。裏口から業務用エレベーターで35階に行こう。
②誰かがグランドンホテルの35階への入り方とSPのことを教えてくれた。行こう。
どっちかな? どんな材料があれば判断できる? そもそも、どうしてこんなことを? ドミニオンが怖がるだけだ。間違っても「あたしの護衛を倒してくれてありがとう!」なんてことにはならない……。
最初っからそうだ。ドミニオンの飲み物に変なもんを入れるなんて、子供じみた嫌がらせでしかない。本気でドミニオンをどうにかする気なら、睡眠薬か幻覚剤を入れる。いたずらみたいなレベルなんだよ。いたずらで収まらなくなったのはこの間ヴェスタが襲われたやつくらい。
ドミニオンが自分の小型のブリングに目を落とす。まだ9時。どうすんのかな? ヴェスタもブリングを取り出す。俺のブリングが鳴る。俺かよ。
「どうした? ホテル外におでかけはダメだぞ」
『うん。あのね、ちょっと……ゲストルームにドミといるから、バルは外してくれない?』
「ん? 俺とお前で借りてるゲストルーム?」
『そう。ドミが眠いから』
「眠いから」
『俺は部屋で仕事するから、バルはどこかで仕事してくれない?』
「人間の男怖いってやつか?」
『そう。ちゃんと眠れてないんだ』
いいよとしか言いようがない。スイートルームの中にいるって言うんだから。
「ただし、コールはずっと繋げておくこと。何かあった時に全部お前の責任になってしまう」
『わかった』
どっか行ってろと言われると行き場がない。防音パーティションの並んだビジネスブースに入ると、ちょうどヴェスタたちも部屋に戻ったところだった。ヴェスタの後ろのベッドに、スカートが萎んだドミニオンが横たわるのが見えた。ほんとに寝るのか。てかあのスカートはどうなってんだ。
「今何してる?」
『ドミのシークレットサービスに、3人のデータの照会してる』
「3人?」
『うん。その中の誰かだと思う』
へえ。さすが。何で?
『でもね、あの仮面の黒服じゃないんだ、それは』
「ん?」
『ちょっとデータが来ないとちゃんと説明できない……間違ってるかもしれないから。待ってね』
「言ってみたら」
『だめ。バルも俺と同じ答えになるか確認したい。先入観はなし』
「答え合わせしないと不安?」
『そうだよ』
ヴェスタが画面の向こうでにっこり笑った。かわいいな。問い合わせをしていたソーヤからコールが入る。
『バルのお見込みの通りだ。ラウンジにいるって書き込みと35階にいるって書き込みは別人がしてるね』
「見込んだのはヴェスタなんだけどな。今日は俺はあいつの小間使いだ」
『随分でかい小間使いだな。気が利かなそう』
ソーヤとのコールが終わる。くすっとヴェスタが笑う音が入る。お見込みの通り。
『ねえバル、これ見て。どう思う?』
ドミニオンのSPたちのうちの3人分のデータが飛んでくる。何のデータだ?
開けてみるとここ数年の担当とそれに係る対応一覧だった。
セルジオ・ルビオ、98年入職。歌手、政治家のSPを経てドミニオンのSPになっている。まあごく一般的な経歴。
次。リチャード・ボゲット。85年入職。かなりのベテラン。政治家が多いが芸能人やスポーツ選手の護衛も務めている。93年に護衛対象だった俳優のファンから硫酸をかけられて左腕を負傷。99年に政治家の護衛で暴漢を撃退。長いだけある。立派。
3人目。ミハイル・カッチャー。入職は99年だ。二人の俳優のSPを一年ずつ。そしてドミニオンのSPになっているが、一年目で俳優のストーカーを現行犯逮捕。二年目は俳優の自宅に放火されたものを消し止めている。さらに護衛対象の住居に侵入した不審者を捕まえている。優秀……。
「ご立派」
『ちょっと変だと思わない?』
もう一度3人の経歴を並べて見てみる。
「一人目のが随分さっぱりした経歴だな。というか、3人目が……引きが強いって言うのかな。一番職歴が短いのに」
『すごいよね?』
ヴェスタが含みのある言い方をした。
『黒服の仮面のやつを捕まえるのはSPに任せようと思う』
「企んでるな? お前としてはこの経歴でお見込みの通りだったわけだ?」
『そういうこと……調書を読みたいな。警察の方かな?』
「この程度の事件ならそうかな。申請してみよう」
『俺はちょっとテンマさんと話してみるよ。明後日の予定を立てたいんだ。お忍びでどこかに出掛けたいんだけど、SPの皆さんにも知っておいてもらわなくちゃ』
「………ドミニオンで釣りはするなよ」
『撒き餌はドミニオンだけど、ルアーは俺だよ。たぶん誰も傷つかないと思う』
「ドミニオンは彼氏と会ったんだろ?」
「………違う。顔も見たくないやつと会った」
あの日、部屋から出てきてヴェスタだけを連れてエレベーターに乗った彼女からは、男に抱かれた匂いがした。ヴェスタには言わなかったけど。顔も見たくないやつが相手か。タレントは大変だな。
「でもオーナーからの命令で会わなきゃいけなかった。ファンが来てだめになったらいいと思ったんじゃないかな」
「あのツイートを見て、仮面のやつが釣れてしまった?」
「うーん、それだけじゃないと思う」
あの部屋にいきなり来ることは普通ならできない。途中の階の防犯カメラの映像にはあいつは映っていなかった。映っていたのは裏口から入って業務用エレベーターに乗り込む姿だけ。しかも仮面は付けっぱなしだ。業務用エレベーターに真っ直ぐ乗って、また真っ直ぐ出て行く姿。
「こいつは知ってると思う。35階が普通には行けないことも、スペシャルルームの前にSPがいることも」
もしかすると、あの日のドミの護衛が本職のSPじゃなくて、場馴れしていないヴェスタだったことも。
「どうして知ってる?」
「………」
ヴェスタは、まだ材料が足りない、と言った。
俺がブッフェで二人を待っていると、ヴェスタがドミを連れてレストランに入ってきた。
服装が二人で対になっている。編み込んだ髪のせいで普段より華やかだ。今日の服装はゴテゴテしているがそんなに女の子っぽくない。品よく腕を組んで、若い恋人同士みたいに見える。ちゃんとエスコートできてるじゃないか。
やはり近くの席になってしまったテンマが二人をじっと見ていた。
「………あの子があのままずっとドミに付いててくれたらいいんだけどね」
「無理ですね。彼は……」
「あなたの恋人だから?」
「………有能な捜査官だから」
それに、護衛としてはもう少し経験不足だ。まあ俺もどうせ俺が一緒にいるからと思って教えてなかった。甘かったな。基本的な筋肉量や重量の差っていうのは、実を言えばちょっとやそっとでは埋まらない。あいつも昨日のやつでそれは分かったと思う。
「あの子の髪はちょくちょく染めてるわけではないの?」
「色が変わるんです。気分や雰囲気で」
「面白いわね。私はレプリカントを買ったことがないから」
それからテンマはレプリカントの設定やオプション、支配率についてをぽつぽつと尋ねてきた。ヴェスタを見て買う気になったのかもしれない。別に販促でヴェスタを連れてるわけじゃないんだが。
そうしている間に、ヴェスタとドミニオンがレストランを後にした。ついでにテンマに予定を確認する。
「予定通り、10時移動ですか?」
「いえ。昨夜打ち合わせできたから、昼過ぎでもよくなった。ドミの気分次第」
「では、我々が必要になったらご連絡ください」
「C5さんの方は借りっぱなしになるかもね」
ヴェスタがいないと捜査が進まない。あいつは何か思いついてる。材料が足りない。材料……。
ブリングでヴェスタを追跡する。ホテル内のゲームコーナーにいる。追わないといけない。襲われた時のために近くにいたい。俺がストーカーみたいだ。遠目に二人を見つける。それなりに裕福なビジネスマンとその対遇ばかりのこのホテルで、彼らはとても目立った。ヴェスタはアームを動かして景品を取るタイプのプライズマシンをやっている。楽しそう。デートっぽい。
材料……。ヴェスタの説が正しいとする。ドミニオンは顔も見たくないやつとの逢引きを邪魔して欲しくてファンを煽る。何人かのファンがそれを目にする。その中にあの仮面のやつもいる。仮面のやつは行こうと思う。
①グランドンホテルのことはよく知ってる。裏口から業務用エレベーターで35階に行こう。
②誰かがグランドンホテルの35階への入り方とSPのことを教えてくれた。行こう。
どっちかな? どんな材料があれば判断できる? そもそも、どうしてこんなことを? ドミニオンが怖がるだけだ。間違っても「あたしの護衛を倒してくれてありがとう!」なんてことにはならない……。
最初っからそうだ。ドミニオンの飲み物に変なもんを入れるなんて、子供じみた嫌がらせでしかない。本気でドミニオンをどうにかする気なら、睡眠薬か幻覚剤を入れる。いたずらみたいなレベルなんだよ。いたずらで収まらなくなったのはこの間ヴェスタが襲われたやつくらい。
ドミニオンが自分の小型のブリングに目を落とす。まだ9時。どうすんのかな? ヴェスタもブリングを取り出す。俺のブリングが鳴る。俺かよ。
「どうした? ホテル外におでかけはダメだぞ」
『うん。あのね、ちょっと……ゲストルームにドミといるから、バルは外してくれない?』
「ん? 俺とお前で借りてるゲストルーム?」
『そう。ドミが眠いから』
「眠いから」
『俺は部屋で仕事するから、バルはどこかで仕事してくれない?』
「人間の男怖いってやつか?」
『そう。ちゃんと眠れてないんだ』
いいよとしか言いようがない。スイートルームの中にいるって言うんだから。
「ただし、コールはずっと繋げておくこと。何かあった時に全部お前の責任になってしまう」
『わかった』
どっか行ってろと言われると行き場がない。防音パーティションの並んだビジネスブースに入ると、ちょうどヴェスタたちも部屋に戻ったところだった。ヴェスタの後ろのベッドに、スカートが萎んだドミニオンが横たわるのが見えた。ほんとに寝るのか。てかあのスカートはどうなってんだ。
「今何してる?」
『ドミのシークレットサービスに、3人のデータの照会してる』
「3人?」
『うん。その中の誰かだと思う』
へえ。さすが。何で?
『でもね、あの仮面の黒服じゃないんだ、それは』
「ん?」
『ちょっとデータが来ないとちゃんと説明できない……間違ってるかもしれないから。待ってね』
「言ってみたら」
『だめ。バルも俺と同じ答えになるか確認したい。先入観はなし』
「答え合わせしないと不安?」
『そうだよ』
ヴェスタが画面の向こうでにっこり笑った。かわいいな。問い合わせをしていたソーヤからコールが入る。
『バルのお見込みの通りだ。ラウンジにいるって書き込みと35階にいるって書き込みは別人がしてるね』
「見込んだのはヴェスタなんだけどな。今日は俺はあいつの小間使いだ」
『随分でかい小間使いだな。気が利かなそう』
ソーヤとのコールが終わる。くすっとヴェスタが笑う音が入る。お見込みの通り。
『ねえバル、これ見て。どう思う?』
ドミニオンのSPたちのうちの3人分のデータが飛んでくる。何のデータだ?
開けてみるとここ数年の担当とそれに係る対応一覧だった。
セルジオ・ルビオ、98年入職。歌手、政治家のSPを経てドミニオンのSPになっている。まあごく一般的な経歴。
次。リチャード・ボゲット。85年入職。かなりのベテラン。政治家が多いが芸能人やスポーツ選手の護衛も務めている。93年に護衛対象だった俳優のファンから硫酸をかけられて左腕を負傷。99年に政治家の護衛で暴漢を撃退。長いだけある。立派。
3人目。ミハイル・カッチャー。入職は99年だ。二人の俳優のSPを一年ずつ。そしてドミニオンのSPになっているが、一年目で俳優のストーカーを現行犯逮捕。二年目は俳優の自宅に放火されたものを消し止めている。さらに護衛対象の住居に侵入した不審者を捕まえている。優秀……。
「ご立派」
『ちょっと変だと思わない?』
もう一度3人の経歴を並べて見てみる。
「一人目のが随分さっぱりした経歴だな。というか、3人目が……引きが強いって言うのかな。一番職歴が短いのに」
『すごいよね?』
ヴェスタが含みのある言い方をした。
『黒服の仮面のやつを捕まえるのはSPに任せようと思う』
「企んでるな? お前としてはこの経歴でお見込みの通りだったわけだ?」
『そういうこと……調書を読みたいな。警察の方かな?』
「この程度の事件ならそうかな。申請してみよう」
『俺はちょっとテンマさんと話してみるよ。明後日の予定を立てたいんだ。お忍びでどこかに出掛けたいんだけど、SPの皆さんにも知っておいてもらわなくちゃ』
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