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再びデュトワイユ
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久々のデュトワイユだった。ここを飛び出してから一ヶ月近くになるのだ。カインの足はよくなっただろうか……。日の暮れかけた街の広場は閑散としている。こんなに寂しかっただろうか。まずシロは神殿に足を向けた。奥のアーガの木の枝に、一つ一つ盗んだ葉を返して行く。シルシが随分薄くなった葉。濃く残った葉。やんわりと薄くなりかけた葉……。濃く残った葉を、縁のある人の前でリジンしたら、またトランの時のように死者が伝え損なったものを渡すことができるだろうか。
一枚、新しい葉が吊り下げられていることに気がついた。シルシがはっきりとある。最近亡くなった人の葉か?盗んだ葉を全てつけ終わると、シロはアーガの木に手のひらをつけた。
これで。盗んでしまったことは変わらないけれど、全部返したはずだ。
右手に印をもらった日のことを思い出した。あの日たしかにシロは木の言葉を聞いた。思いつきで幹に耳を当てた。何も聞こえない。
「そりゃそうだ。ただの木なんだよな、基本は」
なんだっけ。記号のような声だった。
「シシ……えーと」
リム ハ タヌ トーキ
キ ムルト ネタ アキ
シロは思い出して口の中でつぶやいた。
「ハ ママ アキ イ」
「……ん?」
「ハ ウセ アキ イ リテ」
木が話しているのではない。
「ネリ?」
「キ クンワ トーキ」
ネリが話している。ネリは木の言葉を話すエルフだったんだ!
「なんでずっと黙ってたんだよ!ネリ!」
ネリはニコニコっと笑った。もしかしてと思って左手にリジンする。
「何か話してみろよネリ」
「……あなたがその力を正しく使おうと思っていることを知っています」
「ネリ!」
思わず抱きしめた。ネリは優しく腕をシロの背に回し、抱きしめ返した。
「あなたが強く願ってくれたから、私はやっと大人になるまで育つことができました」
「ごめんネリ、俺ずっと勘違いしてて……」
「私も幼くて、興味の引き方を間違ったのです……それよりシロ、ここに軍隊が来てしまう。カァーが先に知らせているでしょうが……」
二人でブラーフに乗ってまずは隠れ家の納屋に行ってみたが、誰もいない。カァーはどこだ?
「ナァー!カァーはどこにいる?」
「ワカラナァーイ!カァー!」
ナァーはカァーを呼びながら飛び回るが、出てこない。仕方なく赤い屋根のカインの家の扉を叩いた。
なんの反応もない。いない?そんなバカな。マルセや他の召使いの人たちはいるはずなのに。
「カァーの声がきこえるゥー!中ァー!」
中。隠れている?カァーが中にいるなら、手紙は届いたと言うことだ。
「先にシュトロウの家に行ってみよう」
シュトロウの家に行けば、たぶんひどく拒絶されるだろう。ノアは傷ついたに違いない。わかっていた。それは当然だ。以前の世界でのことなら、きっと自分は逃げていた。でもこの世界ではできることがあるから、やりたい。罵られても嫌われていても、自分の行動ひとつで彼らに明日ができるのなら。
シュトロウの家には、シュトロウの父親だけが居残っていた。ノアが居なかったことに少しほっとした。シュトロウによく似た、寡黙なその男は、シロがやったことを知っているのかいないのかわからなかったが、シロが目の前にいても何も言わなかった。
「あの……シュトロウは?」
「王宮から軍隊が来ていると聞いて、カインの家の地下室に行かせている。女子供は皆そこに隠した。シュトロウとカインが彼らを守る。町に残っているのは男たちだけだ」
「良かった!手紙は読んでもらえたんだ……」
「君だね。教えてくれたのは。シュトロウに会ってくれ」
シュトロウの父親は、不思議な矢尻の矢をつがえて空に向かって射た。ヒュウと高い口笛のような音がこだまする。
「さあ。今ならカインの家の扉を叩けば開けてもらえる。すぐ行きなさい」
どきんと胸が締まった。どんな顔をして会えば。
「彼らは君のことを心配していた。行きなさい」
心配?
静かな、有無を言わさぬ口調に押されて、シロはブラーフの鼻先をカインの家に向けた。心配?
ブラーフを先程は反応のなかった赤い屋根の家の庭先に繋いで、恐る恐るドアを叩く。硬く閉ざされていた扉は、かちゃりと薄く開いた。
「すぐ入れ」
カインだった。引き摺り込まれるようにドアの中に入れられた。カインは何も言わずに屋敷の奥に歩を進め、物置のような小さな部屋に入り、カーペットをめくって地下室への扉を開けた。
「足は?」
「もう平気だ」
地下室は部屋ではなかった。というか、迷路のように通路が続いていて、相当広い。
「こんなところが……」
「昔の坑道に繋がっている」
やがて部屋のように土がくり抜かれた場所に出た。床はすのこのような床が貼ってある上に、薄いカーペットのようなものが敷いてあり、地面の冷たさが直接触れないように工夫されているのがわかった。
「誰だった?」
部屋の中には奥に幕が張られていて、その幕の隙間から少し明かりが見えた。部屋を区切っているようだ。シュトロウの声だった。
「シロだ」
幕の向こうから、小さなランプを持ったシュトロウが顔を出した。言葉が出なかった。あの日シュトロウの手を振り切って、死者の葉を盗んで町から消えた。あんなに世話になったのに。
「………よう。お帰り。ガルドにいたのか」
「うん」
「エイダンとして?心配してたんだ。殺されんじゃないかって」
「最初は能力もちの方で行ったんだけど、見つかって……ここ一週間くらいはエイダンとしてだった」
「どんな感じだったんだ?」
「城に光のエイダンがいて、そいつが全部操ってる感じ……そいつの能力が、手で額に触ると触られた方の意識を取ってしまう能力で。俺も取られそうになって逃げて来た」
「そうか」
シュトロウの口元が少し弛んだ。
「知らせてくれてありがとう。とりあえず兵士たちが多少暴れても、まあそんなに痛くないくらいには準備できた」
「あ………」
叱られるのは慣れてない。でもこんな風に、前と同じように扱われるのはもっと慣れていない。
「ありがとうじゃないだろ………俺、死んだ人のアーガの葉も……盗って逃げた」
「……どうだった?死んだ人のもリジンできたか?」
「……できた。でも短くてだめだった。薄いのは読めなかった」
「うん。手を見せろよ」
シュトロウに両手のひらを出すと、シュトロウも両手で手を取った。
「両手ともまだ印がある。どっちも前より育ってる……ならお前はだめじゃないさ。アーガの木は見捨ててない。俺にも何も言うことはない」
「………さっき、全部返して来たよ」
「うん。ほらな。お前は悪い奴じゃない。カラスたちと牢から逃げた後も、まずカラスとの約束を守ろうとした」
シュトロウはシロの手をぐっと握った。そして本当ににっこりと笑った。
一枚、新しい葉が吊り下げられていることに気がついた。シルシがはっきりとある。最近亡くなった人の葉か?盗んだ葉を全てつけ終わると、シロはアーガの木に手のひらをつけた。
これで。盗んでしまったことは変わらないけれど、全部返したはずだ。
右手に印をもらった日のことを思い出した。あの日たしかにシロは木の言葉を聞いた。思いつきで幹に耳を当てた。何も聞こえない。
「そりゃそうだ。ただの木なんだよな、基本は」
なんだっけ。記号のような声だった。
「シシ……えーと」
リム ハ タヌ トーキ
キ ムルト ネタ アキ
シロは思い出して口の中でつぶやいた。
「ハ ママ アキ イ」
「……ん?」
「ハ ウセ アキ イ リテ」
木が話しているのではない。
「ネリ?」
「キ クンワ トーキ」
ネリが話している。ネリは木の言葉を話すエルフだったんだ!
「なんでずっと黙ってたんだよ!ネリ!」
ネリはニコニコっと笑った。もしかしてと思って左手にリジンする。
「何か話してみろよネリ」
「……あなたがその力を正しく使おうと思っていることを知っています」
「ネリ!」
思わず抱きしめた。ネリは優しく腕をシロの背に回し、抱きしめ返した。
「あなたが強く願ってくれたから、私はやっと大人になるまで育つことができました」
「ごめんネリ、俺ずっと勘違いしてて……」
「私も幼くて、興味の引き方を間違ったのです……それよりシロ、ここに軍隊が来てしまう。カァーが先に知らせているでしょうが……」
二人でブラーフに乗ってまずは隠れ家の納屋に行ってみたが、誰もいない。カァーはどこだ?
「ナァー!カァーはどこにいる?」
「ワカラナァーイ!カァー!」
ナァーはカァーを呼びながら飛び回るが、出てこない。仕方なく赤い屋根のカインの家の扉を叩いた。
なんの反応もない。いない?そんなバカな。マルセや他の召使いの人たちはいるはずなのに。
「カァーの声がきこえるゥー!中ァー!」
中。隠れている?カァーが中にいるなら、手紙は届いたと言うことだ。
「先にシュトロウの家に行ってみよう」
シュトロウの家に行けば、たぶんひどく拒絶されるだろう。ノアは傷ついたに違いない。わかっていた。それは当然だ。以前の世界でのことなら、きっと自分は逃げていた。でもこの世界ではできることがあるから、やりたい。罵られても嫌われていても、自分の行動ひとつで彼らに明日ができるのなら。
シュトロウの家には、シュトロウの父親だけが居残っていた。ノアが居なかったことに少しほっとした。シュトロウによく似た、寡黙なその男は、シロがやったことを知っているのかいないのかわからなかったが、シロが目の前にいても何も言わなかった。
「あの……シュトロウは?」
「王宮から軍隊が来ていると聞いて、カインの家の地下室に行かせている。女子供は皆そこに隠した。シュトロウとカインが彼らを守る。町に残っているのは男たちだけだ」
「良かった!手紙は読んでもらえたんだ……」
「君だね。教えてくれたのは。シュトロウに会ってくれ」
シュトロウの父親は、不思議な矢尻の矢をつがえて空に向かって射た。ヒュウと高い口笛のような音がこだまする。
「さあ。今ならカインの家の扉を叩けば開けてもらえる。すぐ行きなさい」
どきんと胸が締まった。どんな顔をして会えば。
「彼らは君のことを心配していた。行きなさい」
心配?
静かな、有無を言わさぬ口調に押されて、シロはブラーフの鼻先をカインの家に向けた。心配?
ブラーフを先程は反応のなかった赤い屋根の家の庭先に繋いで、恐る恐るドアを叩く。硬く閉ざされていた扉は、かちゃりと薄く開いた。
「すぐ入れ」
カインだった。引き摺り込まれるようにドアの中に入れられた。カインは何も言わずに屋敷の奥に歩を進め、物置のような小さな部屋に入り、カーペットをめくって地下室への扉を開けた。
「足は?」
「もう平気だ」
地下室は部屋ではなかった。というか、迷路のように通路が続いていて、相当広い。
「こんなところが……」
「昔の坑道に繋がっている」
やがて部屋のように土がくり抜かれた場所に出た。床はすのこのような床が貼ってある上に、薄いカーペットのようなものが敷いてあり、地面の冷たさが直接触れないように工夫されているのがわかった。
「誰だった?」
部屋の中には奥に幕が張られていて、その幕の隙間から少し明かりが見えた。部屋を区切っているようだ。シュトロウの声だった。
「シロだ」
幕の向こうから、小さなランプを持ったシュトロウが顔を出した。言葉が出なかった。あの日シュトロウの手を振り切って、死者の葉を盗んで町から消えた。あんなに世話になったのに。
「………よう。お帰り。ガルドにいたのか」
「うん」
「エイダンとして?心配してたんだ。殺されんじゃないかって」
「最初は能力もちの方で行ったんだけど、見つかって……ここ一週間くらいはエイダンとしてだった」
「どんな感じだったんだ?」
「城に光のエイダンがいて、そいつが全部操ってる感じ……そいつの能力が、手で額に触ると触られた方の意識を取ってしまう能力で。俺も取られそうになって逃げて来た」
「そうか」
シュトロウの口元が少し弛んだ。
「知らせてくれてありがとう。とりあえず兵士たちが多少暴れても、まあそんなに痛くないくらいには準備できた」
「あ………」
叱られるのは慣れてない。でもこんな風に、前と同じように扱われるのはもっと慣れていない。
「ありがとうじゃないだろ………俺、死んだ人のアーガの葉も……盗って逃げた」
「……どうだった?死んだ人のもリジンできたか?」
「……できた。でも短くてだめだった。薄いのは読めなかった」
「うん。手を見せろよ」
シュトロウに両手のひらを出すと、シュトロウも両手で手を取った。
「両手ともまだ印がある。どっちも前より育ってる……ならお前はだめじゃないさ。アーガの木は見捨ててない。俺にも何も言うことはない」
「………さっき、全部返して来たよ」
「うん。ほらな。お前は悪い奴じゃない。カラスたちと牢から逃げた後も、まずカラスとの約束を守ろうとした」
シュトロウはシロの手をぐっと握った。そして本当ににっこりと笑った。
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