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もしかして、百戦錬磨?
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前世の僕はモテた。顔は攻略対象の今生と同レベル。童貞卒業は中学生。近所のお姉様に美味しくいただかれてしまった。思えばこの頃から僕は研究好きだった。お姉様との逢瀬は2回目までは騎乗位だったけど、3回目からは僕主導でイッてもらった。2回分のデータ分析の結果だった。それから彼女が途切れたことが無かったので、データには事欠かない。大学を卒業る頃にはそっちの男優になれそうな気がした。弊害は僕が機械的だとか、何かの作業をしてるみたいだとか言われて振られること。自業自得なので文句は言えない。
前世でやり切った感があるし、それより勉強してる方が楽しかったから今生ではまだ童貞。だが知識はある。抱くなら男でも、多分やれるだろう。しかしディオンの先程の様子では・・・
「先生、どうしたね。さっきから赤くなったり青くなったり。具合悪いのかね?」
「いや、大丈夫だ。ありがとう」
普段、畑の世話をしてくれるおじさんに気を遣われてしまった。ディオンに告白されてから4年。いい加減、ハッキリさせなくてはな。
それから1時間程でディオンが帰ってきた。馬を御するのは苦手なのか?それで僕に乗ろうとした?男に乗る方がもっと難しいと思うのだが。
「おかえり。頭は冷えたか?」
「申し訳ありませんでした」
心做しかディオンがゲッソリして見える。
「ゆっくりする時間はあるかい?」
「3日いられます」
僕は宿舎の鍵をディオンに投げた。
「部屋で待っていなさい」
一気に赤くなったディオンの顔を見るのが恥ずかしくて、僕は畑に逃げた。
前世でやり切った感があるし、それより勉強してる方が楽しかったから今生ではまだ童貞。だが知識はある。抱くなら男でも、多分やれるだろう。しかしディオンの先程の様子では・・・
「先生、どうしたね。さっきから赤くなったり青くなったり。具合悪いのかね?」
「いや、大丈夫だ。ありがとう」
普段、畑の世話をしてくれるおじさんに気を遣われてしまった。ディオンに告白されてから4年。いい加減、ハッキリさせなくてはな。
それから1時間程でディオンが帰ってきた。馬を御するのは苦手なのか?それで僕に乗ろうとした?男に乗る方がもっと難しいと思うのだが。
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