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食堂
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小規模な食堂で皿洗いのアルバイトをしていた時の話。一人で数えられる程少ない皿の数が一枚多い。数年働いて食堂の皿と従業員は増えたが、皿は時おり一人分多い事があったという。
厨房から誰かに説教する声が聞こえてくる。
「何度も言っているだろ! この包丁は怪異と肉を切る専用のもだって!」
とても視力がいい友人から聞いた話。働いている食堂の厨房の高い天井、太い梁のその奥。照明も届き難い天井板に、お菓子のおまけでついていそうなキャラ物のシールが一枚貼られているらしい。
厨房から誰かに説教する声が聞こえてくる。
「何度も言っているだろ! この包丁は怪異と肉を切る専用のもだって!」
とても視力がいい友人から聞いた話。働いている食堂の厨房の高い天井、太い梁のその奥。照明も届き難い天井板に、お菓子のおまけでついていそうなキャラ物のシールが一枚貼られているらしい。
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