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匂わせ【物理】
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名前を呼ばれて振り返ると、秘書課のマドンナに嗅がれた。突然の奇行に身を引くと、彼女は「違う」と首を横に振る。
「おま、な、」
「あ、白浜ちゃんが網走ちゃんとイチャイチャしてるぅ」
ちょうど粉河がやってくると、網走は彼にも同じ動作を繰り返した。
「うーん、貴方達じゃないのね」
「何がだよ」
「……最近淡島ちゃんから、煙草の匂いがするのよ」
白浜と粉河はパッと顔を見合わせる。そういえば最近多忙で直接会っていない。
「推しとやらが煙草でも売り始めたか?」
「煙草なんてニーズ限定しすぎだろ」
「淡島ちゃん、煙草買うならガチャポンにつぎ込みそうだけど……」
結論は出ないまま休憩が終わり、話題は途切れた。
「あいつ女の趣味変わった?」
とあるライブハウスで、あるミュージシャンの女の噂に真実が隠れている事は、誰も知らない。
「おま、な、」
「あ、白浜ちゃんが網走ちゃんとイチャイチャしてるぅ」
ちょうど粉河がやってくると、網走は彼にも同じ動作を繰り返した。
「うーん、貴方達じゃないのね」
「何がだよ」
「……最近淡島ちゃんから、煙草の匂いがするのよ」
白浜と粉河はパッと顔を見合わせる。そういえば最近多忙で直接会っていない。
「推しとやらが煙草でも売り始めたか?」
「煙草なんてニーズ限定しすぎだろ」
「淡島ちゃん、煙草買うならガチャポンにつぎ込みそうだけど……」
結論は出ないまま休憩が終わり、話題は途切れた。
「あいつ女の趣味変わった?」
とあるライブハウスで、あるミュージシャンの女の噂に真実が隠れている事は、誰も知らない。
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