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時の神様
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この物語は厄災が世界を襲い英雄たちか封印する少し前、人と魔人が領地を争い合う勇者と魔王の時代のお話。
とある森林の中、兄妹が魔物退治に出ていた。
彼らは最近森の近くで魔物が出たと話を聞いたので村1番とまではいかないもののあくなき探究心を持つ彼らがで向くことにした。
少年「グランドヴァイパー!」
少女「火炎弾!」
魔物「グギァァァ………!」
少女「やったー!倒した!初めて1人で倒せた!
見てたお兄ちゃん?お兄ちゃん……?」
少女が振り向いた先には、時間が止まったかのように硬直する森林と兄が映る。
さっきまで鳴いていた鳥も、直ぐそこにいた死にかけの魔物もぴくりと動かない。
完全に世界が止まっていた。
停止する世界の中少女に物音が迫る。
停止している世界で物音はしなさそうだが、確かに少女には何が近づいてる音が聞こえた。
草根を掻き分ける音と土を踏みつける音がまた一歩、また一歩近づいていく。
少女「誰かいるんですか?」
???「ああ、誰かいるぞ!」
茂みの中から飄々とした雰囲気の男が現れる。
その男からは敵意みたいなものはなく、むしろ少女に興味があるご様子だった。
少女「おじさんは誰?」
???「ぐはぁっ!?唐突なお子様からの「おじさん」発言流石に心に効くねぇ。」
男は改まって口を開く。
???「やぁ!俺の名前はクロニア。この世界の住民みんな知ってると思うけど、偉~い時空神様さ!」
少女はその事実に衝撃が走る。
クロニア「口ぽかーんと開けちゃって、なんでこんなところに神様がいるの?って顔してるな。」
少女「そそそうでございます、時空神様。」
少女は頭を下げて話す。
クロニア「クロニアでいいってクロニアで。それと君に伝えたいことがあるんだ。」
少女「伝えたいこと?」
クロニア「君の魔術に対する熱い情熱が好きでね、君にチャンスをあげようかなと。」
少女「チャンス?」
クロニア「君の夢である大魔術師になるためのお手伝いさ!」
少女「わたしが大魔術師になるの!?」
クロニア「だが、ただとは言わない、てか言わん。交換条件さ。君の夢を叶えるお手伝いをする代わりに、君は僕のお手伝いをする簡単だろ?」
少女「お手伝いは何をすれば?」
クロニア「僕を楽しませることさ!君が大魔術師になるその道のりでね!」
少女「わかりました、それで大魔術師になれるなら。」
クロニア「よぉーし、契約成立ぅ。じゃ今から君には過去に行ってもらう。そこで近くのお城の玉座までいくといい。それが君が1番夢に近づくための第一歩さ!」
空間に穴が開き少女は穴に入っていく。
クロニア「いってらっしゃーい!」
とある森林の中、兄妹が魔物退治に出ていた。
彼らは最近森の近くで魔物が出たと話を聞いたので村1番とまではいかないもののあくなき探究心を持つ彼らがで向くことにした。
少年「グランドヴァイパー!」
少女「火炎弾!」
魔物「グギァァァ………!」
少女「やったー!倒した!初めて1人で倒せた!
見てたお兄ちゃん?お兄ちゃん……?」
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さっきまで鳴いていた鳥も、直ぐそこにいた死にかけの魔物もぴくりと動かない。
完全に世界が止まっていた。
停止する世界の中少女に物音が迫る。
停止している世界で物音はしなさそうだが、確かに少女には何が近づいてる音が聞こえた。
草根を掻き分ける音と土を踏みつける音がまた一歩、また一歩近づいていく。
少女「誰かいるんですか?」
???「ああ、誰かいるぞ!」
茂みの中から飄々とした雰囲気の男が現れる。
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???「ぐはぁっ!?唐突なお子様からの「おじさん」発言流石に心に効くねぇ。」
男は改まって口を開く。
???「やぁ!俺の名前はクロニア。この世界の住民みんな知ってると思うけど、偉~い時空神様さ!」
少女はその事実に衝撃が走る。
クロニア「口ぽかーんと開けちゃって、なんでこんなところに神様がいるの?って顔してるな。」
少女「そそそうでございます、時空神様。」
少女は頭を下げて話す。
クロニア「クロニアでいいってクロニアで。それと君に伝えたいことがあるんだ。」
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少女「チャンス?」
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クロニア「いってらっしゃーい!」
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