72 / 83
第七十四話 毒舌女刑事と船長さん
しおりを挟む
政倉建設株式会社の本社へ着いた。中に入ると左のカウンターに受付の女性がいる。それ以外には目につくものはなさそうだ。悟や、晩野からグルラに情報が来ている。どうやら、私たちの情報が出そろい次第に一度カフェに集まって方針極めをするそうだ。
「こんにちは、本日はどのようなご用件でしょうか?」
伊角「私たち、明野町連続殺人事件について警察から調査の依頼を受けている探偵事務所の者なのですけど、社員の方に調査の協力を…」
「えっと…すみません。私ではその質問にお答えすることはできません」
伊角「だったら、他の人はいないのかい?」
「申し訳ありませんが、ただいま社員さん全員外出しております」
伊角「では、社員さんたちはどこへ行ったのかは?」
「申し訳ありませんが、外出先はお答えできない決まりがありますので…」
狭間「どうする伊角?」
伊角「うーん」
そのような問答をしていると不意に後ろから女性に声をかけられる。
「ここに来ても大した情報は得られませんよ」
振り返ってみれば貴方達は見たことがない女性だった。
狭間「君は?」
「自己紹介の前にここの社長さんが誰かご存知ですか?」
伊角「いいや、知らないね。」
「じゃあ、ここの社長さんが行方不明なのは知ってます?」
狭間「それも初耳だね」
「知らないみたいですね。あぁすみません、私は『沖野楓』って言います。こう見えて刑事やってます。よろしくどうぞ」
狭間「よろしく」
沖野「それにしても貴方達は例の事件の目撃者ですよね?こんなところまで調べに来て大丈夫ですか?もうすぐ被害者になるかもしれないって言うのに」
マリク「俺様が被害者だって?女ァ、あまり調子に乗るなよォ。お前も人間である以上被害者なんだからよォ。」
狭間「おいこら!何やってんだマリク!」
沖野「あ、ごめんなさい…??」
沖野は申し訳なさそうに頭を下げる。
伊角「私は伊角真人、こっちは狭間陸。まあ、警察の君に言っても既に情報は行き渡っていると思うけど。」
沖野「知っていますよ。ちゃんとリストに載っていますから。そんなことより、街を歩いていたら危険ですよ。今は一般市民の方々も不要な外出は避けてもらっているんですから。例の連続殺人事件のせいで」
伊角「これども、私たち中川探偵事務所のメンバーなのでね、例の連続殺人事件を解決するために動いているんだ。もしよろしければ協力を」
沖野「…解決?マジすか。いやなんで?」
狭間「そりゃ、百人近く死んでるのに解決してない事件の犯人とか見てみたくないですか!?だから協力してください!!」
伊角「そういえば、その噂を聞きつけて狭間くんはここに来たんだっけか」
沖野「はぁ、まあ、いいと思いますけど…」
狭間「えーっと、何から聞けばいいかな。」
伊角「春田さんについてお聞きしたいのですが」
沖野「春田さんですか?ええ、知っていますよ。以後とで何度かお会いしたこともありまし、一緒に食事に行きました」
伊角「忙しいと言って別れてから連絡しても返事が返ってこなくてね。何か知ってるかい?」
沖野「あ、そうなんですか。彼女も忙しいんですよ。」
伊角「では、沖野さんは何をしにここに?」
沖野「そりゃあもちろん事件について調べに来たんですよ。色々と」
狭間「でも、情報は得られなかったって…」
沖野「はい。先程調べに来て、何も情報は得られないという情報を得たので。しかし、目撃者自らが事件解決に動くなんて。まぁ、その方がいいかもしれませんね。黙って死ぬよりかは生産性ありそう」
伊角「君、よく毒舌とか言われない?」
沖野「あ、申し訳ありません」
沖野は深々と頭を下げてくる。
沖野「申し訳ついでに、私も2人に有益な情報を教えますよ。刑事として一般市民を手助けしたいので!」
伊角「だったら、ダム建設に変わった人はどのくらいの割合が死んだのか?そしてその中で生存者がいればその人の情報も渡してくれると助かる。」
沖野「えっ、うーん。これ言ってもいいのかなぁ?どうしよう?」
[伊角
信用(60)→成功(26)]
沖野「ま、まぁ大丈夫かな。警部からは何も言われてないし。やはりこの会社の人間は殺されている人が多いですね。ダム建設に関わった重役はほとんど逝ってますよ、社長含めてね」
狭間「やっぱり殺されてるんだ…」
伊角「ちょっと待った。社長は行方不明で現在捜索中のはずでは?」
沖野「もちろん行方は探してますよ。でも、あの社長はだいぶ汚職をやっていたそうなので、恨みは相当買ってますね。まぁ汚いことばっかやってたから罰が当たったんでしょうけど。だからウチらとしては、既に遺体捜索ムードなんですよねぇ。…………あ、ごめんなさい」
と、今の話を聞いていた受付に沖野は謝っている。
狭間「あれ、受付さん顔色悪くないですか?」
「え?!いや…ちょっと、わかりません…」
沖野「あ、ちなみにここの社長さんは『御上祐一』って名前です。特別にお二人には政倉建設で被害あった人達のリストを見せてあげますよ。冥土の土産に」
狭間「冗談は止してくれよ」
沖野「あ、すいません。」
渡されたリストには『御上祐一』とその直属の部下、『宮塚高樹』を含む8名の名前が載っている。
狭間「この中の社長さんの心臓は残ってると友人から聞いたのですが…」
沖野「うーん、あ、そう言えばもう1人だけ、いましたね。」
狭間「何か知っていることはありませんか?」
沖野「えっとですねぇ…すみません、忘れちゃいました」
狭間「それはしょうがないか。」
伊角「狭間、彼女、嘘ついてるかもしれないんだよ?」
狭間「いや、彼女はここまで嘘を何もついてないよ。なんとなく分かるんだ。」
沖野「すみません私、物覚えがあまり良くなくて。警部にもよく怒られるんですよ」
伊角「じゃあ、他に何か私たちにとって有益になりえそうな情報はあるかい?」
沖野「今後作るダムについてお話ししましょう。なんか重役の人が死にすぎて作るのやめるみたいですよここ。でも、この話と今起きている事件、なんか怪しくないですか?」
伊角「と言うと?」
沖野「だって建設に関わる人が次々に死んで、ダム建設が中止になるって、中々できた話じゃないですか。」
狭間「確かに」
沖野「私の見立てでは、きっとそこにあった村を潰してまで作ろうとした呪いが働いてるんじゃないかと思うんですよね。村には神社もあったし、これは有力説ですよ!!」
狭間「呪いか、確かにありえそうだけど。でもあれの正体が呪いとは思えない。その村というのは?」
沖野「明野村って名前なんですけど、どうやら三十年前に廃村になったみたいです。去年あった台風で土砂崩れが起きて、今はすでに土の中ですよ。調べたかったら直接行ってみてください、当時村に住んでいた人たちがまだ近くにいるみたいなんで。私が渡せれる情報はこれくらいですかね。」
伊角「ご協力ありがとう。」
狭間「沖野さんも捜査頑張ってくださいね。」
月島「船がいっぱい並んでいますよ!」
晩野「美容師が言っていた船長とは一体どこにいるのか?」
美容室から出た私たちは近くの船着き場で船長を探していた。
月島くんが漁船に近づくので後を衝けると、漁師らしき老人が作業をしている、話しかければ返事をするだろうか。
晩野「すいません」
「ん?なんじゃ?」
晩野「あなたがこの漁船の船長でしょうか?」
「ああ、わしはここの漁船の船長じゃよ。かれこれもう40年以上漁師をやっとる。それで何かようかの?」
晩野「最近長い黒髪の女性を見ましたか?」
「え?あー、あれか。まあ仲間の何人かは見たと言うのは聞いとるよ。ただわしは見とらんからな。何も知らんよ」
晩野「では、明野小島について知ってることはありますか?」
「あそこか?いやでもあそこは何もないぞ。あるとしても展望小屋があるだけじゃ。それ以外の建造物なんか何もないんじゃからな」
晩野「展望小屋?」
「ちっちゃな建物でな。ちょうど天井に穴が空いていて、空を眺めて星を見ることができるんじゃ。大昔はそれで天候やら運気やらを占ってたみたいだぞい」
月島「行ってみたいです!」
「今からか?無理じゃぞ。周りの海流が荒れまくっておるからな。大人しくなるのは大体深夜ごろじゃ。それにしても何しに行くんじゃ?デートか?」
晩野「そこは今回の明野町連続殺人事件と何らかの関係がある」
「あんたら警察か何かか?そう言う風貌にはとても見えないのじゃが」
月島「私たち、探偵事務所でアルバイトしてる探偵見習なんですけど、今回の事件にちょっと巻き込まれちゃって。事件解決の手伝いのために今夜船を出してもらえませんか?」
「若いのにようやるのう。まあ、いいじゃろう。今夜は満月じゃから魚が寄って来んくて暇だしの。だが、危ないことはやめるんじゃぞ。あと、わしが協力したと言うことは内密で頼むぞ」
月島「ありがとうございます!」
晩野「一先ずは探索は終わった。カフェへと移動するぞ。」
「こんにちは、本日はどのようなご用件でしょうか?」
伊角「私たち、明野町連続殺人事件について警察から調査の依頼を受けている探偵事務所の者なのですけど、社員の方に調査の協力を…」
「えっと…すみません。私ではその質問にお答えすることはできません」
伊角「だったら、他の人はいないのかい?」
「申し訳ありませんが、ただいま社員さん全員外出しております」
伊角「では、社員さんたちはどこへ行ったのかは?」
「申し訳ありませんが、外出先はお答えできない決まりがありますので…」
狭間「どうする伊角?」
伊角「うーん」
そのような問答をしていると不意に後ろから女性に声をかけられる。
「ここに来ても大した情報は得られませんよ」
振り返ってみれば貴方達は見たことがない女性だった。
狭間「君は?」
「自己紹介の前にここの社長さんが誰かご存知ですか?」
伊角「いいや、知らないね。」
「じゃあ、ここの社長さんが行方不明なのは知ってます?」
狭間「それも初耳だね」
「知らないみたいですね。あぁすみません、私は『沖野楓』って言います。こう見えて刑事やってます。よろしくどうぞ」
狭間「よろしく」
沖野「それにしても貴方達は例の事件の目撃者ですよね?こんなところまで調べに来て大丈夫ですか?もうすぐ被害者になるかもしれないって言うのに」
マリク「俺様が被害者だって?女ァ、あまり調子に乗るなよォ。お前も人間である以上被害者なんだからよォ。」
狭間「おいこら!何やってんだマリク!」
沖野「あ、ごめんなさい…??」
沖野は申し訳なさそうに頭を下げる。
伊角「私は伊角真人、こっちは狭間陸。まあ、警察の君に言っても既に情報は行き渡っていると思うけど。」
沖野「知っていますよ。ちゃんとリストに載っていますから。そんなことより、街を歩いていたら危険ですよ。今は一般市民の方々も不要な外出は避けてもらっているんですから。例の連続殺人事件のせいで」
伊角「これども、私たち中川探偵事務所のメンバーなのでね、例の連続殺人事件を解決するために動いているんだ。もしよろしければ協力を」
沖野「…解決?マジすか。いやなんで?」
狭間「そりゃ、百人近く死んでるのに解決してない事件の犯人とか見てみたくないですか!?だから協力してください!!」
伊角「そういえば、その噂を聞きつけて狭間くんはここに来たんだっけか」
沖野「はぁ、まあ、いいと思いますけど…」
狭間「えーっと、何から聞けばいいかな。」
伊角「春田さんについてお聞きしたいのですが」
沖野「春田さんですか?ええ、知っていますよ。以後とで何度かお会いしたこともありまし、一緒に食事に行きました」
伊角「忙しいと言って別れてから連絡しても返事が返ってこなくてね。何か知ってるかい?」
沖野「あ、そうなんですか。彼女も忙しいんですよ。」
伊角「では、沖野さんは何をしにここに?」
沖野「そりゃあもちろん事件について調べに来たんですよ。色々と」
狭間「でも、情報は得られなかったって…」
沖野「はい。先程調べに来て、何も情報は得られないという情報を得たので。しかし、目撃者自らが事件解決に動くなんて。まぁ、その方がいいかもしれませんね。黙って死ぬよりかは生産性ありそう」
伊角「君、よく毒舌とか言われない?」
沖野「あ、申し訳ありません」
沖野は深々と頭を下げてくる。
沖野「申し訳ついでに、私も2人に有益な情報を教えますよ。刑事として一般市民を手助けしたいので!」
伊角「だったら、ダム建設に変わった人はどのくらいの割合が死んだのか?そしてその中で生存者がいればその人の情報も渡してくれると助かる。」
沖野「えっ、うーん。これ言ってもいいのかなぁ?どうしよう?」
[伊角
信用(60)→成功(26)]
沖野「ま、まぁ大丈夫かな。警部からは何も言われてないし。やはりこの会社の人間は殺されている人が多いですね。ダム建設に関わった重役はほとんど逝ってますよ、社長含めてね」
狭間「やっぱり殺されてるんだ…」
伊角「ちょっと待った。社長は行方不明で現在捜索中のはずでは?」
沖野「もちろん行方は探してますよ。でも、あの社長はだいぶ汚職をやっていたそうなので、恨みは相当買ってますね。まぁ汚いことばっかやってたから罰が当たったんでしょうけど。だからウチらとしては、既に遺体捜索ムードなんですよねぇ。…………あ、ごめんなさい」
と、今の話を聞いていた受付に沖野は謝っている。
狭間「あれ、受付さん顔色悪くないですか?」
「え?!いや…ちょっと、わかりません…」
沖野「あ、ちなみにここの社長さんは『御上祐一』って名前です。特別にお二人には政倉建設で被害あった人達のリストを見せてあげますよ。冥土の土産に」
狭間「冗談は止してくれよ」
沖野「あ、すいません。」
渡されたリストには『御上祐一』とその直属の部下、『宮塚高樹』を含む8名の名前が載っている。
狭間「この中の社長さんの心臓は残ってると友人から聞いたのですが…」
沖野「うーん、あ、そう言えばもう1人だけ、いましたね。」
狭間「何か知っていることはありませんか?」
沖野「えっとですねぇ…すみません、忘れちゃいました」
狭間「それはしょうがないか。」
伊角「狭間、彼女、嘘ついてるかもしれないんだよ?」
狭間「いや、彼女はここまで嘘を何もついてないよ。なんとなく分かるんだ。」
沖野「すみません私、物覚えがあまり良くなくて。警部にもよく怒られるんですよ」
伊角「じゃあ、他に何か私たちにとって有益になりえそうな情報はあるかい?」
沖野「今後作るダムについてお話ししましょう。なんか重役の人が死にすぎて作るのやめるみたいですよここ。でも、この話と今起きている事件、なんか怪しくないですか?」
伊角「と言うと?」
沖野「だって建設に関わる人が次々に死んで、ダム建設が中止になるって、中々できた話じゃないですか。」
狭間「確かに」
沖野「私の見立てでは、きっとそこにあった村を潰してまで作ろうとした呪いが働いてるんじゃないかと思うんですよね。村には神社もあったし、これは有力説ですよ!!」
狭間「呪いか、確かにありえそうだけど。でもあれの正体が呪いとは思えない。その村というのは?」
沖野「明野村って名前なんですけど、どうやら三十年前に廃村になったみたいです。去年あった台風で土砂崩れが起きて、今はすでに土の中ですよ。調べたかったら直接行ってみてください、当時村に住んでいた人たちがまだ近くにいるみたいなんで。私が渡せれる情報はこれくらいですかね。」
伊角「ご協力ありがとう。」
狭間「沖野さんも捜査頑張ってくださいね。」
月島「船がいっぱい並んでいますよ!」
晩野「美容師が言っていた船長とは一体どこにいるのか?」
美容室から出た私たちは近くの船着き場で船長を探していた。
月島くんが漁船に近づくので後を衝けると、漁師らしき老人が作業をしている、話しかければ返事をするだろうか。
晩野「すいません」
「ん?なんじゃ?」
晩野「あなたがこの漁船の船長でしょうか?」
「ああ、わしはここの漁船の船長じゃよ。かれこれもう40年以上漁師をやっとる。それで何かようかの?」
晩野「最近長い黒髪の女性を見ましたか?」
「え?あー、あれか。まあ仲間の何人かは見たと言うのは聞いとるよ。ただわしは見とらんからな。何も知らんよ」
晩野「では、明野小島について知ってることはありますか?」
「あそこか?いやでもあそこは何もないぞ。あるとしても展望小屋があるだけじゃ。それ以外の建造物なんか何もないんじゃからな」
晩野「展望小屋?」
「ちっちゃな建物でな。ちょうど天井に穴が空いていて、空を眺めて星を見ることができるんじゃ。大昔はそれで天候やら運気やらを占ってたみたいだぞい」
月島「行ってみたいです!」
「今からか?無理じゃぞ。周りの海流が荒れまくっておるからな。大人しくなるのは大体深夜ごろじゃ。それにしても何しに行くんじゃ?デートか?」
晩野「そこは今回の明野町連続殺人事件と何らかの関係がある」
「あんたら警察か何かか?そう言う風貌にはとても見えないのじゃが」
月島「私たち、探偵事務所でアルバイトしてる探偵見習なんですけど、今回の事件にちょっと巻き込まれちゃって。事件解決の手伝いのために今夜船を出してもらえませんか?」
「若いのにようやるのう。まあ、いいじゃろう。今夜は満月じゃから魚が寄って来んくて暇だしの。だが、危ないことはやめるんじゃぞ。あと、わしが協力したと言うことは内密で頼むぞ」
月島「ありがとうございます!」
晩野「一先ずは探索は終わった。カフェへと移動するぞ。」
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
法術装甲隊ダグフェロン 永遠に続く世紀末の国で 『修羅の国』での死闘
橋本 直
SF
その文明は出会うべきではなかった
その人との出会いは歓迎すべきものではなかった
これは悲しい『出会い』の物語
『特殊な部隊』と出会うことで青年にはある『宿命』がせおわされることになる
法術装甲隊ダグフェロン 第三部
遼州人の青年『神前誠(しんぜんまこと)』は法術の新たな可能性を追求する司法局の要請により『05式広域制圧砲』と言う新兵器の実験に駆り出される。その兵器は法術の特性を生かして敵を殺傷せずにその意識を奪うと言う兵器で、対ゲリラ戦等の『特殊な部隊』と呼ばれる司法局実働部隊に適した兵器だった。
一方、遼州系第二惑星の大国『甲武』では、国家の意思決定最高機関『殿上会』が開かれようとしていた。それに出席するために殿上貴族である『特殊な部隊』の部隊長、嵯峨惟基は甲武へと向かった。
その間隙を縫ったかのように『修羅の国』と呼ばれる紛争の巣窟、ベルルカン大陸のバルキスタン共和国で行われる予定だった選挙合意を反政府勢力が破棄し機動兵器を使った大規模攻勢に打って出て停戦合意が破綻したとの報が『特殊な部隊』に届く。
この停戦合意の破棄を理由に甲武とアメリカは合同で介入を企てようとしていた。その阻止のため、神前誠以下『特殊な部隊』の面々は輸送機でバルキスタン共和国へ向かった。切り札は『05式広域鎮圧砲』とそれを操る誠。『特殊な部隊』の制式シュツルム・パンツァー05式の機動性の無さが作戦を難しいものに変える。
そんな時間との戦いの中、『特殊な部隊』を見守る影があった。
『廃帝ハド』、『ビッグブラザー』、そしてネオナチ。
誠は反政府勢力の攻勢を『05式広域鎮圧砲』を使用して止めることが出来るのか?それとも……。
SFお仕事ギャグロマン小説。
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
十六夜誠也の奇妙な冒険
シルヴィアたん
SF
平和な国ー日本ー
しかしこの国である日ウイルスが飛来した。このウイルスに感染したものは狂人と化し人間を見つけては襲いかかる。
狂人に噛まれたものも狂人へと変わる、、、
しかしある一定の年齢までならこのウイルスに感染しない。
これはウイルスに感染せずなお狂人に噛まれなかった少年少女たちの物語。
十六夜誠也と仲間達はウイルスについて、日本の状態についてを知るために狂人と戦う。
第2章
最強の超感染体ウェイパーを倒し、日本も段々と人が増え平和を手にした誠也たち。だが新たに強力な超感染体が次々と現れる。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
第一機動部隊
桑名 裕輝
歴史・時代
突如アメリカ軍陸上攻撃機によって帝都が壊滅的損害を受けた後に宣戦布告を受けた大日本帝国。
祖国のため、そして愛する者のため大日本帝国の精鋭である第一機動部隊が米国太平洋艦隊重要拠点グアムを叩く。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる