31 / 83
第三十一話 grate bench race
しおりを挟む
悟が風呂に入っている間伊角は家の中をウロチョロしていた。久しぶりに来た友人の家を懐かしみながら歩いていると近くの部屋の扉が開いて中から月島が出て来たところに遭遇する。
月島は「何でここにいるの⁈」と声には出さず、少し驚いた表情を浮かべたが、悟に言われたことを思い出し少々態度を改めた後に伊角へと声をかける。
月島「なんか用?」
伊角「悟の部屋に一つ用事があってね、今日泊めてもらうから着替えの服でも借りようかなーと。」
月島「悟兄さんとはどういう関係?」
伊角「そういえば自己紹介がまだだったね、私の名前は伊角真人。悟とは幼馴染だよ。ところで君の名前は?」
月島「月島獣子です。」
伊角「月島ちゃんね、素朴な疑問なんだけど髪染めてるの?」
伊角がそう言うと月島は「しまった」と思った。その理由は至極単純今までの生活で気づいていたこと。高校生が赤色にそれ以前に髪色なんか染めやしないと。
月島「えーっと、校則で髪染めてもいいから?」
そう答えると伊角は納得いくような顔で話す。
伊角「最近の高校は校則が緩くて羨ましいよ。」
と微笑しながら伊角はその場を立ち去り、悟の部屋へと入っていった。
悟の部屋に入り着替えの服を探し終わり部屋を出る間際にふと机の上のノートに目が向く。
伊角はおもむろにそれを手に取り、表紙を捲る。
そこに書かれていたのは右上に注意書きとQRコードその下には中川悟と書かれたキャラクターシートがあった。
ごく普通の一般人は、このノートを中二病患者の黒歴史ノートなどと考えるだろうが伊角は違った。
彼は悟が話したように天才であった、前々から興味自体はあり動画なども見ており、さらに言えば、彼は今日悟と会うよりも前の時点で⬛︎⬛︎に遭ってしまっていたのだ。そのような経験と知識を持つ彼は気づいてしまった。このノートがAFであると言うことに。
なぜ悟がこのようなものを持っているのか?あの月島と言う女はいつからココにいたのか?そう思考を巡らす。だが彼は極度の集中から気づくことがなかったことが一つ、ノートの紙で指を切り、血を流してしまっていたことに。
プレイヤー名:??? 探索者名:伊角真人
職業:研究者 年齢:23 出身:日本 性別:男性
HP13 MP17 SAN80 不定領域64
STR8 CON10 POW17 DEX16
APP17 SIZ16 INT?? EDU18
DB+0 幸運85 知識90 アイデア??
技能
回避(43) 拳銃?(50) 聞き耳(60) 精神分析(60)
図書館(60) 目星(60) 信用(60) 化学(80)
クトゥルフ神話(?) コンピューター(80)
心理学(50) 生物学(80) 電子工学(80) 天文学(80)
月島は「何でここにいるの⁈」と声には出さず、少し驚いた表情を浮かべたが、悟に言われたことを思い出し少々態度を改めた後に伊角へと声をかける。
月島「なんか用?」
伊角「悟の部屋に一つ用事があってね、今日泊めてもらうから着替えの服でも借りようかなーと。」
月島「悟兄さんとはどういう関係?」
伊角「そういえば自己紹介がまだだったね、私の名前は伊角真人。悟とは幼馴染だよ。ところで君の名前は?」
月島「月島獣子です。」
伊角「月島ちゃんね、素朴な疑問なんだけど髪染めてるの?」
伊角がそう言うと月島は「しまった」と思った。その理由は至極単純今までの生活で気づいていたこと。高校生が赤色にそれ以前に髪色なんか染めやしないと。
月島「えーっと、校則で髪染めてもいいから?」
そう答えると伊角は納得いくような顔で話す。
伊角「最近の高校は校則が緩くて羨ましいよ。」
と微笑しながら伊角はその場を立ち去り、悟の部屋へと入っていった。
悟の部屋に入り着替えの服を探し終わり部屋を出る間際にふと机の上のノートに目が向く。
伊角はおもむろにそれを手に取り、表紙を捲る。
そこに書かれていたのは右上に注意書きとQRコードその下には中川悟と書かれたキャラクターシートがあった。
ごく普通の一般人は、このノートを中二病患者の黒歴史ノートなどと考えるだろうが伊角は違った。
彼は悟が話したように天才であった、前々から興味自体はあり動画なども見ており、さらに言えば、彼は今日悟と会うよりも前の時点で⬛︎⬛︎に遭ってしまっていたのだ。そのような経験と知識を持つ彼は気づいてしまった。このノートがAFであると言うことに。
なぜ悟がこのようなものを持っているのか?あの月島と言う女はいつからココにいたのか?そう思考を巡らす。だが彼は極度の集中から気づくことがなかったことが一つ、ノートの紙で指を切り、血を流してしまっていたことに。
プレイヤー名:??? 探索者名:伊角真人
職業:研究者 年齢:23 出身:日本 性別:男性
HP13 MP17 SAN80 不定領域64
STR8 CON10 POW17 DEX16
APP17 SIZ16 INT?? EDU18
DB+0 幸運85 知識90 アイデア??
技能
回避(43) 拳銃?(50) 聞き耳(60) 精神分析(60)
図書館(60) 目星(60) 信用(60) 化学(80)
クトゥルフ神話(?) コンピューター(80)
心理学(50) 生物学(80) 電子工学(80) 天文学(80)
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
8分間のパピリオ
横田コネクタ
SF
人間の血管内に寄生する謎の有機構造体”ソレウス構造体”により、人類はその尊厳を脅かされていた。
蒲生里大学「ソレウス・キラー操縦研究会」のメンバーは、20マイクロメートルのマイクロマシーンを操りソレウス構造体を倒すことに青春を捧げるーー。
というSFです。
銀河文芸部伝説~UFOに攫われてアンドロメダに連れて行かれたら寝ている間に銀河最強になっていました~
まきノ助
SF
高校の文芸部が夏キャンプ中にUFOに攫われてアンドロメダ星雲の大宇宙帝国に連れて行かれてしまうが、そこは魔物が支配する星と成っていた。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
律魂司魄術師の旅~ときめきの大陸~(第一話終了)
白水秋一
SF
連作短編です。
律魂司魄術師(りっこんしはくじゅつし)と呼ばれる存在である主人公が、初めて訪れた大陸でときめきに出会う物語。
終着点は決まっていますが、そこにいたる道はまだどうなるのかわかりません。
旅の途中で様々な出来事が起こり、それらを通じて律魂司魄術師とはどの様な存在か、主人公の目的は何か、そういう話をゆるゆると語っていくつもりです。
第一話は終了しました。次の話は6月中に投稿開始予定です。
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
霊装探偵 神薙
ニッチ
SF
時は令和。本州に位置する月桑市にて、有能だが不愛嬌な青年こと神薙蒼一は、ある探偵事務所に勤めていた。決して大きくはない探偵事務所だが、世に伝わらない奇妙な依頼業務を請け負うことがあった。
秋風が泳ぎ始める十月頃、事務所へ【協会】からの依頼が舞い込む。眉間に皺を刻む神薙はいつも通り溜息をつき、相棒(笑)である星宮を引き連れ、町へと繰り出す――。
Night Sky
九十九光
SF
20XX年、世界人口の96%が超能力ユニゾンを持っている世界。この物語は、一人の少年が、笑顔、幸せを追求する物語。すべてのボカロPに感謝。モバスペBOOKとの二重投稿。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる