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第143話

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 ベッドに戻って寝転んだ。
 足を開かされ、後孔に指が触れる。


「何もしてないのに濡れてる」
「ん、興奮、したから……」


 凪が中を解していく。


「自分で乳首触って」
「ぁ……恥ずかしいよ……」
「恥ずかしいことならもっとしてるだろ」


 凪の言葉に納得して、自分の乳首を抓る。
 これはあんまり気持ちよくない。


「真樹はもっと優しく触る方が好きだと思うよ」
「やさしく」
「ああ。指の腹でそっと撫でてみて」
「……っん、ァ、さっきと、違う……っ」


 フワフワと触ると気持ちよくて腰が揺れてしまう。
 中を弄る指が前立腺をガリッと引っ掻いて、背中が浮いた。


「ひっ、い、ぃ……っ!」
「すごく震えてる。ここ好きだね」
「あっ、ァ、好き、好きっ、あぁぁ……っ」
「こっちも気持ちよくしよう」
「えっ、ぁ、あ……!」


 震えていたペニスを凪がパクッと咥える。
 視覚的にも身体的にも快感がやってきて、頭がパンクしそう。


「だ、め……っ、ぁ、だめ、いく、出る、すぐ出ちゃう……っ」
「いいよ、出して」


 前立腺を揉むように刺激され、ペニスを扱かれる。
 我慢できなくて射精してしまった。


「っぃ、いった、いったから、凪、やだ、もうだめ!」


 射精したあとも同じように体を弄られる。
 乳首に触れていた手を伸ばし、凪の髪を掴んだ。


「ゃ、だぁ……っ出る、潮、出ちゃうから、やめて、凪、やめて……っ!」


 昼間に折角凪が整えてくれたベッドが、また汚れてしまう。
 俺の言いたいことが伝わったのか、快感が止んだ。
 身体はビクビクと震えたまま。


「確かにまた洗うのは面倒だな」
「っは、はぁ……ぁ、まだ気持ちいい……」
「真樹、こっち来て」
「ぅわっ!」


 腕を引かれたかと思うと、凪が背中側に回ってぎゅっと抱きしめてきた。
 その間数秒。反応できなくてビックリしてると後孔にペニスが宛てがわれた。


「えっ、ぁ、このままするのっ!?」
「床が汚れたら拭けばいいだけだから、ベッドの端っこでする。真樹はそのまま乗っとけばいいから」
「嘘、ホントにっ……?」
「挿れるよ」


 ペニスがゆっくりと入ってきた。
 思わず足に力が入って、爪先がピンと伸びる。


「うっ、ぁ、あ……これ、深い所まで、きちゃう……っ」
「好きなところにも当たるだろ」


 ペニスが前立腺を引っ掻いて奥を突く。
 思わず腰に回る凪の腕を掴んだ。


「だめ、だめっ、ぁ、おかしくなる、ぅ……っ」
「あー、すごく締まってる。気持ちいいよ」
「っ、あぁっ、ぁ、出る──ッッ!」


 プシャッと潮を吹く。
 床が濡れる。でもそれどころじゃなくて、止まらない律動に背中を反らして凪にもたれかかった。


「ひっ、ひぁぁっ、ぁ、ま、って、止まらない……っ!」


 卑猥な水音が止まらない。
 目の前が白く霞んでいく。
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