339 / 592
第八章:ほんの僅かの前進
第百二話:あれがあの男の直弟子か……
しおりを挟む
少し弟子二人の戦いが見たい。
そんなことを言ったサンダルの為に、ナディアは先に一人南部へと向かった。
脚の速いサンダルであれば、北部の戦いを多少見てからでも南部に敵が到達するまでには間に合う。
サンダルには純粋に興味があった。ナディアも認める、友人の可憐な二人の直弟子が、一体どれほどの実力を持っているのかを。ナディア自身が見ておけと言ったことも含めて、その興味は尽きなかった。
「よし、それじゃサービスってことで、ちょうど昨日思いついたばかりの必殺技を見せてあげるよサンダルさん」
一番弟子を名乗る小さなお嬢さんの方が、気分良さげにそんなことを言う。
人の生死がかかっている戦場でそんな浮ついた気分とは何事かと優しく諭したいところではあったが、それをぐっと堪える。
最強だと言われる姫様の方が、それを優しげな顔で見守っているからだ。
「昨日思いついたばかりのものを、いきなり実戦で使えるのか?」
代わりに、そんな質問をぶつける。
すると小さなお嬢さんは、心を読んだ様で、逆に諭す様に言う。
「サンダルさんが最強の瞬間ってどんな時?」
「……」
咄嗟に答えられないでいると、お嬢さんは言う。
「私はね、大切なものを守る時。それだけは、違えない。だから、大丈夫。これが私の戦い方なの」
「ふふ、そういうことですわ」
そうして、お嬢さんは街に背を向けた。するとその小さな体は、途端に大きく見え始める。
彼女から溢れ出る自信だろうか、もしくは、彼女を包む宝剣達がやる気なのだろうか。
それともただの実力か。
150cmに満たない身長で堂々と構える彼女が、とても頼もしい。
「……なるほど」
思わずそう呟いてしまう程には、その小さな守護神は歴戦の勇姿を感じさせた。
「さて、ついでだから名乗りも上げようオリ姉」
「ええ、良いですわね」
サンダープリンセスを名乗っていたオリヴィアは、それなりに名乗りを上げて魔物討伐を行ってきた。
目の前の状況と、背後の不安げな住人達を見て、少しばかりやる気が満ちている。
二人の目の前に広がる光景は、既にこの世の終わりの様な光景だ。
一体一体はそれほど大したことはないものの、デーモンクラスも混じった数千に及ぶ魔物の群れ。それがまだ一部だというのだから。
「ああ、師匠なら一太刀で終わりなんだろうなぁ」
「そう考えるとまだまだ遠いですわね」
「うん。でも、私達も負けてられない。さて」
言いながら、少女は背負った武器のうち、盾を地面に突き刺し、大剣を逆さまに持って構える。刀身に二つの穴が空いており、逆さまに持てば鍔に当たる部分が面となりハンマーの形を持つ宝剣ヴィクトリア。
それを思いっきり後ろに振りかざしながら、叫ぶ。
「世界の意思とやらに操られた魔物達! 私達は怒ってるよ! 師匠を殺したこと、お姉ちゃんを殺したこと、そして狛の村のみんなを殺したこと。全部全部!」
「そんなことまで言いますの……?」
いつもの様に自由なことを言って、それについて行けないオリヴィア。
本当なら絶望的な光景を前になんとも気の緩むことだと思いながら、サンダルは見守る。
そんな二人を無視して、エリーは続ける。
「ここはこの小さな守護神エリーと!」
「ち、血塗れの鬼姫、オリヴィアが通しませんわ!」
結局つられる様に焦りながら名乗りを上げたオリヴィアも、それがスイッチになったのだろうか。
一気に空気が引き締まる。
かつてのレインと似た様な、重く冷たい殺気。相変わらず余裕の表情を崩さないエリーに対して、その視線だけでも射殺されそうな程の緊張感がオリヴィアから放たれる。
「……これが現在の最強か」
血塗れの鬼姫。そんな二つ名が正にぴったりと当てはまる。
そんな感想を抱く程に、レインの後継者然としたその美女は、右の腰に差した見慣れた宝剣月光を抜き、それを両手で持つと数歩前に出て、エリーを振り返った。
正に迫り来る魔物を前に、一体何をするつもりなのだろうか。
そう思った瞬間だった。
「んんっ!」
エリーが思いっきりヴィクトリアを放り投げる。そのまま一回転すると、手には腰に提げていた白い弓を右手に持っている。大剣は魔物の群れの最前線、一体の魔物を貫いて地面に突き刺さる。それと同時、バシュッという音と共に、一本の矢が放たれた。
どれだけ武器の鍛錬を重ねればそんなことが出来るのだろうか。
思わずそんな感想を抱いてしまう程に流れる様に、エリーは予め地面に刺していた大盾を、左手に装備していた。
直後、魔物の群れがカッと白い閃光に包まれる。最前線の一体に向かって進んでいた矢が、敵に当たる直前で光り輝いたらしい。
それに驚いている間もなく、ガァアンという金属同士が激しくぶつかった音がエリーから聞こえる。それにほんの一瞬遅れて、地面が揺れる。
「よぉし、行っ……てらっしゃい、オリ姉!」
「お先に参りますわ!」
見れば、大盾にオリヴィアが思いっきり月光を打ち付けている。捉えるのもやっとな速度で踏み込んだ彼女が、エリーの構えた盾に両の足を付きながらその剣を盾に、打ち付けて、それを足場に魔物の群れに飛び込んでいく。
打ち付けたのと全く同時に爆発が起こり、飛び散った魔物の群れに向かって、単身飛び込んで行った。
「この盾で受け止めた攻撃はあの大剣が発散する。弓は光る。そしてオリ姉の以前の自称はサン、……雷姫」
見れば確かになるほどと、納得せざるを得ない。
オリヴィアが飛び込んで5秒。既に彼女一人で、サンダル一人では30秒以上かかる量を倒している。
そしてその前の一連の連携で魔物達にも動揺が走り、その歩みも止まっている。もちろん、最初に真っ二つになった最前線の魔物と、光が収まって見えた矢の刺さった魔物の他にも、先の爆発で既に百近くが吹き飛んでいる。
最速の踏み込みで思いっきり振った剣を、これまた全力で腕を振りながら大盾で受け止めた。そのエネルギーがそのままあの大剣に伝わったというのだ。繊細な動きなど何一つない全力の力技。
それを、ナディアをして凄まじい身体能力だというオリヴィアがエリーの身体能力を上乗せして放った一撃。
それは既に、サンダルが15分の加速を得てようやく到達する最強の一撃に等しかった。
「これぞ、雷姫と守護神の融合技。雷神の怒槌いかづち。なんつって」
そう言いながらエリーもまた、左手にはショートソードを、右手にはロングソードを持って駆けて行く。
何よりも驚いたのは、エリーの何度練習したかも分からぬ程に卓越した、流れる様な武器の扱い。
とてもではないが、昨日思いついたばかりの技を行ったとは思えなかった。
――。
「どうでした?」
南部、ナディアの元にたどり着くと、ナディアは振り返りもせずに問いかける。
「ああ、危うく自信を喪失するところだった」
「言ったでしょう。あなた程度では、って何度も何度も」
「あれがあの男の直弟子か……」
「落ち込んでる暇があったら今強くなりなさい」
そう言うナディアもまた、あの二人に負けたくないと必死な様子で魔物の群れに突撃していった。
中央にサンダルが向かった時には、北部も南部もほぼ、魔物は掃討されていた。
間もなく集まった全員によって、東部の大群も一匹残らず殲滅。
結局討伐量が他三人に負けて悔しそうにしているエリーを見て、なんとも複雑な気分に陥るサンダルが、そこにはいた。
そんなことを言ったサンダルの為に、ナディアは先に一人南部へと向かった。
脚の速いサンダルであれば、北部の戦いを多少見てからでも南部に敵が到達するまでには間に合う。
サンダルには純粋に興味があった。ナディアも認める、友人の可憐な二人の直弟子が、一体どれほどの実力を持っているのかを。ナディア自身が見ておけと言ったことも含めて、その興味は尽きなかった。
「よし、それじゃサービスってことで、ちょうど昨日思いついたばかりの必殺技を見せてあげるよサンダルさん」
一番弟子を名乗る小さなお嬢さんの方が、気分良さげにそんなことを言う。
人の生死がかかっている戦場でそんな浮ついた気分とは何事かと優しく諭したいところではあったが、それをぐっと堪える。
最強だと言われる姫様の方が、それを優しげな顔で見守っているからだ。
「昨日思いついたばかりのものを、いきなり実戦で使えるのか?」
代わりに、そんな質問をぶつける。
すると小さなお嬢さんは、心を読んだ様で、逆に諭す様に言う。
「サンダルさんが最強の瞬間ってどんな時?」
「……」
咄嗟に答えられないでいると、お嬢さんは言う。
「私はね、大切なものを守る時。それだけは、違えない。だから、大丈夫。これが私の戦い方なの」
「ふふ、そういうことですわ」
そうして、お嬢さんは街に背を向けた。するとその小さな体は、途端に大きく見え始める。
彼女から溢れ出る自信だろうか、もしくは、彼女を包む宝剣達がやる気なのだろうか。
それともただの実力か。
150cmに満たない身長で堂々と構える彼女が、とても頼もしい。
「……なるほど」
思わずそう呟いてしまう程には、その小さな守護神は歴戦の勇姿を感じさせた。
「さて、ついでだから名乗りも上げようオリ姉」
「ええ、良いですわね」
サンダープリンセスを名乗っていたオリヴィアは、それなりに名乗りを上げて魔物討伐を行ってきた。
目の前の状況と、背後の不安げな住人達を見て、少しばかりやる気が満ちている。
二人の目の前に広がる光景は、既にこの世の終わりの様な光景だ。
一体一体はそれほど大したことはないものの、デーモンクラスも混じった数千に及ぶ魔物の群れ。それがまだ一部だというのだから。
「ああ、師匠なら一太刀で終わりなんだろうなぁ」
「そう考えるとまだまだ遠いですわね」
「うん。でも、私達も負けてられない。さて」
言いながら、少女は背負った武器のうち、盾を地面に突き刺し、大剣を逆さまに持って構える。刀身に二つの穴が空いており、逆さまに持てば鍔に当たる部分が面となりハンマーの形を持つ宝剣ヴィクトリア。
それを思いっきり後ろに振りかざしながら、叫ぶ。
「世界の意思とやらに操られた魔物達! 私達は怒ってるよ! 師匠を殺したこと、お姉ちゃんを殺したこと、そして狛の村のみんなを殺したこと。全部全部!」
「そんなことまで言いますの……?」
いつもの様に自由なことを言って、それについて行けないオリヴィア。
本当なら絶望的な光景を前になんとも気の緩むことだと思いながら、サンダルは見守る。
そんな二人を無視して、エリーは続ける。
「ここはこの小さな守護神エリーと!」
「ち、血塗れの鬼姫、オリヴィアが通しませんわ!」
結局つられる様に焦りながら名乗りを上げたオリヴィアも、それがスイッチになったのだろうか。
一気に空気が引き締まる。
かつてのレインと似た様な、重く冷たい殺気。相変わらず余裕の表情を崩さないエリーに対して、その視線だけでも射殺されそうな程の緊張感がオリヴィアから放たれる。
「……これが現在の最強か」
血塗れの鬼姫。そんな二つ名が正にぴったりと当てはまる。
そんな感想を抱く程に、レインの後継者然としたその美女は、右の腰に差した見慣れた宝剣月光を抜き、それを両手で持つと数歩前に出て、エリーを振り返った。
正に迫り来る魔物を前に、一体何をするつもりなのだろうか。
そう思った瞬間だった。
「んんっ!」
エリーが思いっきりヴィクトリアを放り投げる。そのまま一回転すると、手には腰に提げていた白い弓を右手に持っている。大剣は魔物の群れの最前線、一体の魔物を貫いて地面に突き刺さる。それと同時、バシュッという音と共に、一本の矢が放たれた。
どれだけ武器の鍛錬を重ねればそんなことが出来るのだろうか。
思わずそんな感想を抱いてしまう程に流れる様に、エリーは予め地面に刺していた大盾を、左手に装備していた。
直後、魔物の群れがカッと白い閃光に包まれる。最前線の一体に向かって進んでいた矢が、敵に当たる直前で光り輝いたらしい。
それに驚いている間もなく、ガァアンという金属同士が激しくぶつかった音がエリーから聞こえる。それにほんの一瞬遅れて、地面が揺れる。
「よぉし、行っ……てらっしゃい、オリ姉!」
「お先に参りますわ!」
見れば、大盾にオリヴィアが思いっきり月光を打ち付けている。捉えるのもやっとな速度で踏み込んだ彼女が、エリーの構えた盾に両の足を付きながらその剣を盾に、打ち付けて、それを足場に魔物の群れに飛び込んでいく。
打ち付けたのと全く同時に爆発が起こり、飛び散った魔物の群れに向かって、単身飛び込んで行った。
「この盾で受け止めた攻撃はあの大剣が発散する。弓は光る。そしてオリ姉の以前の自称はサン、……雷姫」
見れば確かになるほどと、納得せざるを得ない。
オリヴィアが飛び込んで5秒。既に彼女一人で、サンダル一人では30秒以上かかる量を倒している。
そしてその前の一連の連携で魔物達にも動揺が走り、その歩みも止まっている。もちろん、最初に真っ二つになった最前線の魔物と、光が収まって見えた矢の刺さった魔物の他にも、先の爆発で既に百近くが吹き飛んでいる。
最速の踏み込みで思いっきり振った剣を、これまた全力で腕を振りながら大盾で受け止めた。そのエネルギーがそのままあの大剣に伝わったというのだ。繊細な動きなど何一つない全力の力技。
それを、ナディアをして凄まじい身体能力だというオリヴィアがエリーの身体能力を上乗せして放った一撃。
それは既に、サンダルが15分の加速を得てようやく到達する最強の一撃に等しかった。
「これぞ、雷姫と守護神の融合技。雷神の怒槌いかづち。なんつって」
そう言いながらエリーもまた、左手にはショートソードを、右手にはロングソードを持って駆けて行く。
何よりも驚いたのは、エリーの何度練習したかも分からぬ程に卓越した、流れる様な武器の扱い。
とてもではないが、昨日思いついたばかりの技を行ったとは思えなかった。
――。
「どうでした?」
南部、ナディアの元にたどり着くと、ナディアは振り返りもせずに問いかける。
「ああ、危うく自信を喪失するところだった」
「言ったでしょう。あなた程度では、って何度も何度も」
「あれがあの男の直弟子か……」
「落ち込んでる暇があったら今強くなりなさい」
そう言うナディアもまた、あの二人に負けたくないと必死な様子で魔物の群れに突撃していった。
中央にサンダルが向かった時には、北部も南部もほぼ、魔物は掃討されていた。
間もなく集まった全員によって、東部の大群も一匹残らず殲滅。
結局討伐量が他三人に負けて悔しそうにしているエリーを見て、なんとも複雑な気分に陥るサンダルが、そこにはいた。
0
お気に入りに追加
401
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる