61 / 592
第七章:グレーズ王国の魔物事情と
第六十一話:世界の意思の一つの形
しおりを挟む
「デーモンロードが生まれた。行ってくる」
「あ、待って下さい。私も行きます!」
「私達騎士団も行く」
翌日、いつもの如くちょうど良いタイミングでデーモンロードが生まれると、レインが駆けていこうとする。
結局昨日の話はあれ以上の進展はなかった。誰にも証明できないことをサニィの曖昧な感覚のみで答えを導き出そうとしても、突然全てが解決するわけではない。
なんだかんだで正のマナ負のマナではなく陽のマナ陰のマナと呼ぼうと言うことに決めただけだ。
新しい感覚に気がついたことで、これから改めて気づいていくこともあるだろう。
今回の討伐はレインだけで行う。
強い敵との経験を積むと言うのも結構だが、ディエゴはともかくとして精鋭や新人は力不足だ。
サニィなら行けるかもしれないが、彼女を殺す可能性は極力排除したい。例え死なないとしても。
身体能力も魔法で強化しているとは言え、それでも新人達にすら遥かに劣るサニィだ。ほんの一瞬のミスで死んでしまう現状では、まだ五度は死ぬと判断していた。
デーモンロードは、それほどに規格外。
それは、6m程の身長だった。デーモンよりも少し身長が高い。しかし、質量は同じ位だろうか。
長い手足に、筋肉質でありながら通常のデーモンよりは細身の体。
短い翼に、鋭い二本の角。全身はどす黒い紫色。
エメラルドに輝く瞳は虫けらを見ているように感情がない。
それは、レインと相対すると構えをとった。
たったそれだけの動作だけで、それが規格外だと言うことが分かる。誰の目でも。
デーモンは知性のない魔物だ。人間を殺すことだけを考えるロボットの様な存在だと言ってもいいかもしれない。よって、構えを取ることなど有り得ない。人を見かければ、何も考えずにただ襲いかかってくる。
仮にデーモンと同等の膂力を持つ人間であれば、武術を使えば何事もなく倒せるだろう。武器を持てば尚更楽勝だ。まあ、そんな膂力を持つ人間は極々一部の勇者や狛の村人でしか有り得ないが……。
しかし、それは違った。
感情の無い瞳は真っ直ぐレインを見つめ、その隙を伺っている。
その構えから溢れ出すプレッシャーは、かのドラゴンをも上回る程だった。
構えをとった瞬間に新人達は負けを悟ったのだろう。意地で剣は手放さなかったが、腰は抜かしてしまい動けない。精鋭達は構えるものの震えは止まらず、ディエゴも冷や汗を流している。
デーモンロードは魔法も使わず空も飛ばない。しかし、ドラゴンと並び立つ魔物。
その膂力と、武術だけが理由で。
「今回のはまた上物だな」
「……これは流石に怖いですね…………。ちょっと勝てるイメージがありません」
平然と立っているのは二人だけ。
ようやく『戦い』になると楽しみを隠さないレインと、そんなレインの勝利を一切疑わないサニィだけだった。
サニィの目から見て、それはエメラルドグリーンの体を持った、かのドラゴンよりも上位の魔物だった。
それはいかな魔法すらただの小技に見えてしまう程の圧力。レインと同様の、単純な暴力が持つ圧力だ。
――。
『キサマが狛の勇者だな?』
不意に地の底から湧き上がるような低音が轟く。可聴域をも下回っている音の振動を含むその声は大地を、木々を揺らしながらレインに向かってそう訪ねた。
圧倒的な圧力と構えはまるで崩さず。いいや、むしろ今までよりも圧倒的に増している。
最早新人達も武器を取り落とし、精鋭達もガクガクと動けない。
ディエゴもサニィすらも、その声を聞いて震え始めた。
「……話せるのか?」
『異常の者よ、キサマは生きていてはいけない存在だ。死ね』
「どういうこ――」
レインの質問を遮って、デーモンロードは踏み込んだ。
そこからの戦闘は誰の目にも追えなかった。戦っている二つの化け物を除いては。
ただ剣と爪が交差する音、爆発にも似た衝撃の音、それと同時に吹き乱れる衝撃波、黒と金に染まる視界。飛び散る赤黒い血飛沫。
デーモンとは余りにも格が違う。サニィがこの間見たドラゴンとも、また格が違う。
一切を捉えることが出来ない程の超高速戦闘。光速戦闘。
勝負は、一瞬だった。しかしそれがどのくらいだったのか、誰も分からない。もしかしたら数時間だったのかもしれないとすら幻視する。
気を抜いた瞬間に死ぬ。いや、死んでいたのかもしれない。その場に居た全員が、その戦闘に当てられ走馬灯とも言える程に永遠にも思える時間を体験していた。
倒れたのは巨体の方だ。もちろん、立っていたのはレイン。
ただしその姿は血にまみれ、いたる所に傷を負い、左手には深い裂傷があった。口からも血を流している。
最後の瞬間だけは、誰の目にも捉えられていた。レインの胸を貫こうとしたデーモンロードの爪を皮膚を傷つけながら回避したレインが、その空いた首を斬り伏せたのだ。
「有り得ない……」
少しして、そんなことを呟いたのはサニィだっただろう。もしかしたら、ディエゴだったかもしれない。
誰しもがレインの無傷の勝利を確信していた。
ドラゴンで無傷だった男が、5年前にデーモンロードを軽くあしらった男が、重症を負っている。
その傷は直ぐに引いていったが、レインはそのまま地面に膝をつく。
「……3回死んだぞ……………なんだあれは」
「ま、魔王……。呪いと、同じような感覚です……。声を出した途端……」
サニィの結論は、それだった。
声を出す前までは確かにデーモンロードだった。かなり強めの。ただ、その実態はまるで違うもの。
魔王は現在は存在していない。しかし、生まれない道理はない。
それはかつて何匹も存在し、一度の戦闘で100人以上の勇者を殺し、最後に討伐した者は必ず歴史に名を残す。それほどまでに圧倒的な存在。100年以上前に全ての魔王は討伐されたが、最後の魔王が死んでから100年以上。
魔王が居ない歴史など初めてだった為、誰しもが知り得なかった事実。
「ま、マズイな。至急王都に帰らなければいかん。魔王が出たなどと……、王に報告しなければ……」
そう呟くディエゴの声に反応したのだろうか。
再び地の底から轟く声が聞こえて、消えた。
『狛の勇者を殺す為、魔王はまた生まれる。これは世界の意思だ……』
世界の意思。その意味を今分かる者は居なかったが、魔王は再び蘇る。
そして、目の前の死体はやはり魔王だった。それを知ってしまった以上、事は一刻を争う。
ディエゴは震える体を制しながらも頭を回す。
「とにかくこのまま一度王都に戻ろう。レイン、お前たちもだ。魔王はお前を狙っているとは言え、お前しか倒せる者が居ない。それがどこに生まれるかわからない以上、来てもらう」
「あ、ああ。しかし、呪われてなかったら負けてたぞ……」
今一番驚いているのは恐らくレインだ。死の恐怖が増大する呪いの体で3回の死を迎えた。
母親から13年、自身の体では初めて感じる戦闘での死の感覚は思っていたよりも遥かに痛烈なものだった。
しかしディエゴは騎士団長。何よりも国を守ることが優先だ。
「幸いなことにお前は呪われている。これほど近くに居た私たちにも被害は0だ。被害を減らすためにもお前は来なければならない」
レインを追放するのも良いだろう。しかし、それで王都付近に魔王が生まれた場合、対処のしようがない。レインがいれば、魔王が王都に生まれる可能性は上がるが、大の為には小を切り捨てる。苦渋の決断ではあるが、ディエゴの決断はこれだった。
「了解した。サニィ、どうする?」
「え? どうするって……?」
「俺と来ればお前はまた死ぬかもしれない。こいつより強ければ守りきれない可能性すらある」
「え……」
「もうお前にあんな思いをさせるわけには――」
魔王はレイン意外を見てすら居なかった。しかし、それも今回だけかもしれない。
レインが死なないことを知っているのか知らないのかは分からないが、側にいてサニィがいつ狙われるのか分からない。
しかし、サニィの覚悟は決まっていた。
ずっと、前から。本当は、初めて助けられたその時から。
「行きます!」
「……」
「連れて行ってください」
「しかし、――」
「一緒に、死ぬんでしょう?」
「お前……」
「次は私があなたを救う番です。少し、手がかりも見つけました。それに」
それに、その次の言葉を口にすることはなかった。
しかし、今回の事態を見て、サニィの心はより一層強く決まっていた。
レインは人間だ。無敵ではあっても心を持っている。
あれだけ強くとも、戦闘が終わって死んだことを実感すれば、尻餅をついて恐怖を感じている。
だから、それに、単に、一緒に居たい。
そう思っていた。
「あ、待って下さい。私も行きます!」
「私達騎士団も行く」
翌日、いつもの如くちょうど良いタイミングでデーモンロードが生まれると、レインが駆けていこうとする。
結局昨日の話はあれ以上の進展はなかった。誰にも証明できないことをサニィの曖昧な感覚のみで答えを導き出そうとしても、突然全てが解決するわけではない。
なんだかんだで正のマナ負のマナではなく陽のマナ陰のマナと呼ぼうと言うことに決めただけだ。
新しい感覚に気がついたことで、これから改めて気づいていくこともあるだろう。
今回の討伐はレインだけで行う。
強い敵との経験を積むと言うのも結構だが、ディエゴはともかくとして精鋭や新人は力不足だ。
サニィなら行けるかもしれないが、彼女を殺す可能性は極力排除したい。例え死なないとしても。
身体能力も魔法で強化しているとは言え、それでも新人達にすら遥かに劣るサニィだ。ほんの一瞬のミスで死んでしまう現状では、まだ五度は死ぬと判断していた。
デーモンロードは、それほどに規格外。
それは、6m程の身長だった。デーモンよりも少し身長が高い。しかし、質量は同じ位だろうか。
長い手足に、筋肉質でありながら通常のデーモンよりは細身の体。
短い翼に、鋭い二本の角。全身はどす黒い紫色。
エメラルドに輝く瞳は虫けらを見ているように感情がない。
それは、レインと相対すると構えをとった。
たったそれだけの動作だけで、それが規格外だと言うことが分かる。誰の目でも。
デーモンは知性のない魔物だ。人間を殺すことだけを考えるロボットの様な存在だと言ってもいいかもしれない。よって、構えを取ることなど有り得ない。人を見かければ、何も考えずにただ襲いかかってくる。
仮にデーモンと同等の膂力を持つ人間であれば、武術を使えば何事もなく倒せるだろう。武器を持てば尚更楽勝だ。まあ、そんな膂力を持つ人間は極々一部の勇者や狛の村人でしか有り得ないが……。
しかし、それは違った。
感情の無い瞳は真っ直ぐレインを見つめ、その隙を伺っている。
その構えから溢れ出すプレッシャーは、かのドラゴンをも上回る程だった。
構えをとった瞬間に新人達は負けを悟ったのだろう。意地で剣は手放さなかったが、腰は抜かしてしまい動けない。精鋭達は構えるものの震えは止まらず、ディエゴも冷や汗を流している。
デーモンロードは魔法も使わず空も飛ばない。しかし、ドラゴンと並び立つ魔物。
その膂力と、武術だけが理由で。
「今回のはまた上物だな」
「……これは流石に怖いですね…………。ちょっと勝てるイメージがありません」
平然と立っているのは二人だけ。
ようやく『戦い』になると楽しみを隠さないレインと、そんなレインの勝利を一切疑わないサニィだけだった。
サニィの目から見て、それはエメラルドグリーンの体を持った、かのドラゴンよりも上位の魔物だった。
それはいかな魔法すらただの小技に見えてしまう程の圧力。レインと同様の、単純な暴力が持つ圧力だ。
――。
『キサマが狛の勇者だな?』
不意に地の底から湧き上がるような低音が轟く。可聴域をも下回っている音の振動を含むその声は大地を、木々を揺らしながらレインに向かってそう訪ねた。
圧倒的な圧力と構えはまるで崩さず。いいや、むしろ今までよりも圧倒的に増している。
最早新人達も武器を取り落とし、精鋭達もガクガクと動けない。
ディエゴもサニィすらも、その声を聞いて震え始めた。
「……話せるのか?」
『異常の者よ、キサマは生きていてはいけない存在だ。死ね』
「どういうこ――」
レインの質問を遮って、デーモンロードは踏み込んだ。
そこからの戦闘は誰の目にも追えなかった。戦っている二つの化け物を除いては。
ただ剣と爪が交差する音、爆発にも似た衝撃の音、それと同時に吹き乱れる衝撃波、黒と金に染まる視界。飛び散る赤黒い血飛沫。
デーモンとは余りにも格が違う。サニィがこの間見たドラゴンとも、また格が違う。
一切を捉えることが出来ない程の超高速戦闘。光速戦闘。
勝負は、一瞬だった。しかしそれがどのくらいだったのか、誰も分からない。もしかしたら数時間だったのかもしれないとすら幻視する。
気を抜いた瞬間に死ぬ。いや、死んでいたのかもしれない。その場に居た全員が、その戦闘に当てられ走馬灯とも言える程に永遠にも思える時間を体験していた。
倒れたのは巨体の方だ。もちろん、立っていたのはレイン。
ただしその姿は血にまみれ、いたる所に傷を負い、左手には深い裂傷があった。口からも血を流している。
最後の瞬間だけは、誰の目にも捉えられていた。レインの胸を貫こうとしたデーモンロードの爪を皮膚を傷つけながら回避したレインが、その空いた首を斬り伏せたのだ。
「有り得ない……」
少しして、そんなことを呟いたのはサニィだっただろう。もしかしたら、ディエゴだったかもしれない。
誰しもがレインの無傷の勝利を確信していた。
ドラゴンで無傷だった男が、5年前にデーモンロードを軽くあしらった男が、重症を負っている。
その傷は直ぐに引いていったが、レインはそのまま地面に膝をつく。
「……3回死んだぞ……………なんだあれは」
「ま、魔王……。呪いと、同じような感覚です……。声を出した途端……」
サニィの結論は、それだった。
声を出す前までは確かにデーモンロードだった。かなり強めの。ただ、その実態はまるで違うもの。
魔王は現在は存在していない。しかし、生まれない道理はない。
それはかつて何匹も存在し、一度の戦闘で100人以上の勇者を殺し、最後に討伐した者は必ず歴史に名を残す。それほどまでに圧倒的な存在。100年以上前に全ての魔王は討伐されたが、最後の魔王が死んでから100年以上。
魔王が居ない歴史など初めてだった為、誰しもが知り得なかった事実。
「ま、マズイな。至急王都に帰らなければいかん。魔王が出たなどと……、王に報告しなければ……」
そう呟くディエゴの声に反応したのだろうか。
再び地の底から轟く声が聞こえて、消えた。
『狛の勇者を殺す為、魔王はまた生まれる。これは世界の意思だ……』
世界の意思。その意味を今分かる者は居なかったが、魔王は再び蘇る。
そして、目の前の死体はやはり魔王だった。それを知ってしまった以上、事は一刻を争う。
ディエゴは震える体を制しながらも頭を回す。
「とにかくこのまま一度王都に戻ろう。レイン、お前たちもだ。魔王はお前を狙っているとは言え、お前しか倒せる者が居ない。それがどこに生まれるかわからない以上、来てもらう」
「あ、ああ。しかし、呪われてなかったら負けてたぞ……」
今一番驚いているのは恐らくレインだ。死の恐怖が増大する呪いの体で3回の死を迎えた。
母親から13年、自身の体では初めて感じる戦闘での死の感覚は思っていたよりも遥かに痛烈なものだった。
しかしディエゴは騎士団長。何よりも国を守ることが優先だ。
「幸いなことにお前は呪われている。これほど近くに居た私たちにも被害は0だ。被害を減らすためにもお前は来なければならない」
レインを追放するのも良いだろう。しかし、それで王都付近に魔王が生まれた場合、対処のしようがない。レインがいれば、魔王が王都に生まれる可能性は上がるが、大の為には小を切り捨てる。苦渋の決断ではあるが、ディエゴの決断はこれだった。
「了解した。サニィ、どうする?」
「え? どうするって……?」
「俺と来ればお前はまた死ぬかもしれない。こいつより強ければ守りきれない可能性すらある」
「え……」
「もうお前にあんな思いをさせるわけには――」
魔王はレイン意外を見てすら居なかった。しかし、それも今回だけかもしれない。
レインが死なないことを知っているのか知らないのかは分からないが、側にいてサニィがいつ狙われるのか分からない。
しかし、サニィの覚悟は決まっていた。
ずっと、前から。本当は、初めて助けられたその時から。
「行きます!」
「……」
「連れて行ってください」
「しかし、――」
「一緒に、死ぬんでしょう?」
「お前……」
「次は私があなたを救う番です。少し、手がかりも見つけました。それに」
それに、その次の言葉を口にすることはなかった。
しかし、今回の事態を見て、サニィの心はより一層強く決まっていた。
レインは人間だ。無敵ではあっても心を持っている。
あれだけ強くとも、戦闘が終わって死んだことを実感すれば、尻餅をついて恐怖を感じている。
だから、それに、単に、一緒に居たい。
そう思っていた。
0
お気に入りに追加
402
あなたにおすすめの小説
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
おっさんの神器はハズレではない
兎屋亀吉
ファンタジー
今日も元気に満員電車で通勤途中のおっさんは、突然異世界から召喚されてしまう。一緒に召喚された大勢の人々と共に、女神様から一人3つの神器をいただけることになったおっさん。はたしておっさんは何を選ぶのか。おっさんの選んだ神器の能力とは。
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
悪役令嬢にざまぁされた王子のその後
柚木崎 史乃
ファンタジー
王子アルフレッドは、婚約者である侯爵令嬢レティシアに窃盗の濡れ衣を着せ陥れようとした罪で父王から廃嫡を言い渡され、国外に追放された。
その後、炭鉱の町で鉱夫として働くアルフレッドは反省するどころかレティシアや彼女の味方をした弟への恨みを募らせていく。
そんなある日、アルフレッドは行く当てのない訳ありの少女マリエルを拾う。
マリエルを養子として迎え、共に生活するうちにアルフレッドはやがて自身の過去の過ちを猛省するようになり改心していった。
人生がいい方向に変わったように見えたが……平穏な生活は長く続かず、事態は思わぬ方向へ動き出したのだった。
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる