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その頃の彼ら

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 現在ボク達は4人で旅を続けている

 少ない?そうだね・・・あれは村から王都に向かう最中だったね・・・

 
「私は貴方が強者だから付いてきた・・・でも、今の貴方は・・・私に相応しくない!」
 
 レヴィがそう言ってきたのだ・・・弱体化したから、雰囲気もそう見えるんだろうね・・・

「じゃぁどうする?レヴィと出会ったあの山に帰るかい?」

「外というものを知った今・・・帰るつもりはない・・・」

 うーん、どうしたもんかねぇ・・・なんて考えてると

「ならこうしない?」

 そう言って出てきたのは、人形に憑依しためぐだった。そして徐にボクの右肩に乗って矢型のイヤリングを手に取り、自身の体に押し当て・・・

「・・・同化した?」

 その人形の体に吸収していった。そして更に

「クロ!シロ!出ておいで!」

 その呼びかけに反応して出てきたクロとシロは、そのままめぐの両手に巻き付くように・・・そしてめぐはその姿を身長150cmまで巨大化し・・・

「レヴィ?さっきの矢は貴方の半身・・・そして仮にも過去に神であり、現在は亜神である私が同化した。そしてクロとシロという精霊も私の真意を汲んでくれて、一時的とはいえ同化した・・・今の私では貴女を使うに値しないかしら?」

 目の前で起こっている急激な変化に思わず面食らってしまっているが・・・レヴィはその身を1mに満たない幼女姿に・・・って、人化!?

「今の貴女なら武器として使われるのも・・・心嬉しいと思う。どうかしばらくの間だがよろしく頼む」

 そう言いながら途中でチラッとこっちを見た様な気がしたが・・・気のせいだろう

「ショウ?これでどうかしら?」

「めぐ?その姿は?」

 今のメグの姿は大きくなった人形ではなく、どこからどう見ても・・・人の姿をしている・・・神格の宿った人形に、インテリジェンスウェポンと精霊が同化・・・出鱈目な存在だな・・・そして、扱う武器もまた・・・インテリジェンスウェポンであの威力だからな・・・

「これからは5人で『いや』・・・?」

「私はこのレヴィとしばらく旅をしようと思う」

「え?」

「まだこの姿に慣れていないのでな。長時間この形態は無理のようだ。だから、しばらくはショウと別行動をし、この体に慣れ、レヴィも上手く手加減して使いこなせるよう・・・精進したいのだ・・・今のままでは・・・過剰戦力かも知れぬが・・・足手まといであるのも・・・本当だからな」

 そう言い残してめぐは旅立ってしまった・・・

 そして現在・・・目の前に巨大な蛇種の顔が・・・
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