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依頼完了

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「どう言った仕組みだ?」

「それはわしにもわからんが、もうず~っとこんな感じらしいぞ?」

 へー

「それよりもこれは増額しとかないとな」

 そう言うと再度カードが光り、裏面に【増額】と・・・便利だけどこれどこかで誰かに常に監視されてるようなもんだよね・・・

「数日日に当てて自然乾燥すれば、燃えやすくなるので、2~3日5に燃やしにきますね」

 そう言い残してギルドに帰ると

「あら?」

 受付のお姉さんが・・・

「依頼完了しました。これは報告はどうすれば良いんですか?」

「・・・もう?まだ1時間もかかってないんだけど・・・カード渡してね?」

 そう言われてカードを渡すと裏面を確認して

「ちょ!確かに完了が記載されてる!しかも増額!?」

 本当にそうなってたんだよなぁ・・・謎技術だよ・・・

「ショウ君何したの?私も依頼の確認がてらあそこの前を通ったけど・・・あの草の量を・・・こんな短時間で・・・でも、あのおじさんは・・・うん・・これはかなりの優良物件よね・・・」

 なんか最後の方が聞き取れなかったけど・・・

「はい。完了報告を受けました。どうします?今日はこれで終わりますか?できれば急ぎの依頼があるんですけど・・・」

 どうやら草むしりに行ってる間に入り込んだようだ


「受けますよ?街の人もギルドも困ってるんでしょ?なら受けないと!」

「ショウ君・・・ありがとう
 依頼内容は『引越しの準備の間のペットの世話』です。場所は宿屋【木漏れ日亭】の裏で、依頼者はマリリンさんです」

「それなら場所はわかるので、早速いってきます!」

 そしてたどり着いた家の前で

「すみません!ギルドからの依頼できました!マリリンさんいらっしゃいますか?」

 それまでドタバタと聴こえていた室内が静まり、ドアから出てきた女性が

「助かったぁぁぁぁ!明日引越しなのにペットが騒がしくて荷造りができなかったにゃー!」

 にゃー?

「ささまずは中に入るにゃ」

 中には『本当に明日引っ越すの?』くらいごちゃごちゃになった・・・『引越しじゃなくて追い出されなんじゃ?』って感じだったが、その部屋の奥に・・・

「美人さんだな・・・」

「ヤダァ~会ってすぐそんなこと言うにゃんて・・・」

「いや、お姉さんでなくソコの猫たちですよ?」

 残念美人確定・・・

「荷造りしてるとこの子達がじゃれ付いてきてね?中々作業が捗らなくてね・・・」

 今も絶賛三匹の猫たちは室内を走り回ってる・・・立体軌道?彼女達は自然と風魔法?使ってないか?
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