117 / 124
5−5
しおりを挟む
「伝令!伝令!可及的速やかに各方面へ!」
「お前達は各師団長へ現状の報告と対応の要請を」
「「「「ハッ」」」」
「お前は冒険者ギルドへ走り、同じく現状の報告とSSSランク冒険者の招集と対応!協力体制の伝播役となれ!」
「ハッ」
「お前は他の一般兵の指揮をとって民間人の避難を!まずは身ひとつでも逃げることを最優先にしろ!食料等の補給は後だ!まずは生き延びることを最優先にと伝えて回れ!」
「ハッ」
「残ったお前らは・・・すまんがしばし場内に残り、食糧や物資の運搬準備の式を取ってくれ・・・正直私も怖い・・・今も尻尾を抱き抱えておらねば・・・」
「隊長!その想いは皆同じです!」
獣人王国一般兵・・・彼等もまた・・・その尻尾を股に挟んで抱き抱えている・・・心の拠り所のように・・・
「今はできることを考えましょう!隊長の指示をまずは完遂します!隊長は・・・引き続き各方面への指示をお願いします!」
「お前ら・・・少しだけ・・勇気が・・・元気が・・・ありがとう(つД`)
ヨシ!指示のあったものは即刻行動開始!なかったものやわからないものはこの場に待機して順次指示を待て!」
「「「「「ハッ!」」」」」
「・・・我らは近衛兵や魔法を扱えなかったがために集められている一般兵だが・・・王を・・・民を思う気持ちは同じだ・・・最前線で戦う者が憂なくその力を十全に発揮できるよう・・・動くぞ!
行動開始!!」
召喚の間にいた一般兵が各所で待機や休暇をとっている仲間に現状の報告と今後の行動示唆。隊長の思いと先ほどの言葉を次々と伝播していき・・・城下へと散っていく。
各師団は異変を感じ、既にある程度の行動を開始していたようで、話は瞬く間に進み、召喚の間へ行動を開始していく。
他の一般兵よりも先に城下へ散った兵士は先ずは各門番に話を通して開門し、入場待ちの商人や冒険者に注意喚起をしていく。
最初に報告に走ったものはその足で商人ギルドへ走り、これまた現状の報告と支援要請。これは倉庫内の物資を提供してもらうように・・・もちろん有事が収束すればそれ相応の代金を支払う・・・といったことを一般兵が言っても良いものかどうか・・・
「バカヤロウ!国の・・・王の命がかかってるのにそんな金勘定するわけないだろ!
おい!お前は支給脚を用意して各方面へ支援物資の打診!それと避難する民間人の食糧や物資をかき集めて門の外で待機だ!中?バカヤロウ!門の内側にいたら民間人が逃げる道が塞がるだろ!」
商人ギルド長・・・金感情だけに生きているわけではないようだ
「お前達は各師団長へ現状の報告と対応の要請を」
「「「「ハッ」」」」
「お前は冒険者ギルドへ走り、同じく現状の報告とSSSランク冒険者の招集と対応!協力体制の伝播役となれ!」
「ハッ」
「お前は他の一般兵の指揮をとって民間人の避難を!まずは身ひとつでも逃げることを最優先にしろ!食料等の補給は後だ!まずは生き延びることを最優先にと伝えて回れ!」
「ハッ」
「残ったお前らは・・・すまんがしばし場内に残り、食糧や物資の運搬準備の式を取ってくれ・・・正直私も怖い・・・今も尻尾を抱き抱えておらねば・・・」
「隊長!その想いは皆同じです!」
獣人王国一般兵・・・彼等もまた・・・その尻尾を股に挟んで抱き抱えている・・・心の拠り所のように・・・
「今はできることを考えましょう!隊長の指示をまずは完遂します!隊長は・・・引き続き各方面への指示をお願いします!」
「お前ら・・・少しだけ・・勇気が・・・元気が・・・ありがとう(つД`)
ヨシ!指示のあったものは即刻行動開始!なかったものやわからないものはこの場に待機して順次指示を待て!」
「「「「「ハッ!」」」」」
「・・・我らは近衛兵や魔法を扱えなかったがために集められている一般兵だが・・・王を・・・民を思う気持ちは同じだ・・・最前線で戦う者が憂なくその力を十全に発揮できるよう・・・動くぞ!
行動開始!!」
召喚の間にいた一般兵が各所で待機や休暇をとっている仲間に現状の報告と今後の行動示唆。隊長の思いと先ほどの言葉を次々と伝播していき・・・城下へと散っていく。
各師団は異変を感じ、既にある程度の行動を開始していたようで、話は瞬く間に進み、召喚の間へ行動を開始していく。
他の一般兵よりも先に城下へ散った兵士は先ずは各門番に話を通して開門し、入場待ちの商人や冒険者に注意喚起をしていく。
最初に報告に走ったものはその足で商人ギルドへ走り、これまた現状の報告と支援要請。これは倉庫内の物資を提供してもらうように・・・もちろん有事が収束すればそれ相応の代金を支払う・・・といったことを一般兵が言っても良いものかどうか・・・
「バカヤロウ!国の・・・王の命がかかってるのにそんな金勘定するわけないだろ!
おい!お前は支給脚を用意して各方面へ支援物資の打診!それと避難する民間人の食糧や物資をかき集めて門の外で待機だ!中?バカヤロウ!門の内側にいたら民間人が逃げる道が塞がるだろ!」
商人ギルド長・・・金感情だけに生きているわけではないようだ
0
お気に入りに追加
111
あなたにおすすめの小説
絶対防御とイメージ転送で異世界を乗り切ります
真理亜
ファンタジー
有栖佑樹はアラフォーの会社員、結城亜理須は女子高生、ある日豪雨に見舞われた二人は偶然にも大きな木の下で雨宿りする。
その木に落雷があり、ショックで気を失う。気がついた時、二人は見知らぬ山の中にいた。ここはどこだろう?
と考えていたら、突如猪が襲ってきた。危ない! 咄嗟に亜理須を庇う佑樹。だがいつまで待っても衝撃は襲ってこない。
なんと猪は佑樹達の手前で壁に当たったように気絶していた。実は佑樹の絶対防御が発動していたのだ。
そんな事とは気付かず、当て所もなく山の中を歩く二人は、やがて空腹で動けなくなる。そんな時、亜理須がバイトしていたマッグのハンバーガーを食べたいとイメージする。
すると、なんと亜理須のイメージしたものが現れた。これは亜理須のイメージ転送が発動したのだ。それに気付いた佑樹は、亜理須の住んでいた家をイメージしてもらい、まずは衣食住の確保に成功する。
ホッとしたのもつかの間、今度は佑樹の体に変化が起きて...
異世界に飛ばされたオッサンと女子高生のお話。
☆誤って消してしまった作品を再掲しています。ブックマークをして下さっていた皆さん、大変申し訳ございません。
異世界道中ゆめうつつ! 転生したら虚弱令嬢でした。チート能力なしでたのしい健康スローライフ!
マーニー
ファンタジー
※ほのぼの日常系です
病弱で閉鎖的な生活を送る、伯爵令嬢の美少女ニコル(10歳)。対して、亡くなった両親が残した借金地獄から抜け出すため、忙殺状態の限界社会人サラ(22歳)。
ある日、同日同時刻に、体力の限界で息を引き取った2人だったが、なんとサラはニコルの体に転生していたのだった。
「こういうときって、神様のチート能力とかあるんじゃないのぉ?涙」
異世界転生お約束の神様登場も特別スキルもなく、ただただ、不健康でひ弱な美少女に転生してしまったサラ。
「せっかく忙殺の日々から解放されたんだから…楽しむしかない。ぜっっったいにスローライフを満喫する!」
―――異世界と健康への不安が募りつつ
憧れのスローライフ実現のためまずは健康体になることを決意したが、果たしてどうなるのか?
魔法に魔物、お貴族様。
夢と現実の狭間のような日々の中で、
転生者サラが自身の夢を叶えるために
新ニコルとして我が道をつきすすむ!
『目指せ健康体!美味しいご飯と楽しい仲間たちと夢のスローライフを叶えていくお話』
※はじめは健康生活。そのうちお料理したり、旅に出たりもします。日常ほのぼの系です。
※非現実色強めな内容です。
※溺愛親バカと、あたおか要素があるのでご注意です。
悪役令嬢の味方をしたら追放されました
神崎 ルナ
ファンタジー
乙女ゲームのヒロインに転生してしまったあたし。ざまあは嫌なので頑張っていたんだけど、え? 追放ってマジですか(白目)。……追放されました。うせやろ。……魔の森、って人住めたんですかね? 何故かそこに隠者のように住むイケメンさんと旅することになってますが――。
エブリスタ様でも公開しています。
またね。次ね。今度ね。聞き飽きました。お断りです。
朝山みどり
ファンタジー
ミシガン伯爵家のリリーは、いつも後回しにされていた。転んで怪我をしても、熱を出しても誰もなにもしてくれない。わたしは家族じゃないんだとリリーは思っていた。
婚約者こそいるけど、相手も自分と同じ境遇の侯爵家の二男。だから、リリーは彼と家族を作りたいと願っていた。
だけど、彼は妹のアナベルとの結婚を望み、婚約は解消された。
リリーは失望に負けずに自身の才能を武器に道を切り開いて行った。
「なろう」「カクヨム」に投稿しています。
最弱ステータスのこの俺が、こんなに強いわけがない。
さこゼロ
ファンタジー
俺のステータスがこんなに強いわけがない。
大型モンスターがワンパン一発なのも、
魔法の威力が意味不明なのも、
全部、幼なじみが見つけてくれたチートアイテムがあるからなんだ!
だから…
俺のステータスがこんなに強いわけがないっ!
おばさん、異世界転生して無双する(꜆꜄꜆˙꒳˙)꜆꜄꜆オラオラオラオラ
Crosis
ファンタジー
新たな世界で新たな人生を_(:3 」∠)_
【残酷な描写タグ等は一応保険の為です】
後悔ばかりの人生だった高柳美里(40歳)は、ある日突然唯一の趣味と言って良いVRMMOのゲームデータを引き継いだ状態で異世界へと転移する。
目の前には心血とお金と時間を捧げて作り育てたCPUキャラクター達。
そして若返った自分の身体。
美男美女、様々な種族の|子供達《CPUキャラクター》とアイテムに天空城。
これでワクワクしない方が嘘である。
そして転移した世界が異世界であると気付いた高柳美里は今度こそ後悔しない人生を謳歌すると決意するのであった。
転生したらチートでした
ユナネコ
ファンタジー
通り魔に刺されそうになっていた親友を助けたら死んじゃってまさかの転生!?物語だけの話だと思ってたけど、まさかほんとにあるなんて!よし、第二の人生楽しむぞー!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる