上 下
108 / 124

4−6

しおりを挟む
「とまぁ、最後の最後に斬新で残虐な事案が発生したけど、三姉妹には・・・是非習得してもらわなければならないことができました」

「「「?」」」

「それは・・・です」

「「「?」」」

 急激なレベルアップによる能力の向上・・・しかし強すぎる力は・・・

「このままでは学校で何かが起こりそうなので、今までの数倍程度の能力まで落とせるように・・・ガンバッテクダサイね?」

 絶対に学校で問題になる・・・間違いない。1年かけて向上しなかった能力が数日でトップクラスにまでなれば・・・

 そして14Day休日の最初の3日で爆発的な成長パワーレベリングをした代償として、残りの10Day余を・・・能力抑制に励むという・・・こればっかりは自分で感覚を掴んでもらうしかないので、砂浜で・・・族長さんの奥様に・・・そう、強すぎる力真紅竜を持つ者に・・・基本的な手ほどきを・・・お願いしたはずなのに・・・どうしてこうなった?

「カイザー君見て見て!」

 長女の鉱石操作で基本的なパーツが組み合わさり、次女の水流操作・・・正にとなりて・・・三女の気流操作・・・で浮かび上がり・・・

「合体技ができたよ!」

 いや・・・訓練だよね?なに強化訓練にしちゃってんの!?奥様も!何楽しそうに!?

「・・・それ・・・それだけの強度があるか試してもいいかな?」

 俺はロングソード形態で各刃を回転させ・・・見た目にはバットの様で、その実は・・・

「うん。綺麗に抉れるね」

 渾身?の作品をあっさり粉砕された三姉妹は顔色を青くさせ・・・

「はーい。真面目に取り組もうね?1週間後に迎えにくるからね?その時に真面目に結果が見えなかったら、そのまま帰っちゃうからね?」

「「「え?」」」

「その後は気が向いたら来るけど、下手したらもう1年2年次をすることになるかもねー?それか、退学・・・いや、能力者を退学させるわけにはいかないから、永久留年扱い?」

:(;゙゚'ω゚'):×3

「それじゃ1週間後に!アデュー!」

「「「ちょっ!」」」シュン

 三姉妹を放置して転移し・・・砂浜がよく見えるラウンジへと移動した俺たちは

「冷たい飲み物おねがいします。ノンアルコールで」

 その日1日は監視という形で三姉妹を眺めて・・・真剣に取り組んでる様だったので、妖精喫茶店へ再転移し・・・

「ショウは?」

でしたら皆様が跳ばれてすぐに出かけていかれましたが・・・まだ戻ってませんね」

 ふ~ん・・・何画策してるんだろうね?
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

こんなスキルあったら・・・

ばふぉりん
ファンタジー
 フッと思った瞬間の出来事・・・ 「はい、ソレが貴方の創造したスキルですね。では行ってらっしゃい」  そうだった、今は女神によって唯一無二のスキルを創造するタイミングだった 「やってもーたぁぁぁぁ」  これは突然地面に現れた魔法陣に巻き込まれた僕のお話

亀裂に落ちた少年は・・・

ばふぉりん
ファンタジー
 とある幸せな家族のいち風景・・・お父さんとお母さんが見守る中、小さな子供は庭を駆け回り、その周囲には多くの動物たちが優しく見守り・・・誰も彼もが何気なく意識を逸らした・・・そんな瞬間!本来ならそんな瞬間など生まれるはずもない彼等・・・そんな天文学的数値よりももっとも〜っと・・・むしろ、限り無くZEROと等しい確率で起こった【意識外の瞬間】に、その子供の足元に不可視の亀裂が生じ、結果的には落ちた。  その瞬間その世界からその子供の存在が消え、気配も当然・・・となれば、当然の事ながら 「ちょ!?あの子どこいったの?」 「え?さっきまで・・・え?」 「ガウ!?」 「にゃ!?」 「カメー?」 「いやさっきまでそこを・・・誰も見てないの?」 「ちょっと!動揺して喋るの間違えちゃったじゃないの!」 「ソレはお前が普段からだらしないからだろ」 「なんですって!?」 「やんのかこのブ猫!」 「あぁ?駄犬の分際で!」 「やめんか小童ども!」  騒がしい・・・これはどこかへ落ちた子供の物語であって・・・君たちの物語ではないのだから・・・  彼はどこに落ちたのか・・・  彼は何をするのか・・・  彼は何者なのか・・・  そんな彼の物語・・・  どうかよろしくお願いします

5歳で前世の記憶が混入してきた  --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--

ばふぉりん
ファンタジー
 「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は 「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」    この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。  剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。  そんな中、この五歳児が得たスキルは  □□□□  もはや文字ですら無かった ~~~~~~~~~~~~~~~~~  本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。  本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。  

スキルポイントが無限で全振りしても余るため、他に使ってみます

銀狐
ファンタジー
病気で17歳という若さで亡くなってしまった橘 勇輝。 死んだ際に3つの能力を手に入れ、別の世界に行けることになった。 そこで手に入れた能力でスキルポイントを無限にできる。 そのため、いろいろなスキルをカンストさせてみようと思いました。 ※10万文字が超えそうなので、長編にしました。

処理中です...