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「確か鮎は・・・」

 割り箸?を口から2本刺し入れて・・・捻ると・・・

「凄い!内臓が綺麗にとれてる!」

 むかーし何かの番組で見たような・・・のを思い出しつつ試すと・・・できちゃった

「さて、そろそろ邪魔なんで、どっか行ってもらえる?というか、暗くなる前に拠点なり寝床なり食事の準備しないで・・・どうするの

 朝出発して俺達は小一時間だったが、他の生徒達が到着したのは昼過ぎだ・・・拠点?寝床?食事?先生言ったよね?

「肉が焼けるまでは姐御の能力とかみんなの能力の確認してようか」

 竈の管理はレムに任せて、俺とショウは姐御の能力を聞きつつ、その方向性と可能性を・・・レムは楽しそうに肉を眺めている

◇生徒達◇

「なによあれ!」

 必死に登ってきて見つけたものはツリーハウスにウサギの解体・・・何も知らないとスプラッターだろうが、そんな職業の方々がいるからこそ、君たちはお肉を食べれてるんだが・・・理解できないのかな

「先生!ご飯は!?」

「あるわけないだろ?ここにあるのは自然と安全だ。学校が用意してるのはテントと少しばかりの隠し要素だ」

 隠し要素・・・バレバレだったけど

「はぁ!?あの人たちは?なんで!?」

「ん?カイザー達か?彼らは自分で食材を調達して調理してるんだが・・・お前らも早く作業に取り掛からないとすぐ暗くなるぞ?」

 単独行軍ならまだしも、チームとして動いてるんならね?それに・・・言うが早いか既に陽は傾き始めてる・・・もう1時間もすれば歩くことも困難に・・・最悪の事態襲撃はないから安心していいだろうけど・・・着の身着のままで・・・一晩過ごすのはきついんじゃ無いかな?毛布?あったけど・・・早い者勝ちってことで数枚に使わせてもらってるのは内緒だ

「ちょっと男子!テントとか力仕事しなさいよ!」

「はぁ?・・・じゃぁ女子!飯の準備しろよ!」

 早速チーム分裂の危機・・・それをにやにやしながら眺めてる男女それぞれのチーム・・・君らも人のこと言えないんだけどね?

 そして傾きかけた陽・・・暗くなる時は早いからね・・・案の定

「おい!暗くて手元が見えないぞ」
「これどうやるんだっけ?」
「中真っ暗じゃねぇか!」

 そりゃね?

「食事の準備ったって」
「コンビニは?スーパーは?」
「そもそも水すら・・・」

 小川に行けばおいしい水が流れてるぞ~。勿論上流でな?下流は魚の排泄物やらなんやらで・・・

 そして辺りは暗くなり・・・
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