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 学校が用意していたテントは簡易式なものでだ。基本チームは最大四人だから、見張りを立てる前提で三人寝れれば十分・・・ってところか。

 ・・・ん?あの枝振り良いな・・・俺は周囲を散策して材料を集め、先ほど見かけた枝振りのいい木に・・・を作り、その上にテントを・・・

「・・・カイザー?これって?」

 姐御が周囲の散策から戻ってきて第一声・・・俺が作ったテントをて・・・

「ん?強度は問題ないぞ?」

「そうじゃなくて!なんでツリーハウス風にテント立ててんのよ!」

 枝振りのいい木に・・・渡し木をして床を構築、天幕を閉じずに掛ける感じで張って、寝床は毛布と蔦を使ったハンモック風に

「姐御は・・・お?野草とキノコか・・・どれ・・・うんどれも可食化だ」

「・・・カイザーも隠すのやめたの?いましたでしょ・・・」

「・・・テヘペロ?」

「カイにゃー?かまど作っておくね?」

 レムが焚き場を作り出した。勿論土魔法等でなく、あからさまに自然を装ってされていた石を拾ってきてだが・・・これは探せば色々・・・ありそうだね?

「姐御はレムに色々教わってて?そろそろ先生方も到着すると思うし」

 そう言い残して俺は林に・・・

「・・・大物捕って帰っても面倒だしな・・・人数分なら・・・兎か・・・」

 手っ取り早く気配を探すと、はされていないが、間違いなく野生ではウサギを数羽・・・だが、2羽だけに狙いを定め

「壱号射出!」

 投擲用ナイフを操って・・・でウサギを・・・

「さて・・・魚は・・・はぁ・・・」

 案の定・・・自然ではあり得ない事が・・・

「生簀か・・・」

 天然の生簀をカモフラージュした・・・中に・・・鮎が泳いでいた

「・・・甘々だろ先生方よ」

 脱力しつつも人数分の4匹を手にし、拠点に戻ると

「・・・どうした?」

 焚き場の周りには先生と数名の生徒が

「カイにゃーお帰り~♪」

 レムが走り寄ってきて、俺の脚にヒシッと抱きついてきた

「(レム?人化してるけどなんか小さく無いかい?それこそ半獣形態のサイズ・・・周りは違和感感じてないみたいだけど)・・・何事ですか?」

 務めて冷静に・・・先生方に聞くと

「カイザー・・・おまえ達は何してるんだ?」

「え?言われた通りの構築と、食事の準備ですが?テントも用意してあったものをアレンジはしましたが、張ってますが?」

 木の上を指すと、先生方の目が・・・顎が・・・漫画のような表現でしかみないものになっていた
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