96 / 124
3−5
しおりを挟む
学校が用意していたテントは簡易式なもので三人用だ。基本チームは最大四人だから、見張りを立てる前提で三人寝れれば十分・・・ってところか。
・・・ん?あの枝振り良いな・・・俺は周囲を散策して材料を集め、先ほど見かけた枝振りのいい木に・・・ベースを作り、その上にテントを・・・
「・・・カイザー?これって?」
姐御が周囲の散策から戻ってきて第一声・・・俺が作ったテントを見上げて・・・
「ん?強度は問題ないぞ?」
「そうじゃなくて!なんでツリーハウス風にテント立ててんのよ!」
枝振りのいい木に・・・渡し木をして床を構築、天幕を閉じずに掛ける感じで張って、寝床は毛布と蔦を使ったハンモック風に
「姐御は・・・お?野草とキノコか・・・どれ・・・うんどれも可食化だ」
「・・・カイザーも隠すのやめたの?いま鑑定したでしょ・・・」
「・・・テヘペロ?」
「カイにゃー?かまど作っておくね?」
レムが焚き場を作り出した。勿論土魔法等でなく、あからさまに自然を装って用意されていた石を拾ってきてだが・・・これは探せば色々・・・ありそうだね?
「姐御はレムに色々教わってて?そろそろ先生方も到着すると思うし」
そう言い残して俺は林に・・・
「・・・大物捕って帰っても面倒だしな・・・人数分なら・・・兎か・・・」
手っ取り早く気配を探すと、飼育はされていないが、間違いなく野生では無いウサギを数羽・・・だが、2羽だけに狙いを定め
「壱号射出!」
投擲用ナイフを操って・・・不自然な軌道でウサギを・・・
「さて・・・魚は・・・はぁ・・・」
案の定・・・自然ではあり得ない事が・・・
「生簀か・・・」
天然の生簀をカモフラージュした・・・中に・・・鮎が泳いでいた
「・・・甘々だろ先生方よ」
脱力しつつも人数分の4匹を手にし、拠点に戻ると
「・・・どうした?」
焚き場の周りには先生と数名の生徒が
「カイにゃーお帰り~♪」
レムが走り寄ってきて、俺の脚にヒシッと抱きついてきた
「(レム?人化してるけどなんか小さく無いかい?それこそ半獣形態のサイズ・・・周りは違和感感じてないみたいだけど)・・・何事ですか?」
務めて冷静に・・・先生方に聞くと
「カイザー・・・おまえ達は何してるんだ?」
「え?言われた通り拠点の構築と、食事の準備ですが?テントも用意してあったものを若干アレンジはしましたが、張ってますが?」
木の上を指すと、先生方の目が・・・顎が・・・漫画のような表現でしかみないものになっていた
・・・ん?あの枝振り良いな・・・俺は周囲を散策して材料を集め、先ほど見かけた枝振りのいい木に・・・ベースを作り、その上にテントを・・・
「・・・カイザー?これって?」
姐御が周囲の散策から戻ってきて第一声・・・俺が作ったテントを見上げて・・・
「ん?強度は問題ないぞ?」
「そうじゃなくて!なんでツリーハウス風にテント立ててんのよ!」
枝振りのいい木に・・・渡し木をして床を構築、天幕を閉じずに掛ける感じで張って、寝床は毛布と蔦を使ったハンモック風に
「姐御は・・・お?野草とキノコか・・・どれ・・・うんどれも可食化だ」
「・・・カイザーも隠すのやめたの?いま鑑定したでしょ・・・」
「・・・テヘペロ?」
「カイにゃー?かまど作っておくね?」
レムが焚き場を作り出した。勿論土魔法等でなく、あからさまに自然を装って用意されていた石を拾ってきてだが・・・これは探せば色々・・・ありそうだね?
「姐御はレムに色々教わってて?そろそろ先生方も到着すると思うし」
そう言い残して俺は林に・・・
「・・・大物捕って帰っても面倒だしな・・・人数分なら・・・兎か・・・」
手っ取り早く気配を探すと、飼育はされていないが、間違いなく野生では無いウサギを数羽・・・だが、2羽だけに狙いを定め
「壱号射出!」
投擲用ナイフを操って・・・不自然な軌道でウサギを・・・
「さて・・・魚は・・・はぁ・・・」
案の定・・・自然ではあり得ない事が・・・
「生簀か・・・」
天然の生簀をカモフラージュした・・・中に・・・鮎が泳いでいた
「・・・甘々だろ先生方よ」
脱力しつつも人数分の4匹を手にし、拠点に戻ると
「・・・どうした?」
焚き場の周りには先生と数名の生徒が
「カイにゃーお帰り~♪」
レムが走り寄ってきて、俺の脚にヒシッと抱きついてきた
「(レム?人化してるけどなんか小さく無いかい?それこそ半獣形態のサイズ・・・周りは違和感感じてないみたいだけど)・・・何事ですか?」
務めて冷静に・・・先生方に聞くと
「カイザー・・・おまえ達は何してるんだ?」
「え?言われた通り拠点の構築と、食事の準備ですが?テントも用意してあったものを若干アレンジはしましたが、張ってますが?」
木の上を指すと、先生方の目が・・・顎が・・・漫画のような表現でしかみないものになっていた
0
お気に入りに追加
111
あなたにおすすめの小説
絶対防御とイメージ転送で異世界を乗り切ります
真理亜
ファンタジー
有栖佑樹はアラフォーの会社員、結城亜理須は女子高生、ある日豪雨に見舞われた二人は偶然にも大きな木の下で雨宿りする。
その木に落雷があり、ショックで気を失う。気がついた時、二人は見知らぬ山の中にいた。ここはどこだろう?
と考えていたら、突如猪が襲ってきた。危ない! 咄嗟に亜理須を庇う佑樹。だがいつまで待っても衝撃は襲ってこない。
なんと猪は佑樹達の手前で壁に当たったように気絶していた。実は佑樹の絶対防御が発動していたのだ。
そんな事とは気付かず、当て所もなく山の中を歩く二人は、やがて空腹で動けなくなる。そんな時、亜理須がバイトしていたマッグのハンバーガーを食べたいとイメージする。
すると、なんと亜理須のイメージしたものが現れた。これは亜理須のイメージ転送が発動したのだ。それに気付いた佑樹は、亜理須の住んでいた家をイメージしてもらい、まずは衣食住の確保に成功する。
ホッとしたのもつかの間、今度は佑樹の体に変化が起きて...
異世界に飛ばされたオッサンと女子高生のお話。
☆誤って消してしまった作品を再掲しています。ブックマークをして下さっていた皆さん、大変申し訳ございません。
またね。次ね。今度ね。聞き飽きました。お断りです。
朝山みどり
ファンタジー
ミシガン伯爵家のリリーは、いつも後回しにされていた。転んで怪我をしても、熱を出しても誰もなにもしてくれない。わたしは家族じゃないんだとリリーは思っていた。
婚約者こそいるけど、相手も自分と同じ境遇の侯爵家の二男。だから、リリーは彼と家族を作りたいと願っていた。
だけど、彼は妹のアナベルとの結婚を望み、婚約は解消された。
リリーは失望に負けずに自身の才能を武器に道を切り開いて行った。
「なろう」「カクヨム」に投稿しています。
転生したらチートでした
ユナネコ
ファンタジー
通り魔に刺されそうになっていた親友を助けたら死んじゃってまさかの転生!?物語だけの話だと思ってたけど、まさかほんとにあるなんて!よし、第二の人生楽しむぞー!!
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
『希望の実』拾い食いから始まる逆転ダンジョン生活!(改訂版)
IXA
ファンタジー
凡そ三十年前、この世界は一変した。
世界各地に次々と現れた天を突く蒼の塔、それとほぼ同時期に発見されたのが、『ダンジョン』と呼ばれる奇妙な空間だ。
不気味で異質、しかしながらダンジョン内で手に入る資源は欲望を刺激し、ダンジョン内で戦い続ける『探索者』と呼ばれる職業すら生まれた。そしていつしか人類は拒否感を拭いきれずも、ダンジョンに依存する生活へ移行していく。
そんなある日、ちっぽけな少女が探索者協会の扉を叩いた。
諸事情により金欠な彼女が探索者となった時、世界の流れは大きく変わっていくこととなる……
人との出会い、無数に折り重なる悪意、そして隠された真実と絶望。
夢見る少女の戦いの果て、ちっぽけな彼女は一体何を選ぶ?
絶望に、立ち向かえ。
この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。
世界最強双子物語
彼岸花
ファンタジー
他人を信じることが出来ない世界最強の称号を持つ双子が実力を隠して(隠せてない)学園に通ったり?友人を作ったり?魔獣や人と戦ったり?過去を乗り越えたりする?物語……………になれば良いなぁっと思ってます(;¬_¬)
学園物にハマって双子を学園に通わせてみたくなって書きました( * ॑꒳ ॑* )
過去あり系が好きなのでバンバンいれてます!w
*異世界転生双子旅を見ていなくても大丈夫!
*名前は同じだけど設定色々と変えてます!(世界最強には変わりないけど)
*これから登場する人物などが出て来る、かも?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる