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「・・・うるさい五月蝿い煩いウルサイ煩瑣い!!!!!」

 癇癪持ちか?

「お前如きに俺様が?黙ってその女を差し出せば良いんだよ!俺様はトリプルだぞ!」

「・・・落ち着けよ鳥様」

「だれが鳥だ!?」

「だって名乗りもできない奴は・・・なんて呼べば良いんだ?鳥ブルー(青髪)トリプル様ってさっき命名してあげたでしょ?」

 クラスメイトの中でもこの命名には数名が「プッ」と吹き出していた

「俺様の名前は『カイザー』だ!」

「・・・いや、カイザーは俺だけど?」

「・・・カイザー(編入者)君?その・・・彼は・・・一番最初の自己紹介で『俺様はトリプルだ!カイザーと呼べ!』って・・・言ってたの」

「・・・カイザー君?俺は自称じゃないんだけど・・・じゃぁ・・・カイザー(偽)様?」

「「「「「・・・」」」」」

「ウルセェ!」

 実際鑑定してみたら・・・プッ・・・

「カイにゃー?こいつの名前なんか変にゃ?本名と名前が二つあるにゃ」

 そこでレムが爆弾投下

「なに!?」
「え?レムちゃん?」
「まさか・・・鑑定持ち?」
「しかも隠してそうな事柄まで見えるなんて・・・上級鑑定なんじゃ?」
「えええ???」
「可愛い上に上級者?」

 これはまたレム信者が増えそうだな

「で?レム?なんて名前が見えたんだ?」

 勿論俺も鑑定はできるからてはいるんだけど、ここはレムの能力ってことにして・・・

「えっと・・・カイザーと鳥?が・・・」

 そこで言い淀んで・・・まぁ?俺の鑑定結果でも・・・言い淀む・・・いやね・・・プッ

「本名は村野田吾作むらのたごさくにゃ!変な名前~」

「「「「「「・・・」」」」」」

 全員沈黙・・・後に

「ぎゃははははははは!」
「たごさく・・・何それ!?」
「それ何世紀前の名前だよ!」
「プププ・・・村の田吾作・・・プププ」
「愛称:鳥って・・・」
「ねぇ?なんて呼べば良いいの?愛称?自称?本名???」
「・・・ナイワー」
「レムちゃんすごーい!」
「ほんとほんと!」
「可愛い上に・・・」

 レム信者が着々と増えていく事案・・・

 そして話題の中心になれた鳥・・・田吾作は・下を向いてプルプル震えて・・・遂に

「テメェ良い度胸だな!なんだ語尾に『にゃ』とか!舐めてんのか!このくそ!」

「あ“?」

 レムがブ○?だったらこの世の全ては醜女じゃねぇか!?




     「「「「ホホォ良い度胸だな」」」」

 何処かで誰かの激おこな気配が・・・

 ごめんなさいorz

「あぁもう面倒だ。その勝負受けてやるよ!後悔すんなよ!?」
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