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説明会

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 時間は遡る



 説明終了



「つまり、僕が消えた後女神様が現れてかなり特殊な状況になってた香織の最適化と変質にタイムラグが生じたってわけか、そしてそこの先輩四人は香織が眷属化することでこっちに引っ張ってきたと。他の子らは?」

 先輩方はそのままあの時間軸での生活も可能だったんだが、僕と香織という特異点が消えれば当然猫との生活やファスナーの存在も消えてしまうそ教えられ、それは困るという考えと、約一名は追いかけたいとの想いが強く、香織の眷属化という選択肢もかるく受けてしまったようで、それに引っ張られる形で結局、全員眷属化したそうである。
 僕らと香織達の召喚のタイムラグがおかしいのは、そこまで厳密に操作できるわけではないとのことだった。
 なんにしても

「改めてお帰りなさい。香織」

「ただいま戻りました。ショウ様」

 二人見つめ合い・・・


「ちょ!ソコ!何甘い雰囲気出してるんですか!私達もいるんですよ!そういうのは目に触れないところでしてください!」

「ごめんごめん、香織との再会のテンションですっかり忘れてたよ。背景?と同化してた」

「「「「なんですと!」」」」

「おい!ショウ!ワイの紹介はまだかいな?」

「「「「「・・・」」」」」



「ねぇ?この物体何?」

「撫子さん?物体呼ばわりしちゃだめですよ?あと指差しも禁止ね」

 ポチは自分の威厳を保つかのように、魔改造組み立てをしたガン○ラに換装してるんだが、なんか色々マシマシにしすぎてもう訳がわからん状態だ。脚?無いな。腕?何本あるかわからん。頭?どれだ・・・遠目から見てシルエットクイズにすれば・・・○ロに見えなくもないが・・・

「ポチ?そこは素直にハ○にでもなっておけばよかったのに・・・その有り様じゃ物体呼ばわりされても仕方がないと思うぞ?」

「「「「ポチ?」」」」

「あぁ、コイツはこっちの世界で知り合った?意識生命体?よくわからん存在なんだが、ガ○プラとの相性が良くてな?なにより姿が見えない(無い)のに存在感が濃いからな?ガンプ○に入れれば、色々面白いかなーってんで実験した結果だ。よろしくしてやってくれ。戦闘面ではとても頼りになる」

「出会いは最悪だが、ま、よろしゅうしたってや」

「「「「エセ関西弁」」」」

「で、ポチ?この四人の名前なんだが。
 最初に噛み付いたこの可愛い子が撫子なでこ
 美人さんが美鈴みすず
 キレそうなカッコイイ子が神奈かんな
 最後にこのフワッとした子が未神みかみ

 そしてこの狐耳の子が香織かおりだ。最初の存在としてはポチと似たような感じだったから、何か関連があるのかとも思ったが、そもそもの世界が違ったな」

「私は最初はスキル発現時の音声ナビとしか設定されてなかったようですが、ショウ様のスキルで人格を頂き、それから三十年近くご一緒してます。
 最後の数年で身体を入手してからはいろんな不可解な出来事にも遭遇しましたが、概ね楽しかった日々です。
 こちらでのショウ様の面d、おっと、お世話をしてくださってたそうで、大変だったとは想いますが、ありがとうございました。
 これからも私共々よろしくお願いしますね」

「なんや、獣人国家の姫さんでも拉致ってきたのかと思ったら、大元の存在はワイと似たようなもんやったんやな?スマンスマン、これからもあんじょうたのんます!」

 これで概ねの紹介は終わったか・・・ん?

『ごしゅじーん!ぼくらのことわすれてるぅぅぅぅぅぅ!』


 ん?
 
 


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