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倍返しされた人 達

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 注)お話の都合で第一話のラストあたりを一部変更しました

 注)  ラスト削除しました。




















「ここはどこなんだ?」

 砂漠地帯である

「我等は勢の良い奴隷を召喚したのではなかったのか?」

「確実に一千人規模の召喚に成功しました」

「ではなぜ目の前にいないのだ!しかもなぜ我は我が居城にいないのだ!どこだここは!」

 そんなこと誰にもわかるはずはない。何故ならここは地球の紛争地帯真っ只中である。百倍返しだ!などと粋がってみたものの、完全には返しきれなかったようで、地球まではきっちり人数分返した。が、その先はある程度のグループ単位でバラけた。王様達は砂漠の紛争地帯に、またあるグループは首都官邸前。他にもア○リカだったり中国だったり北○鮮だったり・・・人数も数千人だったり一人だったりもうバッラバラである。しかも彼彼女らは途中で女神の領域を通ってないので言語理解能力などをもらってないのだ。
 幸せな着地をした者もいれば、着地直後に不幸せな目にあったものも少なくはないだろう。何故なら召喚魔法陣は地面にあるが、送還魔法陣から送り出されれば、受け手は・・・ないよね?つまり、地表に出た場合もあれば、空中に出た者もいるということだ。そのさきが水面なのか地面なのか、ヘリコプターの真上なのか、肥溜めや核燃料云々・・・

 君ならどうする?

 言葉も通じない相手が未知の武器?を突きつけてくる。
 
 降伏の言葉も態度も知らない。
 
 しかも知らない土地。

 あ~んど、混乱中



 中世程度の武装で、魔法はあるんだろうけど、いかんせんここは地球、周囲を漂うのはマソではなく排気ガスや科学汚染物質。体内残存魔力で数発は撃ててもすぐに弾切れになるわ、攻撃された側は未知の攻撃されたわけだから、異様に盛り上がるよね?

 元が砂漠からの転移である。海の知識はないよね?

 砂漠からの転移である。雪山・・・知識あってもヤバイよね?

 首都官邸前に片手剣で武装した半裸の集団・・・無事では済まないよね?

 アメ○カ・・・銃社会の真っ只中に片手剣の半裸の集団・・・

 北・・・・・ナム

 

 
 何人かは落下の衝撃で怪我を負い、現地の人から温かい看病と心をうけ、おだやかに暮らすことができたものもいるが、数%だ。もとより、悪意を持って召喚に協力的だったので、結果は目に見えていたであろう。そして


 その様子を見ていることしかできなかった女神様は・・・



「な、何事じゃ!何が起こってるのじゃ!?!?」

 スキルのおまけ付きで優秀な奴隷を送ったはずが、逆に百倍の人間が送り返されてきた。しかも半数以上が何もできずに死亡。それ以外もあっけなく死亡。生き残ったのはわずか数十人。しかもバラバラでだ。

「何がおこたかは巻き戻してみることができるが・・・前代未聞じゃぞ?」

 巻き戻せるんかい・・・

「ん?こいつらか?・・・なになに・・・百倍返し???つまり、千人召還に対して地球側にその百倍の人間を逆召喚したと・・・」






「これほどの珍事・・・地球側の神にバr・・・・「面白いことになっておるのう?」u・・・!?」

 結果、その女神は下級神に落とされ・・・え?甘いって?いやいや下級神って・・・付喪神だよ?何階級落とされたんだよ

 倍返しした当人達は、まさか大量虐殺に発展したとは気づきもしないが、大変な出来事である。






















 オチ?






















 

無いよ?

















 ねえ?
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