3 / 14
第三話
しおりを挟む
『このパソコンはあなた専用です。あなたは規定数を転生させ、自身も転生させる権利を得ました。能力値はご自由にしてください。今までご苦労様でした』
何度見直してもパソコン画面にはそう
「・・・ご褒美?というか、もしかしたらボクも本来はあちら側に並ぶべき対象だったんじゃ?それをこちら側に・・・上の方が面倒だからってこんなシステムにしたんじゃ・・・つまり・・・ボクがコレで実行した後に向こうの列から誰かが・・・いやいや、既にシステムは出来上がってるからコレから先もこのままで十分なはず・・・なら・・・」
考える時間は無限にあるからね
「最初の勇者・・・どれくらい昔か思い出せないほど・・・転生させた人数とかわかれ・・・ば?」
フッとしばらく見ていなかった隣のパソコン画面・・・色々とシステムアップも果たしていたのか・・・画面は結構変わっていて・・・右上にカウンターが・・・000000678/100000000
「一億人単位か・・・」
思わず感慨深く・・・なりつつも、コレからは自分の番だ!ということで気を取り直して画面に向き合い・・・あーだこーだ・・・と・・・そして何の気なしに見た隣の画面には
「ん?000000045/100000000?」
最大数は変わってないのに減ってる?
そこで自分の画面を見てみると・・・
『規定数に達しました』
『規定数に達しました』
『規定数に達しました』
『規定数に達しました』
『規定数に達しました』
『規定数に達しました』
『規定数に達しました』
『規定数に達しました』
・
・
・
『規定数に達しました』
『これ以上は無理です。そちらの端末を組み込みましたので、ご自由に旅立ってください』
・・・ん?
どうやらキャラメイクに真剣になりすぎて上の方が呆れたようだ・・・というか・・・パソコンを組み込まれてもなぁ・・・
「・・・能力値の設定・・・『フンッ』!・・・スーパーな感じに・・・転生先設定・・・はっと、頭の中で念じれば・・・これはどこの世界にも行けるのか?」
【転生先】が【転移先】になっていたが、転移はできなかった・・・
「補足説明?・・なになに・・・思い描いた場所に転移できるが、最初はどこかに転生しなければ先へは進めない・・・そっか、今のボクは魂だけの存在ってことで、転生して肉体を得ないことには・・・って事か」
なら・・・最初は日本の・・・田舎でもなく都会でもなく・・・適当な・・・あれ?日本ってだけでなく県まで指定できるの???精度高過ぎ?
「能力値は・・・念じるだけで自由に設定可能っと・・・スキルもその場で・・・魔法は・・・」
・
・・
・・・
・・・・
・・・・・
・・・・・・
・・・・・・・
『いい加減旅立ってください』
・
・・・ん?
そうしてボクは日本のとあるカップルの元に・・・転生を果たした・・・
ってこれ、捨てられてんじゃねぇかよ!
何度見直してもパソコン画面にはそう
「・・・ご褒美?というか、もしかしたらボクも本来はあちら側に並ぶべき対象だったんじゃ?それをこちら側に・・・上の方が面倒だからってこんなシステムにしたんじゃ・・・つまり・・・ボクがコレで実行した後に向こうの列から誰かが・・・いやいや、既にシステムは出来上がってるからコレから先もこのままで十分なはず・・・なら・・・」
考える時間は無限にあるからね
「最初の勇者・・・どれくらい昔か思い出せないほど・・・転生させた人数とかわかれ・・・ば?」
フッとしばらく見ていなかった隣のパソコン画面・・・色々とシステムアップも果たしていたのか・・・画面は結構変わっていて・・・右上にカウンターが・・・000000678/100000000
「一億人単位か・・・」
思わず感慨深く・・・なりつつも、コレからは自分の番だ!ということで気を取り直して画面に向き合い・・・あーだこーだ・・・と・・・そして何の気なしに見た隣の画面には
「ん?000000045/100000000?」
最大数は変わってないのに減ってる?
そこで自分の画面を見てみると・・・
『規定数に達しました』
『規定数に達しました』
『規定数に達しました』
『規定数に達しました』
『規定数に達しました』
『規定数に達しました』
『規定数に達しました』
『規定数に達しました』
・
・
・
『規定数に達しました』
『これ以上は無理です。そちらの端末を組み込みましたので、ご自由に旅立ってください』
・・・ん?
どうやらキャラメイクに真剣になりすぎて上の方が呆れたようだ・・・というか・・・パソコンを組み込まれてもなぁ・・・
「・・・能力値の設定・・・『フンッ』!・・・スーパーな感じに・・・転生先設定・・・はっと、頭の中で念じれば・・・これはどこの世界にも行けるのか?」
【転生先】が【転移先】になっていたが、転移はできなかった・・・
「補足説明?・・なになに・・・思い描いた場所に転移できるが、最初はどこかに転生しなければ先へは進めない・・・そっか、今のボクは魂だけの存在ってことで、転生して肉体を得ないことには・・・って事か」
なら・・・最初は日本の・・・田舎でもなく都会でもなく・・・適当な・・・あれ?日本ってだけでなく県まで指定できるの???精度高過ぎ?
「能力値は・・・念じるだけで自由に設定可能っと・・・スキルもその場で・・・魔法は・・・」
・
・・
・・・
・・・・
・・・・・
・・・・・・
・・・・・・・
『いい加減旅立ってください』
・
・・・ん?
そうしてボクは日本のとあるカップルの元に・・・転生を果たした・・・
ってこれ、捨てられてんじゃねぇかよ!
5
お気に入りに追加
21
あなたにおすすめの小説
念動力ON!〜スキル授与の列に並び直したらスキル2個貰えた〜
ばふぉりん
ファンタジー
こんなスキルあったらなぁ〜?
あれ?このスキルって・・・えい〜できた
スキル授与の列で一つのスキルをもらったけど、列はまだ長いのでさいしょのすきるで後方の列に並び直したらそのまま・・・もう一個もらっちゃったよ。
いいの?
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
最弱職テイマーに転生したけど、規格外なのはお約束だよね?
ノデミチ
ファンタジー
ゲームをしていたと思われる者達が数十名変死を遂げ、そのゲームは運営諸共消滅する。
彼等は、そのゲーム世界に召喚或いは転生していた。
ゲームの中でもトップ級の実力を持つ騎団『地上の星』。
勇者マーズ。
盾騎士プルート。
魔法戦士ジュピター。
義賊マーキュリー。
大賢者サターン。
精霊使いガイア。
聖女ビーナス。
何者かに勇者召喚の形で、パーティ毎ベルン王国に転送される筈だった。
だが、何か違和感を感じたジュピターは召喚を拒み転生を選択する。
ゲーム内で最弱となっていたテイマー。
魔物が戦う事もあって自身のステータスは転職後軒並みダウンする不遇の存在。
ジュピターはロディと名乗り敢えてテイマーに転職して転生する。最弱職となったロディが連れていたのは、愛玩用と言っても良い魔物=ピクシー。
冒険者ギルドでも嘲笑され、パーティも組めないロディ。その彼がクエストをこなしていく事をギルドは訝しむ。
ロディには秘密がある。
転生者というだけでは無く…。
テイマー物第2弾。
ファンタジーカップ参加の為の新作。
応募に間に合いませんでしたが…。
今迄の作品と似た様な名前や同じ名前がありますが、根本的に違う世界の物語です。
カクヨムでも公開しました。
せっかく異世界に転生できたんだから、急いで生きる必要なんてないよね?ー明日も俺はスローなライフを謳歌したいー
ジミー凌我
ファンタジー
日夜仕事に追われ続ける日常を毎日毎日繰り返していた。
仕事仕事の毎日、明日も明後日も仕事を積みたくないと生き急いでいた。
そんな俺はいつしか過労で倒れてしまった。
そのまま死んだ俺は、異世界に転生していた。
忙しすぎてうわさでしか聞いたことがないが、これが異世界転生というものなのだろう。
生き急いで死んでしまったんだ。俺はこの世界ではゆっくりと生きていきたいと思った。
ただ、この世界にはモンスターも魔王もいるみたい。
この世界で最初に出会ったクレハという女の子は、細かいことは気にしない自由奔放な可愛らしい子で、俺を助けてくれた。
冒険者としてゆったり生計を立てていこうと思ったら、以外と儲かる仕事だったからこれは楽な人生が始まると思った矢先。
なぜか2日目にして魔王軍の侵略に遭遇し…。
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
神スキル[荷物持]を持つ俺、追放されたのでチート村の拡大、神級龍のテイム?とかをします!えっ、王都に住民が居ないから王が泣いてる..で?
トンちゃん
ファンタジー
ロベルは荷物持ちとして勇者パーテイーに所属していたが、全員に無能、クズと見なされパーテイー、王都から追放され魔界において行かれた
だがロベルのスキル"荷物持ち"は彼だけの最強のユニークスキルであり彼を失った勇者一行は低レベルのダンジョンでも苦戦し始める、
一方その頃、犬族が住まうチート村に助けられたロベルは龍を飼ったり、美女に結婚を求められたり、その村を便利にしながらどんどん大きくしていく
これは勇者パーテイーの最後と追放された荷物持ちが次第に王都よりデカくなる村を拡張していく話だ
攫われた転生王子は下町でスローライフを満喫中!?
伽羅
ファンタジー
転生したのに、どうやら捨てられたらしい。しかも気がついたら籠に入れられ川に流されている。
このままじゃ死んじゃう!っと思ったら運良く拾われて下町でスローライフを満喫中。
自分が王子と知らないまま、色々ともの作りをしながら新しい人生を楽しく生きている…。
そんな主人公や王宮を取り巻く不穏な空気とは…。
このまま下町でスローライフを送れるのか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる