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「目的地はしま○らですね?乗員は二名様・・・では早速出発しましょう!どうぞ店外へ!」

 そう促されて店外へ・・・気になったので俺たちも全員外に行くと

「システムシェーンジ!」

 何やら叫び声を上げた勇者?はその姿を巨大化させ・・・人型が車に変形し・・・

「・・・勇者シリーズの変形か?」

 そこには下半分が黒く、上半分が白い・・・〇〇東風店と書かれ・・・ぃゃぃゃ・・・どこ突っ込んだらいいんだよ!

 そしてドアが自動で開き

「どうぞお乗りください」

 2人は戸惑いながらも乗り込み

「それでは出発しまーす!」

 そう言って走り去っていった・・・

「あの~?ご注文はお決まりになりましたか?」

 呆然としてる俺たちの背後から妖精さん等が・・・

◇し○むら◇

「到着しました。料金は店長から頂いているので、お帰りの際にはご連絡ください」

 そう言い残して自称タクシー?は去っていき

「・・・ねぇ?しま○らだよね?」

「そうだね・・この色合いは間違いなく・・・それに看板にもし○むらって・・・」

 そして意を決して店内に入ると・・・見慣れた売り場風景が・・・そして

「いらっしゃいませ~」

 2人を出迎えてくれたのは・・・

「「レムちゃん??」」

 鮮やかなライトブルーのワンピースに白いフリフリエプロン・・どこのアリスだ!とも言わんばかりの美少女が・・・

「おや、レムちゃんの知り合いかい?」

 その後ろから現れたのも・・・レムとそう身長差のない美少女で・・・胸元には[てんちょー]と書かれたネームプレートを

「「ひらがな?」」

 違和感ありまくりであるが、愛する存在と生存進化を果たした例の筋骨隆々な店長本人であった

「ってことは、君たちもカイザーの・・・なら、衣装合わせだね?こっちにくるといい」

 そう言って店の奥に案内され・・・

「このドレス群は私がデザインした一点物ばかりだ。このラインからこっちは・・・今回の主役の衣裳に近しいものがあるから、正直選ばない方がいいかな?逆に此処までのものなら・・・どこに出しても恥ずかしくない出来だから・・・試着に関しても手伝ってくれるよう手配するから・・・選んでくれ!」

 そして現れたのは身長150cmくらいのメイドさん・・・顔は・・・へのへのもへじが描かれていた・・・

「・・・気にしてもしょうがないよね?それに・・・どれから着ようか迷うくらい可愛い!」

「だよね!?ダメもとで・・・私たちにどれが似合うと思いますか?」

 メイドさんに聞いてみると、数秒彼女等を見・・・(スキャン)して?テキパキと数店のドレスを選び

「色は後程選んでいただくとして、デザインは体型と輪郭から判断してみました」

 ・・・どれも好みドンピシャ!
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