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戦い終わって
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「クソゥ!また負けた!」
立体機動まで駆使して彼等は卓球場を飛び回り、あれだけ簡単なルール内であれほどの戦闘を繰り広げ・・・互いに怪我もなかったのだから・・・奥が深い
「主任?詰めが甘いですね」
「むむむ」
「それじゃぁいつも通りお願いしますね?」
そう言うと主任さんは部屋の片隅に設置してある冷蔵庫から
「どのミルクだ?」
「ミードで」
どうやら勝者は敗者から景品をもらえるようだ・・・と言うことは私も・・・
「閣下!今回自分たちはそのような事前約束をしておりませんでしたので、大丈夫です」
そうはいうが、ここまで楽しめたのは二人あってこそ
「気にするな。私も場の流儀には従う。どれがいい?」
「ミードで」
「お前もだ。もちろん受け取ってくれるよな?」
最初に彼と対戦していた彼にも促すと、若干顔を引き攣らせながらも
「ベリーで」
私もミードをもらおうか・・・
「「いただきます!」」
「代金は?」
「今回はお客さまなのでサービスです。次回からはこの島で使える通貨に事前交換をして、そこの箱に入れてくださいね」
店番もいないのか・・・だが、店も客を信頼してこその関係か・・・悪くないな
「しかし、このミルクに色々な味を混ぜたもの・・・ミードも美味いものだな」
「閣下!ベリーも美味しかったです!」
「閣下!もしよろしければ明日再戦しませんか!?」
「ふふふ・・・楽しみにしておくよ」
そう言って別れ、自室に戻って先程のことを子供達に話すと、いたく興味をもってしまい、再度あの場に赴き・・・ヘトヘトになるまで卓球を楽しみ、再度風呂に入るという・・・心地よい疲れを体験し、その晩は、晩酌もなしに気持ちよく眠れた。
翌日卓球場に赴くと、そこは人人人でごった返しており、再戦も何もできない始末で、彼を見つけた宰相は
「国に戻ったら卓球を広めよう!そして・・・再戦は受けるぞ?」
「「ハハハハハ」」
乾いた笑いが・・・
★→☆
「どうだ?彼等からは何か情報が引き出せたか?」
「いえ、そもそも何を喋っ値いるのかわかりません。何語なのかも・・・他言語を学んだ者を着かせてますが、全く・・・」
「持ち物はどうだ?何か異世界特有のものは所持していたか?」
「そちらもなにも・・・製品タグのついていない服としか・・・あまり上等なものでもなさそうです」
なんということだ・・・異世界から来たのなら、地球上に存在しない言語というのも頷けるが・・・異世界の定番は剣と魔法というのが相場だが、言語が通じないのであれば・・・ウガァァァァァァ!
立体機動まで駆使して彼等は卓球場を飛び回り、あれだけ簡単なルール内であれほどの戦闘を繰り広げ・・・互いに怪我もなかったのだから・・・奥が深い
「主任?詰めが甘いですね」
「むむむ」
「それじゃぁいつも通りお願いしますね?」
そう言うと主任さんは部屋の片隅に設置してある冷蔵庫から
「どのミルクだ?」
「ミードで」
どうやら勝者は敗者から景品をもらえるようだ・・・と言うことは私も・・・
「閣下!今回自分たちはそのような事前約束をしておりませんでしたので、大丈夫です」
そうはいうが、ここまで楽しめたのは二人あってこそ
「気にするな。私も場の流儀には従う。どれがいい?」
「ミードで」
「お前もだ。もちろん受け取ってくれるよな?」
最初に彼と対戦していた彼にも促すと、若干顔を引き攣らせながらも
「ベリーで」
私もミードをもらおうか・・・
「「いただきます!」」
「代金は?」
「今回はお客さまなのでサービスです。次回からはこの島で使える通貨に事前交換をして、そこの箱に入れてくださいね」
店番もいないのか・・・だが、店も客を信頼してこその関係か・・・悪くないな
「しかし、このミルクに色々な味を混ぜたもの・・・ミードも美味いものだな」
「閣下!ベリーも美味しかったです!」
「閣下!もしよろしければ明日再戦しませんか!?」
「ふふふ・・・楽しみにしておくよ」
そう言って別れ、自室に戻って先程のことを子供達に話すと、いたく興味をもってしまい、再度あの場に赴き・・・ヘトヘトになるまで卓球を楽しみ、再度風呂に入るという・・・心地よい疲れを体験し、その晩は、晩酌もなしに気持ちよく眠れた。
翌日卓球場に赴くと、そこは人人人でごった返しており、再戦も何もできない始末で、彼を見つけた宰相は
「国に戻ったら卓球を広めよう!そして・・・再戦は受けるぞ?」
「「ハハハハハ」」
乾いた笑いが・・・
★→☆
「どうだ?彼等からは何か情報が引き出せたか?」
「いえ、そもそも何を喋っ値いるのかわかりません。何語なのかも・・・他言語を学んだ者を着かせてますが、全く・・・」
「持ち物はどうだ?何か異世界特有のものは所持していたか?」
「そちらもなにも・・・製品タグのついていない服としか・・・あまり上等なものでもなさそうです」
なんということだ・・・異世界から来たのなら、地球上に存在しない言語というのも頷けるが・・・異世界の定番は剣と魔法というのが相場だが、言語が通じないのであれば・・・ウガァァァァァァ!
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