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続剣士
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余計なことするなって言われてるしなぁ・・・とはいっても、放置できないから一応抜剣しておくか
「なんでお前抜剣してんだ?」
「ちょっと!リーダーが行った方向と反対向いてるじゃないの!ばかじゃないの?」
「服が引っかかって・・・」
「ここで休憩じゃないの?」
この人たちは何しにきてるんだ?
冒険者も万が一に備えて装備の点検と準備をしだしてる。帯同者は試験に一切かかわらないけど、自分に危害が、生徒に不測の事態がって場合には、戦闘に参加するのもね?
ともすると適性反応が強くなったので、草むらに向けて取り出したナイフを投擲し「敵襲!」叫ぶが誰も反応できてない。まぁ、こいつら程度なら・・・
「ボア2匹か・・・なら」
完全にだらけ切ってるPTメンバーの間に体を割り込ませて、タウント。注意がこっちにきたのを確認してから場所移動。このままだと後方のこいつらに被害が出かねなかったからね?
「コッチだ!」
言葉を理解できるとは思ってないけど、大きな声で威嚇すればこっちに向かってくるのは分かっていた。そうして引き離しに成功すると、納剣して土魔法で地面に穴を開けたり、水魔法との併用で泥沼を作り、盾の裏に設定しておいたアイテムボックスからバトルアックスを取り出し、穴や泥沼にハマって身動きの取れなくなったボアの首をそれぞれ力任せに切断した。
「なんとかなったな・・・あいつらは・・・うん、無事のようだな。それなら血抜きの準備だけして、一旦戻るか」
アイテムボックスから取り出した解体用道具とロープを使ってボアを逆さに吊り、土魔法で穴を開けて・・・
「周囲に結界張ってっと・・・」
戻ってみたものの、そこは先程と何ら変わらぬ絵が待っていた。
「戦闘準備してないの?さっきボアが来てたでしょ?」
「は?気のせいだろ?」
「だとしたら、お前は何しに行ってたんだ?」
「なんの役にも立たないのに」
呆れて閉口してるとリーダーが帰ってきて
「ゴブリンはこの周囲にいないな、それどころか動物1匹いやしねぇ」
いや、今そこでボア2匹仕留めましたが?
「ちょっと聞いてよリーダー。そこの剣士が「ボアが出たー」って騒いでどこかに行ってたのよ?」
「お前な?迷惑明けはかけるなって言ってただろ?ったく・・・」
「・・・なら、解体してくるからここよろしくね?」
もう呆れて何も言えない。さっさと解体して移動を開始しなければ
「は?解体?お前にできんの?それ以前にボアが出たって、お前の勘違いなんじゃねぇの?」
「なら誰かついてこいよ」
来も来なくても良いからと、血抜きの場所に行くと、粗方の血抜きが終わってたので、解体作業に入り、血と内臓の入った穴を土魔法で埋めたら、作っておいた作業台で枝分けして収納していく。
「・・・な!、な、!?!??」
確認についてきたであろうアーチャーが変な声をあげているが、時間が惜しかったので無視。2匹目も終えると
「終わったから戻るぞ?」
フリーズしたままのアーチャーに一声かけて皆のところに戻った。
「なんでお前抜剣してんだ?」
「ちょっと!リーダーが行った方向と反対向いてるじゃないの!ばかじゃないの?」
「服が引っかかって・・・」
「ここで休憩じゃないの?」
この人たちは何しにきてるんだ?
冒険者も万が一に備えて装備の点検と準備をしだしてる。帯同者は試験に一切かかわらないけど、自分に危害が、生徒に不測の事態がって場合には、戦闘に参加するのもね?
ともすると適性反応が強くなったので、草むらに向けて取り出したナイフを投擲し「敵襲!」叫ぶが誰も反応できてない。まぁ、こいつら程度なら・・・
「ボア2匹か・・・なら」
完全にだらけ切ってるPTメンバーの間に体を割り込ませて、タウント。注意がこっちにきたのを確認してから場所移動。このままだと後方のこいつらに被害が出かねなかったからね?
「コッチだ!」
言葉を理解できるとは思ってないけど、大きな声で威嚇すればこっちに向かってくるのは分かっていた。そうして引き離しに成功すると、納剣して土魔法で地面に穴を開けたり、水魔法との併用で泥沼を作り、盾の裏に設定しておいたアイテムボックスからバトルアックスを取り出し、穴や泥沼にハマって身動きの取れなくなったボアの首をそれぞれ力任せに切断した。
「なんとかなったな・・・あいつらは・・・うん、無事のようだな。それなら血抜きの準備だけして、一旦戻るか」
アイテムボックスから取り出した解体用道具とロープを使ってボアを逆さに吊り、土魔法で穴を開けて・・・
「周囲に結界張ってっと・・・」
戻ってみたものの、そこは先程と何ら変わらぬ絵が待っていた。
「戦闘準備してないの?さっきボアが来てたでしょ?」
「は?気のせいだろ?」
「だとしたら、お前は何しに行ってたんだ?」
「なんの役にも立たないのに」
呆れて閉口してるとリーダーが帰ってきて
「ゴブリンはこの周囲にいないな、それどころか動物1匹いやしねぇ」
いや、今そこでボア2匹仕留めましたが?
「ちょっと聞いてよリーダー。そこの剣士が「ボアが出たー」って騒いでどこかに行ってたのよ?」
「お前な?迷惑明けはかけるなって言ってただろ?ったく・・・」
「・・・なら、解体してくるからここよろしくね?」
もう呆れて何も言えない。さっさと解体して移動を開始しなければ
「は?解体?お前にできんの?それ以前にボアが出たって、お前の勘違いなんじゃねぇの?」
「なら誰かついてこいよ」
来も来なくても良いからと、血抜きの場所に行くと、粗方の血抜きが終わってたので、解体作業に入り、血と内臓の入った穴を土魔法で埋めたら、作っておいた作業台で枝分けして収納していく。
「・・・な!、な、!?!??」
確認についてきたであろうアーチャーが変な声をあげているが、時間が惜しかったので無視。2匹目も終えると
「終わったから戻るぞ?」
フリーズしたままのアーチャーに一声かけて皆のところに戻った。
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