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部室完成

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「さて、2人が学校側とのパイプとして色々やってくれたお礼に、内装設備はこっちでやっておいたよ?」

 最近はあまり収納庫の中のものを使わなかったから、今回はもう大盤振る舞いですよ!
 TVモニターにHDD、各種教材に簡易キッチンにはカセットコンロやらウォーターサーバー、魔石稼働する冷蔵庫に電子レンジ、勿論TV等々もだけどね?(屋根裏?に位置するあたりに隠し部屋作って、そこに大きめの魔石を設置)して、室内コンセントで・・・
 勉強する机や椅子も、会社で課長より上クラスが座るようなやつにして、室内照明もばっちり。窓つけて外から覗かれたりしたら、集中できないからね?
 誰でも入れたりしたら面倒なので、部員用のセキュリティカード(魔力反応)のみで入れるようにもした。

「後は使ってみて不自由さがあればその都度改善していくよ」

「「・・・」」

「どうしたの2人とも?」

「いえ、こんな設備実家の庭に設置してもらえたらな・・・なんて思っちゃいました」

「良いよ?個人専用でなら、仮眠や簡易風呂もつけれるしね?いつ作りに行けばいい?」

「「ウワ・・この子マジ(ガチ)だ・・・」」

 部室内の壁には本棚を作って、教本を多数入れておいた。もちろん、ラノベからコミカライズされたやつだ。魔法の想像力や応用を暇潰しな時間で学べるだろう(漫画喫茶かよ!)

「一応部員以外には小汚い小屋に見えるよう偽装結界貼ってあるから」

「貼る?張るのではなくて?」

「偽装結界を張ると、人払いの結界も張っておかないと、近寄ってきちゃうからね?でも、偽装結界をこの小屋自体にと、近寄ってもバレにくい。人払いの結界を張らなくても済むんだよ」

 それでも安全ってわけじゃないけどね?

「それで?いつから活動するの?」

 来週から活動することが決まり、それまでに先生役としての教え方を、2人が学ぶ運びとなった。TVやHDDの使い方、教材の差し替え、簡易キッチンの説明と使い方等々、僕がいなくても十分に使いこなせるようにね。
 カードは2人から部員に渡してもらって、注意事項として『紛失=退部』『内容の守秘義務』『etc』
 ゆくゆくは学校の授業に取り入れてもらうんだけどね?

「それじゃぁ僕は、数日遅れで入部することにするね?入部の経緯は、フィーの知り合い枠ということにしておけば大丈夫と思う。2人のどちらかと知り合いってことにすると、他の有象無象が名乗りあげかねないからね?卒業生で団長様の知り合いなら、おいそれと・・・」




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