28 / 43
家政部やらかす
しおりを挟む
あまりタイトルで内容バレするのは・・・
「えーっと、家政部はこの5人でいいのかな?」
「はい、元々料理好きが集まって部に認定してもらったのでこの5人です」
「よっし、それじゃぁナナリー様の了承も得てるから早速ギルドに行こうか?」
「「「「「ギルド?」」」」」
説明は省いてある
「そ。冒険者ギルドってのが街にあってね、そこで色んな依頼とか受けるとお礼がもらえるんだ。要するにバイトだね?」
間違ってはないけど、類似でもないんだが、永藤さんの例もあるが、同級生に異世界系ラノベ展開を期待しても無駄と判断したので、実体験をもって知ってもらう方向に換えたのだ
「家政部の皆は現状でも侍女さんたちに料理を教えながら僅かなりとも給金が唯一発生してるんだが、あのお金はそもそも侍女さん達のカンパで成り立っててあまりいい事じゃないんだよ」
実はナナリー様から給金を出すって案もあったんだけど、それは侍女さん達が断ったのだ。「自分たちが教わってるのだから、自分達で払う」と。そんな心意気を同級生にも見習って欲しいものだが、内々に処理された事なので、知らないのは当然で仕方がない
「衣食住の中で食に関しては家政部の力が大いに役立ってるのは周知の事実だが、侍女さん達の懐事情も考えてあげないとね?」
当然のことながら、侍女さん達の給金の殆どは実家等への仕送りにまわされており、本人の手元には最低限のお金しか残してないのだ。
その中から侍女さん達が出し合って、家政部のお小遣いを捻出してると言えば、理解してもらえるのは解っている。
が、それを侍女さん達が良しとしなかった。
「こちらの勝手な都合で親許から引き離してきた彼女達にこれ以上の心身的負担をかけたくない!」侍女一同
なので、こちらでの生活基盤の確立第一号被験者となってもらうのだ
なんとなく察してくれたのか
「ギルドが何なのかは分からないけど、あれっぽっちのお金じゃ何もできなかったからいっか?ね?皆んな?」
台無しである・・・
「ま、まぁ、気を取り直して出発するよ?」
実地訓練が終わったら、結果次第で侍女事情をバラすのも彼女達のタメになるかもしれないな
「ちょっと急ぐけど大丈夫だよね?」
ハッチャケ君達以外は一応例のライ○ップは体験してるはずだし、気持ち早足で
「ボーッとしてると置いてくぞ?」
「「「「「ちょ!速い!待ってぇ!」」」」」
さっきのKY発言が無ければゆっくり歩いたんだけどね?意趣返しだ
はい、到着しました
「ここまでの道順は覚えた?仕事内容によっては外泊もあるかもしれないけど、基本は通いだからね?」
「え!?ちょっと遠くない?それに追いかけるのに夢中で道順なんて・・・誰か覚えてる?」
振り向き他の子に確認するも皆首を横に振るばかり
「僕が毎回送り迎えする訳じゃないし、最初に言ったよね?バイトみたいなものだって。給金が発生する事なんだから、もっと自覚を持とうね?」
「そんなの厳しいよ!」
「じゃぁ、僕としても無料提供って訳にもいかないから有料送迎案内にしようか?他にもする事は山のようにあるんだけど」
ちょっと意地悪が過ぎるかもしれないけど、あの「ぽっち」発言は、本当にキタからね
「さあ、あそこの剣と鍬のマークが冒険者ギルドの目印だよ!入るよ?」
その入口の両開きのドアを思いっきり横にスライドさせて開けると
「「「「「引戸なんだ・・・」」」」」
君たち何度かは修練場行ってるよね?あそこも引戸だよ?(まさか最近は開けっぱなしなのかな?人数的に)
「受付けで空いてるのは・・・あそこか」
「みんな?あそこの向かって左端の受付で話聞いてきてね?そのまま試験があるとは思うけど、第一試験に関しては楽勝だからね。第二試験は受けても受けなくても良いよ?」
「試験があるんですか!?」
「簡単だって、僕でも受かったんだし、15歳なら楽勝だよ」
それでも戸惑ってる姿にイラっと(ゲフンゲフン)
「僕は他の用事があるからサッサと行ってね?」
と言ってアイリーンさんの受付の列に並ぶ
さて、初めてのお使い状態だけど、これは全国放送はされないから安心すると良い。
ま、ほったらかしてギルマスと話しでもしとこうかね?
「あの~冒険者?登録お願いしたいんですけど・・・」
数分後やっと動き出したよ・・・あのケモ耳のおっさんが実はギルマスなんじゃ?ってテンプレは見事に外れた。ただの冒険者引退した受付であった
心の叫び
ケモ耳スキンヘッドってなんだよ!
家政部は無事第一試験を通過し、第二試験は条件付き(採取のみ)で合格しました。そして肥し依頼の新メニューを受けてもらい、僕はコッソリと姿を消してついて行ってみた(ぽっち発言とか侍女さんと街の人じゃ対応も違うだろうしね?)
やべ、トラブルの匂いしかしない・・・
「えーっと、家政部はこの5人でいいのかな?」
「はい、元々料理好きが集まって部に認定してもらったのでこの5人です」
「よっし、それじゃぁナナリー様の了承も得てるから早速ギルドに行こうか?」
「「「「「ギルド?」」」」」
説明は省いてある
「そ。冒険者ギルドってのが街にあってね、そこで色んな依頼とか受けるとお礼がもらえるんだ。要するにバイトだね?」
間違ってはないけど、類似でもないんだが、永藤さんの例もあるが、同級生に異世界系ラノベ展開を期待しても無駄と判断したので、実体験をもって知ってもらう方向に換えたのだ
「家政部の皆は現状でも侍女さんたちに料理を教えながら僅かなりとも給金が唯一発生してるんだが、あのお金はそもそも侍女さん達のカンパで成り立っててあまりいい事じゃないんだよ」
実はナナリー様から給金を出すって案もあったんだけど、それは侍女さん達が断ったのだ。「自分たちが教わってるのだから、自分達で払う」と。そんな心意気を同級生にも見習って欲しいものだが、内々に処理された事なので、知らないのは当然で仕方がない
「衣食住の中で食に関しては家政部の力が大いに役立ってるのは周知の事実だが、侍女さん達の懐事情も考えてあげないとね?」
当然のことながら、侍女さん達の給金の殆どは実家等への仕送りにまわされており、本人の手元には最低限のお金しか残してないのだ。
その中から侍女さん達が出し合って、家政部のお小遣いを捻出してると言えば、理解してもらえるのは解っている。
が、それを侍女さん達が良しとしなかった。
「こちらの勝手な都合で親許から引き離してきた彼女達にこれ以上の心身的負担をかけたくない!」侍女一同
なので、こちらでの生活基盤の確立第一号被験者となってもらうのだ
なんとなく察してくれたのか
「ギルドが何なのかは分からないけど、あれっぽっちのお金じゃ何もできなかったからいっか?ね?皆んな?」
台無しである・・・
「ま、まぁ、気を取り直して出発するよ?」
実地訓練が終わったら、結果次第で侍女事情をバラすのも彼女達のタメになるかもしれないな
「ちょっと急ぐけど大丈夫だよね?」
ハッチャケ君達以外は一応例のライ○ップは体験してるはずだし、気持ち早足で
「ボーッとしてると置いてくぞ?」
「「「「「ちょ!速い!待ってぇ!」」」」」
さっきのKY発言が無ければゆっくり歩いたんだけどね?意趣返しだ
はい、到着しました
「ここまでの道順は覚えた?仕事内容によっては外泊もあるかもしれないけど、基本は通いだからね?」
「え!?ちょっと遠くない?それに追いかけるのに夢中で道順なんて・・・誰か覚えてる?」
振り向き他の子に確認するも皆首を横に振るばかり
「僕が毎回送り迎えする訳じゃないし、最初に言ったよね?バイトみたいなものだって。給金が発生する事なんだから、もっと自覚を持とうね?」
「そんなの厳しいよ!」
「じゃぁ、僕としても無料提供って訳にもいかないから有料送迎案内にしようか?他にもする事は山のようにあるんだけど」
ちょっと意地悪が過ぎるかもしれないけど、あの「ぽっち」発言は、本当にキタからね
「さあ、あそこの剣と鍬のマークが冒険者ギルドの目印だよ!入るよ?」
その入口の両開きのドアを思いっきり横にスライドさせて開けると
「「「「「引戸なんだ・・・」」」」」
君たち何度かは修練場行ってるよね?あそこも引戸だよ?(まさか最近は開けっぱなしなのかな?人数的に)
「受付けで空いてるのは・・・あそこか」
「みんな?あそこの向かって左端の受付で話聞いてきてね?そのまま試験があるとは思うけど、第一試験に関しては楽勝だからね。第二試験は受けても受けなくても良いよ?」
「試験があるんですか!?」
「簡単だって、僕でも受かったんだし、15歳なら楽勝だよ」
それでも戸惑ってる姿にイラっと(ゲフンゲフン)
「僕は他の用事があるからサッサと行ってね?」
と言ってアイリーンさんの受付の列に並ぶ
さて、初めてのお使い状態だけど、これは全国放送はされないから安心すると良い。
ま、ほったらかしてギルマスと話しでもしとこうかね?
「あの~冒険者?登録お願いしたいんですけど・・・」
数分後やっと動き出したよ・・・あのケモ耳のおっさんが実はギルマスなんじゃ?ってテンプレは見事に外れた。ただの冒険者引退した受付であった
心の叫び
ケモ耳スキンヘッドってなんだよ!
家政部は無事第一試験を通過し、第二試験は条件付き(採取のみ)で合格しました。そして肥し依頼の新メニューを受けてもらい、僕はコッソリと姿を消してついて行ってみた(ぽっち発言とか侍女さんと街の人じゃ対応も違うだろうしね?)
やべ、トラブルの匂いしかしない・・・
0
お気に入りに追加
804
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる