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街の様子は
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さて、門から先はどうなってることやら・・・
「上空から見た限りだと綺麗に区画整理されてるんだな。アッチが商業区かな?中央に噴水と広場があって・・・向こうは貴族街かな?んで、一般っと・・・は塀で区切られて・・・ん?となると向こうはスラム街かな?」
ざっと見た感じだと治安もそれ程悪くなさそうだが、一先ずは降りて見なきゃわからんな
「ま、姿は消してるが、物陰に降りてっと・・・解除!」
インビジブルを解除して、物陰から出てきたのは少年の容姿をしたバケモノであった
「誰だよ!変なナレーション入れんな!」
ノノ置いといて
「とりあえずは定番の冒険者ギルドを探してから宿かな?」
とりあえず街の衛士さんを探してっと
「すみません、冒険者ギルドって何処にありますか?」
「なんだボウズ、冒険者になりたいのか?年齢制限があって15歳からだぞ?ボウズの見た目だと12~3ってところだろ?」
日本人は若く見られるとは聞いているが
「大丈夫です。こう見えても15歳にはなってますので(中身45だけどな)」
「そうか、すまんな。でギルドだったな?この道をまっすぐ行って突きあたりを左に行くと剣と鍬のマークの看板が目印のデッカイ門があるからそこだ」
「突きあたりを左ですね?」
「おう、登録料は無料だが、場合によっては試験があるからな」
「試験ですか?」
「まあ、見た目しか冒険者としてやっていけるかの判断材料はないからな?ボウズなら間違いなく試験はあると思うよ?」
これは鎧でも着込んでいくか?身の丈程ある大剣背負って顔は隠して・・・あ!身長は誤魔化せないからダメだなこりゃorz
「ありがとうございます。多少は腕に覚えもありますから、やってみます!」
やり過ぎないようにするのが正解とは思うけど
「ま、意気込みがあるならそれを止める口はもたないから、頑張ってこい!」
「ハイ!」
と、挨拶と礼をして走り出して冒険者ギルドに向かう・・・少しすると衛士さんが言ってた剣と鍬のマークが描かれた門を見つけ
「ここか!テンプレを期待しつつ全力回避の方向でいかないと、宿に泊まったりその他のイベントを逃しちゃうかもしれないからな」
結構ワクワクである
「ギィ~」ココもまさかの引き戸であった
「日本家屋なら引き戸でも需要あるけど、西洋家屋だと無駄としか思えないな」
妙な感じに文化が伝わってる様だ
「さて、受付は・・・定番だと綺麗なお姉さんが・・・ん?アレはまさかの・・・ケモ耳???の・・・オッサンかよ!」
しかもこのパターンは実はあのおっさんギルマスってのご定番だったけど、全力回避の方向で・・・お!
「すみません、登録お願いしてもよろしいでしょうか?」
と、声をかけたのはオッサンの二つ隣の17~8に見える若草色のセミロングの綺麗というより可愛いお姉さんで、ちょうど前の人の対応が終わったタイミングで話しかけることができた
「はい、大丈夫ですよ?って、まだ未成年ですよね?もう2~3年しておいで?そんなに急いで大人になろうとしなくて良いんだよ?
」
優しくて諭す様に言われた上に頭を撫でられた・・・究極に子供扱いである
「もう15歳です!」
頭を撫でられたことで少し顔を赤くしてしまったけど、そこは訂正しなければ
「あら、それは大変失礼をしました。謝罪致します」
と、椅子から立ちあがり、丁寧に頭を下げて謝ってきた
「頭を上げてください!僕もムキになってしまい、すみませんでした」
謝罪を受けたなら認め、返すのが礼儀である
「それで、登録は可能ですか?」
「はい、コチラの登録用紙に記入して頂いて、簡単な質疑応答と試験を受けていただければ大丈夫ですよ?」
やはり試験は免れない様だ
「試験ですか?」
「はい、冒険者資格は確かに15歳からとなってますが、お仕事内容は街中のお手伝いに始まり、荷物の運搬や畑仕事や外壁工事等の力仕事。そして森や山等への採取依頼や魔物の討伐依頼等多岐に渡ります」
ココで一息置いて
「なので、最初の試験でどこまでの力があるのか。ココでの力とは、単純なパワーですね。
次の試験では能力といった意味の力を見せて頂きます。これらによってお手伝いや採取依頼と、討伐依頼との振り分けとさせて戴きます」
無駄に死なせないための措置かな?
「分かりました。その試験は今からですか?」
「いえ、今日は時間も遅いですし、担当者が不在なので、明日に日を改めてもよろしいですか?」
担当者不在なら仕方ないよね
「大丈夫です。ただ、泊まるところが無いので、オススメの宿などあれば教えていただけないでしょうか?」
「それでしたらギルドを出て左に向かい、突きあたりを右に行くと葉のマークの看板の宿木亭がオススメですね。値段もお手頃でなにより料理が美味しいんです!私も夕食に時々行く程です!」
かなり強めにススメられたが、美味しい料理というだけでもその価値はあるだろう
「ありがとうございます!行ってみます!それで、明日の試験は朝からでも大丈夫ですか?」
「はい、早朝ですと依頼を受けに来る冒険者で溢れますから、少し時間をずらして10時位なら大丈夫と思いますよ?」
それならゆとりを持って朝食も楽しめそうだな
「それでは明日の試験よろしくお願いします!」
と挨拶してギルドを後にするのであった
え?入場時のテンプレ?
受付の他に冒険者は一人(お姉さんとやり取りしてた人)しか居なかったよ?
ってまたお姉さんの名前聞き忘れた!
ま、明日も会えるし、先ずは宿に行かなきゃ
宿木亭かぁ~テンプレだと看板娘とか看板親父とか・・・
「上空から見た限りだと綺麗に区画整理されてるんだな。アッチが商業区かな?中央に噴水と広場があって・・・向こうは貴族街かな?んで、一般っと・・・は塀で区切られて・・・ん?となると向こうはスラム街かな?」
ざっと見た感じだと治安もそれ程悪くなさそうだが、一先ずは降りて見なきゃわからんな
「ま、姿は消してるが、物陰に降りてっと・・・解除!」
インビジブルを解除して、物陰から出てきたのは少年の容姿をしたバケモノであった
「誰だよ!変なナレーション入れんな!」
ノノ置いといて
「とりあえずは定番の冒険者ギルドを探してから宿かな?」
とりあえず街の衛士さんを探してっと
「すみません、冒険者ギルドって何処にありますか?」
「なんだボウズ、冒険者になりたいのか?年齢制限があって15歳からだぞ?ボウズの見た目だと12~3ってところだろ?」
日本人は若く見られるとは聞いているが
「大丈夫です。こう見えても15歳にはなってますので(中身45だけどな)」
「そうか、すまんな。でギルドだったな?この道をまっすぐ行って突きあたりを左に行くと剣と鍬のマークの看板が目印のデッカイ門があるからそこだ」
「突きあたりを左ですね?」
「おう、登録料は無料だが、場合によっては試験があるからな」
「試験ですか?」
「まあ、見た目しか冒険者としてやっていけるかの判断材料はないからな?ボウズなら間違いなく試験はあると思うよ?」
これは鎧でも着込んでいくか?身の丈程ある大剣背負って顔は隠して・・・あ!身長は誤魔化せないからダメだなこりゃorz
「ありがとうございます。多少は腕に覚えもありますから、やってみます!」
やり過ぎないようにするのが正解とは思うけど
「ま、意気込みがあるならそれを止める口はもたないから、頑張ってこい!」
「ハイ!」
と、挨拶と礼をして走り出して冒険者ギルドに向かう・・・少しすると衛士さんが言ってた剣と鍬のマークが描かれた門を見つけ
「ここか!テンプレを期待しつつ全力回避の方向でいかないと、宿に泊まったりその他のイベントを逃しちゃうかもしれないからな」
結構ワクワクである
「ギィ~」ココもまさかの引き戸であった
「日本家屋なら引き戸でも需要あるけど、西洋家屋だと無駄としか思えないな」
妙な感じに文化が伝わってる様だ
「さて、受付は・・・定番だと綺麗なお姉さんが・・・ん?アレはまさかの・・・ケモ耳???の・・・オッサンかよ!」
しかもこのパターンは実はあのおっさんギルマスってのご定番だったけど、全力回避の方向で・・・お!
「すみません、登録お願いしてもよろしいでしょうか?」
と、声をかけたのはオッサンの二つ隣の17~8に見える若草色のセミロングの綺麗というより可愛いお姉さんで、ちょうど前の人の対応が終わったタイミングで話しかけることができた
「はい、大丈夫ですよ?って、まだ未成年ですよね?もう2~3年しておいで?そんなに急いで大人になろうとしなくて良いんだよ?
」
優しくて諭す様に言われた上に頭を撫でられた・・・究極に子供扱いである
「もう15歳です!」
頭を撫でられたことで少し顔を赤くしてしまったけど、そこは訂正しなければ
「あら、それは大変失礼をしました。謝罪致します」
と、椅子から立ちあがり、丁寧に頭を下げて謝ってきた
「頭を上げてください!僕もムキになってしまい、すみませんでした」
謝罪を受けたなら認め、返すのが礼儀である
「それで、登録は可能ですか?」
「はい、コチラの登録用紙に記入して頂いて、簡単な質疑応答と試験を受けていただければ大丈夫ですよ?」
やはり試験は免れない様だ
「試験ですか?」
「はい、冒険者資格は確かに15歳からとなってますが、お仕事内容は街中のお手伝いに始まり、荷物の運搬や畑仕事や外壁工事等の力仕事。そして森や山等への採取依頼や魔物の討伐依頼等多岐に渡ります」
ココで一息置いて
「なので、最初の試験でどこまでの力があるのか。ココでの力とは、単純なパワーですね。
次の試験では能力といった意味の力を見せて頂きます。これらによってお手伝いや採取依頼と、討伐依頼との振り分けとさせて戴きます」
無駄に死なせないための措置かな?
「分かりました。その試験は今からですか?」
「いえ、今日は時間も遅いですし、担当者が不在なので、明日に日を改めてもよろしいですか?」
担当者不在なら仕方ないよね
「大丈夫です。ただ、泊まるところが無いので、オススメの宿などあれば教えていただけないでしょうか?」
「それでしたらギルドを出て左に向かい、突きあたりを右に行くと葉のマークの看板の宿木亭がオススメですね。値段もお手頃でなにより料理が美味しいんです!私も夕食に時々行く程です!」
かなり強めにススメられたが、美味しい料理というだけでもその価値はあるだろう
「ありがとうございます!行ってみます!それで、明日の試験は朝からでも大丈夫ですか?」
「はい、早朝ですと依頼を受けに来る冒険者で溢れますから、少し時間をずらして10時位なら大丈夫と思いますよ?」
それならゆとりを持って朝食も楽しめそうだな
「それでは明日の試験よろしくお願いします!」
と挨拶してギルドを後にするのであった
え?入場時のテンプレ?
受付の他に冒険者は一人(お姉さんとやり取りしてた人)しか居なかったよ?
ってまたお姉さんの名前聞き忘れた!
ま、明日も会えるし、先ずは宿に行かなきゃ
宿木亭かぁ~テンプレだと看板娘とか看板親父とか・・・
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