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第三章 初心者がやってきた!
「ところで、好きな作家は」前編
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「黄色といったら」
「檸檬なんだぜ」
「檸檬といったら」
「梶井基次郎なんだぜ」
放課後。体育館に着くと先に来ていた速見とヒイロが、マジカルバナナをしながらハンドパスをするという、いかにもヒイロがあみだしそうな遊びをしていた。
「あ、梶井基次郎の話してる」
一緒に来たソウルが隣で嬉しそうに頷いたので、こいつが梶井の大ファンだったことを思い出した。彼のとある著作にちなんで、
「俺が死んだら桜の樹の下に埋めてね」
と笑顔で宣告されたこともある。見た目が病弱なソウルがそんなことを言うと、妙にリアルになるからやめてほしい。体育館を見渡して二人に尋ねる。
「一年生はまだ来てないのか」
「ああ、終礼が長引いているらしい。梶井基次郎といったら」
ハンドパスを続けながら、ヒイロが器用に答えてくれた。
「ええと、れ、檸檬なんだぜ?」
速見が打ち返す。
「ちっ。檸檬といったら」
「黄色なんだぜ?」
「で、黄色といったら」
「檸檬なんだぜ!」
「ループしてんじゃねえー!」
ヒイロは剛速球のボールを投げつけた。ぱんっと受けとめて、速見は申し訳なさそうに短く笑う。こいつは本当に応用を学ばない。
「おめでとう。池原のキレた回数が三桁に達しました」
「おめでとう。イライラしましたで賞」
ソウルと俺の、何かに当選した風のコメントが続いた。商品です、と調子を合わせて速見がペットボトルのカルピスソーダを渡す。ヒイロは深いため息をつき、体育館の隅へと早歩きで去ってしまった。慌てて三人で追いかける。半ば笑いながら。
「ごめん、ごめんってば!」
そしてまた舌打ちを返されるのはいつものことだ。
突如、内田が走って体育館に飛び込んできた。制服姿、しかもスカートで。
「遅れてすみませーんっ」
いや、決しておかしい格好ではない。
母さんがまだ若かった頃、なぜ男はスカートを履いてはいけないのかと訴える社会運動が全国規模で起こったという。それから三十年近く経った今では、スカートの男は全く珍しくないのである。だから内田歩夢が今、布をはためかせて体育館に現れたのはおかしいことではない。あまりに急だったので一瞬目を疑ったが、もう一度言う、おかしいことではない。
「おお、アトムちゃんスカート似合うんだぜ」
速見がガッツポーズをした。その横幅のある腕にぶらさがり、
「わあい、ありがとうございます」
ぴょこぴょこ跳ねる内田は今日もあざとい。
「涼しそうでいいな」
ソウルが笑顔でコメントする。ヒイロは一切興味を示さず、体育館の隅でしなやかな前屈をしていた。内田は嬉しげにリュックを下ろしてから、ところで、と早口に切り出した。
「今日はこのあと、すぐに練習試合なんですよね。部室に行く時間がないから、僕もうここで着替えるしかないと思って、慌てて来たんですっ」
唐突に緑のネクタイを外す。いや間に合うから部室行け、と言うタイミングを逃してしまった。内田は目の前でうつむいて、白い半袖カッターシャツのボタンを一つずつ丁寧に外し始めた。なぜか既視感がある光景だと思ったのだが、あれだ、母さんの本棚。
「内田、これまでもスカートだったか?」
「いいえ。今日からです」
「だよな。なんでまたいきなり」
「暑くなってきたので、夏服にちぇーんじですよっ」
そうか、と生返事をした。なんでこいつは、夏服にスカートを選んでしまったのだ。そしてなぜそれを初めて着た日に限って制服で現れて目の前で着替え出すのだ。全て計算か。あざとい。あざとすぎるだろう内田歩夢。ヒイロの舌打ちが聞こえたから、きっと同じ気持ち。
勢いよくカッターシャツを脱いで上半身裸にスカートという悩ましい格好で、
「ふう、涼しい」
わかったから早く体操服にちぇーんじしろよバカ。ひらひらも脱ぎ捨て、
「で、歌仙高校の人たちは、まだ到着してないんですか」
とトランクス一枚で言う内田。やつはリュックから体操服を引っ張り出し、青い短パンのしわを悠長に手で伸ばし始めた。呆れた息をついて返す。
「歌仙高校ならついさっき、来る途中で迷子になったから遅れそうだと、マヌケすぎる電話をよこしてきやがった。今は、なんか、林の中にいるらしい」
事実である。どんなドジ集団がやってくるのか考えるだけで恐ろしい。
「ふええーっ。それじゃあ僕、急いで着替えなくてもよかったんじゃないですか。小野キャプテン、先に言ってくださいよっ」
体操服の袖に腕を通しながら、やつは眉をハの字に下げる。
「言う前に着替えだしたんだろ。で、ジョージはどうした。同じクラスだよな」
「はい。遠道ならいつも通り、ゆっくりと部室に向かいました」
「あのやろう急ぐ気ゼロか」
五分くらいしてから、
「たっはー、遅ればせながらすんまそーん」
裾をまくり上げた長ズボンに半袖という格好で、ジョージは体育館に入ってきた。シルエットが細い真っ黒なスニーカーを履いている。右手には紙パックのミルクティーを持ち、学食で人気のサンドイッチ─ちっちゃいのが五種類入ってて百円─をほおばりつつ。
「食堂に寄り道してから来てんじゃねえよ!」
「あ、どうも、おつかれさマトペ」
「おい。おつかれさマトペってなんだ」
生意気な後輩につっかかる。本当は上から睨みつけたいのだが、身長差でどうしても覗き込む形になる。やつはタレ目で楽しげに笑った。
「たはは、面白いしょ。はやらせましょうぜ」
おのれ遠道常侍。ひょろんと高い背で先輩を見下ろしやがって。
「殴るぞ!」
拳を振り上げると、
「よいしょ。はい届かなーい」
背伸びをして首をかしげられた。
「先輩をからかいやがって!」
「んや、俺はマトペさん尊敬してやすよ。これは全て愛情の裏返しだと思ってほしいんだな。なんつって、たはは」
くそっ、こいつの失礼極まる態度はなんとかならないのかッ!
「そのへんにしてやれ。小野は身長のこと、昔から気にしてるんだからな」
不意に、ソウルが心に刺さるフォローを、根っからの善意で入れてきやがった。まあ気持ちだけはありがたい。この天然地雷、もはや慣れたが、昔からしばしば食らってきた。
「お。昔からって二人、幼なじみなんすか?」
聞きつつ、ジョージはたまごのサンドイッチをソウルに一つ渡した。
「あ、くれるの、ありがとう。うんそうだよ、0歳の時から」
答えつつ幼なじみは、貰ったサンドイッチを笑顔でもぐもぐしている。
「れっ、え? いやそれガチの昔からじゃないすか。マトペさん昔からおチビさん?」
その質問にはソウルが悪気なく事実を答えた。
「ううん。小四くらいから。その頃から背の順が少しずつ前の方になっていって、中一の春には完全に止まってたよな。それで中二で、ついに背の順が一番前に」
「それ以上言ったらメガネ割る」
「本当にごめんな小野。横で俺ばっかり伸びて」
「割る!」
俺たちも雑談をしているが、速見と内田とヒイロも体育館の隅で、前屈をどこまで深くできるかをふざけて競い始めていた。速見と内田は楽しそうに笑っている。ヒイロは相変わらずの真顔だが、無視せずに参加しているという時点で意外と楽しんでいるのかもしれない。空気を読むなんて配慮は一切できないクールなやつだ。もし嫌なら去ってる。
歌仙高校の遅刻のせいで今日は部の雰囲気がゆるい。時計は四時半を指している。このまま来ないなら、予定を組み直したほうがいいかもしれないな……。
「檸檬なんだぜ」
「檸檬といったら」
「梶井基次郎なんだぜ」
放課後。体育館に着くと先に来ていた速見とヒイロが、マジカルバナナをしながらハンドパスをするという、いかにもヒイロがあみだしそうな遊びをしていた。
「あ、梶井基次郎の話してる」
一緒に来たソウルが隣で嬉しそうに頷いたので、こいつが梶井の大ファンだったことを思い出した。彼のとある著作にちなんで、
「俺が死んだら桜の樹の下に埋めてね」
と笑顔で宣告されたこともある。見た目が病弱なソウルがそんなことを言うと、妙にリアルになるからやめてほしい。体育館を見渡して二人に尋ねる。
「一年生はまだ来てないのか」
「ああ、終礼が長引いているらしい。梶井基次郎といったら」
ハンドパスを続けながら、ヒイロが器用に答えてくれた。
「ええと、れ、檸檬なんだぜ?」
速見が打ち返す。
「ちっ。檸檬といったら」
「黄色なんだぜ?」
「で、黄色といったら」
「檸檬なんだぜ!」
「ループしてんじゃねえー!」
ヒイロは剛速球のボールを投げつけた。ぱんっと受けとめて、速見は申し訳なさそうに短く笑う。こいつは本当に応用を学ばない。
「おめでとう。池原のキレた回数が三桁に達しました」
「おめでとう。イライラしましたで賞」
ソウルと俺の、何かに当選した風のコメントが続いた。商品です、と調子を合わせて速見がペットボトルのカルピスソーダを渡す。ヒイロは深いため息をつき、体育館の隅へと早歩きで去ってしまった。慌てて三人で追いかける。半ば笑いながら。
「ごめん、ごめんってば!」
そしてまた舌打ちを返されるのはいつものことだ。
突如、内田が走って体育館に飛び込んできた。制服姿、しかもスカートで。
「遅れてすみませーんっ」
いや、決しておかしい格好ではない。
母さんがまだ若かった頃、なぜ男はスカートを履いてはいけないのかと訴える社会運動が全国規模で起こったという。それから三十年近く経った今では、スカートの男は全く珍しくないのである。だから内田歩夢が今、布をはためかせて体育館に現れたのはおかしいことではない。あまりに急だったので一瞬目を疑ったが、もう一度言う、おかしいことではない。
「おお、アトムちゃんスカート似合うんだぜ」
速見がガッツポーズをした。その横幅のある腕にぶらさがり、
「わあい、ありがとうございます」
ぴょこぴょこ跳ねる内田は今日もあざとい。
「涼しそうでいいな」
ソウルが笑顔でコメントする。ヒイロは一切興味を示さず、体育館の隅でしなやかな前屈をしていた。内田は嬉しげにリュックを下ろしてから、ところで、と早口に切り出した。
「今日はこのあと、すぐに練習試合なんですよね。部室に行く時間がないから、僕もうここで着替えるしかないと思って、慌てて来たんですっ」
唐突に緑のネクタイを外す。いや間に合うから部室行け、と言うタイミングを逃してしまった。内田は目の前でうつむいて、白い半袖カッターシャツのボタンを一つずつ丁寧に外し始めた。なぜか既視感がある光景だと思ったのだが、あれだ、母さんの本棚。
「内田、これまでもスカートだったか?」
「いいえ。今日からです」
「だよな。なんでまたいきなり」
「暑くなってきたので、夏服にちぇーんじですよっ」
そうか、と生返事をした。なんでこいつは、夏服にスカートを選んでしまったのだ。そしてなぜそれを初めて着た日に限って制服で現れて目の前で着替え出すのだ。全て計算か。あざとい。あざとすぎるだろう内田歩夢。ヒイロの舌打ちが聞こえたから、きっと同じ気持ち。
勢いよくカッターシャツを脱いで上半身裸にスカートという悩ましい格好で、
「ふう、涼しい」
わかったから早く体操服にちぇーんじしろよバカ。ひらひらも脱ぎ捨て、
「で、歌仙高校の人たちは、まだ到着してないんですか」
とトランクス一枚で言う内田。やつはリュックから体操服を引っ張り出し、青い短パンのしわを悠長に手で伸ばし始めた。呆れた息をついて返す。
「歌仙高校ならついさっき、来る途中で迷子になったから遅れそうだと、マヌケすぎる電話をよこしてきやがった。今は、なんか、林の中にいるらしい」
事実である。どんなドジ集団がやってくるのか考えるだけで恐ろしい。
「ふええーっ。それじゃあ僕、急いで着替えなくてもよかったんじゃないですか。小野キャプテン、先に言ってくださいよっ」
体操服の袖に腕を通しながら、やつは眉をハの字に下げる。
「言う前に着替えだしたんだろ。で、ジョージはどうした。同じクラスだよな」
「はい。遠道ならいつも通り、ゆっくりと部室に向かいました」
「あのやろう急ぐ気ゼロか」
五分くらいしてから、
「たっはー、遅ればせながらすんまそーん」
裾をまくり上げた長ズボンに半袖という格好で、ジョージは体育館に入ってきた。シルエットが細い真っ黒なスニーカーを履いている。右手には紙パックのミルクティーを持ち、学食で人気のサンドイッチ─ちっちゃいのが五種類入ってて百円─をほおばりつつ。
「食堂に寄り道してから来てんじゃねえよ!」
「あ、どうも、おつかれさマトペ」
「おい。おつかれさマトペってなんだ」
生意気な後輩につっかかる。本当は上から睨みつけたいのだが、身長差でどうしても覗き込む形になる。やつはタレ目で楽しげに笑った。
「たはは、面白いしょ。はやらせましょうぜ」
おのれ遠道常侍。ひょろんと高い背で先輩を見下ろしやがって。
「殴るぞ!」
拳を振り上げると、
「よいしょ。はい届かなーい」
背伸びをして首をかしげられた。
「先輩をからかいやがって!」
「んや、俺はマトペさん尊敬してやすよ。これは全て愛情の裏返しだと思ってほしいんだな。なんつって、たはは」
くそっ、こいつの失礼極まる態度はなんとかならないのかッ!
「そのへんにしてやれ。小野は身長のこと、昔から気にしてるんだからな」
不意に、ソウルが心に刺さるフォローを、根っからの善意で入れてきやがった。まあ気持ちだけはありがたい。この天然地雷、もはや慣れたが、昔からしばしば食らってきた。
「お。昔からって二人、幼なじみなんすか?」
聞きつつ、ジョージはたまごのサンドイッチをソウルに一つ渡した。
「あ、くれるの、ありがとう。うんそうだよ、0歳の時から」
答えつつ幼なじみは、貰ったサンドイッチを笑顔でもぐもぐしている。
「れっ、え? いやそれガチの昔からじゃないすか。マトペさん昔からおチビさん?」
その質問にはソウルが悪気なく事実を答えた。
「ううん。小四くらいから。その頃から背の順が少しずつ前の方になっていって、中一の春には完全に止まってたよな。それで中二で、ついに背の順が一番前に」
「それ以上言ったらメガネ割る」
「本当にごめんな小野。横で俺ばっかり伸びて」
「割る!」
俺たちも雑談をしているが、速見と内田とヒイロも体育館の隅で、前屈をどこまで深くできるかをふざけて競い始めていた。速見と内田は楽しそうに笑っている。ヒイロは相変わらずの真顔だが、無視せずに参加しているという時点で意外と楽しんでいるのかもしれない。空気を読むなんて配慮は一切できないクールなやつだ。もし嫌なら去ってる。
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