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第二章
18 間違っている
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ロドリックは目を見開いて、唖然とする。
カミラは真っ黒な空洞のような目からぼろぼろと涙をこぼした。
「ユリアン様が、あまりにも、美しかったので……オメガのくせに、ユリアン・マルトリッツのくせに……」
――こんな。
「悪魔のくせに! あぁ、あああ、わたしは何を言って……あぁああ」
こんな奴が、邸宅にいたのか。
五年間も、ずっと。テオバルトの暮らす邸宅に潜んでいた。
この三ヶ月。ユリアンの屋敷を任せてしまった。
ロドリックは酷い眩暈に襲われ、わずかによろめく。テオバルトが「公爵様」と小声で囁いた。ロドリックは再度、落ち窪んだ目をしたカミラを見下ろした。
美しかった、から?
それだけのことで?
……あぁ、そうか。
死体の転がる戦場を突き進み国境を守ったところで、これ程の愚か者が邸宅に身を潜めていたのでは、何の意味もない……。
邸宅のことは、邸宅に住む者達に任せておけばいいと思っていた。ここにいる限りは安全だと。俺は国の砦として戦っていればいいと。そう思っていた。
信じてしまっていた。
だが、違った。
意識を失ったユリアンの、真っ白な顔が瞼の裏に思い浮かぶ。
邸宅内で命を失いかけた青年の顔は冷え切っていた。
俺はいつも、こうだな。
全ての選択が間違っている。
「ユリアンは、ユリアン・エデルだ」
そう告げた声はカミラの発狂する声に呑まれていく。
たった三ヶ月でこの有様か。
ユリアンをエデルにしたこともきっと間違いなのだろう。
「……共謀者はこれで全員か」
目の前が暗く染まり視界を失いそうになる。ロドリックは言葉を吐き、体の向きを変える動きで自分を取り戻し、対面の牢に捕えられた五人のメイドを見下ろした。
執事長に渡された使用人リストを確認しながら、五人の名前を調べていく。西の使用人は十三人いるが、メイド長含めてそのうちの六名がこの事件に関わっている。残りの七人はメイド長に逆らえず傍観するしかなかったらしい。
「今し方の奴の証言はお前の聴取した内容と正しかったか?」
ロドリックはテオバルトに問いかける。彼は横目でカミラを見遣りながら、一度頷いた。
「……尋問ではユリアン様を追いやった理由が若干違っていましたが、おそらくあれが本心でしょう。他国への間諜は終始否定しています」
「お前には、理由を何とほざいたんだ」
「公爵家の気品を正すためだと、錯乱しながら言っていました。きっとそれは建前で……いえ、それも含めて、先ほど供述した通り、ユリアン様への嫉妬からそうしたのでしょう」
「気品を正すため?」
ただのメイドが公爵夫人になぜ口出ししているのか。眉根を寄せると、テオバルトは「『ユリアン・マルトリッツ』です」とユリアン・エデルをそう呼んだ。
「社交界ではユリアンに不名誉な噂が流れています。それがメイド長の耳に入ったのです」
「あれはそれほど蔓延した噂なのか?」
王の舞踏会に出席したことはあるが、毎夜開かれる貴族達のパーティーを訪れたことは一度もない。社交界で魔性ユリアンの噂が流れていることは把握していたが、少し調べれば偽だと分かる粗末な話が、公爵邸内にまで届くほど流布しているとは。
「西の使用人達に広まっているようです」
「……」
ロドリックは眉間に指を当てて、長く息を吐いた。
社交界の噂の信憑性など無に等しい。そんな常識も分からずに、この使用人はくだらない噂を公爵夫人に適用していた。隣に控える執事長も、「情けないことでございます」と悔しげにカミラを睨み、そしてロドリックの前に跪く。
「公爵様、大変申し訳ございませんでした」
長年執事長を務めるオイゲンは目に涙を浮かべて心苦しそうな顔をした。昔はもっと厳格な人だったが、いつこれほど老いたのか、空虚な気持ちになる。まるで公爵邸全体を表しているみたいだ。
この城は、老いていく。
沈痛な面持ちで頭を垂れるオイゲンは告げた。
「この老耄の不手際です。カミラの仕事の報告を鵜呑みにしておりました」
「公爵様、私がユリアン様に気を遣い、もっと早く小屋に住んでいたのがユリアン様だと気付くべきでした」
すかさずテオバルトも頭を下げる。背後の執事達と騎士らも、それぞれ顔を青ざめたり、恐怖で震えたりしていた。
テオバルトがどのようにユリアンと出会ったのかはまだ報告されていない。先ほど彼が叫んでいた『ジュリ!』の声が耳の奥を掠める。テオバルトはロドリックの身内に関わろうとしないため、ユリアンの顔を把握していなかった。互いを知らずに小屋でユリアンと出会い、交流を重ねたということだ。それについてもおいおい追及していかなければ。
まだ体は雨でぐっしょりと濡れている。ロドリックの髪から冷たい水が伝り、首筋を流れていく。
「元家令のレーゼルは王都で療養中だったな。娘のカミラを牢獄に捕らえたと伝えてくれ」
「は、承知いたしました」
歩き出しながら告げると、テオバルトは間髪抜きで答える。その迷いない返事に胸が痛くなり、ロドリックは少し歩調を緩めた。
「……すまない、テオバルト」
五年前に公爵邸を去って隠居している元家令のレーゼルは、幼い頃からテオバルトの傍にいて、不在がちな父とロドリックの代わりに可愛がってくれた。定年で退職するにあたり、娘のカミラがちょうど空席だったメイド長の役に就いた。
ロドリックがレーゼルに頼んだのだ。これが彼女を図に乗らせてしまった。レーゼルの功績を讃えて、公爵自ら娘を登用したことでつけあがらせた。
その誤った選択のせいで、レーゼルに親しんでいたテオバルトに、彼へ辛い知らせを送らせることになってしまったのだ。
「公爵様が謝ることではありません」
テオバルトは毅然と言い切り、更に続ける。
「親の功績で子供を見ていました。私の考えが甘かったのです」
そうだな。
親が優秀だからと言って同じ目で子供を見てはいけない。
その通りだ。
ベルマニアとの事実上の終戦から公爵領の事業が盛んになっていることで、テオバルトと侍従達はベルマニアと公爵領に構いきりになっている。その分、公爵邸を管理する執事長の仕事量が重すぎる。ユリアンのことはメイド長に任せておけばいいと思っていたが、あんな女だとは思いもしなかった。
より信頼できるメイド長と家令、そしてメイドを新しく雇わなければならない。ロドリックは騎士に「ディーターがやってきたら執務室へくるように伝えてくれ」と伝言を残し、次にテオバルトへ言った。
「罪人の処分については明日、合議する。まずはユリアンの元へ向かおう」
父上や母上が生きていたら、どうしただろうか。
父上はカミラを殺すだろう。母上なら、ユリアンをよく気遣って事件など起こさなかったはずだ。
俺は……。
疲れた。
「公爵様、ユリアン様は先ほどお目覚めになりました」
ユリアンの部屋には騎士団の軍医と、老医師、そして看護婦達に、未だ髪の濡れたままのメイドが一人いた。
「ジュ……っ、ユリアン様が目覚めたのか!?」
テオバルトはユリアンのベッドへ駆け寄って、彼のそばで膝をついた。
軍医がロドリックに敬礼する。老医師は軽く頭を下げ、滔々と説明した。
「ええ。しかしすぐにまた眠ってしまいました。目立った傷はありませんが発熱しています。川の水を少し飲んでいるようですので、感染症に罹っていないか検査します」
確かに、眠るユリアンの血色はわずかに戻っている。こうして眺めているだけでみるみる頬が染まっていった。小さな顔だった。わずかに白い唇が開いて、溢すような息をしている。
ロドリックは視線だけでユリアンを見下ろした後、老医師に体を向けた。
「目覚めた時に彼は何か言っていたか」
「特には何も」
老医師は表情ひとつ変えずに答える。だが、後ろの若い看護婦が少し顔を強張らせたのが分かった。
ロドリックはひとまず看護婦に、「雨に濡れてしまった。テオバルトの分もタオルを用意してくれ」と告げ、控えているメイドに「君も」と目を向ける。
「はっ、はい」
「着替えてはいるようだが、濡れた髪を拭いてくれ。彼女にもタオルを用意するように」
後半は看護婦へ告げると、メイドは恐る恐る看護婦らと共に隣の部屋へ向かった。
カミラは真っ黒な空洞のような目からぼろぼろと涙をこぼした。
「ユリアン様が、あまりにも、美しかったので……オメガのくせに、ユリアン・マルトリッツのくせに……」
――こんな。
「悪魔のくせに! あぁ、あああ、わたしは何を言って……あぁああ」
こんな奴が、邸宅にいたのか。
五年間も、ずっと。テオバルトの暮らす邸宅に潜んでいた。
この三ヶ月。ユリアンの屋敷を任せてしまった。
ロドリックは酷い眩暈に襲われ、わずかによろめく。テオバルトが「公爵様」と小声で囁いた。ロドリックは再度、落ち窪んだ目をしたカミラを見下ろした。
美しかった、から?
それだけのことで?
……あぁ、そうか。
死体の転がる戦場を突き進み国境を守ったところで、これ程の愚か者が邸宅に身を潜めていたのでは、何の意味もない……。
邸宅のことは、邸宅に住む者達に任せておけばいいと思っていた。ここにいる限りは安全だと。俺は国の砦として戦っていればいいと。そう思っていた。
信じてしまっていた。
だが、違った。
意識を失ったユリアンの、真っ白な顔が瞼の裏に思い浮かぶ。
邸宅内で命を失いかけた青年の顔は冷え切っていた。
俺はいつも、こうだな。
全ての選択が間違っている。
「ユリアンは、ユリアン・エデルだ」
そう告げた声はカミラの発狂する声に呑まれていく。
たった三ヶ月でこの有様か。
ユリアンをエデルにしたこともきっと間違いなのだろう。
「……共謀者はこれで全員か」
目の前が暗く染まり視界を失いそうになる。ロドリックは言葉を吐き、体の向きを変える動きで自分を取り戻し、対面の牢に捕えられた五人のメイドを見下ろした。
執事長に渡された使用人リストを確認しながら、五人の名前を調べていく。西の使用人は十三人いるが、メイド長含めてそのうちの六名がこの事件に関わっている。残りの七人はメイド長に逆らえず傍観するしかなかったらしい。
「今し方の奴の証言はお前の聴取した内容と正しかったか?」
ロドリックはテオバルトに問いかける。彼は横目でカミラを見遣りながら、一度頷いた。
「……尋問ではユリアン様を追いやった理由が若干違っていましたが、おそらくあれが本心でしょう。他国への間諜は終始否定しています」
「お前には、理由を何とほざいたんだ」
「公爵家の気品を正すためだと、錯乱しながら言っていました。きっとそれは建前で……いえ、それも含めて、先ほど供述した通り、ユリアン様への嫉妬からそうしたのでしょう」
「気品を正すため?」
ただのメイドが公爵夫人になぜ口出ししているのか。眉根を寄せると、テオバルトは「『ユリアン・マルトリッツ』です」とユリアン・エデルをそう呼んだ。
「社交界ではユリアンに不名誉な噂が流れています。それがメイド長の耳に入ったのです」
「あれはそれほど蔓延した噂なのか?」
王の舞踏会に出席したことはあるが、毎夜開かれる貴族達のパーティーを訪れたことは一度もない。社交界で魔性ユリアンの噂が流れていることは把握していたが、少し調べれば偽だと分かる粗末な話が、公爵邸内にまで届くほど流布しているとは。
「西の使用人達に広まっているようです」
「……」
ロドリックは眉間に指を当てて、長く息を吐いた。
社交界の噂の信憑性など無に等しい。そんな常識も分からずに、この使用人はくだらない噂を公爵夫人に適用していた。隣に控える執事長も、「情けないことでございます」と悔しげにカミラを睨み、そしてロドリックの前に跪く。
「公爵様、大変申し訳ございませんでした」
長年執事長を務めるオイゲンは目に涙を浮かべて心苦しそうな顔をした。昔はもっと厳格な人だったが、いつこれほど老いたのか、空虚な気持ちになる。まるで公爵邸全体を表しているみたいだ。
この城は、老いていく。
沈痛な面持ちで頭を垂れるオイゲンは告げた。
「この老耄の不手際です。カミラの仕事の報告を鵜呑みにしておりました」
「公爵様、私がユリアン様に気を遣い、もっと早く小屋に住んでいたのがユリアン様だと気付くべきでした」
すかさずテオバルトも頭を下げる。背後の執事達と騎士らも、それぞれ顔を青ざめたり、恐怖で震えたりしていた。
テオバルトがどのようにユリアンと出会ったのかはまだ報告されていない。先ほど彼が叫んでいた『ジュリ!』の声が耳の奥を掠める。テオバルトはロドリックの身内に関わろうとしないため、ユリアンの顔を把握していなかった。互いを知らずに小屋でユリアンと出会い、交流を重ねたということだ。それについてもおいおい追及していかなければ。
まだ体は雨でぐっしょりと濡れている。ロドリックの髪から冷たい水が伝り、首筋を流れていく。
「元家令のレーゼルは王都で療養中だったな。娘のカミラを牢獄に捕らえたと伝えてくれ」
「は、承知いたしました」
歩き出しながら告げると、テオバルトは間髪抜きで答える。その迷いない返事に胸が痛くなり、ロドリックは少し歩調を緩めた。
「……すまない、テオバルト」
五年前に公爵邸を去って隠居している元家令のレーゼルは、幼い頃からテオバルトの傍にいて、不在がちな父とロドリックの代わりに可愛がってくれた。定年で退職するにあたり、娘のカミラがちょうど空席だったメイド長の役に就いた。
ロドリックがレーゼルに頼んだのだ。これが彼女を図に乗らせてしまった。レーゼルの功績を讃えて、公爵自ら娘を登用したことでつけあがらせた。
その誤った選択のせいで、レーゼルに親しんでいたテオバルトに、彼へ辛い知らせを送らせることになってしまったのだ。
「公爵様が謝ることではありません」
テオバルトは毅然と言い切り、更に続ける。
「親の功績で子供を見ていました。私の考えが甘かったのです」
そうだな。
親が優秀だからと言って同じ目で子供を見てはいけない。
その通りだ。
ベルマニアとの事実上の終戦から公爵領の事業が盛んになっていることで、テオバルトと侍従達はベルマニアと公爵領に構いきりになっている。その分、公爵邸を管理する執事長の仕事量が重すぎる。ユリアンのことはメイド長に任せておけばいいと思っていたが、あんな女だとは思いもしなかった。
より信頼できるメイド長と家令、そしてメイドを新しく雇わなければならない。ロドリックは騎士に「ディーターがやってきたら執務室へくるように伝えてくれ」と伝言を残し、次にテオバルトへ言った。
「罪人の処分については明日、合議する。まずはユリアンの元へ向かおう」
父上や母上が生きていたら、どうしただろうか。
父上はカミラを殺すだろう。母上なら、ユリアンをよく気遣って事件など起こさなかったはずだ。
俺は……。
疲れた。
「公爵様、ユリアン様は先ほどお目覚めになりました」
ユリアンの部屋には騎士団の軍医と、老医師、そして看護婦達に、未だ髪の濡れたままのメイドが一人いた。
「ジュ……っ、ユリアン様が目覚めたのか!?」
テオバルトはユリアンのベッドへ駆け寄って、彼のそばで膝をついた。
軍医がロドリックに敬礼する。老医師は軽く頭を下げ、滔々と説明した。
「ええ。しかしすぐにまた眠ってしまいました。目立った傷はありませんが発熱しています。川の水を少し飲んでいるようですので、感染症に罹っていないか検査します」
確かに、眠るユリアンの血色はわずかに戻っている。こうして眺めているだけでみるみる頬が染まっていった。小さな顔だった。わずかに白い唇が開いて、溢すような息をしている。
ロドリックは視線だけでユリアンを見下ろした後、老医師に体を向けた。
「目覚めた時に彼は何か言っていたか」
「特には何も」
老医師は表情ひとつ変えずに答える。だが、後ろの若い看護婦が少し顔を強張らせたのが分かった。
ロドリックはひとまず看護婦に、「雨に濡れてしまった。テオバルトの分もタオルを用意してくれ」と告げ、控えているメイドに「君も」と目を向ける。
「はっ、はい」
「着替えてはいるようだが、濡れた髪を拭いてくれ。彼女にもタオルを用意するように」
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