24 / 44
第三章
24 彼の正体
しおりを挟む
フィリップは苦い顔で続ける。
「海の中か? 鏡面に垂れた水が塩水に変化した。かなりここから遠い場所だ」
「……イクセル様と連絡を取ろう。ファルン王国軍が動くか否かは、彼にうかがう」
「そんな悠長なことを言っていていいのか? 君の魔法使いが一人、敵地に残っているのだろう?」
「いや、サラなら……イクセル様のもとへ戻っている」
自分たちが圧倒的不利な状況にいると分かっていて、敵に攻撃を仕掛ける人ではない。
サラは冷静な男だ。
しかし、戻って、そのまま大樹城に留まっているかどうかは別である。
ロイは再度、オーラへ問いかけた。
「オーラ、もう一度聞く。サラはイクセル様と共にいるんだな?」
「はい」
「嘘だ」
オーラが微かに目を細めた。
俺は彼の眼前に跪き、真正面からその桃色の瞳を見つめる。
「オーラ、今、嘘をついただろ」
オーラが薄い唇を噛み締めるのが分かった。
俺は眉を下げて、力無い笑みを浮かべた。
「何年共にいると思っている。君が嘘をついたことくらい分かる」
それと、オーラとサラに何か関係があることも。
本当は、薄々勘付いていたのだ。サラへの恐怖心が薄らいで、幾分か俯瞰的に彼らの姿を眺めた時、オーラが俺の目を盗んでサラを見つめていることがあると。
同じメルス遊郭外出身として、現魔法使いであるサラに対する羨望があるのだと初めは思っていた。しかしそれにしてはより強い……まるで恋情のような熱のこもった視線を、オーラはサラに向けていた。
対してサラは冷静だった。敢えてオーラの名を口にすることもあるが、その声色に特別な気配がない。
サラは、何に関しても洗練されすぎている。
「サラは、あの若さでイクセル様に師事している大樹城の魔法使いだ」
それに、呪いを察知してからのあの迷いない戦い。それはまさに、
「戦場を経験しているかのような御人だった。きっとサラにはただならぬ事情がある。オーラ、教えてくれ。サラは無事で、イクセル様の元に、今もいるんだな?」
「……」
オーラは答えなかった。
……なぜだろう……。
何か見誤っている気がする。俺は何か見落としている。
イクセル様と、サラ……。サラはなぜ、俺のもとへやってきたのか。元娼夫として派遣されてきたのだ。それをなぜ、イクセル様は許可したのか。
イクセル様は、なぜ……。
もしや……。
俺は辺りを視線だけで見渡す。当然だが、『彼』の姿がない。
……ま、さか。
そんなわけがない。
動揺で指先が震えてくる。しかし脳は急速に働き、異様に冴え、その『まさか』の仮説を組み立てていく。
イクセル様に関して一つの仮説だ。
あり得ない……こともない。
立ち上がると眩暈がした。証明は簡単だ。
一連のやり取りを慎重に見つめていたフィリップに声をかける。
「フィリップ、大樹城の前に繋いで欲しいところがある」
「……オークランス様?」オーラが不安げにこちらを見上げる。
「どこだ」フィリップは短く答えてくれた。
「俺の城だ。今すぐに」
「分かった」
フィリップは水面に手のひらを翳した。すると波が渦巻き、魔法使いの一人が浮かび上がってくる。
俺の城には、たった今数人の魔法使いたちが到着したはずだ。だから浮かんだ人物は、この場所から遣わされた魔法使いの一人であるはずだった。
しかし、現れたのは、城にいる使用人だった。
『オークランス様? いかがなされました』
魔族の末裔であり、今は城で守備を担当している中年の魔法使いが応答する。
彼は不思議そうに『ご休暇の最中では?』と首を傾げた。
隣のフィリップが眉間に皺を寄せた。こちらに歩いてきたオーラも怪訝な顔をしている。
それはそうだろう。
城にはベルマンと宮廷魔術師たちが向かったはずなのだから。
「城に変わりはないか」
『ええ。いたって平和ですよ』
「ベルマンはどこにいる?」
『閣下とご一緒では?』
……ああ、やはり……。
左右にいる二人が息を呑むのが分かった。
俺は頭を強烈に殴られたような衝撃を堪え、淡々とした口調を意識し、「そうだな。ありがとう。気を引き締めて、城を頼んだ」と告げる。
使用人が頭を下げるのを見届ければ、水面はまた渦巻き、乳白色の透明な姿へ戻った。
「どういう、ことですか……」
隣のオーラは目を見開き、未だ水面を凝視している。
「オーラはイクセル様の脅威を知らないんだな」
オーラの横顔は真の驚愕を表している。彼も、知らなかったらしい。
「イクセル様は変化の魔術師でもある」
そう。イクセル様は世界でも有数の魔法使いだ。
幾つも極めた魔法があるが、中でも変化に関しては唯一無二だった。
オーラは呆然と呟いた。
「でも……ベルマンは、ずっと、オークランス様のお城で……六年近くも」
「そうだな。どれが幻想で、どれがイクセル様の変化したお姿だったのか」
オーラの声は動揺で揺らいでいる。口元を抑える細い指も震えていた。
確かにベルマンは長く城に仕えていた。六年前……戦時中からだ。
戦災で家族を失ったベルマンが城にやってきた当時は、まだ少年だった。モデルになった少年が実際に生きているかもしれないし、または亡くなってしまった少年の記憶を読み取り、己の変化に組み入れたのかもしれない。
俺に助け出された幼いベルマンは、醜悪な爆撃の嵐で心が崩壊し掛けていた。あの少年が実在していたのか、もしくは俺の預かり知らぬ所ですぐに亡くなってしまい、イクセルが引き継いだのか……。
何にせよあの当時から、ロイ・オークランスへのイクセルの潜入が始まっていたのだ。
「あの方ならできる」
サラを連れてきたのはベルマンだ。つまりイクセル魔法使いが直々にサラを俺のもとへ寄越した。
……一体、何のために。
「大樹城へ向かう」
想定を超える脅威的な出来事が起きたとしても常に冷静でいなければならない。
フィリップも、長年ベルマンに接していて彼の正体を見破れなかった。だが、さすがはフィリップで、困惑と驚愕を押し込めている。
「直接、イクセル殿と今後の交渉と防衛について意見を伺いたい」
「了解だ」
「サラが彼の元にいるのか確認しなければならないしな」
俺は言って、オーラを見下ろした。
それでも何か隠したいことがあるのだろう。オーラは不安げに呟く。
「オークランス様……」
「オーラ、俺は」
彼の桃色の瞳に潜む光と、俺の琥珀の光を繋ぐように、真正面から見つめる。
オーラは唇を噛み締めた。
「君が何か事情があって俺の元へやってきたのだろうと分かっていた」
……五年前、オーラは城へやってきた。
俺が拷問の後の眠りから目覚めて以降だ。
同い年で、人間のオーラ。しかし俺を恐れない。やがて、時に口喧嘩もするほどの、まるで兄弟のような仲に打ち解けた。
オーラはそして、何よりも亡き妻を慕っていた。
妻が住んでいたという屋敷の庭に何度も足を運んでいた。同じ娼館街から来た者同士、会えることは無くても、妻に思いを馳せ、静かな追悼を捧げる。
その姿はふと、妻と同じように消えてしまいそうなほどで……。
妻を想うオーラの姿は儚かった。俺は、怖かった。失うことなど慣れているはずなのに、もうこれ以上、俺の城の誰も失いたくない。
家族のような皆を失いたくない。
守りたい、と。
……覚えていないはずなのに、妻を失った恐怖が心に棲みついて離れない。
俺が想うのは城の皆だ。
それなのに、サラに対するこの感情は何だろう。
「オーラ、鏡はサラから受け取ったんだな」
オーラは睨み上げるように俺を見つめたまま、答えない。
俺は、フィリップに言った。
「フィリップ。その鏡の時を戻してくれないか」
「……了解だ」
フィリップは例の手鏡に呪いをかける。やがてオーラの姿が写り、サラの姿も現れた。
――フィリップは、南境戦争時代より前からの戦友でもある。
サラはきっと戦争に関わっている。ならば彼なら、サラに関しても何か知っているかもしれない。
「その人物の正体を知りたいんだ」
「海の中か? 鏡面に垂れた水が塩水に変化した。かなりここから遠い場所だ」
「……イクセル様と連絡を取ろう。ファルン王国軍が動くか否かは、彼にうかがう」
「そんな悠長なことを言っていていいのか? 君の魔法使いが一人、敵地に残っているのだろう?」
「いや、サラなら……イクセル様のもとへ戻っている」
自分たちが圧倒的不利な状況にいると分かっていて、敵に攻撃を仕掛ける人ではない。
サラは冷静な男だ。
しかし、戻って、そのまま大樹城に留まっているかどうかは別である。
ロイは再度、オーラへ問いかけた。
「オーラ、もう一度聞く。サラはイクセル様と共にいるんだな?」
「はい」
「嘘だ」
オーラが微かに目を細めた。
俺は彼の眼前に跪き、真正面からその桃色の瞳を見つめる。
「オーラ、今、嘘をついただろ」
オーラが薄い唇を噛み締めるのが分かった。
俺は眉を下げて、力無い笑みを浮かべた。
「何年共にいると思っている。君が嘘をついたことくらい分かる」
それと、オーラとサラに何か関係があることも。
本当は、薄々勘付いていたのだ。サラへの恐怖心が薄らいで、幾分か俯瞰的に彼らの姿を眺めた時、オーラが俺の目を盗んでサラを見つめていることがあると。
同じメルス遊郭外出身として、現魔法使いであるサラに対する羨望があるのだと初めは思っていた。しかしそれにしてはより強い……まるで恋情のような熱のこもった視線を、オーラはサラに向けていた。
対してサラは冷静だった。敢えてオーラの名を口にすることもあるが、その声色に特別な気配がない。
サラは、何に関しても洗練されすぎている。
「サラは、あの若さでイクセル様に師事している大樹城の魔法使いだ」
それに、呪いを察知してからのあの迷いない戦い。それはまさに、
「戦場を経験しているかのような御人だった。きっとサラにはただならぬ事情がある。オーラ、教えてくれ。サラは無事で、イクセル様の元に、今もいるんだな?」
「……」
オーラは答えなかった。
……なぜだろう……。
何か見誤っている気がする。俺は何か見落としている。
イクセル様と、サラ……。サラはなぜ、俺のもとへやってきたのか。元娼夫として派遣されてきたのだ。それをなぜ、イクセル様は許可したのか。
イクセル様は、なぜ……。
もしや……。
俺は辺りを視線だけで見渡す。当然だが、『彼』の姿がない。
……ま、さか。
そんなわけがない。
動揺で指先が震えてくる。しかし脳は急速に働き、異様に冴え、その『まさか』の仮説を組み立てていく。
イクセル様に関して一つの仮説だ。
あり得ない……こともない。
立ち上がると眩暈がした。証明は簡単だ。
一連のやり取りを慎重に見つめていたフィリップに声をかける。
「フィリップ、大樹城の前に繋いで欲しいところがある」
「……オークランス様?」オーラが不安げにこちらを見上げる。
「どこだ」フィリップは短く答えてくれた。
「俺の城だ。今すぐに」
「分かった」
フィリップは水面に手のひらを翳した。すると波が渦巻き、魔法使いの一人が浮かび上がってくる。
俺の城には、たった今数人の魔法使いたちが到着したはずだ。だから浮かんだ人物は、この場所から遣わされた魔法使いの一人であるはずだった。
しかし、現れたのは、城にいる使用人だった。
『オークランス様? いかがなされました』
魔族の末裔であり、今は城で守備を担当している中年の魔法使いが応答する。
彼は不思議そうに『ご休暇の最中では?』と首を傾げた。
隣のフィリップが眉間に皺を寄せた。こちらに歩いてきたオーラも怪訝な顔をしている。
それはそうだろう。
城にはベルマンと宮廷魔術師たちが向かったはずなのだから。
「城に変わりはないか」
『ええ。いたって平和ですよ』
「ベルマンはどこにいる?」
『閣下とご一緒では?』
……ああ、やはり……。
左右にいる二人が息を呑むのが分かった。
俺は頭を強烈に殴られたような衝撃を堪え、淡々とした口調を意識し、「そうだな。ありがとう。気を引き締めて、城を頼んだ」と告げる。
使用人が頭を下げるのを見届ければ、水面はまた渦巻き、乳白色の透明な姿へ戻った。
「どういう、ことですか……」
隣のオーラは目を見開き、未だ水面を凝視している。
「オーラはイクセル様の脅威を知らないんだな」
オーラの横顔は真の驚愕を表している。彼も、知らなかったらしい。
「イクセル様は変化の魔術師でもある」
そう。イクセル様は世界でも有数の魔法使いだ。
幾つも極めた魔法があるが、中でも変化に関しては唯一無二だった。
オーラは呆然と呟いた。
「でも……ベルマンは、ずっと、オークランス様のお城で……六年近くも」
「そうだな。どれが幻想で、どれがイクセル様の変化したお姿だったのか」
オーラの声は動揺で揺らいでいる。口元を抑える細い指も震えていた。
確かにベルマンは長く城に仕えていた。六年前……戦時中からだ。
戦災で家族を失ったベルマンが城にやってきた当時は、まだ少年だった。モデルになった少年が実際に生きているかもしれないし、または亡くなってしまった少年の記憶を読み取り、己の変化に組み入れたのかもしれない。
俺に助け出された幼いベルマンは、醜悪な爆撃の嵐で心が崩壊し掛けていた。あの少年が実在していたのか、もしくは俺の預かり知らぬ所ですぐに亡くなってしまい、イクセルが引き継いだのか……。
何にせよあの当時から、ロイ・オークランスへのイクセルの潜入が始まっていたのだ。
「あの方ならできる」
サラを連れてきたのはベルマンだ。つまりイクセル魔法使いが直々にサラを俺のもとへ寄越した。
……一体、何のために。
「大樹城へ向かう」
想定を超える脅威的な出来事が起きたとしても常に冷静でいなければならない。
フィリップも、長年ベルマンに接していて彼の正体を見破れなかった。だが、さすがはフィリップで、困惑と驚愕を押し込めている。
「直接、イクセル殿と今後の交渉と防衛について意見を伺いたい」
「了解だ」
「サラが彼の元にいるのか確認しなければならないしな」
俺は言って、オーラを見下ろした。
それでも何か隠したいことがあるのだろう。オーラは不安げに呟く。
「オークランス様……」
「オーラ、俺は」
彼の桃色の瞳に潜む光と、俺の琥珀の光を繋ぐように、真正面から見つめる。
オーラは唇を噛み締めた。
「君が何か事情があって俺の元へやってきたのだろうと分かっていた」
……五年前、オーラは城へやってきた。
俺が拷問の後の眠りから目覚めて以降だ。
同い年で、人間のオーラ。しかし俺を恐れない。やがて、時に口喧嘩もするほどの、まるで兄弟のような仲に打ち解けた。
オーラはそして、何よりも亡き妻を慕っていた。
妻が住んでいたという屋敷の庭に何度も足を運んでいた。同じ娼館街から来た者同士、会えることは無くても、妻に思いを馳せ、静かな追悼を捧げる。
その姿はふと、妻と同じように消えてしまいそうなほどで……。
妻を想うオーラの姿は儚かった。俺は、怖かった。失うことなど慣れているはずなのに、もうこれ以上、俺の城の誰も失いたくない。
家族のような皆を失いたくない。
守りたい、と。
……覚えていないはずなのに、妻を失った恐怖が心に棲みついて離れない。
俺が想うのは城の皆だ。
それなのに、サラに対するこの感情は何だろう。
「オーラ、鏡はサラから受け取ったんだな」
オーラは睨み上げるように俺を見つめたまま、答えない。
俺は、フィリップに言った。
「フィリップ。その鏡の時を戻してくれないか」
「……了解だ」
フィリップは例の手鏡に呪いをかける。やがてオーラの姿が写り、サラの姿も現れた。
――フィリップは、南境戦争時代より前からの戦友でもある。
サラはきっと戦争に関わっている。ならば彼なら、サラに関しても何か知っているかもしれない。
「その人物の正体を知りたいんだ」
193
お気に入りに追加
2,502
あなたにおすすめの小説
【第1部完結】悪役令息ですが、家族のため精一杯生きているので邪魔しないでください~僕の執事は僕にだけイケすぎたオジイです~
ちくわぱん
BL
【11/28第1部完結・12/8幕間完結】(第2部開始は年明け後の予定です)ハルトライアは前世を思い出した。自分が物語の当て馬兼悪役で、王子と婚約するがのちに魔王になって結局王子と物語の主役に殺される未来を。死にたくないから婚約を回避しようと王子から逃げようとするが、なぜか好かれてしまう。とにかく悪役にならぬように魔法も武術も頑張って、自分のそばにいてくれる執事とメイドを守るんだ!と奮闘する日々。そんな毎日の中、困難は色々振ってくる。やはり当て馬として死ぬしかないのかと苦しみながらも少しずつ味方を増やし成長していくハルトライア。そして執事のカシルもまた、ハルトライアを守ろうと陰ながら行動する。そんな二人の努力と愛の記録。両片思い。じれじれ展開ですが、ハピエン。
俺のこと、冷遇してるんだから離婚してくれますよね?〜王妃は国王の隠れた溺愛に気付いてない〜
明太子
BL
伯爵令息のエスメラルダは幼い頃から恋心を抱いていたレオンスタリア王国の国王であるキースと結婚し、王妃となった。
しかし、当のキースからは冷遇され、1人寂しく別居生活を送っている。
それでもキースへの想いを捨てきれないエスメラルダ。
だが、その思いも虚しく、エスメラルダはキースが別の令嬢を新しい妃を迎えようとしている場面に遭遇してしまう。
流石に心が折れてしまったエスメラルダは離婚を決意するが…?
エスメラルダの一途な初恋はキースに届くのか?
そして、キースの本当の気持ちは?
分かりづらい伏線とそこそこのどんでん返しありな喜怒哀楽激しめ王妃のシリアス?コメディ?こじらせ初恋BLです!
※R指定は保険です。
祝福という名の厄介なモノがあるんですけど
野犬 猫兄
BL
魔導研究員のディルカには悩みがあった。
愛し愛される二人の証しとして、同じ場所に同じアザが発現するという『花祝紋』が独り身のディルカの身体にいつの間にか現れていたのだ。
それは女神の祝福とまでいわれるアザで、そんな大層なもの誰にも見せられるわけがない。
ディルカは、そんなアザがあるものだから、誰とも恋愛できずにいた。
イチャイチャ……イチャイチャしたいんですけど?!
□■
少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです!
完結しました。
応援していただきありがとうございます!
□■
第11回BL大賞では、ポイントを入れてくださった皆様、またお読みくださった皆様、どうもありがとうございましたm(__)m
婚約破棄されて捨てられた精霊の愛し子は二度目の人生を謳歌する
135
BL
春波湯江には前世の記憶がある。といっても、日本とはまったく違う異世界の記憶。そこで湯江はその国の王子である婚約者を救世主の少女に奪われ捨てられた。
現代日本に転生した湯江は日々を謳歌して過ごしていた。しかし、ハロウィンの日、ゾンビの仮装をしていた湯江の足元に見覚えのある魔法陣が現れ、見覚えのある世界に召喚されてしまった。ゾンビの格好をした自分と、救世主の少女が隣に居て―…。
最後まで書き終わっているので、確認ができ次第更新していきます。7万字程の読み物です。
誰よりも愛してるあなたのために
R(アール)
BL
公爵家の3男であるフィルは体にある痣のせいで生まれたときから家族に疎まれていた…。
ある日突然そんなフィルに騎士副団長ギルとの結婚話が舞い込む。
前に一度だけ会ったことがあり、彼だけが自分に優しくしてくれた。そのためフィルは嬉しく思っていた。
だが、彼との結婚生活初日に言われてしまったのだ。
「君と結婚したのは断れなかったからだ。好きにしていろ。俺には構うな」
それでも彼から愛される日を夢見ていたが、最後には殺害されてしまう。しかし、起きたら時間が巻き戻っていた!
すれ違いBLです。
ハッピーエンド保証!
初めて話を書くので、至らない点もあるとは思いますがよろしくお願いします。
(誤字脱字や話にズレがあってもまあ初心者だからなと温かい目で見ていただけると助かります)
11月9日~毎日21時更新。ストックが溜まったら毎日2話更新していきたいと思います。
※…このマークは少しでもエッチなシーンがあるときにつけます。
自衛お願いします。
侯爵令息セドリックの憂鬱な日
めちゅう
BL
第二王子の婚約者候補侯爵令息セドリック・グランツはある日王子の婚約者が決定した事を聞いてしまう。しかし先に王子からお呼びがかかったのはもう一人の候補だった。候補落ちを確信し泣き腫らした次の日は憂鬱な気分で幕を開ける———
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初投稿で拙い文章ですが楽しんでいただけますと幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる