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復活3
しおりを挟む運営の天国と地獄もしくは飴と鞭、まだまだ改造のしがいがある要素に興奮を覚えつつも更なる課金要素に言いようの無い恫喝を叫びたくなる。
ぐぬぬと唸りながら他にも面白い要素が無いか画面をチェックしていく。
やはりまだまだ新しい要素がありました。
まず一つは天空城モーション操作パネル。
お値段は拡張に比べて1億と比較的お安い…感覚が麻痺している気がする。
でも、これを解放すれば仮拠点であるシュトールで待つ残りの配下達の元まで城を移動させる事が可能だ。
これは買わなきゃ。
後は俺のメニュー欄にあるのと同様の建材販売コーナーと続くが、下の方には警備用ゴーレムや対外敵用兵器といった俺の知っているセーフティアには無い設備もある。
このお城を難攻不落のお城さんにしたい。
ことごとく俺の課金心を突付いていらっしゃる。
一通りの確認は終了したと思う。
ひとまず最優先で買わないといけないのは天空城モーションパネル。
特に深い考えも無く他所様の国の上で解放した我が城を移動させよう。
多分未だ地上では顎を外して眺めている人達でいっぱいなはずだもん。
これ以上騒ぎになる前にとっととシュトールまで動かして待機組と合流したい。
幸いお金はぎりぎり足りている。
お城の解放で大半を失ったが動かす為の資金はいける。
でも、これだと配下達全員の復活はもう少し先になりそうだ。
もう慣れてしまった手つきで画面にあるモーションパネルってのを解放させていく。
特に演出も無く解放はされた。
こんだけの大金をはたいているんだからファンファーレとか鳴らしても良いんじゃない。
「よし、それじゃあ皆シュトールで待つシルヴィア達をお迎えに行こう!」
「「「はっ!!!かしこまりました!!!」」」
もう何日何話と離れている彼女達が無事であることを祈ろう、主に精神的な意味で。
モーションパネルには台座のような形で玉座の傍に設置された。
画面には拳大のアナログスティックといくつもの項目パネルがある。
とりあえずこのアナログスティックを握る。
すると、目の前に映像がいくつも表示された。おそろく天空城の周り上下左右360度全てを表しているんだろう。
ついでに隣にあるいくつもあるパネルの一つも触れてみる。
しかし、何も反応しない。
これも課金しないといけない仕様か?
これに関しては一旦置いておく。
この世界に訪れて何百回目の溜息を吐きながらスティックを前へ動かしてみる。
すると城がゆっくりと動き出した。
しゅごい俺お城さんを動かしている…。
久々に内なる少年がワクワクしちゃう。
さていい加減配下達を迎えに参りますか。
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