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王都でのんびり

冒険再始動

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フローラ様の優しさに触れて湧き上がってしまったものを溺れる快楽の使用とフワ子にお願いをしてどうにかスッキリさせることが出来ました。

もうスッキリツヤツヤのねとねとだ。

宿屋は王様が気を利かせてくれて王都でもかなり高級な宿屋を用意してくれた。
本当はお城に泊まるよう勧められたけど無理、王妃に暗殺される可能性もあるしフローラ様の寝込みを襲う可能性もあるからだ。
結果的に宿屋で良かった。
防音完備のお陰で私の絶頂が漏れ聴こえることはありませんでした、ありがとう。

さてさてお店の候補が決まるまでどうするか。
やれる事なんて観光か冒険者しかないけど…。


『ご主人様、ここはお金を貯めましょう。お店を開くにしてもお金は必要でしょう。』

なっちゃん、ごもっともです。
という訳で冒険ギルドへ。


サルサよりも規模が大きい。
私みたいな幼さを残しつつかといって妖艶さも兼ね備えた乙女にはちと入りづらい。

念話で丁寧にはよ入れと急かすなっちゃんに背中を押されて覚悟を決める。
フワ子を両腕でしっかり抱えて扉を開けた。

集まる視線。
値踏みするような視線が私をくまなく突き刺す。

可愛いは罪なのかもしれない。

周りの冒険者達を夏野菜に見立てて気にしないようにしながら受付へ向かう。

でも、それを遮る者が。
私の倍はありそうな熊みたいな大男だ。

「やいやい、ここは女子供が入って良い場所じゃねぇぞ。餓鬼はとっとと家に帰ってママの貧相なオあぁん、ふぃんあんあぁぁぁ!?!?!!」

ノータイムで溺れる快楽。
私みたいにもう使い慣れた者にはさほど効果は薄くなってしまうが、初見の大男には効果絶大だ。
怒声から女性みたいな甲高い声での阿鼻叫喚へと早変わりした。

何が起きたか分からない周りの人達はただ大男が女の子みたいな高音で悶ているようにしか見えない。

「ふ、またつまらぬ者を蕩けてしまった…。」

格好良く決め台詞を残して改めて受付のお姉さんのもとへ向かう。


そんなカエデをよそに一連の光景を見ていた冒険者達は。

「あ、あれは…歩く人間バ○ブ…。」

「お、おい何だそれは?」

「俺はサルサから来たんだ。そこであの女の子を見かけた、あの子はそこでも何人もの人をあんな風に快楽の底へ突き落としていたんだ。それを見たどっかの誰かがそう名付けていたんだよ。」

「マジかよ…人間バ○ブ恐ろしい…。」


カエデの知らぬ所でどんどん明後日の方向へ認知されていくのでした。

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