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所長代理編 第二話「女神と人生トレーダー」
オマケ:神様志望その②「隙あらば伝説を作る女」選択肢①
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アテナは①転生ポイントを大幅に消費し、異世界の神になる(異世界デザイン含む)を選んだ。
どうせ使わないのだから、消費するならパーっと使ったほうがいい。
「了解した。迎えが来るまで、ちょっと待っていてくれ」
平凡仙人はガラケーを使い、コウノトリタクシーを呼ぶ。
しばらくして、タクシーが斡旋所の前に止まった。帽子を目深に被った、新人の運転手が降りてくる。
相変わらず慣れない様子で、ペコッとお辞儀をした。
「……ちは。コウノトリタクシーです。お客様の、英アテナ様ですね?」
「そうだよ。ずいぶん、声が小さい運転手だね」
「コイツはそういうやつなんですよ」
アテナを乗せ、タクシーは走り出す。
斡旋所はみるみる遠ざかり、やがて見えなくなった。何もない、真っ白で平坦な世界が続く。
いつもならすぐに眠くなるはずだが、今回は一向に眠くならなかった。
☆
一瞬、世界が虹色に染まった。
かと思うと、すぐに真っ白な世界に戻った。
「到着しました」
タクシーが止まり、降ろされる。
見渡す限り、何もなかった。
「到着って、さっきといっしょじゃないか。それとも、ここがアタシの世界って言うのかい?」
「そのとおりです」
運転手は頷いた。
「今、この異世界には何もありません。アテナ様が必要だと思うもの、世界観、生物、価値観、文化、その他もろもろ……アテナ様の思いのままです」
「面倒だねぇ。アンタが考えてくれよ」
「そうしたいのは山々ですが、異世界の運営はその土地の神にしか許可されておりませんので。どうしても面倒でしたら、こちらの番号にお電話ください」
運転手は一枚の名刺を差し出した。
名前はなく、かわりに「異世界コーディネーター」と役職が書いてあった。
「異世界コーディネーター? きいたことがないね」
「新しく参入された業者さんです。異世界運営のサポートをしてくださるとか。無償で相談できるので、困ったことがあればぜひ」
そう言い残し、運転手はタクシーに乗って帰っていった。
「困ったこと、ねぇ。そんなの全部だよ」
さっそく、アテナは携帯電話を生み出すと、名刺にある番号に電話をかけた。
数回のコール音ののち、つながった。若くもなければ老けてもいない男の声がきこえた。
『お電話ありがとうございます。異世界コーディネーターでございます。本日はどのようなご用件でしょうか?』
「いろいろあって異世界の神になったんだけど、デザインだか運営だかが面倒でね。アンタのところでやって欲しいと思って電話したんだけど」
『つまり、異世界のデザインおよび運営を全てお任せしたい、と?』
「そうなるかな」
空耳か、電話の向こうから「いひひッ」と不気味な笑い声がきこえた気がした。
『では、契約書をお送りしますので、そちらにサインをお願いします。なお、お客様都合での契約破棄はできかねますので、ご了承ください』
電話が切れてすぐ、先のとがった尻尾とコウモリのような翼を生やした不気味な男が空中から現れた。
「ごきげんよう。異世界コーディネーターでございます。さっそくですが、こちらにサインをお願いします」
差し出された契約書には、すでに別のサインが書かれていた。
「これ、他の人の契約書じゃないのかい?」
「気になさらないでください。こちらは担当の者のサインでございます」
アテナは「そういうものか」と深くは考えず、ボールペンを生み出し、契約書にサインをする。
サインし終えると、男は「いひひッ」と満足そうに笑った。
「では、良き人生を」
優雅にお辞儀し、姿を消す。
次の瞬間、アテナの視界がぐにゃりと曲がった。
☆
「アテナ!」
「むにゃ?」
目が覚めると、アテナは立ったまま寝ていた。
豪華な屋敷に似合わない、薄汚れたメイド服とホウキ。窓を見ると、小汚い少女がうつっていた。
「これ……アタシ? 何でこんな格好を?」
気難しそうな女性がツカツカと歩み寄る。
女性はアテナの背後に立つと、丸めた雑巾で彼女の頭を「スパコーンッ!」と叩いた。
「いったぁッ!」
「掃除中に居眠りするんじゃありません! 今日中に終わらせる気があるのですか?!」
「はぁ? どういう状況だい、こりゃ?」
近くで見ていた三人組がクスクスと笑う。
アテナと同い年くらいのメイドだ。アテナとは違い、手も服もきれいなまま保たれている。明らかに、仕事量に差があった。
「やだ。あの子、頭叩かれて記憶なくしちゃったみたいよぉ?」
「自業自得よねぇ」
「真面目にやってる私達を見習って欲しいわぁ」
三人以外のメイドも、見て見ぬフリをしている。
神の力も使えない。電話もない。頼れる人間もいない。
そんな絶望的な状況に、アテナは……たぎっていた。
(コレよ、コレぇ! アタシが欲しかった人生はコレよ! 劣悪な環境! 劣悪な上司と同僚! 乗り越える壁は高ければ高いほど、山は険しければ険しいほどイイ! あの異世界コーディネーター、理解ってるじゃない!)
「オーライ、やってやろうじゃないか! この廊下を掃けばいいんだね?!」
「え、えぇ。廊下が終わったら、客間をお願い」
「ったく、人使いが荒いお屋敷だねぇ! 気に入った! アンタ達、ヒマだろ?! 窓拭き頼んだよ! そこのおばさんもだ!」
「誰がおばさんですって?! 私はメイド長! 貴方達下っぱメイドの指示に忙し、」
「そんなの、手を動かしながらでもできるって! 下っぱを働かせたいなら、まずトップが見本を見せな!」
メイド長は何も言い返せず、パクパクと口を動かす。
アテナを嗤っていた三人組も、呆然と立ち尽くしていた。
「そこ! ゴミ、踏んでるよ!」
「は、はい!」
「バケツの水、汚くないかい? そんなので窓を拭いたってきれいならないよ。取り替えてきな」
「いいじゃん、そのくらい」
「じゃあ、アンタはその水で自分の部屋の窓を拭くんだね?」
「……取り替えてくるわよ」
アテナは他のメイドにも指示を飛ばしながら、廊下をすみずみまで掃いていく。
彼女の通ったあとには、チリひとつ残っていなかった。
☆
アテナが転生して、しばらく経った頃。
ヘカテーはタブレットでアテナのデータを見て、首を傾げた。
「あら? 英アテナ様、いつのまに神をお辞めになったんでしょう?」
平凡仙人もデータを覗き見、眉をひそめる。
「……メイドになってるな。しかも、転生ポイントがマイナス。アイツも人生トレーダーと契約しちまったか」
「でも、悪くない人生を送っていらっしゃいますよ。メイドの雇用状態を改善して、メイド長に就任されています。
お屋敷の奥様にも気に入られているようですね。専属メイドとして、海外旅行に同伴されるみたいです。
この調子なら、『悪魔との契約』によるペナルティ含め、転生ポイントが黒字に回復し、来世は好条件で転生できるでしょう」
「トレード相手は……この異世界の神になっているな。趣味の近代ヨーロッパ風世界を構築して、高級料理だのアクセサリーだのイケメンだの、運営そっちのけで楽しんでやがる。これじゃあ、神監査に引っかかるのも時間の問題だな」
神監査とは、異世界独占権により神になった転生者を査定するシステムだ。
転生者が善行と悪行で転生ポイントが増えたり減ったりするように、神も世界のために貢献したかそうでないかによって、転生ポイントが変動する。万が一、ポイントがマイナスになると「邪神」に認定され、地獄へ落とされてしまうのだ。
「一応、報告と実地調査はしておくか。アテナに不満がないなら、このままでもいいだろう」
END①「メイド、たぎる」
どうせ使わないのだから、消費するならパーっと使ったほうがいい。
「了解した。迎えが来るまで、ちょっと待っていてくれ」
平凡仙人はガラケーを使い、コウノトリタクシーを呼ぶ。
しばらくして、タクシーが斡旋所の前に止まった。帽子を目深に被った、新人の運転手が降りてくる。
相変わらず慣れない様子で、ペコッとお辞儀をした。
「……ちは。コウノトリタクシーです。お客様の、英アテナ様ですね?」
「そうだよ。ずいぶん、声が小さい運転手だね」
「コイツはそういうやつなんですよ」
アテナを乗せ、タクシーは走り出す。
斡旋所はみるみる遠ざかり、やがて見えなくなった。何もない、真っ白で平坦な世界が続く。
いつもならすぐに眠くなるはずだが、今回は一向に眠くならなかった。
☆
一瞬、世界が虹色に染まった。
かと思うと、すぐに真っ白な世界に戻った。
「到着しました」
タクシーが止まり、降ろされる。
見渡す限り、何もなかった。
「到着って、さっきといっしょじゃないか。それとも、ここがアタシの世界って言うのかい?」
「そのとおりです」
運転手は頷いた。
「今、この異世界には何もありません。アテナ様が必要だと思うもの、世界観、生物、価値観、文化、その他もろもろ……アテナ様の思いのままです」
「面倒だねぇ。アンタが考えてくれよ」
「そうしたいのは山々ですが、異世界の運営はその土地の神にしか許可されておりませんので。どうしても面倒でしたら、こちらの番号にお電話ください」
運転手は一枚の名刺を差し出した。
名前はなく、かわりに「異世界コーディネーター」と役職が書いてあった。
「異世界コーディネーター? きいたことがないね」
「新しく参入された業者さんです。異世界運営のサポートをしてくださるとか。無償で相談できるので、困ったことがあればぜひ」
そう言い残し、運転手はタクシーに乗って帰っていった。
「困ったこと、ねぇ。そんなの全部だよ」
さっそく、アテナは携帯電話を生み出すと、名刺にある番号に電話をかけた。
数回のコール音ののち、つながった。若くもなければ老けてもいない男の声がきこえた。
『お電話ありがとうございます。異世界コーディネーターでございます。本日はどのようなご用件でしょうか?』
「いろいろあって異世界の神になったんだけど、デザインだか運営だかが面倒でね。アンタのところでやって欲しいと思って電話したんだけど」
『つまり、異世界のデザインおよび運営を全てお任せしたい、と?』
「そうなるかな」
空耳か、電話の向こうから「いひひッ」と不気味な笑い声がきこえた気がした。
『では、契約書をお送りしますので、そちらにサインをお願いします。なお、お客様都合での契約破棄はできかねますので、ご了承ください』
電話が切れてすぐ、先のとがった尻尾とコウモリのような翼を生やした不気味な男が空中から現れた。
「ごきげんよう。異世界コーディネーターでございます。さっそくですが、こちらにサインをお願いします」
差し出された契約書には、すでに別のサインが書かれていた。
「これ、他の人の契約書じゃないのかい?」
「気になさらないでください。こちらは担当の者のサインでございます」
アテナは「そういうものか」と深くは考えず、ボールペンを生み出し、契約書にサインをする。
サインし終えると、男は「いひひッ」と満足そうに笑った。
「では、良き人生を」
優雅にお辞儀し、姿を消す。
次の瞬間、アテナの視界がぐにゃりと曲がった。
☆
「アテナ!」
「むにゃ?」
目が覚めると、アテナは立ったまま寝ていた。
豪華な屋敷に似合わない、薄汚れたメイド服とホウキ。窓を見ると、小汚い少女がうつっていた。
「これ……アタシ? 何でこんな格好を?」
気難しそうな女性がツカツカと歩み寄る。
女性はアテナの背後に立つと、丸めた雑巾で彼女の頭を「スパコーンッ!」と叩いた。
「いったぁッ!」
「掃除中に居眠りするんじゃありません! 今日中に終わらせる気があるのですか?!」
「はぁ? どういう状況だい、こりゃ?」
近くで見ていた三人組がクスクスと笑う。
アテナと同い年くらいのメイドだ。アテナとは違い、手も服もきれいなまま保たれている。明らかに、仕事量に差があった。
「やだ。あの子、頭叩かれて記憶なくしちゃったみたいよぉ?」
「自業自得よねぇ」
「真面目にやってる私達を見習って欲しいわぁ」
三人以外のメイドも、見て見ぬフリをしている。
神の力も使えない。電話もない。頼れる人間もいない。
そんな絶望的な状況に、アテナは……たぎっていた。
(コレよ、コレぇ! アタシが欲しかった人生はコレよ! 劣悪な環境! 劣悪な上司と同僚! 乗り越える壁は高ければ高いほど、山は険しければ険しいほどイイ! あの異世界コーディネーター、理解ってるじゃない!)
「オーライ、やってやろうじゃないか! この廊下を掃けばいいんだね?!」
「え、えぇ。廊下が終わったら、客間をお願い」
「ったく、人使いが荒いお屋敷だねぇ! 気に入った! アンタ達、ヒマだろ?! 窓拭き頼んだよ! そこのおばさんもだ!」
「誰がおばさんですって?! 私はメイド長! 貴方達下っぱメイドの指示に忙し、」
「そんなの、手を動かしながらでもできるって! 下っぱを働かせたいなら、まずトップが見本を見せな!」
メイド長は何も言い返せず、パクパクと口を動かす。
アテナを嗤っていた三人組も、呆然と立ち尽くしていた。
「そこ! ゴミ、踏んでるよ!」
「は、はい!」
「バケツの水、汚くないかい? そんなので窓を拭いたってきれいならないよ。取り替えてきな」
「いいじゃん、そのくらい」
「じゃあ、アンタはその水で自分の部屋の窓を拭くんだね?」
「……取り替えてくるわよ」
アテナは他のメイドにも指示を飛ばしながら、廊下をすみずみまで掃いていく。
彼女の通ったあとには、チリひとつ残っていなかった。
☆
アテナが転生して、しばらく経った頃。
ヘカテーはタブレットでアテナのデータを見て、首を傾げた。
「あら? 英アテナ様、いつのまに神をお辞めになったんでしょう?」
平凡仙人もデータを覗き見、眉をひそめる。
「……メイドになってるな。しかも、転生ポイントがマイナス。アイツも人生トレーダーと契約しちまったか」
「でも、悪くない人生を送っていらっしゃいますよ。メイドの雇用状態を改善して、メイド長に就任されています。
お屋敷の奥様にも気に入られているようですね。専属メイドとして、海外旅行に同伴されるみたいです。
この調子なら、『悪魔との契約』によるペナルティ含め、転生ポイントが黒字に回復し、来世は好条件で転生できるでしょう」
「トレード相手は……この異世界の神になっているな。趣味の近代ヨーロッパ風世界を構築して、高級料理だのアクセサリーだのイケメンだの、運営そっちのけで楽しんでやがる。これじゃあ、神監査に引っかかるのも時間の問題だな」
神監査とは、異世界独占権により神になった転生者を査定するシステムだ。
転生者が善行と悪行で転生ポイントが増えたり減ったりするように、神も世界のために貢献したかそうでないかによって、転生ポイントが変動する。万が一、ポイントがマイナスになると「邪神」に認定され、地獄へ落とされてしまうのだ。
「一応、報告と実地調査はしておくか。アテナに不満がないなら、このままでもいいだろう」
END①「メイド、たぎる」
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