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所長代理編 第一話「黒猫タクシーと亡霊少年」
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隣の病室には、すでに黒猫タクシーが窓から突っ込んでいた。
亡くなったのは若い女性だった。患者の家族や友人、医者、看護師が、患者のベッドを取り囲んでいる。
病室は騒然とし、母親らしき女性は泣き崩れ、父親らしき男性は医者に食ってかかっていた。
「おぉ、ジェニファー! どうして貴方が死ななければならないの?! 昨日まで、あんなに元気だったじゃない!」
「このヤブ医者め! 検査入院だって言ったくせに、こんな急に死ぬなんておかしいじゃないか! ちゃんと診察したのか?!」
「それが、我々にも原因がさっぱりで……」
悲しみ、怒り、困惑……ここまで現場が荒れることは、そうない。
黒猫タクシーの運転手はそんな病室の空気に怯むこともなく、亡くなった女性に堂々と近づいていった。
女性のわきに手を回し、抱え上げるように体から魂をズルズルと引きずり出す。
すると、本物とそっくりの、半透明の彼女が体から出てきた。生気を失った体とは違い、血色が良く、眠っているようにしか見えない。
実際、死んだ人の魂は斡旋所に到着するまで眠っている。女神いわく「その方が都合がいいから」だそうだ。
病室にいる誰も、女性の魂が運ばれていくのに気づかない。
別々の映像を合成したような、なんともシュールな光景だった。
「おんにゃあ? おみゃえ、どこの使い魔にゃん?」
ふと、運転手がとりっぷくんに気づき、首を傾げた。
平凡仙人はとりっぷくんのボイス機能を使い、運転手とコンタクトを取る。
「こちら、異世界転生斡旋所とりっぷ。所長代理の平凡仙人だ。クロイの代わりに、様子を見にきた」
「へいぼんせんにん?」
次の瞬間、運転手は「あぁー!」と声を上げ、とりっぷくんを指差した。
「あん時の、手違い無臭仙人! 女神様のお手伝いしているとはきいてたけど、ずいぶん出世したにゃんね!」
「……もしかして、俺を迎えに来た運転手か?」
「そう! どうも、猫目クローネと申しにゃーす」
平凡仙人も思い出した。
彼女はかつて、平凡仙人を死者として斡旋所へ連れて行く予定だった。しかし度重なる転生により、平凡仙人の魂は人間を超越してしまい、魂を回収できなかったのだ。
斡旋所に居着くようになってずいぶん経つが、彼女と再会したのはこれが初めてだった。
「悪いな、クロイのヘルプに来てもらって」
「構いにゃせんよ。他の仕事のついでにゃんで。最近、多いんですよねー。計画予定外の急死」
「予定外? 本当はいつ死ぬ予定だったんだ?」
「えーっと……たしか、四十年後にゃ」
「四十年後?! だいぶ先じゃないか!」
隣で、ヘカテーが「そうなんですか?」と不思議そうな顔をする。人として生きた経験がないため、ピンときていないらしい。
クローネのほうが理解はあるようで、「やっぱり変ですよね?」と怪しんでいた。
「我々は死にかかわる情報しか知にゃされてませんけど、この方は寿命がくるまで命にかかわるような事故にも病気にも縁がなかったはずにゃんですよ。こりゃ、にゃんらかの力が働いてますわ」
「にゃんら……なんらかの力って?」
「にゃんらかの力は、にゃんらかの力にゃ。それ以上は、猫には知にゃされてにゃせん」
かわりに、ヘカテーが答えた。
「主な原因は三つあります。一つは、冥界の住人による干渉。過去には『仕事を早く終わらせたかったから』と、迎えの時間を勝手に早めた運転手もおりました。今回は定刻どおりですし、このケースには当てはまらないでしょう。二つ目に、お客様ご自身の問題。具体的には、寿命を対価とする魔法や呪術の使用などです。今回のお客様は魔法とは縁のない一般人のようですから、こちらも該当しないかと」
「じゃあ、三つ目は?」
ヘカテーは少し緊張した様子で答えた。
「……悪霊や悪魔といった、人ならざる者による干渉」
「悪霊……」
平凡仙人の頭の中に、血だらけのゴーシェの姿が浮かんだ。
☆
「ねぇ、本当はきこえてるんでしょ? どうして無視するのさ?」
その頃、ゴーシェはしつこく少女に話しかけていた。
病室にはゴーシェと少女、そしてクロイしかいない。少女についていた看護師達は、他の患者のもとへ見回りに行ってしまった。
「ねぇ、君も一人なんだろ? 僕と友達になろうよ」
少女の耳に、ゴーシェの声は届かない。
それどころか彼の霊気の影響で、しきりに「寒い」と訴えている。服を重ねて着ても、ベッドへもぐりこんでも、少女の震えは増すばかりだった。
この異世界の病院にはナースコールのような設備がないため、助けも呼べない。
「寒いの? 僕と友達になったら、寒いのも痛いのも平気になるよ!」
ゴーシェは死んだ時と同じ、血だらけの姿で、少女を見下ろす。
子どもとは思えない、猟奇的な笑顔だった。
「ひぃッ!」
少女はゴーシェと目が合い、小さく悲鳴を上げる。
死期が極めて近くなったことで、彼女の目にもゴーシェの姿が見えるようになってしまったらしい。少女の恐怖は、より増した。
「だ……誰か……! 誰か、助けて……!」
少女のか細い声は、平凡仙人が様子を見に行った隣の病室の喧騒によってかき消される。
クロイだけがゴーシェを止めることができたが、
「……あと、一回」
クロイは二人をジッと見守るだけで、何もしようとはしなかった。
亡くなったのは若い女性だった。患者の家族や友人、医者、看護師が、患者のベッドを取り囲んでいる。
病室は騒然とし、母親らしき女性は泣き崩れ、父親らしき男性は医者に食ってかかっていた。
「おぉ、ジェニファー! どうして貴方が死ななければならないの?! 昨日まで、あんなに元気だったじゃない!」
「このヤブ医者め! 検査入院だって言ったくせに、こんな急に死ぬなんておかしいじゃないか! ちゃんと診察したのか?!」
「それが、我々にも原因がさっぱりで……」
悲しみ、怒り、困惑……ここまで現場が荒れることは、そうない。
黒猫タクシーの運転手はそんな病室の空気に怯むこともなく、亡くなった女性に堂々と近づいていった。
女性のわきに手を回し、抱え上げるように体から魂をズルズルと引きずり出す。
すると、本物とそっくりの、半透明の彼女が体から出てきた。生気を失った体とは違い、血色が良く、眠っているようにしか見えない。
実際、死んだ人の魂は斡旋所に到着するまで眠っている。女神いわく「その方が都合がいいから」だそうだ。
病室にいる誰も、女性の魂が運ばれていくのに気づかない。
別々の映像を合成したような、なんともシュールな光景だった。
「おんにゃあ? おみゃえ、どこの使い魔にゃん?」
ふと、運転手がとりっぷくんに気づき、首を傾げた。
平凡仙人はとりっぷくんのボイス機能を使い、運転手とコンタクトを取る。
「こちら、異世界転生斡旋所とりっぷ。所長代理の平凡仙人だ。クロイの代わりに、様子を見にきた」
「へいぼんせんにん?」
次の瞬間、運転手は「あぁー!」と声を上げ、とりっぷくんを指差した。
「あん時の、手違い無臭仙人! 女神様のお手伝いしているとはきいてたけど、ずいぶん出世したにゃんね!」
「……もしかして、俺を迎えに来た運転手か?」
「そう! どうも、猫目クローネと申しにゃーす」
平凡仙人も思い出した。
彼女はかつて、平凡仙人を死者として斡旋所へ連れて行く予定だった。しかし度重なる転生により、平凡仙人の魂は人間を超越してしまい、魂を回収できなかったのだ。
斡旋所に居着くようになってずいぶん経つが、彼女と再会したのはこれが初めてだった。
「悪いな、クロイのヘルプに来てもらって」
「構いにゃせんよ。他の仕事のついでにゃんで。最近、多いんですよねー。計画予定外の急死」
「予定外? 本当はいつ死ぬ予定だったんだ?」
「えーっと……たしか、四十年後にゃ」
「四十年後?! だいぶ先じゃないか!」
隣で、ヘカテーが「そうなんですか?」と不思議そうな顔をする。人として生きた経験がないため、ピンときていないらしい。
クローネのほうが理解はあるようで、「やっぱり変ですよね?」と怪しんでいた。
「我々は死にかかわる情報しか知にゃされてませんけど、この方は寿命がくるまで命にかかわるような事故にも病気にも縁がなかったはずにゃんですよ。こりゃ、にゃんらかの力が働いてますわ」
「にゃんら……なんらかの力って?」
「にゃんらかの力は、にゃんらかの力にゃ。それ以上は、猫には知にゃされてにゃせん」
かわりに、ヘカテーが答えた。
「主な原因は三つあります。一つは、冥界の住人による干渉。過去には『仕事を早く終わらせたかったから』と、迎えの時間を勝手に早めた運転手もおりました。今回は定刻どおりですし、このケースには当てはまらないでしょう。二つ目に、お客様ご自身の問題。具体的には、寿命を対価とする魔法や呪術の使用などです。今回のお客様は魔法とは縁のない一般人のようですから、こちらも該当しないかと」
「じゃあ、三つ目は?」
ヘカテーは少し緊張した様子で答えた。
「……悪霊や悪魔といった、人ならざる者による干渉」
「悪霊……」
平凡仙人の頭の中に、血だらけのゴーシェの姿が浮かんだ。
☆
「ねぇ、本当はきこえてるんでしょ? どうして無視するのさ?」
その頃、ゴーシェはしつこく少女に話しかけていた。
病室にはゴーシェと少女、そしてクロイしかいない。少女についていた看護師達は、他の患者のもとへ見回りに行ってしまった。
「ねぇ、君も一人なんだろ? 僕と友達になろうよ」
少女の耳に、ゴーシェの声は届かない。
それどころか彼の霊気の影響で、しきりに「寒い」と訴えている。服を重ねて着ても、ベッドへもぐりこんでも、少女の震えは増すばかりだった。
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「寒いの? 僕と友達になったら、寒いのも痛いのも平気になるよ!」
ゴーシェは死んだ時と同じ、血だらけの姿で、少女を見下ろす。
子どもとは思えない、猟奇的な笑顔だった。
「ひぃッ!」
少女はゴーシェと目が合い、小さく悲鳴を上げる。
死期が極めて近くなったことで、彼女の目にもゴーシェの姿が見えるようになってしまったらしい。少女の恐怖は、より増した。
「だ……誰か……! 誰か、助けて……!」
少女のか細い声は、平凡仙人が様子を見に行った隣の病室の喧騒によってかき消される。
クロイだけがゴーシェを止めることができたが、
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