悪夢症候群

第４部 エピローグ『２０５１』

悪夢症候群患者リスト④

「患者ＡＢ（仮）」

（No　Image）

患者名：夜宵夢路（やよいゆめぢ）・夜宵夢遊（やよいむゆう）
ID：Ca-047047
性別：男・女
誕生日：2035年5月××日生（2051年現在、16歳）
血液型：AB型
家族構成：父・母、祖父、祖母（祖父母とは別居）
病名：不明（監視中）

〈略歴〉
0歳　誕生。二卵性双生児
（時期不明）　ドリームウォッチャーによる映画製作集団「夢十屋（ゆめじゅうや）」を発足。数々の名だたる賞を受賞（アクムツカイとの関連を要調査）
16歳　共に、某高校へ入学。映画研究部に所属
　　　不確定因子ＭおよびＥ分離体と接触

〈通院歴〉
　なし。
　→健康診断と称し、誘い出す？

〈備考〉
　両親は患者Ａと患者Ｂ。
　遺伝による能力発現がないか、監視中。

　危険度　？（不明）
　素行に多少の問題はあるものの、正常の範囲内。アクムツカイの力を得ているかどうか、今度も監視を続ける。






「不確定因子Ｍ（仮）」

（No　Image）

姓名：間宮可夢偉（まみやかむい）
ID：X-000001
性別：男
誕生日：12月××日生（2051年現在、34歳）
血液型：Ｂ型
家族構成：父、母、弟、妹

〈略歴〉
16歳　某高校入学。映画研究部所属（患者ＡＢのＯＢ）
22歳　某大学卒業。映画専門雑誌「キネマ総天然色」専属記者に。
（時期不明）　Ｅ分離体と接触。共に行動するようになる
34歳　患者ＡＢと接触

〈通院歴〉
　なし。
　→健康診断と称し、誘い出す？

〈備考〉
　Ｅ分離体と共に行動中。アクムツカイの力が効いていない模様。精密検査の必要がある。

　危険度－（Ｅ分離体込みであれば、Ａ）
　アクムツカイの力はなさそうだが、Ｅ分離体を使われると厄介。計画の妨げになるのであれば、確保の必要がある。



筆者：高岡利緒