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第4部 第2章「天使くんと悪魔くん」
第4話『閉鎖悪夢〈人形邸〉』⑵
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夏休みが明けて、最初の授業。
日野兄弟はぼけーっと天井を見上げていた。目がうつろで、表情に生気がない。
後ろの席の長内ナミコは見るに耐えかね、小声で注意した。
「聖夜君、遊魔君。さすがにノートは取ろうよ。先生に怒られるよ?」
「へーきー。耳では聞いてるってー」
「そーそー」
兄弟は覇気のない声で答える。
館の足取りが完全に途絶えたことで、兄弟の館への復讐熱は失われつつあった。何をしても、やる気が出ない。「天使様と悪魔様」の配信も休んでいる。そのせいで、ネットでは「天使様と悪魔様死亡説」まで流れる始末だった。
「じゃあ……二人が元気になりそうな、面白い話してあげる」
「なんだ? 漫談でもすんのか?」
「そういう面白いじゃないよ。二人も大好きな『天使様と悪魔様』のウワサ」
「あぁー」と、日野兄弟は声をそろえた。
「あれさ、僕達がやってるんだよねぇ。そろそろやめようと思ってるんだけど」
「もう、適当なこと言わないで。二人はあんな美少女じゃないでしょ?」
「本物なわけないだろ。アバター使ってんだよ。声はボイスチェンジャー」
「……自分が聖ちゃんと魅魔ちゃんだと思い込むなんて、よほど重症なんだわ」
長内は日野兄弟を元気づけようと、一方的にウワサを語り始めた。
「最近、天使様と悪魔様って活動休止してるじゃない? 天界だか魔界だかに帰ったとか、力を使い過ぎて充電中とか、いろんな説が出回ってるけど、完全に休んでるわけじゃないらしいの。『人形様』っていうしもべを使って、依頼を達成しているのよ」
「人形様?」
「なにそれ知らない」
兄弟は少し正気に戻る。
知らない設定だった。ファンが言い出した勝手な憶測が飛び交うことは多々あったが、新しいキャラクターまで現れるのは初めてだった。
「その人形様とかいうやつも、悪夢を見せられるのか?」
「うん。人形様と同じ、『天使様と悪魔様』のしもべにされちゃうんだって。実際、天使様と悪魔様のことをよく思ってなかった先生とか、天使様と悪魔様に全然興味なかった子とかが、人が変わったみたいに二人のファンになってるらしいよ。私も人形様にされてもいいから、二人のしもべになりたいなぁ」
長内は「天使様と悪魔様」のしもべになった自分を想像し、うっとりする。
ウワサを聞いて、聖夜は鼻で笑い、遊魔は長内に憐れみの眼差しを向けた。
「完全なデマさ。もし俺が聖だったら、もっとセンスのあるガセ情報を流すね」
「しもべになりたいなら、天使様と悪魔様にお願いしておこうか?」
「本当?!」
そこへ邸がツカツカとヒールの音を立て、近づいてきた。
「ずいぶん盛り上がってるみたいですね。ついでに、黒板の問題も解いてくれます? センスのある答えで」
邸は教科書で黒板に書かれた問題を指す。黒板の端から端まで、英文が長々と伸びていた。
聖夜は「げェ」と嫌々、席を立つ。ナミコも別の問題を解くよう命じられた。
「遊魔君は二人が考えている間、教科書を読んでくれるかしら?」
「は、はい!」
突然名前を呼ばれ、遊魔はドキッとする。
大好きな邸に見守られながら音読するのは恥ずかしくもあり、嬉しくもあった。
「遊魔、帰るぞ」
「うん……」
授業が終わった後も、遊魔は誰もいなくなった教卓に熱い視線を送っていた。一日が過ぎ、放課後になっても治らなかった。
「お前、本当に邸のこと好きだよな」
「うん。なんだか母さんに似てる気がするんだ」
「そうか? 母さんの方が美人だろ」
「聖夜が邸先生のこと、嫌いなの?」
「あぁ、大っ嫌いだね。常に取り巻き連れて、女王様気取りかっつの」
「それだけ人気があるんだよ。邸先生、いい人だもん」
「……」
聖夜はそうは思えなかった。
たしかに邸は人気者だ。聖夜以外、嫌っている人間はひとりもいない。善人の味方であるはずの「天使様と悪魔様」でさえ、アンチが大勢いるというのに。
(「人形様」に依頼してるの、邸じゃねーだろうな?)
聖夜が邸への不信感を募らせていると、本人が席までやって来た。
「聖夜君、遊魔君。ちょっといいかしら?」
今日の授業態度を注意されるのかと思いきや、妙に思い詰めた顔をしている。
聖夜は「なんかあったんすか?」と、少し態度を和らげた。
「実は、折入って相談があるの。二人は『天使様と悪魔様』に詳しいそうだけど……本当?」
「まぁ、一応」
「何でも訊いてください! 僕達、この学校で一番『天使様と悪魔様』に詳しいんで! もしかして、依頼したいと考えてるとか?」
遊魔がキラキラと目を輝かせる。
邸は「静かに」とまだ教室に残っている生徒の目を気にし、声をひそめた。
「実はそうなの。警察も相手にしてくれなくて、困ってて……もう『天使様と悪魔様』しか頼れないのよ」
「教師があんな怪しい連中を信用するんすか?」
「私も最初は信じられなかったわ。教育上、良くないって。でもね、長内さんから聴いたのよ。また学校にかよえるようになったのは、天使様と悪魔様に依頼したおかげだって。誰にどんな悪夢を見せたのかまでは教えてもらえなかったけど、そういういい影響も与えられる人達なら、信じてみてもいいかなって思ったのよ」
「そうだったんですね……」
兄弟はこれまで、多くの依頼人を救ってきた。それこそ、アクムツカイの力が無ければ救えなかったであろう人達を。邸の話を聞いて、改めて実感させられた。
「良かったら、僕達にも邸先生のお悩みを聞かせていただけませんか? 『天使様と悪魔様』が採用してくれそうな相談か、僕達なりに判断させてもらいたいんです」
「いいわ。というか、最初からそのつもりだったの。貴方達にも関わりのあることだから」
「どういうことだ?」
「……一週間くらい前、館操江という女性から電話がかかってきたの」
「なッ?!」
「何だって?!」
兄弟の顔つきが変わる。まさか、館から連絡してくるとは。
「知り合いなの?」
「いえ……名前を知ってるだけです」
「なら、断って正解だったわ。その人、貴方達の親戚を名乗ってたんだけど、すごく怪しかったもの。親戚なのに、貴方達が今どこに住んでいるのか教えて欲しいって頼んできたのよ。貴方達のおじい様が亡くなられたから知らせたいんだけど、連絡先が分からないって。それで断ったら、今度は『一週間待ってやる。それを過ぎたら、お前は私に従順な人形になるぞ』と脅されてたわ。私、怖くなって切っちゃった」
邸の話を聞いて、兄弟は長内が話していた「人形様」のウワサを思い出した。
館は「役割」を命じることで、相手を意のままに操るアクムツカイである。脅しの内容といい、人形様を演じていたのは館なのかもしれない。
「一週間前ってことは、今日がその期限日?」
「そうよ。いつ人形にされて、どんな目に遭わされるか……怖くて怖くてたまらないの。どう? 依頼してくれそう?」
邸は不安げに尋ねる。
これは館を捕まえられる、最後のチャンスかもしれない。兄弟は互いに目配せし、頷いた。
「大丈夫です、僕達が代わりに依頼しておきます。先生は安全な場所に避難していてください」
「えっ、でも……」
「心配すんなって。明日になれば全部解決してるからさ」
邸は安堵した様子で、胸を撫で下ろした。
「……ありがとう。二人は私に従順な生徒よ」
日野兄弟はぼけーっと天井を見上げていた。目がうつろで、表情に生気がない。
後ろの席の長内ナミコは見るに耐えかね、小声で注意した。
「聖夜君、遊魔君。さすがにノートは取ろうよ。先生に怒られるよ?」
「へーきー。耳では聞いてるってー」
「そーそー」
兄弟は覇気のない声で答える。
館の足取りが完全に途絶えたことで、兄弟の館への復讐熱は失われつつあった。何をしても、やる気が出ない。「天使様と悪魔様」の配信も休んでいる。そのせいで、ネットでは「天使様と悪魔様死亡説」まで流れる始末だった。
「じゃあ……二人が元気になりそうな、面白い話してあげる」
「なんだ? 漫談でもすんのか?」
「そういう面白いじゃないよ。二人も大好きな『天使様と悪魔様』のウワサ」
「あぁー」と、日野兄弟は声をそろえた。
「あれさ、僕達がやってるんだよねぇ。そろそろやめようと思ってるんだけど」
「もう、適当なこと言わないで。二人はあんな美少女じゃないでしょ?」
「本物なわけないだろ。アバター使ってんだよ。声はボイスチェンジャー」
「……自分が聖ちゃんと魅魔ちゃんだと思い込むなんて、よほど重症なんだわ」
長内は日野兄弟を元気づけようと、一方的にウワサを語り始めた。
「最近、天使様と悪魔様って活動休止してるじゃない? 天界だか魔界だかに帰ったとか、力を使い過ぎて充電中とか、いろんな説が出回ってるけど、完全に休んでるわけじゃないらしいの。『人形様』っていうしもべを使って、依頼を達成しているのよ」
「人形様?」
「なにそれ知らない」
兄弟は少し正気に戻る。
知らない設定だった。ファンが言い出した勝手な憶測が飛び交うことは多々あったが、新しいキャラクターまで現れるのは初めてだった。
「その人形様とかいうやつも、悪夢を見せられるのか?」
「うん。人形様と同じ、『天使様と悪魔様』のしもべにされちゃうんだって。実際、天使様と悪魔様のことをよく思ってなかった先生とか、天使様と悪魔様に全然興味なかった子とかが、人が変わったみたいに二人のファンになってるらしいよ。私も人形様にされてもいいから、二人のしもべになりたいなぁ」
長内は「天使様と悪魔様」のしもべになった自分を想像し、うっとりする。
ウワサを聞いて、聖夜は鼻で笑い、遊魔は長内に憐れみの眼差しを向けた。
「完全なデマさ。もし俺が聖だったら、もっとセンスのあるガセ情報を流すね」
「しもべになりたいなら、天使様と悪魔様にお願いしておこうか?」
「本当?!」
そこへ邸がツカツカとヒールの音を立て、近づいてきた。
「ずいぶん盛り上がってるみたいですね。ついでに、黒板の問題も解いてくれます? センスのある答えで」
邸は教科書で黒板に書かれた問題を指す。黒板の端から端まで、英文が長々と伸びていた。
聖夜は「げェ」と嫌々、席を立つ。ナミコも別の問題を解くよう命じられた。
「遊魔君は二人が考えている間、教科書を読んでくれるかしら?」
「は、はい!」
突然名前を呼ばれ、遊魔はドキッとする。
大好きな邸に見守られながら音読するのは恥ずかしくもあり、嬉しくもあった。
「遊魔、帰るぞ」
「うん……」
授業が終わった後も、遊魔は誰もいなくなった教卓に熱い視線を送っていた。一日が過ぎ、放課後になっても治らなかった。
「お前、本当に邸のこと好きだよな」
「うん。なんだか母さんに似てる気がするんだ」
「そうか? 母さんの方が美人だろ」
「聖夜が邸先生のこと、嫌いなの?」
「あぁ、大っ嫌いだね。常に取り巻き連れて、女王様気取りかっつの」
「それだけ人気があるんだよ。邸先生、いい人だもん」
「……」
聖夜はそうは思えなかった。
たしかに邸は人気者だ。聖夜以外、嫌っている人間はひとりもいない。善人の味方であるはずの「天使様と悪魔様」でさえ、アンチが大勢いるというのに。
(「人形様」に依頼してるの、邸じゃねーだろうな?)
聖夜が邸への不信感を募らせていると、本人が席までやって来た。
「聖夜君、遊魔君。ちょっといいかしら?」
今日の授業態度を注意されるのかと思いきや、妙に思い詰めた顔をしている。
聖夜は「なんかあったんすか?」と、少し態度を和らげた。
「実は、折入って相談があるの。二人は『天使様と悪魔様』に詳しいそうだけど……本当?」
「まぁ、一応」
「何でも訊いてください! 僕達、この学校で一番『天使様と悪魔様』に詳しいんで! もしかして、依頼したいと考えてるとか?」
遊魔がキラキラと目を輝かせる。
邸は「静かに」とまだ教室に残っている生徒の目を気にし、声をひそめた。
「実はそうなの。警察も相手にしてくれなくて、困ってて……もう『天使様と悪魔様』しか頼れないのよ」
「教師があんな怪しい連中を信用するんすか?」
「私も最初は信じられなかったわ。教育上、良くないって。でもね、長内さんから聴いたのよ。また学校にかよえるようになったのは、天使様と悪魔様に依頼したおかげだって。誰にどんな悪夢を見せたのかまでは教えてもらえなかったけど、そういういい影響も与えられる人達なら、信じてみてもいいかなって思ったのよ」
「そうだったんですね……」
兄弟はこれまで、多くの依頼人を救ってきた。それこそ、アクムツカイの力が無ければ救えなかったであろう人達を。邸の話を聞いて、改めて実感させられた。
「良かったら、僕達にも邸先生のお悩みを聞かせていただけませんか? 『天使様と悪魔様』が採用してくれそうな相談か、僕達なりに判断させてもらいたいんです」
「いいわ。というか、最初からそのつもりだったの。貴方達にも関わりのあることだから」
「どういうことだ?」
「……一週間くらい前、館操江という女性から電話がかかってきたの」
「なッ?!」
「何だって?!」
兄弟の顔つきが変わる。まさか、館から連絡してくるとは。
「知り合いなの?」
「いえ……名前を知ってるだけです」
「なら、断って正解だったわ。その人、貴方達の親戚を名乗ってたんだけど、すごく怪しかったもの。親戚なのに、貴方達が今どこに住んでいるのか教えて欲しいって頼んできたのよ。貴方達のおじい様が亡くなられたから知らせたいんだけど、連絡先が分からないって。それで断ったら、今度は『一週間待ってやる。それを過ぎたら、お前は私に従順な人形になるぞ』と脅されてたわ。私、怖くなって切っちゃった」
邸の話を聞いて、兄弟は長内が話していた「人形様」のウワサを思い出した。
館は「役割」を命じることで、相手を意のままに操るアクムツカイである。脅しの内容といい、人形様を演じていたのは館なのかもしれない。
「一週間前ってことは、今日がその期限日?」
「そうよ。いつ人形にされて、どんな目に遭わされるか……怖くて怖くてたまらないの。どう? 依頼してくれそう?」
邸は不安げに尋ねる。
これは館を捕まえられる、最後のチャンスかもしれない。兄弟は互いに目配せし、頷いた。
「大丈夫です、僕達が代わりに依頼しておきます。先生は安全な場所に避難していてください」
「えっ、でも……」
「心配すんなって。明日になれば全部解決してるからさ」
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