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第13話(第2部 第2話)「新入生ハント」
参:新入生ハント(物理)
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放課後。チャイムが鳴ると同時に、岡本が陽斗達の教室へ駆け込んできた。
「やぁやぁ、諸君! みんな同じクラスだと、迎えに行くのも楽だねー!」
「あ、部長! おつかれっす!」
おのおの荷物を手に、岡本のもとへ集まる。
岡本はなぜか数本の虫取りアミと、漁業に用いる投網を担いでいた。
彼女のもとへ来た者から順に、「はいこれ」と一本ずつ虫取りアミを受け取る。オカルトらしさなど微塵もない、いたって普通の虫取りアミだった。
「何で、虫取りアミ?」
「妖精でも捕まえに行くんですか?」
陽斗と飯沼の問いに、岡本は「ノンノン!」と首と指を同時に振った。
「新入生ハントに決まってるじゃないか! 君達も去年、ハントされたろ?」
「……物理的に捕まえるのかよ」
遠井がボソッとツッコむ。
「逃げられたら困るからね! 君達が卒業してもオカ研が存続できるよう、最低四人は集めたい! 誰か、新入生に知り合いはいるかな?」
「まぁ、何人かは……」
節木市が地元の成田、神服部、遠井は顔を見合わせた。
「でも、期待しないでくださいね。みんなオカルトに興味のない子ばかりなので」
「幽霊部員なら了承してくれると思いますよ」
「同じく。けど、アイツらノリだけで生きてるからなぁー。俺が卒業したら、ソッコー退部しそう」
「なぁに、私が一年でオカルトの沼に引きずり込んでやるさ」
岡本はニヤリと笑みを浮かべる。
蒼劔と飯沼はその笑みを見た瞬間、ゾッとした。
岡本なら、どんな手を尽くしてでも新入生をオカルトマニアに仕立て上げる……そう、確信した。
「では皆の衆、参ろうぞ!」
岡本は意気揚々と、一年生の教室へ向かう。
他のメンバーも虫取りアミを手に、後に続いた。
「僕、新入生ハントって初めて! 気の合う後輩が入部してくれるといいなぁ……」
陽斗も新たな出会いに期待しつつ、狩りに出かけた。
◯
「ごめんなさい。もう入る部活決めちゃったので」
「オカルトというか、怖いの苦手なんですよね」
「名前貸すくらいならいいですよ。え? たまには顔を出して欲しい? それはちょっと……勉強で忙しいので」
ある意味予想通り、成田達と顔見知りの一年生は全滅だった。
皆、あらかじめ高校見学会や文化祭などで、入る部活に目星をつけていたらしい。部活の見学すらも希望されなかった。
諦めて、オカルトに興味のありそうなクラスメイトはいないか尋ねてもみたが、
「今日初めて顔を合わせたばかりなので分かりません」
と素っ気なく返されてしまった。
部員が一人も獲得できないまま、時間だけが過ぎていく。この状況に、岡本は早々に見切りをつけた。
「仕方ない。プランBに移行だ」
「プランB?」
「いったい、何をする気なんです?」
「そりゃあ……」
次の瞬間、岡本は帰ろうとしていた新入生の集団に向かって、投網を放った。
投網は空中で一気に開き、新入生の集団を捕らえる。プロの漁師ごとく、鮮やかな手さばきだった。
「ぎゃーッ!」
「何だよ、これ?!」
「離せー!」
新入生は投網から出られず、もがいている。
周りにいた新入生は怯えた様子で、陽斗達から離れて行った。
「ほっほっほっ! イキのいいのが大量じゃわい! このまま部室へレッツラゴーじゃ!」
岡本は捕らえた後輩達を見下ろし、満足げに高笑いする。
蒼劔と飯沼は岡本の狙いにようやく気づき、ドン引きした。
「……やることが最低だな」
「えぇ……このためにアミを持って来てたのね」
「楽しそー! 僕もやって欲しいなぁ」
「やられる側がいいのか、陽斗?!」
岡本は捕らえた新入生ごと投網を引き、部室へ連れて行こうとする。
そこへ、たまたま通りかかった間山が駆け寄ってきた。
「こら、君! 何をしているんだ!」
「あ、間山先生」
「やばッ!」
成田、神服部、遠井は岡本の背後に隠れる。飯沼も間山に見つからないよう、陽斗の後ろに隠れた。
陽斗だけは棒立ちで、「何でみんな隠れてるの?」と呑気に首を傾げていた。
間山は陽斗と隠れている四人(の足)を見つけ、苦い顔をする。担任になって早々、問題を起こされたので呆れているのだろう。
色々言いたげだったが、まずは投網を持っている岡本を問い詰めた。
「彼らを解放しなさい。嫌がっているじゃないか」
「やだなー、部活に勧誘しただけですよー」
岡本はヘラヘラと笑い、誤魔化そうとする。
捕まっている新入生は「嘘つけ!」「こんな勧誘あってたまるか!」「先生、助けてください!」と間山に訴えた。
「部活って、何部だい?」
「オカルト研究部ですよ。顧問の先生から許可も取ってあります」
「オカルト研究部……?」
すると間山は「ンフッ」と顔を背け、吹き出した。口元を手で覆い隠していたため、表情は見えなかった。
「失礼」と岡本に向き直った時には、満面の爽やかな笑みを浮かべていた。
「おかしなことを言うね? 僕もオカルト研究部の顧問なんだけど?」
「……え?」
その言葉を聞いた瞬間、陽斗と蒼劔はもちろんのこと、部長であるはずの岡本も、隠れていた四人も、愕然とした。
◯
「本当だ。間山……先生は、新しくオカ研の顧問に就任された。今後は私と先生の二人体制になる」
「マジっすか?!」
「やったー!」
間山を気に入っていた成田と神服部は無邪気に喜ぶ。
部室に戻って早々、不知火を問い詰めるほどに疑っていた岡本は「ぐぬぬ」と悔しそうに唇を噛み締めた。
「認めない……私は認めないぞぉぉぉ!」
怒り、雄叫びを上げる。
間山は「ほらね?」と得意そうに微笑んだ。
「僕も顧問である以上、言うことを聞いてもらうよ。さっきみたいな強引な勧誘は禁止。またやったら、担任の先生と教育指導の先生にチクるからね?」
「くっ! 誰の仕業か知らんが、厄介な顧問を寄越しおって……!」
陽斗達は新入生を解放した後、間山と共に部室へ移動した。
部室には不知火の他に二人の女子生徒がいたが、岡本は彼女達を無視し、間山が本当に顧問かどうか、不知火に問い詰めたのだった。
「……間山先生、意外と厳しいな」
「去年いろいろと問題起こしちゃったから、お目付役として来たのかも。ほら、不知火先生じゃ頼りないし」
「すまん。俺のせいで……」
「お前のせいじゃないって。気にすんな」
成田、神服部、遠井は、間山の知られざる一面を目撃し、コソコソと話し合う。申し訳なさそうに謝る遠井に、成田はポンっと背中を叩いた。
何はともあれ、無事に間山が新しい顧問だと証明されたところで、一同は改めて二人の女子生徒に目をやった。一人は見知らぬ新入生だったが、もう一人には見覚えがあった。
「暗梨さん、何でうちの学校の制服着てるの? 一年生の校章つけてるし……もしかして、新入生として入学したとか?」
「……したんじゃなくて、させられたのよ」
暗梨は陽斗に尋ねられ、顔をしかめる。
彼女はいつものゴスロリではなく、ゴスロリ風に改造した節木高校の制服を着ていた。
「社会勉強だかなんだか知らないけど、不知火にムリやり受験させられたの。まぁ、この制服は気に入ってるからいいけど?」
「暗梨ちゃんの制服、可愛くていいなー。よく先生が許してくれたね?」
コスプレ好きの神服部が食いつく。
暗梨は不知火を親指で指差し、勝ち誇ったように鼻で笑った。
「だって私のクラスの担任、不知火だから。この格好じゃないと授業受けないって言ったら、校長に直談判してくれたわ」
「受験させるんじゃなかったよ……」
不知火は眉をひそめ、ため息をついた。
「いくら君が成績優秀とはいえ、目立つ行動は避けて欲しいのだが?」
「首席で入学した時点で、充分目立ってるわ。諦めてなさい」
「……首席? 入学式の時にスピーチしてたの、別の生徒じゃなかったか?」
遠井は首を傾げる。
成績に敏感な彼以外は知らなかったが、入試の首席合格者は入学式で新入生代表としてスピーチすると決まっている。遠井の言う通り、今年登壇した生徒は、暗梨とは別の新入生だった。
「面倒臭いから辞退したわ。何喋ったらいいか分かんないし、服装もまともにしないとダメって言われたし」
「えー、もったいない。華鬼橋さんがスピーチするとこ、見たかったなぁ」
部室にいたもう一人の新入生が残念がる。
そこでようやく一同の目が彼女に向いた。小柄で可愛らしい女子で、髪を二つのお団子にまとめ、リボンでくくっていた。
「そういえば、あの子誰ですか?」
陽斗は不知火に尋ねる。
不知火は取るに足らないことのように、あっさりと答えた。
「彼女も暗梨君と同じ新入生だよ。なんでも、オカルト研究部に入りたいそうだ」
「「「「「えッ?!」」」」」
「やぁやぁ、諸君! みんな同じクラスだと、迎えに行くのも楽だねー!」
「あ、部長! おつかれっす!」
おのおの荷物を手に、岡本のもとへ集まる。
岡本はなぜか数本の虫取りアミと、漁業に用いる投網を担いでいた。
彼女のもとへ来た者から順に、「はいこれ」と一本ずつ虫取りアミを受け取る。オカルトらしさなど微塵もない、いたって普通の虫取りアミだった。
「何で、虫取りアミ?」
「妖精でも捕まえに行くんですか?」
陽斗と飯沼の問いに、岡本は「ノンノン!」と首と指を同時に振った。
「新入生ハントに決まってるじゃないか! 君達も去年、ハントされたろ?」
「……物理的に捕まえるのかよ」
遠井がボソッとツッコむ。
「逃げられたら困るからね! 君達が卒業してもオカ研が存続できるよう、最低四人は集めたい! 誰か、新入生に知り合いはいるかな?」
「まぁ、何人かは……」
節木市が地元の成田、神服部、遠井は顔を見合わせた。
「でも、期待しないでくださいね。みんなオカルトに興味のない子ばかりなので」
「幽霊部員なら了承してくれると思いますよ」
「同じく。けど、アイツらノリだけで生きてるからなぁー。俺が卒業したら、ソッコー退部しそう」
「なぁに、私が一年でオカルトの沼に引きずり込んでやるさ」
岡本はニヤリと笑みを浮かべる。
蒼劔と飯沼はその笑みを見た瞬間、ゾッとした。
岡本なら、どんな手を尽くしてでも新入生をオカルトマニアに仕立て上げる……そう、確信した。
「では皆の衆、参ろうぞ!」
岡本は意気揚々と、一年生の教室へ向かう。
他のメンバーも虫取りアミを手に、後に続いた。
「僕、新入生ハントって初めて! 気の合う後輩が入部してくれるといいなぁ……」
陽斗も新たな出会いに期待しつつ、狩りに出かけた。
◯
「ごめんなさい。もう入る部活決めちゃったので」
「オカルトというか、怖いの苦手なんですよね」
「名前貸すくらいならいいですよ。え? たまには顔を出して欲しい? それはちょっと……勉強で忙しいので」
ある意味予想通り、成田達と顔見知りの一年生は全滅だった。
皆、あらかじめ高校見学会や文化祭などで、入る部活に目星をつけていたらしい。部活の見学すらも希望されなかった。
諦めて、オカルトに興味のありそうなクラスメイトはいないか尋ねてもみたが、
「今日初めて顔を合わせたばかりなので分かりません」
と素っ気なく返されてしまった。
部員が一人も獲得できないまま、時間だけが過ぎていく。この状況に、岡本は早々に見切りをつけた。
「仕方ない。プランBに移行だ」
「プランB?」
「いったい、何をする気なんです?」
「そりゃあ……」
次の瞬間、岡本は帰ろうとしていた新入生の集団に向かって、投網を放った。
投網は空中で一気に開き、新入生の集団を捕らえる。プロの漁師ごとく、鮮やかな手さばきだった。
「ぎゃーッ!」
「何だよ、これ?!」
「離せー!」
新入生は投網から出られず、もがいている。
周りにいた新入生は怯えた様子で、陽斗達から離れて行った。
「ほっほっほっ! イキのいいのが大量じゃわい! このまま部室へレッツラゴーじゃ!」
岡本は捕らえた後輩達を見下ろし、満足げに高笑いする。
蒼劔と飯沼は岡本の狙いにようやく気づき、ドン引きした。
「……やることが最低だな」
「えぇ……このためにアミを持って来てたのね」
「楽しそー! 僕もやって欲しいなぁ」
「やられる側がいいのか、陽斗?!」
岡本は捕らえた新入生ごと投網を引き、部室へ連れて行こうとする。
そこへ、たまたま通りかかった間山が駆け寄ってきた。
「こら、君! 何をしているんだ!」
「あ、間山先生」
「やばッ!」
成田、神服部、遠井は岡本の背後に隠れる。飯沼も間山に見つからないよう、陽斗の後ろに隠れた。
陽斗だけは棒立ちで、「何でみんな隠れてるの?」と呑気に首を傾げていた。
間山は陽斗と隠れている四人(の足)を見つけ、苦い顔をする。担任になって早々、問題を起こされたので呆れているのだろう。
色々言いたげだったが、まずは投網を持っている岡本を問い詰めた。
「彼らを解放しなさい。嫌がっているじゃないか」
「やだなー、部活に勧誘しただけですよー」
岡本はヘラヘラと笑い、誤魔化そうとする。
捕まっている新入生は「嘘つけ!」「こんな勧誘あってたまるか!」「先生、助けてください!」と間山に訴えた。
「部活って、何部だい?」
「オカルト研究部ですよ。顧問の先生から許可も取ってあります」
「オカルト研究部……?」
すると間山は「ンフッ」と顔を背け、吹き出した。口元を手で覆い隠していたため、表情は見えなかった。
「失礼」と岡本に向き直った時には、満面の爽やかな笑みを浮かべていた。
「おかしなことを言うね? 僕もオカルト研究部の顧問なんだけど?」
「……え?」
その言葉を聞いた瞬間、陽斗と蒼劔はもちろんのこと、部長であるはずの岡本も、隠れていた四人も、愕然とした。
◯
「本当だ。間山……先生は、新しくオカ研の顧問に就任された。今後は私と先生の二人体制になる」
「マジっすか?!」
「やったー!」
間山を気に入っていた成田と神服部は無邪気に喜ぶ。
部室に戻って早々、不知火を問い詰めるほどに疑っていた岡本は「ぐぬぬ」と悔しそうに唇を噛み締めた。
「認めない……私は認めないぞぉぉぉ!」
怒り、雄叫びを上げる。
間山は「ほらね?」と得意そうに微笑んだ。
「僕も顧問である以上、言うことを聞いてもらうよ。さっきみたいな強引な勧誘は禁止。またやったら、担任の先生と教育指導の先生にチクるからね?」
「くっ! 誰の仕業か知らんが、厄介な顧問を寄越しおって……!」
陽斗達は新入生を解放した後、間山と共に部室へ移動した。
部室には不知火の他に二人の女子生徒がいたが、岡本は彼女達を無視し、間山が本当に顧問かどうか、不知火に問い詰めたのだった。
「……間山先生、意外と厳しいな」
「去年いろいろと問題起こしちゃったから、お目付役として来たのかも。ほら、不知火先生じゃ頼りないし」
「すまん。俺のせいで……」
「お前のせいじゃないって。気にすんな」
成田、神服部、遠井は、間山の知られざる一面を目撃し、コソコソと話し合う。申し訳なさそうに謝る遠井に、成田はポンっと背中を叩いた。
何はともあれ、無事に間山が新しい顧問だと証明されたところで、一同は改めて二人の女子生徒に目をやった。一人は見知らぬ新入生だったが、もう一人には見覚えがあった。
「暗梨さん、何でうちの学校の制服着てるの? 一年生の校章つけてるし……もしかして、新入生として入学したとか?」
「……したんじゃなくて、させられたのよ」
暗梨は陽斗に尋ねられ、顔をしかめる。
彼女はいつものゴスロリではなく、ゴスロリ風に改造した節木高校の制服を着ていた。
「社会勉強だかなんだか知らないけど、不知火にムリやり受験させられたの。まぁ、この制服は気に入ってるからいいけど?」
「暗梨ちゃんの制服、可愛くていいなー。よく先生が許してくれたね?」
コスプレ好きの神服部が食いつく。
暗梨は不知火を親指で指差し、勝ち誇ったように鼻で笑った。
「だって私のクラスの担任、不知火だから。この格好じゃないと授業受けないって言ったら、校長に直談判してくれたわ」
「受験させるんじゃなかったよ……」
不知火は眉をひそめ、ため息をついた。
「いくら君が成績優秀とはいえ、目立つ行動は避けて欲しいのだが?」
「首席で入学した時点で、充分目立ってるわ。諦めてなさい」
「……首席? 入学式の時にスピーチしてたの、別の生徒じゃなかったか?」
遠井は首を傾げる。
成績に敏感な彼以外は知らなかったが、入試の首席合格者は入学式で新入生代表としてスピーチすると決まっている。遠井の言う通り、今年登壇した生徒は、暗梨とは別の新入生だった。
「面倒臭いから辞退したわ。何喋ったらいいか分かんないし、服装もまともにしないとダメって言われたし」
「えー、もったいない。華鬼橋さんがスピーチするとこ、見たかったなぁ」
部室にいたもう一人の新入生が残念がる。
そこでようやく一同の目が彼女に向いた。小柄で可愛らしい女子で、髪を二つのお団子にまとめ、リボンでくくっていた。
「そういえば、あの子誰ですか?」
陽斗は不知火に尋ねる。
不知火は取るに足らないことのように、あっさりと答えた。
「彼女も暗梨君と同じ新入生だよ。なんでも、オカルト研究部に入りたいそうだ」
「「「「「えッ?!」」」」」
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