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第9話「彼岸華村、鬼伝説」
拾肆:夕食(廃村サイド)
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〈午後四時 廃村〉オカルト研究部
日が傾いてきた頃、廃村の調査をとっくに終え、持参したオカルト小説を読んでいた岡本は「さて!」と本を閉じ、後輩達を集めた。
「そろそろ下山する時間だが、依然として贄原君は見つからず、彼岸華村からも出られない! となると、やることはただ一つ!」
「救助を呼ぶんですね?」
遠井は挙手し、発言する。言葉の中には「頼む! そうであってくれ!」という強い願望がこもっていた。
しかし岡本は「ばっかもーん!」と遠井を叱咤した。
「そんなことをしたら、彼岸華村が立ち入り禁止になってしまうじゃないか! 全国のオカルトファンを敵に回す気か!」
「いいですよ、別に敵になったって。俺は一刻も早く、家に帰りたいんだ……来月は期末テストだし、勉強しないと」
「勉強なんて、ここでも出来るじゃないか~。教材を持ってきていないのなら、私が先生になってあげよう」
「遠慮します。どうせ、オカルトの勉強でしょう?」
「部長のオカルト授業だったら、大歓迎だぜ!」
「私も聞きたいです!」
岡本が授業をすると聞き、成田と神服部のテンションが上がる。
岡本は「夜の楽しみが一つ増えたねぇ」とニヤリと笑み、最初の質問の答えを発表した。
「ずばり! 我々がこれからやることは……ここをキャンプ地とすることだ!」
岡本はリュックから折り畳み式のテントを二つ取り出し、誇らしげに掲げた。
「この村から出られない以上、一泊するしかない! 暗くなる前に夕食と寝床の準備を済ませて、日が落ちたら怪談話に花を咲かせよう! 一つは男子用、もう一つは女子用だよ。男子用は不知火先生が入れるよう、ちゃんと大きめのものを用意したからね。さぁ! みんなでテントを張ろう!」
「わーい!」
「キャンプだ、キャンプだー!」
成田と神服部は幼い子供のようにきゃっきゃと喜び、楽しそうにテントを張る。
一方、まさか泊まりになるとは思っていなかった遠井はその場でフリーズしていた。
「キャンプ……こんな訳の分からないところで、キャンプ……?」
「ほら、遠井! お前も手伝え!」
遠井は成田に手を引かれ、手伝いに駆り出される。
いつもなら「手を引っ張るな!」と振りほどくはずが、ショックのあまり、成田に命じられるままに手を動かしていた。
「……この村から出たら、退部しよう」
テントを張り終わる頃には、遠井の意思は固まっていたが、
「出られたらいいけどなー。最悪、このまま一生出られなかったりして」
「……」
成田の一言で再度フリーズしてしまった。
・
〈午後五時 廃村〉蒼劔
オカルト研究部の面々が夕食を食べていた頃、木に縛られていた黒縄が正気に戻った。
ちなみにオカ研の夕食は即席のラーメンだった。醤油の香ばしい香りが、木とカビの臭いしかしなかった廃れた村に漂っている。匂いに釣られて小動物でも寄ってきそうなものだったが、何も姿を現さなかった。
「ンだこりゃ?! おい、蒼劔! 俺が気を失ってる間に何しやがった?!」
くくりつけられている縄を見て、蒼劔に怒りをぶつける。縄はわざわざ引きちぎることなく、すり抜けた。
呑気に餡子と生クリームが挟まったマカロンを食べている蒼劔の胸ぐらをつかむ。
蒼劔はマカロンを口へ押し込み「離せ」と口をモゴモゴさせながら黒縄の手を払った。
「俺は貴様を助けたんだぞ、黒縄。あの芋のせいで、お前は死にかけていたんだ」
「なんだと?」
黒縄は蒼劔から彼岸芋について聞き、怒りで顔を真っ赤にさせた。すぐさま無線機を取り出し、五代に怒りをぶつけた。
「五代テメェ! そういう大事なことは先に言いやがれ!」
『言っても食べてたっしょ? だったら、言う意味ないじゃん』
五代は悪びれもせず、ポテチを貪る。今、彼が食べているのはピンクや紫などのパステルカラーのポテチだった。全部塩キャラメル味だが、香料の効果で苺やブドウの風味が感じられた。
黒縄は五代の屁理屈に言い返せず、「それはそうだけどよォ……」と言葉を詰まらせた。
その隙に、蒼劔が五代に伝言を頼んだ。
「五代、朱羅に今日は帰れなくなったと伝えておいてくれ。夕食を作って待っているだろうからな」
『いぇっさー! 今日は美味しいキノコ炊き込みご飯だったけど、オイラが全部食っとくね!』
「全部食うな! 俺の分は取っておけ!」
すかさず黒縄が割って入り、五代に命じる。
五代は『どうすっかにゃぁ~?』とチェシャ猫のように笑い、無線を切った。
「……あいつ、帰ったら殺す。毒キノコたらふく食わせて、殺す」
黒縄は無線機をリュックへ仕舞うと何を思ったか、地面に向かって鎖を放った。鎖は地面を貫き、深く潜っていく。
しばらくして地中から戻ってきた鎖の先には、数個の彼岸芋が捕らえられていた。皆、「グゲゲェ」と不気味な声を上げながら、ジタバタと体を揺らしていた。
「何をするつもりだ?」
「食うんだよ。ここにある芋食えるだけ食って、五代のクソヤローをぶっ飛ばしてやる」
そう言うと黒縄は片っ端から芋を喰らっては、また新たに芋を掘るという作業を始めた。
「……これはまたくくりつけないといけないな」
「案ずるな! さっきよりも耐性はついた! これならいける!」
黒縄はそう豪語したが、ものの数分で「グゲゲェ」とうめきながら、地面に顔を突っ込んでいた。
「言わんこっちゃない」
蒼劔は無理矢理黒縄を引き抜くと、再度煤けた縄で木にくくりつけた。
そこへ夕食を終えた不知火が、歯磨きをしながら近寄ってきた。
「……この村、妙だとは思わないかい?」
「妙? 妙とはどういうことだ?」
「民家が古過ぎる。少なくとも、トンネルが出来る遥か前に、既に廃れている。これではトンネルを作った意味がない。おそらく、この村は本来の彼岸華村を隠すためのフェイク……囮だ。本物の彼岸華村の連中は、よっぽど私達に見つかりたくないようだね」
「……もしや、その本物の彼岸華村に陽斗が?」
「可能性は高い」
不知火は頷く。だが、陽斗の居場所が分かったというのに、その表情は芳しくなかった。
「ただ……あまりよくない情報を思い出してしまってね」
「よくない情報?」
不知火は「五代君はもう把握しているかもしれないが、」と前置きした後、話した。
「ある鬼がこの近辺での目撃情報を最後に、消息を絶っているんだ。彼の名は饗呀。獰猛かつ狡猾な……鬼を喰う鬼だよ」
日が傾いてきた頃、廃村の調査をとっくに終え、持参したオカルト小説を読んでいた岡本は「さて!」と本を閉じ、後輩達を集めた。
「そろそろ下山する時間だが、依然として贄原君は見つからず、彼岸華村からも出られない! となると、やることはただ一つ!」
「救助を呼ぶんですね?」
遠井は挙手し、発言する。言葉の中には「頼む! そうであってくれ!」という強い願望がこもっていた。
しかし岡本は「ばっかもーん!」と遠井を叱咤した。
「そんなことをしたら、彼岸華村が立ち入り禁止になってしまうじゃないか! 全国のオカルトファンを敵に回す気か!」
「いいですよ、別に敵になったって。俺は一刻も早く、家に帰りたいんだ……来月は期末テストだし、勉強しないと」
「勉強なんて、ここでも出来るじゃないか~。教材を持ってきていないのなら、私が先生になってあげよう」
「遠慮します。どうせ、オカルトの勉強でしょう?」
「部長のオカルト授業だったら、大歓迎だぜ!」
「私も聞きたいです!」
岡本が授業をすると聞き、成田と神服部のテンションが上がる。
岡本は「夜の楽しみが一つ増えたねぇ」とニヤリと笑み、最初の質問の答えを発表した。
「ずばり! 我々がこれからやることは……ここをキャンプ地とすることだ!」
岡本はリュックから折り畳み式のテントを二つ取り出し、誇らしげに掲げた。
「この村から出られない以上、一泊するしかない! 暗くなる前に夕食と寝床の準備を済ませて、日が落ちたら怪談話に花を咲かせよう! 一つは男子用、もう一つは女子用だよ。男子用は不知火先生が入れるよう、ちゃんと大きめのものを用意したからね。さぁ! みんなでテントを張ろう!」
「わーい!」
「キャンプだ、キャンプだー!」
成田と神服部は幼い子供のようにきゃっきゃと喜び、楽しそうにテントを張る。
一方、まさか泊まりになるとは思っていなかった遠井はその場でフリーズしていた。
「キャンプ……こんな訳の分からないところで、キャンプ……?」
「ほら、遠井! お前も手伝え!」
遠井は成田に手を引かれ、手伝いに駆り出される。
いつもなら「手を引っ張るな!」と振りほどくはずが、ショックのあまり、成田に命じられるままに手を動かしていた。
「……この村から出たら、退部しよう」
テントを張り終わる頃には、遠井の意思は固まっていたが、
「出られたらいいけどなー。最悪、このまま一生出られなかったりして」
「……」
成田の一言で再度フリーズしてしまった。
・
〈午後五時 廃村〉蒼劔
オカルト研究部の面々が夕食を食べていた頃、木に縛られていた黒縄が正気に戻った。
ちなみにオカ研の夕食は即席のラーメンだった。醤油の香ばしい香りが、木とカビの臭いしかしなかった廃れた村に漂っている。匂いに釣られて小動物でも寄ってきそうなものだったが、何も姿を現さなかった。
「ンだこりゃ?! おい、蒼劔! 俺が気を失ってる間に何しやがった?!」
くくりつけられている縄を見て、蒼劔に怒りをぶつける。縄はわざわざ引きちぎることなく、すり抜けた。
呑気に餡子と生クリームが挟まったマカロンを食べている蒼劔の胸ぐらをつかむ。
蒼劔はマカロンを口へ押し込み「離せ」と口をモゴモゴさせながら黒縄の手を払った。
「俺は貴様を助けたんだぞ、黒縄。あの芋のせいで、お前は死にかけていたんだ」
「なんだと?」
黒縄は蒼劔から彼岸芋について聞き、怒りで顔を真っ赤にさせた。すぐさま無線機を取り出し、五代に怒りをぶつけた。
「五代テメェ! そういう大事なことは先に言いやがれ!」
『言っても食べてたっしょ? だったら、言う意味ないじゃん』
五代は悪びれもせず、ポテチを貪る。今、彼が食べているのはピンクや紫などのパステルカラーのポテチだった。全部塩キャラメル味だが、香料の効果で苺やブドウの風味が感じられた。
黒縄は五代の屁理屈に言い返せず、「それはそうだけどよォ……」と言葉を詰まらせた。
その隙に、蒼劔が五代に伝言を頼んだ。
「五代、朱羅に今日は帰れなくなったと伝えておいてくれ。夕食を作って待っているだろうからな」
『いぇっさー! 今日は美味しいキノコ炊き込みご飯だったけど、オイラが全部食っとくね!』
「全部食うな! 俺の分は取っておけ!」
すかさず黒縄が割って入り、五代に命じる。
五代は『どうすっかにゃぁ~?』とチェシャ猫のように笑い、無線を切った。
「……あいつ、帰ったら殺す。毒キノコたらふく食わせて、殺す」
黒縄は無線機をリュックへ仕舞うと何を思ったか、地面に向かって鎖を放った。鎖は地面を貫き、深く潜っていく。
しばらくして地中から戻ってきた鎖の先には、数個の彼岸芋が捕らえられていた。皆、「グゲゲェ」と不気味な声を上げながら、ジタバタと体を揺らしていた。
「何をするつもりだ?」
「食うんだよ。ここにある芋食えるだけ食って、五代のクソヤローをぶっ飛ばしてやる」
そう言うと黒縄は片っ端から芋を喰らっては、また新たに芋を掘るという作業を始めた。
「……これはまたくくりつけないといけないな」
「案ずるな! さっきよりも耐性はついた! これならいける!」
黒縄はそう豪語したが、ものの数分で「グゲゲェ」とうめきながら、地面に顔を突っ込んでいた。
「言わんこっちゃない」
蒼劔は無理矢理黒縄を引き抜くと、再度煤けた縄で木にくくりつけた。
そこへ夕食を終えた不知火が、歯磨きをしながら近寄ってきた。
「……この村、妙だとは思わないかい?」
「妙? 妙とはどういうことだ?」
「民家が古過ぎる。少なくとも、トンネルが出来る遥か前に、既に廃れている。これではトンネルを作った意味がない。おそらく、この村は本来の彼岸華村を隠すためのフェイク……囮だ。本物の彼岸華村の連中は、よっぽど私達に見つかりたくないようだね」
「……もしや、その本物の彼岸華村に陽斗が?」
「可能性は高い」
不知火は頷く。だが、陽斗の居場所が分かったというのに、その表情は芳しくなかった。
「ただ……あまりよくない情報を思い出してしまってね」
「よくない情報?」
不知火は「五代君はもう把握しているかもしれないが、」と前置きした後、話した。
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