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【第二部】魔王覚醒編
34)ただ、もう一度
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「ぐ、ぅ……っふ……そんな、事が……許されるわけ……」
泣きじゃくるグレンの顔が、見る間に真っ赤に染まっていく。それは怒りの色だ。
最後に見るのがグレンの怒り顔、というのも悪くはないか、とドーヴィは目を閉じる。
どんな表情でも、今回の契約主は最高に可愛いくて、最高に美味しい人間だった。図らずもタダ働きになってしまったが、タダ働きをしても構わないと思えるほどに、価値のある契約だった、とドーヴィは薄れゆく意識の中で思う。
悪魔として死ぬのは久々だが、こうして契約主のぬくもりを感じながら死ぬのは悪くない。
――そう、まどろんでいたドーヴィに。衝撃が走る。
がつん、と口元に何かがぶつかった感触に、目を見開けば。目の前には、グレンの顔がいっぱいに迫っている。
目を一度瞬きして、ようやくドーヴィがグレンが自分の唇にキスをしていることに気が付いた。ずいぶんと下手くそで、血の味しかしないキスだ。
「ぷはっ! ドーヴィ! 今度の報酬は前払いだ!」
「っ、何を……」
涙で顔をぐしゃぐしゃにしたグレンが、ドーヴィの胸を掴んで、そう怒鳴りつける。怒りで赤く染まった顔を、さらに真っ赤にして。
「もう報酬は払った! 悪魔ならなんでもできる、契約は違えない、そう言ったな、ドーヴィ!」
ドーヴィの顔を睨みつけ、グレンは怒鳴り続ける。心の底からの、激しい叫び。
「愛と性の悪魔ドーヴィ、もう一度この世界に戻ってきて、僕と契約しろ!」
……急速に、ドーヴィの意識が覚醒する。今、この可愛らしい契約主は、何と言った?
「グレン、お前」
「僕は! このグレン・クランストンは! お前に命じる! もう一度、再契約しろって!」
そう言いながら、グレンは再度、ドーヴィの唇に自らの唇を押し付けた。それはやっぱり、死ぬほど下手くそで。キスだなんてもんじゃない、まるで殴り掛かるような、とても乱暴な口づけ。
ドーヴィの頬を、ぶん殴るような、目の覚めるキスだった。
「……っは……ははっ……」
「ドーヴィ……っ!」
堪えきれず、ドーヴィは笑いだす。口の端から、残っていた血が新たに噴き出し、血の匂いをさらに濃くした。
が、そんなことは、どうでもいい。
「はーっはっはっは! お前! 俺に、命令するのか! この悪魔に!」
「! そうだ! 僕が、命じた!」
ざら、とドーヴィの残っていた下半身が、砂になって形を崩していく。
「いいだろう、グレン・クランストン!」
「!」
「愛と性の悪魔、ドーヴィは! お前の命令を受け入れる!」
ドーヴィの瞳はすっかり力を取り戻し。あの、召喚した時のようなぎらついた眼差しで、グレンをじっと見つめ返した。
グレンもその瞳から視線を逸らさず、睨み返す。
二人の視線が、確かに交わり。死にかけていた世界が、急速に命を取り戻していく。
体が崩れていくのも、どうでもいい。それよりも、お互いに、その瞳をそれぞれの胸に刻み込むように、見つめ合い続ける。
「契約は成立だ! グレン! 俺は絶対に、戻ってくる!」
「約束しろ、ドーヴィ!」
「悪魔は契約を違えない――」
それが、ドーヴィの最後の言葉だった。
グレンの目の前、グレンの手の中で。
ドーヴィはあっという間に頭のてっぺんまで砂になり、さらさらと指の隙間から落ちて行った。
「ドーヴィ……っ!」
後には、ドーヴィがこちらの世界で入手した服や武器だけが残り。そのうち、ドーヴィだった砂も、世界からドーヴィという存在の痕跡を消去するかのように、跡形もなく消えていく。
「うっ、ううっ……あああっ……!」
グレンはドーヴィの遺した服の上に上体を伏せ、号哭した。その泣き声は、木々の間を抜け、どこまでも響き渡るほどに。
ドーヴィがいなくなるまで、ほんの一瞬だった。あっという間に、ドーヴィは、グレンの目の前で砂になってしまった。
「ああ……ああああ……ふ、ぅぅ……っ!」
ずっと、泣いていたグレンは。歯を食いしばって、その涙を止めようとする。子供のように、両腕で涙を拭いながら、顔を上げる。
ドーヴィは、『必ず戻ってくる』と言ったから。
だから、グレンはいつまでも泣いていられない。またドーヴィに会えると信じて、立ち上がらなければならない。
ドーヴィが、『泣くなよ』と言ったから。
今度、ドーヴィが戻ってくるときには、とびきりの笑顔で出迎えてやらなければ。ドーヴィは自分の笑顔を、見たがっていたのだから。
涙でぐちゃぐちゃに濡れた眼帯を撫でる。この眼帯の下には、ドーヴィに貰った金色の瞳がある。
その瞳こそが、ドーヴィがこの世界に存在していた証であり、グレンとドーヴィの絆の証のようでもあった。
「はっ、ぁ……」
止めても止めても止まらない涙で肩をひくつかせながら、グレンはよろよろと立ち上がった。
そこに。
金属同士が触れ合う音が響き、グレンはバッとその方向へ顔を向けた。
音の主は、鎧を着こんだ騎士二人。その右胸にある紋章は、彼らが教会所属である事を表していた。
思わず、グレンは後退る。普段であれば頼りになる教会も……今のグレンには、宿敵のように見えた。
「落ち着いてください。グレン・クランストン、ですね?」
大男がゆっくりと、穏やかな声でグレンに話しかける。その声は傷つき、疲れた心に染み渡るようで。グレンは一瞬、教会への敵意を忘れて大人しく頷いた。
が、すぐにはっと意識を取り戻し、堂々と胸を張って「そうだ、私がグレン・クランストンだ」と述べる。
……それは、ずいぶん痛々しい姿だった。涙の跡が残るどころか、まだ止まっていない、潤んだ瞳を一生懸命に立ち上がらせて。教会に負けぬよう、無理に意地を張って貴族としての姿勢を貫き通す。敵意こそ見えぬが、教会の下には入らないと主張するかのように。
教会の騎士、天使二人はその様子を見て少しだけ顔を歪めた後に、そっとグレンの前に膝をついた。
「シルヴェザン元帥より、貴方の保護を依頼されております」
「! 兄上、が……!」
「以降は、我々が同行いたします。シルヴェザン元帥の下へ、参りましょう」
グレンは鼻をすすった後に「わかった」と応えた。
そして足元に散らばるドーヴィの遺品を見て……その中で、ドーヴィが身に着けていた、小さなペンダントだけをさっと拾う。これは、グレンが以前にドーヴィと城下町の視察に出た際に買ったものだ。
いらねえ、と言うドーヴィにグレンが半ば押し付けたようなもの。ずっと、身に着けていてくれたらしい。
……天使二人は、グレンのその行動を見逃した。ドーヴィへの攻撃は禁止されているし、そもそも、対象となる悪魔はもう消滅しているのだから。悪魔がいないのであれば、人間がそこに落ちている物を拾ったとしても、別に天使として咎める必要は一切ない。好きにすればいいのだ。
「お体の方はいかがですか、体調が悪ければ、背負っていきますが」
「いや、それには及ばん。自分で歩ける……いや、待て、そもそもここはどこだ?」
「……道すがら、お話をお伺いしましょう」
そう言って、教会騎士の男は持っていた通信機で後から追ってくる予定の味方へ『対象保護完了』の信号を送る。ドーヴィが見れば「ありゃモールス信号か」と言うであろうその通信機は、教会関係者のみが使用できる特殊な魔道具だ。
教会騎士二人に挟まれ、グレンはゆっくりと歩きはじめる。ドーヴィの遺品を残して。
それを見送った天使マルコは、大きく息を吐いた。まさか、グレンがドーヴィに再契約を望むとは……いや、それだけ、二人の間に強い絆がある事はわかっていたが、グレンという少年があれほどに力強く、ドーヴィを望むとは予想外だった。
そして予想外だったのは、教会騎士である二人。まさか、何もなくグレンをそのまま保護するとは。いくら上位大天使様から、命令撤回とドーヴィへの攻撃禁止令が出されてたとは言え……悪魔と契約した人間であるグレン自体に対しては、何の命令も出ていなかったはずだ。
それでも、グレンを『悪魔憑き』として引っ立てるでもなく。あの悪魔の瞳である片目も見なかったことにして。
……あの天使二人、9082048号と9087576号も、グレンとドーヴィのやり取りを見て感じるところがあったのだろう。
もし、グレンに対して何か無体を働くようであれば、マルコも飛び込むつもりではあった。……そうなっていたら、間違いなく今度こそ任務妨害で討伐されていただろうが。
「……私情を、挟みすぎたかもしれませんね……」
今のところ、上から何か言われてはいない。
しかし、ここまで手を出してしまえば……処分、とまではいかずとも、配置換えぐらいはあるかもしれない。
できれば、グレン少年の今後も見守りたかったが。ドーヴィだけでなく、自分も、ここまで、なのだろう。
とりあえずこの顛末を自身の直属の上司である大司教に報告するため、天使マルコはその姿をクランストン辺境領の教会へと戻したのであった。
--
中途半端な長さ二話連続ですが、どうしてもおさまりが悪かったので
これを書くためだけに30話も費やした……
日曜は更新無いですよ!
なんかこう、この二話は皆さまお気に入りの感動曲を流しながら読んで欲しい感じのアレですアレ
泣きじゃくるグレンの顔が、見る間に真っ赤に染まっていく。それは怒りの色だ。
最後に見るのがグレンの怒り顔、というのも悪くはないか、とドーヴィは目を閉じる。
どんな表情でも、今回の契約主は最高に可愛いくて、最高に美味しい人間だった。図らずもタダ働きになってしまったが、タダ働きをしても構わないと思えるほどに、価値のある契約だった、とドーヴィは薄れゆく意識の中で思う。
悪魔として死ぬのは久々だが、こうして契約主のぬくもりを感じながら死ぬのは悪くない。
――そう、まどろんでいたドーヴィに。衝撃が走る。
がつん、と口元に何かがぶつかった感触に、目を見開けば。目の前には、グレンの顔がいっぱいに迫っている。
目を一度瞬きして、ようやくドーヴィがグレンが自分の唇にキスをしていることに気が付いた。ずいぶんと下手くそで、血の味しかしないキスだ。
「ぷはっ! ドーヴィ! 今度の報酬は前払いだ!」
「っ、何を……」
涙で顔をぐしゃぐしゃにしたグレンが、ドーヴィの胸を掴んで、そう怒鳴りつける。怒りで赤く染まった顔を、さらに真っ赤にして。
「もう報酬は払った! 悪魔ならなんでもできる、契約は違えない、そう言ったな、ドーヴィ!」
ドーヴィの顔を睨みつけ、グレンは怒鳴り続ける。心の底からの、激しい叫び。
「愛と性の悪魔ドーヴィ、もう一度この世界に戻ってきて、僕と契約しろ!」
……急速に、ドーヴィの意識が覚醒する。今、この可愛らしい契約主は、何と言った?
「グレン、お前」
「僕は! このグレン・クランストンは! お前に命じる! もう一度、再契約しろって!」
そう言いながら、グレンは再度、ドーヴィの唇に自らの唇を押し付けた。それはやっぱり、死ぬほど下手くそで。キスだなんてもんじゃない、まるで殴り掛かるような、とても乱暴な口づけ。
ドーヴィの頬を、ぶん殴るような、目の覚めるキスだった。
「……っは……ははっ……」
「ドーヴィ……っ!」
堪えきれず、ドーヴィは笑いだす。口の端から、残っていた血が新たに噴き出し、血の匂いをさらに濃くした。
が、そんなことは、どうでもいい。
「はーっはっはっは! お前! 俺に、命令するのか! この悪魔に!」
「! そうだ! 僕が、命じた!」
ざら、とドーヴィの残っていた下半身が、砂になって形を崩していく。
「いいだろう、グレン・クランストン!」
「!」
「愛と性の悪魔、ドーヴィは! お前の命令を受け入れる!」
ドーヴィの瞳はすっかり力を取り戻し。あの、召喚した時のようなぎらついた眼差しで、グレンをじっと見つめ返した。
グレンもその瞳から視線を逸らさず、睨み返す。
二人の視線が、確かに交わり。死にかけていた世界が、急速に命を取り戻していく。
体が崩れていくのも、どうでもいい。それよりも、お互いに、その瞳をそれぞれの胸に刻み込むように、見つめ合い続ける。
「契約は成立だ! グレン! 俺は絶対に、戻ってくる!」
「約束しろ、ドーヴィ!」
「悪魔は契約を違えない――」
それが、ドーヴィの最後の言葉だった。
グレンの目の前、グレンの手の中で。
ドーヴィはあっという間に頭のてっぺんまで砂になり、さらさらと指の隙間から落ちて行った。
「ドーヴィ……っ!」
後には、ドーヴィがこちらの世界で入手した服や武器だけが残り。そのうち、ドーヴィだった砂も、世界からドーヴィという存在の痕跡を消去するかのように、跡形もなく消えていく。
「うっ、ううっ……あああっ……!」
グレンはドーヴィの遺した服の上に上体を伏せ、号哭した。その泣き声は、木々の間を抜け、どこまでも響き渡るほどに。
ドーヴィがいなくなるまで、ほんの一瞬だった。あっという間に、ドーヴィは、グレンの目の前で砂になってしまった。
「ああ……ああああ……ふ、ぅぅ……っ!」
ずっと、泣いていたグレンは。歯を食いしばって、その涙を止めようとする。子供のように、両腕で涙を拭いながら、顔を上げる。
ドーヴィは、『必ず戻ってくる』と言ったから。
だから、グレンはいつまでも泣いていられない。またドーヴィに会えると信じて、立ち上がらなければならない。
ドーヴィが、『泣くなよ』と言ったから。
今度、ドーヴィが戻ってくるときには、とびきりの笑顔で出迎えてやらなければ。ドーヴィは自分の笑顔を、見たがっていたのだから。
涙でぐちゃぐちゃに濡れた眼帯を撫でる。この眼帯の下には、ドーヴィに貰った金色の瞳がある。
その瞳こそが、ドーヴィがこの世界に存在していた証であり、グレンとドーヴィの絆の証のようでもあった。
「はっ、ぁ……」
止めても止めても止まらない涙で肩をひくつかせながら、グレンはよろよろと立ち上がった。
そこに。
金属同士が触れ合う音が響き、グレンはバッとその方向へ顔を向けた。
音の主は、鎧を着こんだ騎士二人。その右胸にある紋章は、彼らが教会所属である事を表していた。
思わず、グレンは後退る。普段であれば頼りになる教会も……今のグレンには、宿敵のように見えた。
「落ち着いてください。グレン・クランストン、ですね?」
大男がゆっくりと、穏やかな声でグレンに話しかける。その声は傷つき、疲れた心に染み渡るようで。グレンは一瞬、教会への敵意を忘れて大人しく頷いた。
が、すぐにはっと意識を取り戻し、堂々と胸を張って「そうだ、私がグレン・クランストンだ」と述べる。
……それは、ずいぶん痛々しい姿だった。涙の跡が残るどころか、まだ止まっていない、潤んだ瞳を一生懸命に立ち上がらせて。教会に負けぬよう、無理に意地を張って貴族としての姿勢を貫き通す。敵意こそ見えぬが、教会の下には入らないと主張するかのように。
教会の騎士、天使二人はその様子を見て少しだけ顔を歪めた後に、そっとグレンの前に膝をついた。
「シルヴェザン元帥より、貴方の保護を依頼されております」
「! 兄上、が……!」
「以降は、我々が同行いたします。シルヴェザン元帥の下へ、参りましょう」
グレンは鼻をすすった後に「わかった」と応えた。
そして足元に散らばるドーヴィの遺品を見て……その中で、ドーヴィが身に着けていた、小さなペンダントだけをさっと拾う。これは、グレンが以前にドーヴィと城下町の視察に出た際に買ったものだ。
いらねえ、と言うドーヴィにグレンが半ば押し付けたようなもの。ずっと、身に着けていてくれたらしい。
……天使二人は、グレンのその行動を見逃した。ドーヴィへの攻撃は禁止されているし、そもそも、対象となる悪魔はもう消滅しているのだから。悪魔がいないのであれば、人間がそこに落ちている物を拾ったとしても、別に天使として咎める必要は一切ない。好きにすればいいのだ。
「お体の方はいかがですか、体調が悪ければ、背負っていきますが」
「いや、それには及ばん。自分で歩ける……いや、待て、そもそもここはどこだ?」
「……道すがら、お話をお伺いしましょう」
そう言って、教会騎士の男は持っていた通信機で後から追ってくる予定の味方へ『対象保護完了』の信号を送る。ドーヴィが見れば「ありゃモールス信号か」と言うであろうその通信機は、教会関係者のみが使用できる特殊な魔道具だ。
教会騎士二人に挟まれ、グレンはゆっくりと歩きはじめる。ドーヴィの遺品を残して。
それを見送った天使マルコは、大きく息を吐いた。まさか、グレンがドーヴィに再契約を望むとは……いや、それだけ、二人の間に強い絆がある事はわかっていたが、グレンという少年があれほどに力強く、ドーヴィを望むとは予想外だった。
そして予想外だったのは、教会騎士である二人。まさか、何もなくグレンをそのまま保護するとは。いくら上位大天使様から、命令撤回とドーヴィへの攻撃禁止令が出されてたとは言え……悪魔と契約した人間であるグレン自体に対しては、何の命令も出ていなかったはずだ。
それでも、グレンを『悪魔憑き』として引っ立てるでもなく。あの悪魔の瞳である片目も見なかったことにして。
……あの天使二人、9082048号と9087576号も、グレンとドーヴィのやり取りを見て感じるところがあったのだろう。
もし、グレンに対して何か無体を働くようであれば、マルコも飛び込むつもりではあった。……そうなっていたら、間違いなく今度こそ任務妨害で討伐されていただろうが。
「……私情を、挟みすぎたかもしれませんね……」
今のところ、上から何か言われてはいない。
しかし、ここまで手を出してしまえば……処分、とまではいかずとも、配置換えぐらいはあるかもしれない。
できれば、グレン少年の今後も見守りたかったが。ドーヴィだけでなく、自分も、ここまで、なのだろう。
とりあえずこの顛末を自身の直属の上司である大司教に報告するため、天使マルコはその姿をクランストン辺境領の教会へと戻したのであった。
--
中途半端な長さ二話連続ですが、どうしてもおさまりが悪かったので
これを書くためだけに30話も費やした……
日曜は更新無いですよ!
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