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第51話 ゼントVSセバスチャン①
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俺はゼント・ラージェント。
ゲルドン杯格闘トーナメント決勝戦──最後の闘い。試合開始3分前だ。
15時30分、俺はライザーン中央スタジアムの武闘リングに立っていた。目の前には、最強最大の敵、セバスチャンがいる。
スタジアムは超満員、すさまじい熱気だ。俺のセコンドはエルサだ。
俺はエルサがつけれくれた、手にはめた武闘グローブを、確認する。よし、いいぞ、手になじんでいる。
「素晴らしい試合になりそうだね」
セバスチャンは俺に近づいてきて、言った。
「試合後は、どちらかが必ず倒れている。僕の予想では、それは君だがね」
俺はふと、最前列のアシュリーの席を見た。……いない。ローフェンもいない。ゲルドンやゼボールの姿も見られない。ミランダさんはいるが、少し困惑した表情だ。
「おい、お前、何かしたか?」
俺はセバスチャンに聞いた。
「アシュリーに、何かしたのか?」
くそ、想定内といえば想定内だが……、まさかこいつ、本当に?
「フフッ」
セバスチャンは笑った。
「言っただろう? 私はアシュリーの実の父親だ。彼女に何をしようが、私の勝手だろう、と」
「お前っ!」
俺は声を上げた。
ミランダさんが厳しい顔をしている。
俺は直感的に分かった。こいつら、アシュリーを監禁している! 護衛のゲルドンやローフェンたちは、セバスチャンの手下たちに、倒されてしまったのか!
──その時!
カーン!
試合開始のゴングが響いた。
ドオオオオッ
観客たちが声を上げる。
シュッ
セバスチャンは左ジャブを軽く放つ。
俺は軽く、右手で受け止める。
「提案しよう。私が勝てば、アシュリーは私のものだ」
セバスチャンが言った。
「ゼント君、君が勝てば、アシュリーは君のもとに返す。この取り決めはどうかな? シンプルで良いだろう?」
「セバスチャン、お前! 本当にアシュリーに手をかけやがったな!」
──その瞬間、俺はハッとした。アシュリーはエルサの娘だ。エルサはセコンドをしている場合じゃない。俺はエルサをチラリと見やった。
するとエルサは気丈にも、声を張り上げた。
「ゼント、集中! アシュリ―は大丈夫! そんなヤワな子じゃないわ!」
「だ、そうだ」
セバスチャンはクスクス笑っている。
「ゼント君、楽しもうじゃないか。我々の闘いの宴を……」
セバスチャンはフットワークを使い始めた。
シュッ
セバスチャンは薄ら笑いを浮かべ、再び左ジャブ。
(こ、この野郎……、セバスチャン! どこまでねじ曲がったヤツなんだ!)
エルサ! お前がアシュリーをどんなに心配しているか、よく分かる。
俺は、絶対に勝たなければならない!
俺はセバスチャンのジャブを右手で払い、左アッパー! セバスチャンはそれをかわし、右ストレート。俺は頭を下げて、パンチを避け、右アッパー! セバスチャンは笑って、スウェー。しかし俺は追撃!
踏み込んで──右ストレートパンチ!
パシイッ
セバスチャンが俺の拳を掴む!
(危ねえっ!)
セバスチャンは掴んでから、組ついてくる! 投げも得意だ。
俺はすぐに拳を引っ込め、中断前蹴り! セバスチャンは後退して、避ける。俺はそれに隙ができたと見て、すぐに左フック! セバスチャンはそれをも、上体だけで避けてしまう。
(セバスチャンのヤツ……! 防御の時に、ほとんど手を使っていない! 何てヤツだ?)
ヒュッ
セバスチャンが俺の後ろに回り込む! 来たな、この動き!
セバスチャンが俺の背後を取る! そして手で俺の鼻をふざぐ!
しかし──!
(ここだっ!)
俺はくるりと前を向き、セバスチャンと正面から組み合った!
「な、何!」
さすがのセバスチャンも、声を上げた。セバスチャンは俺を転ばせるつもりだったはずだ。しかし、俺がそれに感づき、正面から組みついたので、面食らったようだ。
俺はコーナーポストにセバスチャンを押し込む。俺とセバスチャンは組み合ったままだ。
ガスッ
「くっ」
俺の膝蹴りが、セバスチャンの腿の痛点にめり込む。
ガスッ
ガスッ
ゴスッ
俺の膝蹴りが何発も、セバスチャンの腿に入る。
しかし、セバスチャンも負けてはいなかった。
力任せに、俺を横に投げようとする。
俺は倒れようとするのをふんばった。
セバスチャンは、身長177センチ、体重73キロ。
俺は身長162センチ、体重54キロ。
この体格差をどう埋めるか? 勝たなければ、アシュリーが危ないのだ!
今度は、俺がセバスチャンを横に投げようとする。しかし、セバスチャンも踏んばる。
「うおおおおっ……寝技、狙ってるぞ!」
「セバスチャン有利か?」
「バカ、ゼントだって組み技は使えるぞ」
観客たちが騒然としている。
そんなことをやっているうちに、組み合いつつ、俺たちはリングの中央にきてしまった。
ボスッ
セバスチャンの右ボディーブロー!
ガスッ
俺の右膝蹴り!
セバスチャンの左ボディー!
俺の左膝蹴り!
ガスッ
ゴスッ
ボスッ
俺もセバスチャンも組み合いながら、もう何回、細かい攻撃を繰り出しただろうか?
「ふ、二人とも倒れねええ~」
「意地の張り合いだぜ、こりゃ」
「もう組み合いの状態で、三分は経ったんじゃないか?」
観客たちも、声を上げている。
その時、俺はスッと力を抜いた。
セバスチャンの目がギラリと光る。彼は俺の首に腕を巻き、俺の腰を抱えた。
この体勢は──!
「気を付けて! セバスチャンの得意技──裏投げが来る!」
セコンドのエルサが叫んだ。
ローフェンのアバラを破壊した投げ技だ! しかし、俺はこの投げを待っていた。
俺はセバスチャンの膝裏を、自分の膝裏で刈った!
「なにいっ?」
セバスチャンはバランスを崩しながら、声を上げた。
俺は重心を前に──! 自分も倒れ込むように、逆にセバスチャンの首に腕を巻き付けて、前方に投げた!
ドスウッ
「あ、ぐ!」
セバスチャンは後頭部と背中を、したたか打った。リング上に倒れ込んで、目を丸くしている。セバスチャンは立ち上がろうとしたが、フラついてロープにもたれかかって、片膝をついた。
後頭部を打ったのが、相当効いている!
「審判! ──これはセバスチャンのダウンでしょう?」
エルサがリングサイドに座っている審判団に向かって、声を上げた。
『ダ、ダウン! 1……2……3……!』
あわてた審判団長のダウンカウントが、スタジアムに響く。
ドオオオオオッ
スタジアム内は騒然とした。
「マジかよ!」
「セバスチャンのダウン、きたー!」
「変形の大外刈りだ!」
「ゼントのヤツ、裏投げを返しやがったああああ!」
観客が声を上げる。
『4……5……6……』
「フ……フフッ、ゼ、ゼント君。……君が……ここまで……やるとは思わなかった」
セバスチャンはゆっくりと膝に手をやり、立ち上がる。そして両手を体の前にやり──ギチリと構えた。
「……す、すばらしい戦術、技術だ」
立ったか……!
「私の得意技を、変形の大外刈りで返してしまうとは……」
セバスチャンは笑いながらつぶやいている。
「強い……強いぞ、君は! ……ゼント君、君は一体何者なんだ?」
俺は身構える。
(セバスチャンに大したダメージはない)
俺はそう考えた方が良い、と思った。
「ゆるさん……! 徹底的に叩きのめしてくれる!」
セバスチャンが吼えた!
おっ……! セバスチャンの体に、不気味なもやが漂い始めている。やがて、灰色のもやが、セバスチャンの全身を覆い始めていた。
──悪魔手的闘気──亡霊を味方につけた、邪悪なオーラだ!
悪魔に魂を売ったか……。そういうヤツには、絶対に勝つ! アシュリ―を取り戻す!
俺は決意し、身構えた!
ゲルドン杯格闘トーナメント決勝戦──最後の闘い。試合開始3分前だ。
15時30分、俺はライザーン中央スタジアムの武闘リングに立っていた。目の前には、最強最大の敵、セバスチャンがいる。
スタジアムは超満員、すさまじい熱気だ。俺のセコンドはエルサだ。
俺はエルサがつけれくれた、手にはめた武闘グローブを、確認する。よし、いいぞ、手になじんでいる。
「素晴らしい試合になりそうだね」
セバスチャンは俺に近づいてきて、言った。
「試合後は、どちらかが必ず倒れている。僕の予想では、それは君だがね」
俺はふと、最前列のアシュリーの席を見た。……いない。ローフェンもいない。ゲルドンやゼボールの姿も見られない。ミランダさんはいるが、少し困惑した表情だ。
「おい、お前、何かしたか?」
俺はセバスチャンに聞いた。
「アシュリーに、何かしたのか?」
くそ、想定内といえば想定内だが……、まさかこいつ、本当に?
「フフッ」
セバスチャンは笑った。
「言っただろう? 私はアシュリーの実の父親だ。彼女に何をしようが、私の勝手だろう、と」
「お前っ!」
俺は声を上げた。
ミランダさんが厳しい顔をしている。
俺は直感的に分かった。こいつら、アシュリーを監禁している! 護衛のゲルドンやローフェンたちは、セバスチャンの手下たちに、倒されてしまったのか!
──その時!
カーン!
試合開始のゴングが響いた。
ドオオオオッ
観客たちが声を上げる。
シュッ
セバスチャンは左ジャブを軽く放つ。
俺は軽く、右手で受け止める。
「提案しよう。私が勝てば、アシュリーは私のものだ」
セバスチャンが言った。
「ゼント君、君が勝てば、アシュリーは君のもとに返す。この取り決めはどうかな? シンプルで良いだろう?」
「セバスチャン、お前! 本当にアシュリーに手をかけやがったな!」
──その瞬間、俺はハッとした。アシュリーはエルサの娘だ。エルサはセコンドをしている場合じゃない。俺はエルサをチラリと見やった。
するとエルサは気丈にも、声を張り上げた。
「ゼント、集中! アシュリ―は大丈夫! そんなヤワな子じゃないわ!」
「だ、そうだ」
セバスチャンはクスクス笑っている。
「ゼント君、楽しもうじゃないか。我々の闘いの宴を……」
セバスチャンはフットワークを使い始めた。
シュッ
セバスチャンは薄ら笑いを浮かべ、再び左ジャブ。
(こ、この野郎……、セバスチャン! どこまでねじ曲がったヤツなんだ!)
エルサ! お前がアシュリーをどんなに心配しているか、よく分かる。
俺は、絶対に勝たなければならない!
俺はセバスチャンのジャブを右手で払い、左アッパー! セバスチャンはそれをかわし、右ストレート。俺は頭を下げて、パンチを避け、右アッパー! セバスチャンは笑って、スウェー。しかし俺は追撃!
踏み込んで──右ストレートパンチ!
パシイッ
セバスチャンが俺の拳を掴む!
(危ねえっ!)
セバスチャンは掴んでから、組ついてくる! 投げも得意だ。
俺はすぐに拳を引っ込め、中断前蹴り! セバスチャンは後退して、避ける。俺はそれに隙ができたと見て、すぐに左フック! セバスチャンはそれをも、上体だけで避けてしまう。
(セバスチャンのヤツ……! 防御の時に、ほとんど手を使っていない! 何てヤツだ?)
ヒュッ
セバスチャンが俺の後ろに回り込む! 来たな、この動き!
セバスチャンが俺の背後を取る! そして手で俺の鼻をふざぐ!
しかし──!
(ここだっ!)
俺はくるりと前を向き、セバスチャンと正面から組み合った!
「な、何!」
さすがのセバスチャンも、声を上げた。セバスチャンは俺を転ばせるつもりだったはずだ。しかし、俺がそれに感づき、正面から組みついたので、面食らったようだ。
俺はコーナーポストにセバスチャンを押し込む。俺とセバスチャンは組み合ったままだ。
ガスッ
「くっ」
俺の膝蹴りが、セバスチャンの腿の痛点にめり込む。
ガスッ
ガスッ
ゴスッ
俺の膝蹴りが何発も、セバスチャンの腿に入る。
しかし、セバスチャンも負けてはいなかった。
力任せに、俺を横に投げようとする。
俺は倒れようとするのをふんばった。
セバスチャンは、身長177センチ、体重73キロ。
俺は身長162センチ、体重54キロ。
この体格差をどう埋めるか? 勝たなければ、アシュリーが危ないのだ!
今度は、俺がセバスチャンを横に投げようとする。しかし、セバスチャンも踏んばる。
「うおおおおっ……寝技、狙ってるぞ!」
「セバスチャン有利か?」
「バカ、ゼントだって組み技は使えるぞ」
観客たちが騒然としている。
そんなことをやっているうちに、組み合いつつ、俺たちはリングの中央にきてしまった。
ボスッ
セバスチャンの右ボディーブロー!
ガスッ
俺の右膝蹴り!
セバスチャンの左ボディー!
俺の左膝蹴り!
ガスッ
ゴスッ
ボスッ
俺もセバスチャンも組み合いながら、もう何回、細かい攻撃を繰り出しただろうか?
「ふ、二人とも倒れねええ~」
「意地の張り合いだぜ、こりゃ」
「もう組み合いの状態で、三分は経ったんじゃないか?」
観客たちも、声を上げている。
その時、俺はスッと力を抜いた。
セバスチャンの目がギラリと光る。彼は俺の首に腕を巻き、俺の腰を抱えた。
この体勢は──!
「気を付けて! セバスチャンの得意技──裏投げが来る!」
セコンドのエルサが叫んだ。
ローフェンのアバラを破壊した投げ技だ! しかし、俺はこの投げを待っていた。
俺はセバスチャンの膝裏を、自分の膝裏で刈った!
「なにいっ?」
セバスチャンはバランスを崩しながら、声を上げた。
俺は重心を前に──! 自分も倒れ込むように、逆にセバスチャンの首に腕を巻き付けて、前方に投げた!
ドスウッ
「あ、ぐ!」
セバスチャンは後頭部と背中を、したたか打った。リング上に倒れ込んで、目を丸くしている。セバスチャンは立ち上がろうとしたが、フラついてロープにもたれかかって、片膝をついた。
後頭部を打ったのが、相当効いている!
「審判! ──これはセバスチャンのダウンでしょう?」
エルサがリングサイドに座っている審判団に向かって、声を上げた。
『ダ、ダウン! 1……2……3……!』
あわてた審判団長のダウンカウントが、スタジアムに響く。
ドオオオオオッ
スタジアム内は騒然とした。
「マジかよ!」
「セバスチャンのダウン、きたー!」
「変形の大外刈りだ!」
「ゼントのヤツ、裏投げを返しやがったああああ!」
観客が声を上げる。
『4……5……6……』
「フ……フフッ、ゼ、ゼント君。……君が……ここまで……やるとは思わなかった」
セバスチャンはゆっくりと膝に手をやり、立ち上がる。そして両手を体の前にやり──ギチリと構えた。
「……す、すばらしい戦術、技術だ」
立ったか……!
「私の得意技を、変形の大外刈りで返してしまうとは……」
セバスチャンは笑いながらつぶやいている。
「強い……強いぞ、君は! ……ゼント君、君は一体何者なんだ?」
俺は身構える。
(セバスチャンに大したダメージはない)
俺はそう考えた方が良い、と思った。
「ゆるさん……! 徹底的に叩きのめしてくれる!」
セバスチャンが吼えた!
おっ……! セバスチャンの体に、不気味なもやが漂い始めている。やがて、灰色のもやが、セバスチャンの全身を覆い始めていた。
──悪魔手的闘気──亡霊を味方につけた、邪悪なオーラだ!
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