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第三章 王都
5 王都治療院
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《王都治療院》
王妃たちの騒ぎも知らず、ビートはアーヤを連れて広い敷地の中の白い建物を訪れた。敷地には木がたくさん植えられ、林の中に隠れるように細長い建物が点在しているのが望まれる。
左右にある大きな木が守る正面門から真っ直ぐに伸びた広い道の両側には囲むように植え込みが葉を茂らせていた。馬車のまま乗り付けられるように、正面玄関前は丸い花壇の周りをアプローチが巡る。
三階建ての白い建物が王都治療院の本館で、全ての受付はここで行われている。扉を押して磨かれた板床に踏み入る。
真っ直ぐ正面に窓口が並び、その前の広間には幾人もの人々が座っていた。白い服を着た治療関係者の男女が忙しそうに歩き、窓口からは順番を待つ人を呼ぶ声がする。しかし、みんな小さな声で会話し、人がいるのに静かな雰囲気に、アーヤの尻尾が緊張にぴんと立って震えた。
ビートが受付の窓口に進み始めた時、玄関の大きな扉がバーンと開いて人が飛び込んできた。
「馬車の事故で!」
「お願いします!」
二人が板戸を持ち、一人が受付に怒鳴った。その間も、板戸の上に乗せられた怪我人がうおー! ううー! と呻いている。掛けられたシーツが血で染まっていた。
窓口の横の廊下の奥からばたばたと数人駆けてきて、「こちらに!」と声を掛けるや、板戸もろとも彼らを連れ去って行く。
受付を待っていた人々も腰を浮かせて板戸と治療師たち一団が去って行った廊下を伺っていた。怯えたアーヤがビートの腰にしがみ付いた。
「血、血にゃ」
「大丈夫だ。ここへ運び込まれれば、きっと助かる」
ビートはアーヤの頭を撫でて安心させた。
「さあ、パムに会いに行こう」
「治療師のエディンです。殿下をご案内できますこと、たいへん光栄に存じます」
「堅苦しいのは要らない。普通でいい」
受付の連絡を受けて治療師の一人が深々とお辞儀をし、案内に立ってくれた。
白衣をラフな服の上に羽織った中堅どころの治療師だ。兵士でもやっていけそうな頑丈な体躯で、奥へ伸びる廊下を先立って歩く。癖なのだろう、時折青い癖っ毛の頭をガシガシとかき混ぜるので、短く刈ってある彼の頭は鳥の巣のようだった。
「この並びは治療室で、先ほどの怪我人もその部屋で治療中です」
横を通る時、ぎゃーと悲鳴が上がり、「押さえつけて!」「そこ、止血!」と怒鳴る声が聞こえた。思わず尻尾をぶわりと膨らませたアーヤがビートの上着の裾を握りしめてきた。
真っ直ぐの廊下の先に扉があり、そこを抜けると内庭を通る渡り廊下に続いていた。緑の多い公園のような中に並ぶ建物を、「あれは病理研究室です」「薬を開発している部署です」と説明しながら行く。
周囲には目を楽しませる草花ばかりではなく、植樹された木は薬の材料になるものだったり、薬草園があったりと効率的に有効利用されていた。
やがてエディンは細長い二階建ての建物の一つの前に足を止めた。
「ここは治療中の患者が療養しているところです。一週間以上の滞在者向けの施設です。中には十年以上にわたる長期療養の方もいます。こういう療養施設は一棟最大二十人まで、六棟あります。静かに安心して療養して頂けるようにこうした配置になっています」
他の病棟と距離を開け木々の間に置くことで、周囲の雑音に煩わされずに療養に専念できる配慮となっている。ここの運営は国の資金で行われており、治療院としてのほかに専門研究所としての役割も大きい。これまでにも画期的な治療法や優れた新薬が次々と生み出されてきていた。
両開きの木の扉を開けると、受付の小窓がついている狭い空間があった。その小窓から管理事務室へエディンが来訪の旨を伝える。カウンターに置いてある用紙にビートが名前を書いていると、奥へと繋がる扉が開かれた。
白い看護用の制服を着た職員の女性がお辞儀して道を開ける。扉の先には広い空間が広がっていた。ホールらしい。奥にはテーブルや椅子が並んでいるところを見ると、食事もここで取るらしい。
左側寄りに腰高の棚や植物の鉢植えが並べてあり、それを境にして左側のスペースは通路となっている。通路側の左には等間隔で扉があった。入院患者の部屋が並んでいるのだろう。
ホールに置かれた長椅子やソファに座って寛ぐ姿がちらほらある中で、中央、窓側に開いたテラス前に数人の塊ができていた。床に座って何かゲームでもしているらしい。
その中にくすんだグレーの長い耳がぴょこりと見えた気がした。
「パムー!!」
横にいたアーヤが叫ぶと同時に、そこへ向かって走り出した。
人の塊が崩れ、ウサギの長い耳を持った子供が立ち上がった。そこへ、アーヤが走った勢いのまま飛びついた。そのままどしんと二人ともに床に倒れる。
確か大怪我をしていたはずだ、とビートが焦って駆け寄ったが、ウサギ耳の子供はアーヤを胸に受け止めたまま笑い声をあげた。
「アーヤ! お前、変わんないなあ!」
その横には目を丸くしたキツネ耳のリュイが尻尾をぱたぱた振っていた。
ビートたちはホールに点在しているソファに落ち着いた。テーブルには温かい紅茶。アーヤは長椅子にパムとリュイに挟まれる形で座り、嬉しそうににこにこしている。
驚いたことに、瀕死の重傷を負っていたパムはもう自由に動き回れるほどに回復していた。驚異的な獣人の回復力である。治療院お仕着せの上下の服の間から胸や肩に巻かれた包帯は覗いているが、それがなければ怪我人であることも忘れてしまいそうなほど元気だった。
「人間の治療って凄いよね。僕、あの時、もう死ぬんだって思ってたもん。それがあっという間にすっかり元気になったんだよ」
パムが両手を上げて笑った。
――いや、実際、普通は死んでる怪我だったから。
ビートが胸の中で呻く。
「アーヤ、パムが死んじゃうって、すっごく心配したにゃあ」
思い出したのか、アーヤの目にたちまち涙が盛り上がってきた。
「泣き虫だなあ。全然大丈夫だから! ほら、こんなに元気!」
パムが長椅子の上で器用にジャンプして一回転してみせる。わあ!っとアーヤが喜んで手を叩いた。
ビートは急いで紅茶のカップを避難させる。
――本当に、あの重症、どこへ行った?
得意そうに胸を張って笑う元気過ぎるウサギに、ビートは眇めた視線を投げた。
「ここの治療は、本当にすごいですよ」
リュイがふさふさ尻尾をぱたぱたさせながら、遠慮がちに口を挟んできた。そういえば、ずっと椅子に座っているのに平気そうだし、顔色もいい。
「ちょっと苦いけれど、ここで出してくれる薬湯と、日に一回の治療術で体質改善というのをやってもらってるんです。僕は、なんとかっていう機能不全とか不完全とかいうものらしくて。それが良くなったので、とっても体調が良くなったんです」
すっかり治ったら、走ったりもできるようになるらしいです、とリュイが嬉しそうに言った。
「良かっにゃ、ね! リュイ! 治ったら、お城でかくれんぼしたり、鬼ごっこしようね! すっごく広いからいっぱい、走れるにょ!」
「え? お城?」
「お城でかくれんぼ?」
ぽかんと驚くパムとリュイをよそに、アーヤは長椅子の上で嬉しそうにぴょんぴょん飛び跳ねていた。
城の中を猫とウサギとキツネの子供がわーっとはしゃぎながら走り回る姿に周囲が驚くさまを想像して、ちょっと面白いと思ってしまったビートは、ほころびかける口元を手で隠しながら渋面を繕った。
王妃たちの騒ぎも知らず、ビートはアーヤを連れて広い敷地の中の白い建物を訪れた。敷地には木がたくさん植えられ、林の中に隠れるように細長い建物が点在しているのが望まれる。
左右にある大きな木が守る正面門から真っ直ぐに伸びた広い道の両側には囲むように植え込みが葉を茂らせていた。馬車のまま乗り付けられるように、正面玄関前は丸い花壇の周りをアプローチが巡る。
三階建ての白い建物が王都治療院の本館で、全ての受付はここで行われている。扉を押して磨かれた板床に踏み入る。
真っ直ぐ正面に窓口が並び、その前の広間には幾人もの人々が座っていた。白い服を着た治療関係者の男女が忙しそうに歩き、窓口からは順番を待つ人を呼ぶ声がする。しかし、みんな小さな声で会話し、人がいるのに静かな雰囲気に、アーヤの尻尾が緊張にぴんと立って震えた。
ビートが受付の窓口に進み始めた時、玄関の大きな扉がバーンと開いて人が飛び込んできた。
「馬車の事故で!」
「お願いします!」
二人が板戸を持ち、一人が受付に怒鳴った。その間も、板戸の上に乗せられた怪我人がうおー! ううー! と呻いている。掛けられたシーツが血で染まっていた。
窓口の横の廊下の奥からばたばたと数人駆けてきて、「こちらに!」と声を掛けるや、板戸もろとも彼らを連れ去って行く。
受付を待っていた人々も腰を浮かせて板戸と治療師たち一団が去って行った廊下を伺っていた。怯えたアーヤがビートの腰にしがみ付いた。
「血、血にゃ」
「大丈夫だ。ここへ運び込まれれば、きっと助かる」
ビートはアーヤの頭を撫でて安心させた。
「さあ、パムに会いに行こう」
「治療師のエディンです。殿下をご案内できますこと、たいへん光栄に存じます」
「堅苦しいのは要らない。普通でいい」
受付の連絡を受けて治療師の一人が深々とお辞儀をし、案内に立ってくれた。
白衣をラフな服の上に羽織った中堅どころの治療師だ。兵士でもやっていけそうな頑丈な体躯で、奥へ伸びる廊下を先立って歩く。癖なのだろう、時折青い癖っ毛の頭をガシガシとかき混ぜるので、短く刈ってある彼の頭は鳥の巣のようだった。
「この並びは治療室で、先ほどの怪我人もその部屋で治療中です」
横を通る時、ぎゃーと悲鳴が上がり、「押さえつけて!」「そこ、止血!」と怒鳴る声が聞こえた。思わず尻尾をぶわりと膨らませたアーヤがビートの上着の裾を握りしめてきた。
真っ直ぐの廊下の先に扉があり、そこを抜けると内庭を通る渡り廊下に続いていた。緑の多い公園のような中に並ぶ建物を、「あれは病理研究室です」「薬を開発している部署です」と説明しながら行く。
周囲には目を楽しませる草花ばかりではなく、植樹された木は薬の材料になるものだったり、薬草園があったりと効率的に有効利用されていた。
やがてエディンは細長い二階建ての建物の一つの前に足を止めた。
「ここは治療中の患者が療養しているところです。一週間以上の滞在者向けの施設です。中には十年以上にわたる長期療養の方もいます。こういう療養施設は一棟最大二十人まで、六棟あります。静かに安心して療養して頂けるようにこうした配置になっています」
他の病棟と距離を開け木々の間に置くことで、周囲の雑音に煩わされずに療養に専念できる配慮となっている。ここの運営は国の資金で行われており、治療院としてのほかに専門研究所としての役割も大きい。これまでにも画期的な治療法や優れた新薬が次々と生み出されてきていた。
両開きの木の扉を開けると、受付の小窓がついている狭い空間があった。その小窓から管理事務室へエディンが来訪の旨を伝える。カウンターに置いてある用紙にビートが名前を書いていると、奥へと繋がる扉が開かれた。
白い看護用の制服を着た職員の女性がお辞儀して道を開ける。扉の先には広い空間が広がっていた。ホールらしい。奥にはテーブルや椅子が並んでいるところを見ると、食事もここで取るらしい。
左側寄りに腰高の棚や植物の鉢植えが並べてあり、それを境にして左側のスペースは通路となっている。通路側の左には等間隔で扉があった。入院患者の部屋が並んでいるのだろう。
ホールに置かれた長椅子やソファに座って寛ぐ姿がちらほらある中で、中央、窓側に開いたテラス前に数人の塊ができていた。床に座って何かゲームでもしているらしい。
その中にくすんだグレーの長い耳がぴょこりと見えた気がした。
「パムー!!」
横にいたアーヤが叫ぶと同時に、そこへ向かって走り出した。
人の塊が崩れ、ウサギの長い耳を持った子供が立ち上がった。そこへ、アーヤが走った勢いのまま飛びついた。そのままどしんと二人ともに床に倒れる。
確か大怪我をしていたはずだ、とビートが焦って駆け寄ったが、ウサギ耳の子供はアーヤを胸に受け止めたまま笑い声をあげた。
「アーヤ! お前、変わんないなあ!」
その横には目を丸くしたキツネ耳のリュイが尻尾をぱたぱた振っていた。
ビートたちはホールに点在しているソファに落ち着いた。テーブルには温かい紅茶。アーヤは長椅子にパムとリュイに挟まれる形で座り、嬉しそうににこにこしている。
驚いたことに、瀕死の重傷を負っていたパムはもう自由に動き回れるほどに回復していた。驚異的な獣人の回復力である。治療院お仕着せの上下の服の間から胸や肩に巻かれた包帯は覗いているが、それがなければ怪我人であることも忘れてしまいそうなほど元気だった。
「人間の治療って凄いよね。僕、あの時、もう死ぬんだって思ってたもん。それがあっという間にすっかり元気になったんだよ」
パムが両手を上げて笑った。
――いや、実際、普通は死んでる怪我だったから。
ビートが胸の中で呻く。
「アーヤ、パムが死んじゃうって、すっごく心配したにゃあ」
思い出したのか、アーヤの目にたちまち涙が盛り上がってきた。
「泣き虫だなあ。全然大丈夫だから! ほら、こんなに元気!」
パムが長椅子の上で器用にジャンプして一回転してみせる。わあ!っとアーヤが喜んで手を叩いた。
ビートは急いで紅茶のカップを避難させる。
――本当に、あの重症、どこへ行った?
得意そうに胸を張って笑う元気過ぎるウサギに、ビートは眇めた視線を投げた。
「ここの治療は、本当にすごいですよ」
リュイがふさふさ尻尾をぱたぱたさせながら、遠慮がちに口を挟んできた。そういえば、ずっと椅子に座っているのに平気そうだし、顔色もいい。
「ちょっと苦いけれど、ここで出してくれる薬湯と、日に一回の治療術で体質改善というのをやってもらってるんです。僕は、なんとかっていう機能不全とか不完全とかいうものらしくて。それが良くなったので、とっても体調が良くなったんです」
すっかり治ったら、走ったりもできるようになるらしいです、とリュイが嬉しそうに言った。
「良かっにゃ、ね! リュイ! 治ったら、お城でかくれんぼしたり、鬼ごっこしようね! すっごく広いからいっぱい、走れるにょ!」
「え? お城?」
「お城でかくれんぼ?」
ぽかんと驚くパムとリュイをよそに、アーヤは長椅子の上で嬉しそうにぴょんぴょん飛び跳ねていた。
城の中を猫とウサギとキツネの子供がわーっとはしゃぎながら走り回る姿に周囲が驚くさまを想像して、ちょっと面白いと思ってしまったビートは、ほころびかける口元を手で隠しながら渋面を繕った。
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