206 / 219
第四章(最終編)悠久の時を越えて
31 帰る場所
しおりを挟む
《シュン視点》
『シュン! やっと来たんだな。みんな待っていたんだよ』
『お帰り! シュン! これからはずっと一緒だ』
『みんな一緒に行こう!』
黒一色の上下も左右もない空間に、声が聞こえた。
いつの間にか、そこにはM・Sのメンバーがいた。
美人のミーシャ姉さん、陽気なグレイ、読書好きの優しいベルガ。ああ、みんないる。
懐かしい面々がにこにこと元気に手を振っている。
なんだ。みんな無事じゃないか。戦争はまだ終わっていない? 前線に駆り出されたのは夢だったのか?
俺は彼らの方へ走り出そうとして、足を止めた。
帰る? 違う。 俺が一緒に行くのは、彼らじゃない。
――**がいない。俺が帰るところはあそこじゃない。
さあっと、M・Sのみんなの姿が細かい粒子の光になって消えた。
俺はなぜか不安に駆られ、踝を返して走り出す。
すると、少女が行く手に佇んでいた。
アンナだった。十三歳の幼いアンナ。
『シュン兄ちゃん。待っていたの。私、あなたが好きだった。あなたのお嫁さんになりたかったの。私、怖いわ。上官に抱かれるのは嫌! 死ぬのも嫌! 怖いの。お願い。私と一緒に行って。私を連れて行って』
ふわふわしたこげ茶の髪で、水色の目が大きくて、鼻の頭に雀斑がある可愛いアンナ。妹のように可愛かった。アンナの初めてを貰ってと懇願されて抱いたっけ。
でも、ごめんね、アンナ。
俺が一緒に行くのはあんたじゃない。
俺がずっと一緒に居たいのは、**なんだ。
**が俺を待っている。さよなら、アンナ。
涙が零れ落ちる瞳と一緒に、アンナの姿がキラキラした粒子になって消えた。
俺は何もない真っ黒い中を進む。足に踏む大地はないのに、俺の歩みに従って進んでいる気がするのがおかしい。
あれ? 家が見える。郊外の庭もない小さな家。あれは俺の生まれた家だ。懐かしいな。けっこう覚えているもんなんだな。
玄関の扉が開いて、女の人が出てきた。母さんだ。四歳の時に分かれたままの、若い母さんだ。
母さんが俺を見て手を伸ばした。
『シュン! お帰り! 帰って来たのね! 待っていたのよ! きっと帰ってきてくれるって、待っていたのよ。私の可愛い坊や。さあ、いらっしゃい!』
――母さん!
四歳だったけど、それでも俺は母さんを覚えている。懐かしさと愛しさで涙が溢れる。
――母さん。もう一度、会いたかったよ。暖かい腕で抱き締めてもらいたかった。母さん、元気だった?
みんなが俺を化け物だって怯えた目で見つめる中、いつも俺を庇って愛しんでくれた優しい俺の母さん。当局に連れ去られる時、怖い兵士に負けずに逆らっていた母さん。
母さんの腕の中で甘えたい。
一歩、二歩と進んで、俺の足は、それでも止まった。
でも、違うんだ。今はもう、俺が帰る場所はそこじゃない。母さんのところじゃないんだ。
俺が帰るところは、**がいるところだけなんだ。そこが俺の帰る場所。
母さんの姿も懐かしい家もさああっと消えた。
後には真っ黒い何もない空間。
なんだか、デジャブだな。こんなこと、前にもあったような気がする。俺、死にかけているのかな? それとも、死んじゃったのかな?
いや、迷ってる暇なんかない。俺は帰るんだ。**のところに。
――あれれ? **って誰だっけ? 思い出せない。でも、とってもとっても大切な人なんだってことだけは知っている。
この真っ黒いところにいると、何もかも曖昧になってしまいそうで怖い。でも、決して手放すものか。**は俺の大事な記憶なんだ。絶対忘れない。
ぐはっ!!
突然押しつぶされるような圧力がかかって、俺は見えない空間にへばりついた。物凄い熱量が全身を焼く。背中に襲い来る衝撃が半端じゃない。
これ、余裕で死ぬぞ。人間が耐えられるものじゃない。
しかもさらに巨大なエネルギーが来るのがわかる。それを受けたら、肉片どころか、原子に分解しちまうんじゃないか?
ああ、そうだ。俺はスターヴァーをぎりぎりまで凝縮して捉え、魔動石や魔放を撃ち込まれるど真ん中にいたんだっけ。
見えない床? を必死で両手両足を使って、逃れようとずるずると這い出す。このままここにいたんじゃダメだってわかる。
約束したんだ。**と誓ったんだ。俺は生きて帰らなきゃならない。死んでなんかいられないんだ。
必死で足掻く。芋虫やミミズのように、身を捩って足掻きに足掻いた。
その時。
「*****」
声がした。誰かが話しかけている。俺を呼んでいる。
「*****。*ュン。お前*死んだら、私*後を追う*らな。ずっと一緒*」
――だめだよ。後追いなんて。
でも、**の愛なんだ、って思ったら、なんだか嬉しいな。照れちゃうぞ。そうだよ。俺たち、ずっと一緒だと誓ったんだからな。
「お前が目を覚まさないから、私は城にも行っていないんだ。グレバリオにも報告書を出していないし、陛下からの再三の登城要請の親書にも応じていない。お前がこのまま眠り続ける限り、私もずっとここでお前の傍を離れない」
え? なんだって? 聞き捨てならないことを言ったぞ。**が仕事しないのは、俺が起きないから? 俺を脅しているのか?
「俺の所為にするな! ちゃんと仕事しなきゃダメだろ?! ロワ! さぼるな!」
『シュン! やっと来たんだな。みんな待っていたんだよ』
『お帰り! シュン! これからはずっと一緒だ』
『みんな一緒に行こう!』
黒一色の上下も左右もない空間に、声が聞こえた。
いつの間にか、そこにはM・Sのメンバーがいた。
美人のミーシャ姉さん、陽気なグレイ、読書好きの優しいベルガ。ああ、みんないる。
懐かしい面々がにこにこと元気に手を振っている。
なんだ。みんな無事じゃないか。戦争はまだ終わっていない? 前線に駆り出されたのは夢だったのか?
俺は彼らの方へ走り出そうとして、足を止めた。
帰る? 違う。 俺が一緒に行くのは、彼らじゃない。
――**がいない。俺が帰るところはあそこじゃない。
さあっと、M・Sのみんなの姿が細かい粒子の光になって消えた。
俺はなぜか不安に駆られ、踝を返して走り出す。
すると、少女が行く手に佇んでいた。
アンナだった。十三歳の幼いアンナ。
『シュン兄ちゃん。待っていたの。私、あなたが好きだった。あなたのお嫁さんになりたかったの。私、怖いわ。上官に抱かれるのは嫌! 死ぬのも嫌! 怖いの。お願い。私と一緒に行って。私を連れて行って』
ふわふわしたこげ茶の髪で、水色の目が大きくて、鼻の頭に雀斑がある可愛いアンナ。妹のように可愛かった。アンナの初めてを貰ってと懇願されて抱いたっけ。
でも、ごめんね、アンナ。
俺が一緒に行くのはあんたじゃない。
俺がずっと一緒に居たいのは、**なんだ。
**が俺を待っている。さよなら、アンナ。
涙が零れ落ちる瞳と一緒に、アンナの姿がキラキラした粒子になって消えた。
俺は何もない真っ黒い中を進む。足に踏む大地はないのに、俺の歩みに従って進んでいる気がするのがおかしい。
あれ? 家が見える。郊外の庭もない小さな家。あれは俺の生まれた家だ。懐かしいな。けっこう覚えているもんなんだな。
玄関の扉が開いて、女の人が出てきた。母さんだ。四歳の時に分かれたままの、若い母さんだ。
母さんが俺を見て手を伸ばした。
『シュン! お帰り! 帰って来たのね! 待っていたのよ! きっと帰ってきてくれるって、待っていたのよ。私の可愛い坊や。さあ、いらっしゃい!』
――母さん!
四歳だったけど、それでも俺は母さんを覚えている。懐かしさと愛しさで涙が溢れる。
――母さん。もう一度、会いたかったよ。暖かい腕で抱き締めてもらいたかった。母さん、元気だった?
みんなが俺を化け物だって怯えた目で見つめる中、いつも俺を庇って愛しんでくれた優しい俺の母さん。当局に連れ去られる時、怖い兵士に負けずに逆らっていた母さん。
母さんの腕の中で甘えたい。
一歩、二歩と進んで、俺の足は、それでも止まった。
でも、違うんだ。今はもう、俺が帰る場所はそこじゃない。母さんのところじゃないんだ。
俺が帰るところは、**がいるところだけなんだ。そこが俺の帰る場所。
母さんの姿も懐かしい家もさああっと消えた。
後には真っ黒い何もない空間。
なんだか、デジャブだな。こんなこと、前にもあったような気がする。俺、死にかけているのかな? それとも、死んじゃったのかな?
いや、迷ってる暇なんかない。俺は帰るんだ。**のところに。
――あれれ? **って誰だっけ? 思い出せない。でも、とってもとっても大切な人なんだってことだけは知っている。
この真っ黒いところにいると、何もかも曖昧になってしまいそうで怖い。でも、決して手放すものか。**は俺の大事な記憶なんだ。絶対忘れない。
ぐはっ!!
突然押しつぶされるような圧力がかかって、俺は見えない空間にへばりついた。物凄い熱量が全身を焼く。背中に襲い来る衝撃が半端じゃない。
これ、余裕で死ぬぞ。人間が耐えられるものじゃない。
しかもさらに巨大なエネルギーが来るのがわかる。それを受けたら、肉片どころか、原子に分解しちまうんじゃないか?
ああ、そうだ。俺はスターヴァーをぎりぎりまで凝縮して捉え、魔動石や魔放を撃ち込まれるど真ん中にいたんだっけ。
見えない床? を必死で両手両足を使って、逃れようとずるずると這い出す。このままここにいたんじゃダメだってわかる。
約束したんだ。**と誓ったんだ。俺は生きて帰らなきゃならない。死んでなんかいられないんだ。
必死で足掻く。芋虫やミミズのように、身を捩って足掻きに足掻いた。
その時。
「*****」
声がした。誰かが話しかけている。俺を呼んでいる。
「*****。*ュン。お前*死んだら、私*後を追う*らな。ずっと一緒*」
――だめだよ。後追いなんて。
でも、**の愛なんだ、って思ったら、なんだか嬉しいな。照れちゃうぞ。そうだよ。俺たち、ずっと一緒だと誓ったんだからな。
「お前が目を覚まさないから、私は城にも行っていないんだ。グレバリオにも報告書を出していないし、陛下からの再三の登城要請の親書にも応じていない。お前がこのまま眠り続ける限り、私もずっとここでお前の傍を離れない」
え? なんだって? 聞き捨てならないことを言ったぞ。**が仕事しないのは、俺が起きないから? 俺を脅しているのか?
「俺の所為にするな! ちゃんと仕事しなきゃダメだろ?! ロワ! さぼるな!」
1
お気に入りに追加
937
あなたにおすすめの小説
願いの守護獣 チートなもふもふに転生したからには全力でペットになりたい
戌葉
ファンタジー
気付くと、もふもふに生まれ変わって、誰もいない森の雪の上に寝ていた。
人恋しさに森を出て、途中で魔物に間違われたりもしたけど、馬に助けられ騎士に保護してもらえた。正体はオレ自身でも分からないし、チートな魔法もまだ上手く使いこなせないけど、全力で可愛く頑張るのでペットとして飼ってください!
チートな魔法のせいで狙われたり、自分でも分かっていなかった正体のおかげでとんでもないことに巻き込まれちゃったりするけど、オレが目指すのはぐーたらペット生活だ!!
※「1-7」で正体が判明します。「精霊の愛し子編」や番外編、「美食の守護獣」ではすでに正体が分かっていますので、お気を付けください。
番外編「美食の守護獣 ~チートなもふもふに転生したからには全力で食い倒れたい」
「冒険者編」と「精霊の愛し子編」の間の食い倒れツアーのお話です。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/2227451/394680824
【完結済】(無自覚)妖精に転生した僕は、騎士の溺愛に気づかない。
キノア9g
BL
完結済。騎士エリオット視点を含め全10話(エリオット視点2話と主人公視点8話構成)
エロなし。騎士×妖精
※主人公が傷つけられるシーンがありますので、苦手な方はご注意ください。
気がつくと、僕は見知らぬ不思議な森にいた。
木や草花どれもやけに大きく見えるし、自分の体も妙に華奢だった。
色々疑問に思いながらも、1人は寂しくて人間に会うために森をさまよい歩く。
ようやく出会えた初めての人間に思わず話しかけたものの、言葉は通じず、なぜか捕らえられてしまい、無残な目に遭うことに。
捨てられ、意識が薄れる中、僕を助けてくれたのは、優しい騎士だった。
彼の献身的な看病に心が癒される僕だけれど、彼がどんな思いで僕を守っているのかは、まだ気づかないまま。
少しずつ深まっていくこの絆が、僕にどんな運命をもたらすのか──?
いいねありがとうございます!励みになります。
大好きなBLゲームの世界に転生したので、最推しの隣に居座り続けます。 〜名も無き君への献身〜
7ズ
BL
異世界BLゲーム『救済のマリアージュ』。通称:Qマリには、普通のBLゲームには無い闇堕ちルートと言うものが存在していた。
攻略対象の為に手を汚す事さえ厭わない主人公闇堕ちルートは、闇の腐女子の心を掴み、大ヒットした。
そして、そのゲームにハートを打ち抜かれた光の腐女子の中にも闇堕ちルートに最推しを持つ者が居た。
しかし、大規模なファンコミュニティであっても彼女の推しについて好意的に話す者は居ない。
彼女の推しは、攻略対象の養父。ろくでなしで飲んだくれ。表ルートでは事故で命を落とし、闇堕ちルートで主人公によって殺されてしまう。
どのルートでも死の運命が確約されている名も無きキャラクターへ異常な執着と愛情をたった一人で注いでいる孤独な彼女。
ある日、眠りから目覚めたら、彼女はQマリの世界へ幼い少年の姿で転生してしまった。
異常な執着と愛情を現実へと持ち出した彼女は、最推しである養父の設定に秘められた真実を知る事となった。
果たして彼女は、死の運命から彼を救い出す事が出来るのか──?
ーーーーーーーーーーーー
狂気的なまでに一途な男(in腐女子)×名無しの訳あり飲兵衛
【完結】壊された女神の箱庭ー姫と呼ばれていきなり異世界に連れ去られましたー
秋空花林
BL
「やっと見つけたましたよ。私の姫」
暗闇でよく見えない中、ふに、と柔らかい何かが太陽の口を塞いだ。
この至近距離。
え?俺、今こいつにキスされてるの?
「うわぁぁぁ!何すんだ、この野郎!」
太陽(男)はドンと思いきり相手(男)を突き飛ばした。
「うわぁぁぁー!落ちるー!」
「姫!私の手を掴んで!」
「誰が掴むかよ!この変態!」
このままだと死んじゃう!誰か助けて!
***
男とはぐれて辿り着いた場所は瘴気が蔓延し滅びに向かっている異世界だった。しかも女神の怒りを買って女性が激減した世界。
俺、男なのに…。姫なんて…。
人違いが過ぎるよ!
元の世界に帰る為、謎の男を探す太陽。その中で少年は自分の運命に巡り合うー。
《全七章構成》最終話まで執筆済。投稿ペースはまったりです。
※注意※固定CPですが、それ以外のキャラとの絡みも出て来ます。
※ムーンライトノベルズ様でも公開中です。第四章からこちらが先行公開になります。
魔界最強に転生した社畜は、イケメン王子に奪い合われることになりました
タタミ
BL
ブラック企業に務める社畜・佐藤流嘉。
クリスマスも残業確定の非リア人生は、トラックの激突により突然終了する。
死後目覚めると、目の前で見目麗しい天使が微笑んでいた。
「ここは天国ではなく魔界です」
天使に会えたと喜んだのもつかの間、そこは天国などではなく魔法が当たり前にある世界・魔界だと知らされる。そして流嘉は、魔界に君臨する最強の支配者『至上様』に転生していたのだった。
「至上様、私に接吻を」
「あっ。ああ、接吻か……って、接吻!?なんだそれ、まさかキスですか!?」
何が起こっているのかわからないうちに、流嘉の前に現れたのは美しい4人の王子。この4王子にキスをして、結婚相手を選ばなければならないと言われて──!?
【完結】虐げられオメガ聖女なので辺境に逃げたら溺愛系イケメン辺境伯が待ち構えていました(異世界恋愛オメガバース)
美咲アリス
BL
虐待を受けていたオメガ聖女のアレクシアは必死で辺境の地に逃げた。そこで出会ったのは逞しくてイケメンのアルファ辺境伯。「身バレしたら大変だ」と思ったアレクシアは芝居小屋で見た『悪役令息キャラ』の真似をしてみるが、どうやらそれが辺境伯の心を掴んでしまったようで、ものすごい溺愛がスタートしてしまう。けれども実は、辺境伯にはある考えがあるらしくて⋯⋯? オメガ聖女とアルファ辺境伯のキュンキュン異世界恋愛です、よろしくお願いします^_^ 本編完結しました、特別編を連載中です!
エロゲ世界のモブに転生したオレの一生のお願い!
たまむし
BL
大学受験に失敗して引きこもりニートになっていた湯島秋央は、二階の自室から転落して死んだ……はずが、直前までプレイしていたR18ゲームの世界に転移してしまった!
せっかくの異世界なのに、アキオは主人公のイケメン騎士でもヒロインでもなく、ゲーム序盤で退場するモブになっていて、いきなり投獄されてしまう。
失意の中、アキオは自分の身体から大事なもの(ち●ちん)がなくなっていることに気付く。
「オレは大事なものを取り戻して、エロゲの世界で女の子とエッチなことをする!」
アキオは固い決意を胸に、獄中で知り合った男と協力して牢を抜け出し、冒険の旅に出る。
でも、なぜかお色気イベントは全部男相手に発生するし、モブのはずが世界の命運を変えるアイテムを手にしてしまう。
ちん●んと世界、男と女、どっちを選ぶ? どうする、アキオ!?
完結済み番外編、連載中続編があります。「ファタリタ物語」でタグ検索していただければ出てきますので、そちらもどうぞ!
※同一内容をムーンライトノベルズにも投稿しています※
pixivリクエストボックスでイメージイラストを依頼して描いていただきました。
https://www.pixiv.net/artworks/105819552
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる