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第一章 本篇 無窮を越えて
33 想いは無窮を越えて R18
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*R18描写が少々あります。お気を付けください。
《シュン視点》
鍛えあげた逞しい体躯を晒して、上体を起こしているロワクレスの裸体は惚れ惚れするほどかっこ良かった。眺めているだけでも欲情してきそうなくらい色気のある男だ。
それが途方に暮れて豊かな黄金の髪を掻き上げる彼を、俺も困惑して見上げる。本当に経験がないらしい。
だが、この状態では、受け入れる入れないの前に、そもそも入らないだろう。無理を通しても互いに辛いだけだ。
「傷薬とか、シェービングクリームとかないのか?」
ロワクレスの表情が明るくなった。
「ああ、それならある。傷薬はそこの引き出しに入っている。使う頻度が高いんでな」
軟膏の入った容器を取り出す。俺がそれを持ってベッドから下りようとすると、ロワクレスが腕を掴んで引き留めた。
「どこへ行くんだ? シュン」
「どこって、浴室に。ちょっと準備してくるよ」
「ここでできないのか?」
「できないことはないけど……」
俺が恥ずかしいんだ。だが、ロワクレスは真剣な目を向けてくる。
「ここでやってくれ。私も学びたい」
いや、別に学んでくれなくていいんだけどな。そ、そんな、真面目な顔で待ち構えてくれると、ちょっと、いや、かなり恥ずかしいんだけど……。
容器をもって躊躇う俺を、ロワクレスがふわっと抱きしめて額にキスをした。
「シュンの全てを知りたいんだ。頼む」
だから、耳元でそんな甘い声で囁かないでくれって。そこ、俺の弱点かも。
ロワクレスの要求に負けて、俺は寝台の上で居住まいを直した。
向かい合って膝立ちすると、容器から軟膏を掬った中指を後孔に回す。
くちゅっと音がして俺は目を閉じた。
ゆっくり拡げるように指を進ませる。
こればかりは、何度やっても慣れるということはなかった。
だが、少しでも苦痛を減らすためには必要な作業だったのだ。
それでも、結局出血し、腫れあがってひどいことになる。連中は傷めつけるためにわざと乱暴に扱ってきた。
俺が苦痛の悲鳴を上げるたびに、喜んでいたゲスな奴ら……。
二本に指を増やしたところで、俺は目を開けた。ロワクレスがどんな表情を受かべているのか不安になったのだ。俺に幻滅してしまっているのかもしれない。
そっと顔を窺って……、ドクンと大きく鼓動が跳ねた。
なんて眼で俺を見ているんだ!
薄く口を開き、ぎらぎらと熱を孕んだ目つきでじっと俺の指の動きを追っていた。
――ロワ、あんた、今、どんなに色っぽい顔しているか、判っているか?
その顔を見ているだけで、俺の身体中が熱くなっていく。
ただの作業だったはずの解しが、急に性的な色合いに変化した。
「……ん……」
不覚にも、思わず声が漏れた。
ロワクレスがごくりと唾を呑み込む。
「私にやらせてくれ」
俺から傷薬を奪うようにもぎ取って指にたっぷりと掬い取ると、俺が指を抜いた後に入れようとした。
「よく見えないな。横になれ」
左手で押し倒され、俺は脚をひらいて膝を立てた。恥ずかしくてたまらないのに、それでもロワクレスの強烈な雄の視線に逆らえない。
見たい、と強く訴えてくるロワクレスの目は、それだけで俺を蕩かしてしまうほどエロかった。
ロワクレスの指は恐る恐る入ってきたが、それが埋まると性急な動きに変わった。俺を欲しくて、もう我慢できないと主張している。
彼の指は俺よりもずっと太くて大きい。それでも、俺ももっと欲しかった。
「指、増やして。大きく拡げるように動かしてくれ。ロワのがちゃんと入るように」
「あ……ああ……」
掠れた声が返ってきた。けっこういっぱいいっぱいになっているみたいだ。もう余裕もないらしい。
「ひっ! ひあっ!」
ぐりっと触れて、思わず声が出てしまった。今まで避けていた場所をロワの指が触れたのだ。
「ど、どうした?」
ロワクレスが焦った声を出して、動きを止める。
本当に、何にも知らないんだな。今まで、どれだけ他人と交わることをしなかったのか判ると言うもの。でも、ロワが避けていたんじゃない。きっと、避けられていたんだ。
「そこ、すごく感じるところなんだ。男でも感じる場所があるんだよ」
「そ、そうなのか」
俺はロワクレスに両手を伸ばした。
「ロワ。入れてくれ。あんたが欲しい」
あんたを、俺の中で感じたい。
そして、一つになろう。あんたと一つに。
溶けて、蕩けて、確かめ合って。
ロワ、あんたはもう一人じゃない。俺がいるから。ずっと、俺が側にいるから。
***
待ちきれないように滴を零す熱いそれが押し当てられた。既に余裕もないくせに、それでも俺の身体を心配して、躊躇うように逡巡している。
そんなんじゃ、入らないよ。あんたのは大きすぎるんだから。
俺ははしたないけれど片足を上げて角度を入れやすくし、もう片足で踏ん張って、自ら腰を押し付けるようにして導いた。
「ひっ!」
思わず声が出てしまったが、かまわずもっと吞み込もうと頑張る。
ロワクレスのそれが俺を限界まで押し広げていたが、息を吐いて身体の緊張を逃した。
押し包まれる圧力にロワクレスも息を飲んでいたが、我慢できなくなったように腰を突き上げてきた。
「シュン……!」
ロワクレスが己の本能が命じるままに快楽を貪りだした。俺も彼に負けないくらいに悦楽に酔う。こんな形でも快感を得られるなんて思わなかった。
これまでのこうした行為は俺にとってただ激痛と屈辱以外のなにものでもなく、一方的に貪られる苦痛の時間が過ぎて終わることをひたすら堪えて待つだけだった。
それがロワクレスなら――理想の上官に抱かれるなら、いくらでも好きにしてもらっていいし協力も惜しまないと思った。
違う。自分から欲しいと思ったんだ。――それどころか渇望さえ。
自分でも自分が信じられない。
嫌悪していたこの行為に喜びを感じるなんて!
ロワに貫かれ、ロワの熱を感じ、ロワで満たされる今、涙が溢れるほどに嬉しくて幸せだなんて!
――俺、生きていて良かった……。
生きているから、ロワに会えた。ロワとこうして触れ合えて。俺の魂が温かくて熱い感情に溢れていく。
「シュン、シュン、私のシュン」
ロワクレスが感極まったように名を呼び続ける。
「あ、ああ、ロワ、あ……ロ、ワ」
俺の喉も勝手にロワクレスの名を呼び、喘ぎの声を漏らしていた。だんだんそれすらも怪しくなるほど、俺の脳は溶けていく。
ロワクレスが俺を抱きしめ、キスをする。両脚を抱えあげて、深く深く穿ってくる。
――ロワ。あんたと一つだ。あんたを感じるよ。ロワ。あんたが大好きだ。
「シュン。私の唯一無二。私のものだ」
掠れた低い声でロワクレスが苦しそうに、それでも誇らしげに宣言した。
「ロワ……!」
「シュン!」
そして、二人一緒に弾けた。
***
「シュン、食べられないのか?」
「う……ん」
ロワクレスがベッドの横に来て訊いてきた。
ベッド横にはテーブルが寄せられ、そこにスープやパンが並んでいる。
俺はベッドに転がったまま、気だるげにそれを眺め首を横に振る。
食事は昼飯の分だった。
きっちり軍服を着こみ、既に午前の仕事を終えて戻って来たロワクレスが、心配そうに俺の顔を覗き込む。
そんなに心配するなら、なんであの時一回でやめてくれなかったんだ? 確か、傷ついた身体が心配だから、優しくするとか手加減するとか言ってなかったか?
それなのに、三回以上はしてたよな? 途中で俺が気を失ったから定かじゃないけど。それでも、あんた、止めなかったよな?
「シュンがあんなに煽るからだ」
俺の所為?
「シュンが色っぽ過ぎてな。どうしても、抑えられなかった。すまない」
それ、謝ってる顔じゃないからな! 嬉しそうな笑いが零れてるぞ!
あれだけやって、なんであんたは、そんなに清々とした顔で元気なんだ?
不公平過ぎるだろ!
さっき、ブルナグムが昼飯を持ってきた時、俺がまだ起き上がれない様子に、すごーく微妙な顔で生温ーく同情されたんだぞ。
俺がどれだけ恥ずかしかったか、判るか?
ブルばっかりじゃなく、もう、砦中の人間に丸わかりなんじゃないか?
俺、もう、外歩けないぞ!
「シュン、そんな顔して怒らないでくれ。私は、嬉しかったんだ。本当に、嬉しくてたまらないんだ」
ロワクレスが俺の額にキスを落とし、それから優しく唇を重ねてきた。
優しくて、優しくて、涙が零れるくらいに温かいロワのキス。
そんなキスされたら、いつまでも拗ねてなんかいられやしない。
俺は、ロワクレス、あんたが大好きなんだ。
あんたは、俺にとっても、きっと唯一無二なんだ。
ロワクレスの腕に抱きしめられて、俺は彼方の魂に呼びかける。
――アンナ、ミーシャ、M・Sの仲間たち、俺、幸せだから。きっと、あんたたちの分も、俺、幸せになるよ。
この声が無窮を越えて、あんたたちに届くといいな。
――ロワ、心配しなくていいよ。俺の身体は強化されている。明日になったらすっかり元気になっているよ。今夜、ちゃんと寝かせてくれたらな。
――無窮を越えて――完――
《シュン視点》
鍛えあげた逞しい体躯を晒して、上体を起こしているロワクレスの裸体は惚れ惚れするほどかっこ良かった。眺めているだけでも欲情してきそうなくらい色気のある男だ。
それが途方に暮れて豊かな黄金の髪を掻き上げる彼を、俺も困惑して見上げる。本当に経験がないらしい。
だが、この状態では、受け入れる入れないの前に、そもそも入らないだろう。無理を通しても互いに辛いだけだ。
「傷薬とか、シェービングクリームとかないのか?」
ロワクレスの表情が明るくなった。
「ああ、それならある。傷薬はそこの引き出しに入っている。使う頻度が高いんでな」
軟膏の入った容器を取り出す。俺がそれを持ってベッドから下りようとすると、ロワクレスが腕を掴んで引き留めた。
「どこへ行くんだ? シュン」
「どこって、浴室に。ちょっと準備してくるよ」
「ここでできないのか?」
「できないことはないけど……」
俺が恥ずかしいんだ。だが、ロワクレスは真剣な目を向けてくる。
「ここでやってくれ。私も学びたい」
いや、別に学んでくれなくていいんだけどな。そ、そんな、真面目な顔で待ち構えてくれると、ちょっと、いや、かなり恥ずかしいんだけど……。
容器をもって躊躇う俺を、ロワクレスがふわっと抱きしめて額にキスをした。
「シュンの全てを知りたいんだ。頼む」
だから、耳元でそんな甘い声で囁かないでくれって。そこ、俺の弱点かも。
ロワクレスの要求に負けて、俺は寝台の上で居住まいを直した。
向かい合って膝立ちすると、容器から軟膏を掬った中指を後孔に回す。
くちゅっと音がして俺は目を閉じた。
ゆっくり拡げるように指を進ませる。
こればかりは、何度やっても慣れるということはなかった。
だが、少しでも苦痛を減らすためには必要な作業だったのだ。
それでも、結局出血し、腫れあがってひどいことになる。連中は傷めつけるためにわざと乱暴に扱ってきた。
俺が苦痛の悲鳴を上げるたびに、喜んでいたゲスな奴ら……。
二本に指を増やしたところで、俺は目を開けた。ロワクレスがどんな表情を受かべているのか不安になったのだ。俺に幻滅してしまっているのかもしれない。
そっと顔を窺って……、ドクンと大きく鼓動が跳ねた。
なんて眼で俺を見ているんだ!
薄く口を開き、ぎらぎらと熱を孕んだ目つきでじっと俺の指の動きを追っていた。
――ロワ、あんた、今、どんなに色っぽい顔しているか、判っているか?
その顔を見ているだけで、俺の身体中が熱くなっていく。
ただの作業だったはずの解しが、急に性的な色合いに変化した。
「……ん……」
不覚にも、思わず声が漏れた。
ロワクレスがごくりと唾を呑み込む。
「私にやらせてくれ」
俺から傷薬を奪うようにもぎ取って指にたっぷりと掬い取ると、俺が指を抜いた後に入れようとした。
「よく見えないな。横になれ」
左手で押し倒され、俺は脚をひらいて膝を立てた。恥ずかしくてたまらないのに、それでもロワクレスの強烈な雄の視線に逆らえない。
見たい、と強く訴えてくるロワクレスの目は、それだけで俺を蕩かしてしまうほどエロかった。
ロワクレスの指は恐る恐る入ってきたが、それが埋まると性急な動きに変わった。俺を欲しくて、もう我慢できないと主張している。
彼の指は俺よりもずっと太くて大きい。それでも、俺ももっと欲しかった。
「指、増やして。大きく拡げるように動かしてくれ。ロワのがちゃんと入るように」
「あ……ああ……」
掠れた声が返ってきた。けっこういっぱいいっぱいになっているみたいだ。もう余裕もないらしい。
「ひっ! ひあっ!」
ぐりっと触れて、思わず声が出てしまった。今まで避けていた場所をロワの指が触れたのだ。
「ど、どうした?」
ロワクレスが焦った声を出して、動きを止める。
本当に、何にも知らないんだな。今まで、どれだけ他人と交わることをしなかったのか判ると言うもの。でも、ロワが避けていたんじゃない。きっと、避けられていたんだ。
「そこ、すごく感じるところなんだ。男でも感じる場所があるんだよ」
「そ、そうなのか」
俺はロワクレスに両手を伸ばした。
「ロワ。入れてくれ。あんたが欲しい」
あんたを、俺の中で感じたい。
そして、一つになろう。あんたと一つに。
溶けて、蕩けて、確かめ合って。
ロワ、あんたはもう一人じゃない。俺がいるから。ずっと、俺が側にいるから。
***
待ちきれないように滴を零す熱いそれが押し当てられた。既に余裕もないくせに、それでも俺の身体を心配して、躊躇うように逡巡している。
そんなんじゃ、入らないよ。あんたのは大きすぎるんだから。
俺ははしたないけれど片足を上げて角度を入れやすくし、もう片足で踏ん張って、自ら腰を押し付けるようにして導いた。
「ひっ!」
思わず声が出てしまったが、かまわずもっと吞み込もうと頑張る。
ロワクレスのそれが俺を限界まで押し広げていたが、息を吐いて身体の緊張を逃した。
押し包まれる圧力にロワクレスも息を飲んでいたが、我慢できなくなったように腰を突き上げてきた。
「シュン……!」
ロワクレスが己の本能が命じるままに快楽を貪りだした。俺も彼に負けないくらいに悦楽に酔う。こんな形でも快感を得られるなんて思わなかった。
これまでのこうした行為は俺にとってただ激痛と屈辱以外のなにものでもなく、一方的に貪られる苦痛の時間が過ぎて終わることをひたすら堪えて待つだけだった。
それがロワクレスなら――理想の上官に抱かれるなら、いくらでも好きにしてもらっていいし協力も惜しまないと思った。
違う。自分から欲しいと思ったんだ。――それどころか渇望さえ。
自分でも自分が信じられない。
嫌悪していたこの行為に喜びを感じるなんて!
ロワに貫かれ、ロワの熱を感じ、ロワで満たされる今、涙が溢れるほどに嬉しくて幸せだなんて!
――俺、生きていて良かった……。
生きているから、ロワに会えた。ロワとこうして触れ合えて。俺の魂が温かくて熱い感情に溢れていく。
「シュン、シュン、私のシュン」
ロワクレスが感極まったように名を呼び続ける。
「あ、ああ、ロワ、あ……ロ、ワ」
俺の喉も勝手にロワクレスの名を呼び、喘ぎの声を漏らしていた。だんだんそれすらも怪しくなるほど、俺の脳は溶けていく。
ロワクレスが俺を抱きしめ、キスをする。両脚を抱えあげて、深く深く穿ってくる。
――ロワ。あんたと一つだ。あんたを感じるよ。ロワ。あんたが大好きだ。
「シュン。私の唯一無二。私のものだ」
掠れた低い声でロワクレスが苦しそうに、それでも誇らしげに宣言した。
「ロワ……!」
「シュン!」
そして、二人一緒に弾けた。
***
「シュン、食べられないのか?」
「う……ん」
ロワクレスがベッドの横に来て訊いてきた。
ベッド横にはテーブルが寄せられ、そこにスープやパンが並んでいる。
俺はベッドに転がったまま、気だるげにそれを眺め首を横に振る。
食事は昼飯の分だった。
きっちり軍服を着こみ、既に午前の仕事を終えて戻って来たロワクレスが、心配そうに俺の顔を覗き込む。
そんなに心配するなら、なんであの時一回でやめてくれなかったんだ? 確か、傷ついた身体が心配だから、優しくするとか手加減するとか言ってなかったか?
それなのに、三回以上はしてたよな? 途中で俺が気を失ったから定かじゃないけど。それでも、あんた、止めなかったよな?
「シュンがあんなに煽るからだ」
俺の所為?
「シュンが色っぽ過ぎてな。どうしても、抑えられなかった。すまない」
それ、謝ってる顔じゃないからな! 嬉しそうな笑いが零れてるぞ!
あれだけやって、なんであんたは、そんなに清々とした顔で元気なんだ?
不公平過ぎるだろ!
さっき、ブルナグムが昼飯を持ってきた時、俺がまだ起き上がれない様子に、すごーく微妙な顔で生温ーく同情されたんだぞ。
俺がどれだけ恥ずかしかったか、判るか?
ブルばっかりじゃなく、もう、砦中の人間に丸わかりなんじゃないか?
俺、もう、外歩けないぞ!
「シュン、そんな顔して怒らないでくれ。私は、嬉しかったんだ。本当に、嬉しくてたまらないんだ」
ロワクレスが俺の額にキスを落とし、それから優しく唇を重ねてきた。
優しくて、優しくて、涙が零れるくらいに温かいロワのキス。
そんなキスされたら、いつまでも拗ねてなんかいられやしない。
俺は、ロワクレス、あんたが大好きなんだ。
あんたは、俺にとっても、きっと唯一無二なんだ。
ロワクレスの腕に抱きしめられて、俺は彼方の魂に呼びかける。
――アンナ、ミーシャ、M・Sの仲間たち、俺、幸せだから。きっと、あんたたちの分も、俺、幸せになるよ。
この声が無窮を越えて、あんたたちに届くといいな。
――ロワ、心配しなくていいよ。俺の身体は強化されている。明日になったらすっかり元気になっているよ。今夜、ちゃんと寝かせてくれたらな。
――無窮を越えて――完――
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