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あきらの彼女16
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あきらとしばらくぎゅーってしてた。幸せな時間。
そろそろ試合の時間が近づいてきたので準備を始める。
と言ってもお皿とコップと食料を並べただけだけど。笑
「あいつら駅着いたっぽいからもうすぐ着くって!」
あきらに言われて急にソワソワしてきた。
今日来るメンバーは4人。
1人だけ初めましてで、残りの3人は学校で挨拶するくらいな仲。
ゆっくり話したことはなかった。
ピンポーンって音がしてあきらが鍵を開ける。
「おつかれー!酒とつまみ買って来たわ!」
「みゆちゃんもういんの!?」
玄関が騒がしい。
緊張がMAXになったところでみんなとご対面。
「みゆちゃーんおつかれー!」
「あきらがいつもお世話になってまーす!」
「はいこれー!みゆちゃん専用スイーツ!」
「みゆちゃん初めましてーよろしくー!」
なかなかなテンションで4人がそれぞれ入って来た。
1番後ろに苦笑いのあきら。
「おつかれさま!いらっしゃい!」
控えめに挨拶。私は究極に人見知り。ややチャラめの人が4人一気に来て圧倒された。
初めましての彼には「初めまして」とスイーツをくれた彼には「ありがとう」をそれぞれ伝えた。
「あきらー今日なんかピザとか頼む感じだっけ!?」
「それなんだけど、みゆママがすげー沢山差し入れくれたんだよね!」
あきらがテーブルを指さす。
「まじだ!めっちゃ豪華じゃん!みゆちゃん!みゆちゃんママありがとう!」
みんながお礼を言ってくれた。
そしてなぜかハイタッチを求められたので控えめに応じた。
早速、買って来てくれたお酒で乾杯しようってなった。
みんなどう見ても甘いお酒なんて飲まないはずなのに、甘くて可愛いお酒も用意されていた。
「これはみゆちゃん用だから!」
「ありがとう!」
「どれ飲む?」
「うーん、これかな?」
「はいどうぞ!」
缶のフタを開けて渡してくれた。
あきらが言ってた通り、みんなすごく優しくて気が利く人達。
「あきらー始めるぞー!」
この間にあきらはキッチンで簡単なおつまみを用意してくれていた。
おつまみとあきらが登場。
そしてあきらは私とあきらの友達の間に無理矢理入って座った。
ヤキモチかな?かわいい!笑
「乾杯ー!」
「みゆちゃんこれからよろしくー!」
乾杯しながら、あきらが私の方を向いてニコってして頭をポンポンってした。
嬉しくてニヤニヤが止まらなかった。
「お前ら早速イチャつくのかよ!」
ツッコまれてしまったけどニヤニヤを止めることは出来なかった。
「早くサッカー観ようぜ!!」
誰かの一言でテレビをつける。
試合が始まると、みんなで一喜一憂した。
点が入るとみんなでハイタッチ。
試合の合間に色々お話もしてあっという間にみんなと仲良くなれた。
試合は見事日本の勝利!
みんなでハイタッチして肩を組んで喜んだ。
試合が終わったら本格的に飲み会が始まった。
試合を観てもうだいぶ盛り上がったと思ってたけど、更に盛り上がった。
「あきらのどこが好きなの?」とか「なんで付き合おうと思ったの?」とか色々聞かれた。
そして、付き合う前の話も聞かせてくれた。
あきらは「お前らやめろ!」って見たことないくらい顔を真っ赤にしてたけど、私は興味がありすぎて前のめり気味。
大学で私を見つけてくれてから、どこの学部か知りたくて、どうにか繋がる方法はないか必死に探してくれたんだって。
共通の友達を見付けた時に喜んでくれた話、
学食に呼び出された時の話、
呼び出した時すごく緊張していたこと、
私から連絡が来た時に雄叫びをあげて喜んでくれたこと。
などなど沢山話を聞くことが出来て嬉しかった。
またしてもニヤニヤが止まらない。
「みゆちゃーん顔がトロけてるよ笑」
「ごめんごめん笑 教えてくれてありがとう!」
「そんな訳であきらはみゆちゃんのことが大好きだからさ!」
「私もあきらのこと大好きです。」
「うぇーい!!!!」
またみんなとハイタッチ。笑
そういえば最初もハイタッチしたな。
今は試合の余韻?もともとこういうノリ?なのか分からないけど、何の迷いもなくハイタッチに応じて私の心は満たされた。
「てか俺らそろそろ帰るわ!」
「え!もう帰るの?」
「なにー?みゆちゃん!俺らにもっと居て欲しい?」
「うん!みんな泊まると思ってた。」
「そんな空気読めねーことしないよ笑」
「今日は早めに帰るけど、次はもっとゆっくり飲もう!」
ちょっと名残惜しかったけど、気を遣ってもらったみたいなのでお言葉に甘える。
あきらと玄関まで送っていく。
「みゆちゃん!学校でも会ったらよろしくー!」
「うん!仲良くしてね!」
「当たり前!じゃああとは楽しんで!」
そんな感じでみんなが慌ただしく帰って行った。
急にやってきたあきらと2人の時間。
リビングに戻るとぎゅーってしてちゅってされた。
また不意打ち。でも嫌いじゃない。笑
私もキスに応じて、しばらくイチャイチャした。
「あいつらずっとみゆにばっか話かけるじゃん!楽しそうに話やがって!」
あきらが拗ねてる。
「あきらくん?ヤキモチですか?」
あきらの顔を覗き込む。
「違うし!妬いてない!でもみゆも楽しそうだったね!」
また拗ねるあきら。
「楽しかったよー!あきらの友達と友達になれて嬉しいもん!仲良くしたいもん!でもみんな友達なの!あきらは特別なの!」
あきらは顔をあげてニヤってした。
「俺は特別?」
「当たり前じゃん!あきらのこと大好きだよ!今日は嬉しい話も聞けたしね?笑」
「まじで恥ずかしかったわ、、」
「でももーっと好きになった!」
って言い終わったと同時にまたキスが始まる。
本当に本当に幸せな時間。
あきらはこのまま先に進もうとしてたけど、
「あきら?片付けが先!」
「えーやだ!みゆが先!」
「今やらないと明日になっちゃうよ?」
しぶしぶ片付けを始めるあきら。
その代わり物凄いスピードで片付けをしてた。笑
「片付け終わったらお風呂に入るからね!」
「またお預けかよー」
私って本当に可愛くないよな。ムードすぐ壊しちゃう。
「私ね、まだまだ色んなことが恥ずかしいんだ。いつも可愛くなくてごめんね?」と心の中であきらに伝える。
そろそろ試合の時間が近づいてきたので準備を始める。
と言ってもお皿とコップと食料を並べただけだけど。笑
「あいつら駅着いたっぽいからもうすぐ着くって!」
あきらに言われて急にソワソワしてきた。
今日来るメンバーは4人。
1人だけ初めましてで、残りの3人は学校で挨拶するくらいな仲。
ゆっくり話したことはなかった。
ピンポーンって音がしてあきらが鍵を開ける。
「おつかれー!酒とつまみ買って来たわ!」
「みゆちゃんもういんの!?」
玄関が騒がしい。
緊張がMAXになったところでみんなとご対面。
「みゆちゃーんおつかれー!」
「あきらがいつもお世話になってまーす!」
「はいこれー!みゆちゃん専用スイーツ!」
「みゆちゃん初めましてーよろしくー!」
なかなかなテンションで4人がそれぞれ入って来た。
1番後ろに苦笑いのあきら。
「おつかれさま!いらっしゃい!」
控えめに挨拶。私は究極に人見知り。ややチャラめの人が4人一気に来て圧倒された。
初めましての彼には「初めまして」とスイーツをくれた彼には「ありがとう」をそれぞれ伝えた。
「あきらー今日なんかピザとか頼む感じだっけ!?」
「それなんだけど、みゆママがすげー沢山差し入れくれたんだよね!」
あきらがテーブルを指さす。
「まじだ!めっちゃ豪華じゃん!みゆちゃん!みゆちゃんママありがとう!」
みんながお礼を言ってくれた。
そしてなぜかハイタッチを求められたので控えめに応じた。
早速、買って来てくれたお酒で乾杯しようってなった。
みんなどう見ても甘いお酒なんて飲まないはずなのに、甘くて可愛いお酒も用意されていた。
「これはみゆちゃん用だから!」
「ありがとう!」
「どれ飲む?」
「うーん、これかな?」
「はいどうぞ!」
缶のフタを開けて渡してくれた。
あきらが言ってた通り、みんなすごく優しくて気が利く人達。
「あきらー始めるぞー!」
この間にあきらはキッチンで簡単なおつまみを用意してくれていた。
おつまみとあきらが登場。
そしてあきらは私とあきらの友達の間に無理矢理入って座った。
ヤキモチかな?かわいい!笑
「乾杯ー!」
「みゆちゃんこれからよろしくー!」
乾杯しながら、あきらが私の方を向いてニコってして頭をポンポンってした。
嬉しくてニヤニヤが止まらなかった。
「お前ら早速イチャつくのかよ!」
ツッコまれてしまったけどニヤニヤを止めることは出来なかった。
「早くサッカー観ようぜ!!」
誰かの一言でテレビをつける。
試合が始まると、みんなで一喜一憂した。
点が入るとみんなでハイタッチ。
試合の合間に色々お話もしてあっという間にみんなと仲良くなれた。
試合は見事日本の勝利!
みんなでハイタッチして肩を組んで喜んだ。
試合が終わったら本格的に飲み会が始まった。
試合を観てもうだいぶ盛り上がったと思ってたけど、更に盛り上がった。
「あきらのどこが好きなの?」とか「なんで付き合おうと思ったの?」とか色々聞かれた。
そして、付き合う前の話も聞かせてくれた。
あきらは「お前らやめろ!」って見たことないくらい顔を真っ赤にしてたけど、私は興味がありすぎて前のめり気味。
大学で私を見つけてくれてから、どこの学部か知りたくて、どうにか繋がる方法はないか必死に探してくれたんだって。
共通の友達を見付けた時に喜んでくれた話、
学食に呼び出された時の話、
呼び出した時すごく緊張していたこと、
私から連絡が来た時に雄叫びをあげて喜んでくれたこと。
などなど沢山話を聞くことが出来て嬉しかった。
またしてもニヤニヤが止まらない。
「みゆちゃーん顔がトロけてるよ笑」
「ごめんごめん笑 教えてくれてありがとう!」
「そんな訳であきらはみゆちゃんのことが大好きだからさ!」
「私もあきらのこと大好きです。」
「うぇーい!!!!」
またみんなとハイタッチ。笑
そういえば最初もハイタッチしたな。
今は試合の余韻?もともとこういうノリ?なのか分からないけど、何の迷いもなくハイタッチに応じて私の心は満たされた。
「てか俺らそろそろ帰るわ!」
「え!もう帰るの?」
「なにー?みゆちゃん!俺らにもっと居て欲しい?」
「うん!みんな泊まると思ってた。」
「そんな空気読めねーことしないよ笑」
「今日は早めに帰るけど、次はもっとゆっくり飲もう!」
ちょっと名残惜しかったけど、気を遣ってもらったみたいなのでお言葉に甘える。
あきらと玄関まで送っていく。
「みゆちゃん!学校でも会ったらよろしくー!」
「うん!仲良くしてね!」
「当たり前!じゃああとは楽しんで!」
そんな感じでみんなが慌ただしく帰って行った。
急にやってきたあきらと2人の時間。
リビングに戻るとぎゅーってしてちゅってされた。
また不意打ち。でも嫌いじゃない。笑
私もキスに応じて、しばらくイチャイチャした。
「あいつらずっとみゆにばっか話かけるじゃん!楽しそうに話やがって!」
あきらが拗ねてる。
「あきらくん?ヤキモチですか?」
あきらの顔を覗き込む。
「違うし!妬いてない!でもみゆも楽しそうだったね!」
また拗ねるあきら。
「楽しかったよー!あきらの友達と友達になれて嬉しいもん!仲良くしたいもん!でもみんな友達なの!あきらは特別なの!」
あきらは顔をあげてニヤってした。
「俺は特別?」
「当たり前じゃん!あきらのこと大好きだよ!今日は嬉しい話も聞けたしね?笑」
「まじで恥ずかしかったわ、、」
「でももーっと好きになった!」
って言い終わったと同時にまたキスが始まる。
本当に本当に幸せな時間。
あきらはこのまま先に進もうとしてたけど、
「あきら?片付けが先!」
「えーやだ!みゆが先!」
「今やらないと明日になっちゃうよ?」
しぶしぶ片付けを始めるあきら。
その代わり物凄いスピードで片付けをしてた。笑
「片付け終わったらお風呂に入るからね!」
「またお預けかよー」
私って本当に可愛くないよな。ムードすぐ壊しちゃう。
「私ね、まだまだ色んなことが恥ずかしいんだ。いつも可愛くなくてごめんね?」と心の中であきらに伝える。
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