恋愛下手な私の今まで。

miyu.

文字の大きさ
上 下
63 / 116

あきらの彼女1

しおりを挟む
あきらと付き合ってから初めて大学に行った日。

お昼休みに学食にみんなで集まっていた。

土曜日にあきらとデートする事はみんな知っていたので、「みゆ!デートどうだった?」って聞いてくれた。

あきらに告白された日に「デートどお?」って連絡をくれた友達数人には報告をしてたけど、他の子にはここで初めて報告。

話を振られてニヤニヤが止まらず上手く話せない。

「ふふふ。あのね。ふふふ。」

「なになに!早く話してよ!笑」

「ふふふ。あきらとね。付き合ったよ。えへへ。」

「まじー!!良かったねみゆ!!」

そう言って私の両脇に座ってた友達がハグしてくれた。

余計にニヤニヤが止まらない。

「ふふふ。ありがとう!幸せ!」

男友達にはニヤニヤし過ぎて気持ち悪いって言われたけどそんなの全然気にならない。

「みんなに付き合った事報告したよ!」

ってあきらに連絡すると、

「俺も!みんな祝ってくれたわ!」

「よかったね!私もみんなおめでとうって言ってくれた!」

こんなやり取りでさえすごく幸せを感じる。

付き合ってからは連絡を取る頻度も多くなった。

あきらは連絡がマメな人だから、私も結構マメに連絡していた。

普段はあまりマメな方ではないけど、そんなのも全然苦じゃない。

私は恋をすると好きな人だけがキラキラ見えて、好きな人だけにとことん全力で愛を注いでしまう。

たまに「いつか傷付くからあんまりのめり込まない方が良い」って否定派もいるけど、私は好きな人は1人で十分って考え方。

もちろん!友達と恋愛は別だから、彼氏だけを優先するとかは全然ないけど。

翔太とは、恋愛、友達、勉強、バイトのバランスが上手く出来なかった。

恋愛以外の事が色々充実してしまっていたけど、翔太以外の人は恋愛目線で見ていなかったから、自分の気持ちが多少は冷めてしまってても、翔太との別れはダメージが大きかった。

何が正解で何が間違ってるかわからないけど、今の私がやりたいやり方で進めていきたい。

あきらとは、お互いが一途でいれて、恋愛も友達も、それ以外の事も、バランス良く付き合っていけたらいいな。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

私は私で勝手に生きていきますから、どうぞご自由にお捨てになってください。

木山楽斗
恋愛
伯爵令嬢であるアルティリアは、婚約者からある日突然婚約破棄を告げられた。 彼はアルティリアが上から目線だと批判して、自らの妻として相応しくないと判断したのだ。 それに対して不満を述べたアルティリアだったが、婚約者の意思は固かった。こうして彼女は、理不尽に婚約を破棄されてしまったのである。 そのことに関して、アルティリアは実の父親から責められることになった。 公にはなっていないが、彼女は妾の子であり、家での扱いも悪かったのだ。 そのような環境で父親から責められたアルティリアの我慢は限界であった。伯爵家に必要ない。そう言われたアルティリアは父親に告げた。 「私は私で勝手に生きていきますから、どうぞご自由にお捨てになってください。私はそれで構いません」 こうしてアルティリアは、新たなる人生を送ることになった。 彼女は伯爵家のしがらみから解放されて、自由な人生を送ることになったのである。 同時に彼女を虐げていた者達は、その報いを受けることになった。彼らはアルティリアだけではなく様々な人から恨みを買っており、その立場というものは盤石なものではなかったのだ。

ボディーガードでメイドの男の娘!?

hakurei
青春
興味本意で女装をした少年はとあるお嬢様に拾われメイドとなった! さらにはボディーガードも! 色々とドタドタとしたお嬢様と少年のお話です

お嬢、メイドになる! 番外編

相坂桃花
ファンタジー
お嬢、メイドになる! の、番外編。 本編より少し先に進んだ話しになりますが、本来は本編冒頭に入れる予定でした。カットになったので、ここでお披露目ヽ(・∀・)ノ

自称ヒロインに「あなたはモブよ!」と言われましたが、私はモブで構いません!!

ゆずこしょう
恋愛
ティアナ・ノヴァ(15)には1人の変わった友人がいる。 ニーナ・ルルー同じ年で小さい頃からわたしの後ろばかり追ってくる、少しめんどくさい赤毛の少女だ。 そしていつも去り際に一言。 「私はヒロインなの!あなたはモブよ!」 ティアナは思う。 別に物語じゃないのだし、モブでいいのではないだろうか… そんな一言を言われるのにも飽きてきたので私は学院生活の3年間ニーナから隠れ切ることに決めた。

よくある婚約破棄なので

おのまとぺ
恋愛
ディアモンテ公爵家の令嬢ララが婚約を破棄された。 その噂は風に乗ってすぐにルーベ王国中に広がった。なんといっても相手は美男子と名高いフィルガルド王子。若い二人の結婚の日を国民は今か今かと夢見ていたのだ。 言葉数の少ない公爵令嬢が友人からの慰めに対して放った一言は、社交界に小さな波紋を呼ぶ。「災難だったわね」と声を掛けたアネット嬢にララが返した言葉は短かった。 「よくある婚約破棄なので」 ・すれ違う二人をめぐる短い話 ・前編は各自の証言になります ・後編は◆→ララ、◇→フィルガルド ・全25話完結

青丘純愛記

鶏林書笈
歴史・時代
五千年の韓国(朝鮮)史を彩った愛の物語を綴りました。

兄がいるので悪役令嬢にはなりません〜苦労人外交官は鉄壁シスコンガードを突破したい〜

藤也いらいち
恋愛
無能王子の婚約者のラクシフォリア伯爵家令嬢、シャーロット。王子は典型的な無能ムーブの果てにシャーロットにあるはずのない罪を並べ立て婚約破棄を迫る。 __婚約破棄、大歓迎だ。 そこへ、視線で人手も殺せそうな眼をしながらも満面の笑顔のシャーロットの兄が王子を迎え撃った! 勝負は一瞬!王子は場外へ! シスコン兄と無自覚ブラコン妹。 そして、シャーロットに思いを寄せつつ兄に邪魔をされ続ける外交官。妹が好きすぎる侯爵令嬢や商家の才女。 周りを巻き込み、巻き込まれ、果たして、彼らは恋愛と家族愛の違いを理解することができるのか!? 短編 兄がいるので悪役令嬢にはなりません を大幅加筆と修正して連載しています カクヨム、小説家になろうにも掲載しています。

いらないと言ったのはあなたの方なのに

水谷繭
恋愛
精霊師の名門に生まれたにも関わらず、精霊を操ることが出来ずに冷遇されていたセラフィーナ。 セラフィーナは、生家から救い出して王宮に連れてきてくれた婚約者のエリオット王子に深く感謝していた。 エリオットに尽くすセラフィーナだが、関係は歪つなままで、セラよりも能力の高いアメリアが現れると完全に捨て置かれるようになる。 ある日、エリオットにお前がいるせいでアメリアと婚約できないと言われたセラは、二人のために自分は死んだことにして隣国へ逃げようと思いつく。 しかし、セラがいなくなればいいと言っていたはずのエリオットは、実際にセラが消えると血相を変えて探しに来て……。 ◆表紙画像はGirly drop様からお借りしました🍬 ◇いいね、エールありがとうございます!

処理中です...