恋愛下手な私の今まで。

miyu.

文字の大きさ
上 下
32 / 116

翔太の彼女4

しおりを挟む
「今日は流星群を見に行くよ!」

いつもの様に学校帰りに迎えに来てくれた翔太が言う。

星を見るのが好きな私。

内心テンションMAXなのに、素直に喜んでる所を見せれない。

「おっけー!」

可愛くない返事をしてしまう。

友達にはどんなことでも素直になれるのにどうして好きな人の前だと素直になれないんだろう。

「ちょっと曇ってるけどちゃんと見えるかなー?星見に行くの久しぶりだなー!」

翔太はすごく楽しそう。私もすごく楽しいんだよ。翔太にちゃんと伝わってるのかな?
 
今日も安定にカッコいい横顔を見ながら心の中で翔太に訴える。

途中で住宅街を何度か通ったんだけど、その度にBGMのボリュームを下げる翔太。

本当に気が効く人。

「こうゆうの、助手席でさり気なくやってくれるとグッとくるんだよね!」

翔太がまたクシャって笑って教えてくれた。

それから私は進んでボリューム調整するようになった。これでもかって位に。笑

「そうそう、ありがとう!」

毎回お礼を言ってくれる翔太はやっぱり優しい。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

これ以上ヤったら●っちゃう!

ヘロディア
恋愛
彼氏が変態である主人公。 いつも自分の部屋に呼んで戯れていたが、とうとう彼の部屋に呼ばれてしまい…

結構な性欲で

ヘロディア
恋愛
美人の二十代の人妻である会社の先輩の一晩を独占することになった主人公。 執拗に責めまくるのであった。 彼女の喘ぎ声は官能的で…

寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい

白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。 私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。 「あの人、私が

車の中で会社の後輩を喘がせている

ヘロディア
恋愛
会社の後輩と”そういう”関係にある主人公。 彼らはどこでも交わっていく…

JKがいつもしていること

フルーツパフェ
大衆娯楽
平凡な女子高生達の日常を描く日常の叙事詩。 挿絵から御察しの通り、それ以外、言いようがありません。

私は何人とヤれば解放されるんですか?

ヘロディア
恋愛
初恋の人を探して貴族に仕えることを選んだ主人公。しかし、彼女に与えられた仕事とは、貴族たちの夜中の相手だった…

お父さんのお嫁さんに私はなる

色部耀
恋愛
お父さんのお嫁さんになるという約束……。私は今夜それを叶える――。

処理中です...